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《 リアル 報道 ルポ 》 記者・櫻井翔(2)。彼の3・11ルポ。今年は、福島県内の酪農家の苦闘の8年を聞いたようですが、飯舘村は、この1年でさらに除染土は、天高く積まれてますよ

2023-06-28 14:01:25 | テレビ番組

 【 2019/3/11  掲載 】

 「NEWS ZEROは、誰に向かって、ニュースを届けているんでしょうか?

 という、視聴者の声が、3月9日付けで、番組のツイッターに寄せられていた。

 有働由美子が、昨年の10月から、メインキャスターの座におさまった。

 視聴率は、スタート時期こそ、話題性が後押しして、ホンの2~3パーセントあがったものの、すぐに落下。

 元の、いつも深刻そうに、ただただ、眉間にシワを寄せていた、官僚上がりの、取材経験皆無イージー・キャスターおっさんと、何ら変わらない数字に落ち着いた。

 その原因は、ひたすら、番組全体を覆う浅薄さ。

 中身も、取材力も無い、あさはかさ、

 ソレに輪を掛けて、上記、的を得たツイッターでも、指摘していたように、無恥なゲスト・コメンテーターを、なぜか、相次いで出す。が、その服装、サンダル履き。

 さらに、加えて、意図して、炎上させようと図っているかのような、無知なコメントの数々。

 もはや、バカエティ―・ニュース・ごった煮ショウ。

 「ジャーナリストになりたい」などと、ほざいた有働由美子の想いは、どこに、消え去ってしまったんだろう・・・・・。

 例え、月一企画でも、じっくりと、これまでのつまらぬ「無い容」がひっくり返るような、丹念な取材振りを見せて欲しい。

 今のままだと、価値ZERO。タダの、お馬鹿タレント、采配屋でしかない。

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 そんななか、月曜日に出てくる、櫻井翔の出るコーナーだけは、しっかり、録画もして、観続けている。

 昨年の3・11に向けての放送分は、表題のなかに入れ込んだ、福島県飯舘(いいたて)村からの、降りしきる雨の中のレポート。

 その数日前。

  このような、鬼畜企業・東京電力が、危惧しながら起こった、「原発津波被災 未必の故意」による「事件」で生まれた、膨大な汚染土が、この村の、いたるところに、うず高く積まれ、積み上がっている事実を撮影。

 いかに、膨大か。

 櫻井翔が、そばに立ち、その巨大さを、視聴者に見せつけた。

 この時点で、すでに、飯舘村政は、被災民の想いとは逆の方向に、ひた走っていた。

 ソレを、(2)で書こうと想いつつ、丸1年が、過ぎ去ってしまった。

  被災した「事件」当時も、村長だった、菅野典雄が、なんと、おったまげたことに、この原発事件発生後、「原子力規制委員会」の、委員長を務めていた、左の男、田中俊一を、昨年の1月に、村に助言する、「復興アドバイザー」として、任命したのだ。

 無能が、ワルを呼んだ構図。

 この「原発、未必の故意事件」発生後の報道を、目にしている方は、田中が、その任に就いた5年間。

 ただの一度も、原発関連事項を、「規制」してこなかったことを、御存じであろう。

  その期間、たった1回だけ、この、鬼畜国家企業の手足的存在とも言うべき田中委員長が、自分の決断に、逡巡を垣間見せた会見が有ったものの、結局、東電と、環境省と、その後の復興省の言いなり、先兵、パシリのまま。

 タダの、ダミー機関に過ぎなかったことを、実証した、いわば、村民の敵を、よりにもよって・・・・・。

 報酬は無い、名誉職にしてもだ。

 加えて、この時期、実は、菅野村長は、車の運転中に、人身事故を起こしていた。

 昨年の1月20日午後7時半頃。

 福島市内を、上記、菅野典雄(現・72歳)が、車を運転。信号は無い、見通しの良い道路を右折する際、良く前方確認をしなかったせいで、直進してきた2人乗りのオートバイと、激突。

 運転していた19歳の少年は、左足の太ももの骨を骨折。もう一人の、同じく19歳で、後部にまたがっていた少年は、転倒し、投げだされた際に、顔面を打撲した。

 菅野典雄は、自動車運転処罰法の、過失傷害の罪で、取り調べを受けたのち、略式起訴され、罰金50万円を支払い、交通刑務所に収監されることは、逃れた。

 少年2人も、前方確認を怠っていたうえ、2人乗りだったことも、考慮された結果の罪ともいえる。

 そして・・・・

 田中は、表向き、原子力関連の教授を退官したのち、この飯舘村の、元・診療所長が住んでいた空き家をリフォームしてもらい、単身移住などと

 まるで、「贖罪」(しょくざい)の気持ちゆえに、74歳の身を、村再生に身を挺してゆく・・・・・かのような、美談めいた報道をされたが、実は、真っ赤なウソ。

 その家には、車で、たまに単身で、訪問する程度。

 村民相手に、アドバイザーとして、助言するなどと言うことも無い。

 一方で、3・11の「事件」発生前には、5864人いた住民が、いまや、実態は、たったの41人。

 2年前に、立入り、一部解除されたとはいえ、放射能から逃れて、全国にチリジリバラバラになった村民が、ハイ、そうですか、と、いっせいに帰ってくるわけもなく、

 いまや、41人の帰還村民に対して、数千頭の野性のイノシシや、野生動物が村内を、我が物顔で、走り回って、エサを探しているのが、現状だ。

 そして、田中俊一が、形式的赴任をした時には、先の櫻井翔・記者が観た通り、フレコンバッグに詰め込まれた汚染土が、巨大なブルーシートをかぶされて、228万袋が、村内84か所に分けられ、置かれていた。

  ソレが、このように、人が住んでいないことを逆手にとって、どんどん、どんどん汚染度髙いまま、「仮り置き場」を拡大。

 1年前には、84か所だったのが、今や87か所に拡大。

 そして、フレコンバッグは、250万袋にも達している。この、全費用、税金。

 悪徳業者、笑いが止まらないという。。

 さらに、増えていく一方に加え、フレコンバッグが、雨風、寒暖差の自然変化を受けて、袋に、どんどん、どんどん、亀裂が走り、汚染土が、はみ出ているのだ。

 ブルーシートで、隠して、覆っていても、ソレは、ハッキリ見えた。

 ココでも、鬼畜の如き、田中俊一は、何一つ、「規制」しない。死ぬまで、か。

 国は、やりたい放題。

 仮リ、のはずが、未来永劫に、原発ゴミ捨て場と、当初の「腹積もり」を、実行中。

 中間貯蔵施設への移転、移送は、事実上、幻のままだ。

 そのうえ、少年2人に傷を負わせた、菅野典雄・前被疑者は、オカミの「再生計画」を鵜呑みにして、近年、村民を逆に、説得している始末。

 一方で、東京電力の未必の故意事件を、放置しておくことは許せず、県内の住民が起こした集団刑事事件訴訟。

 東京地裁で、行なわれているのだが、被告人3人のうち、一番の悪党は、

  左にいる、勝俣恒久・元会長以上に、この右にいる、当時の副社長・武藤栄・被告人であることは、誰もが、認めることであろう。

 記者会見に出て来るたびに、「原発は、永久に安全だ」と、日本語もおぼつかない、おかしなしゃべり方で、力説。

 しかし、事件発生前、ガンで結局、病死した福島第一原発所長と、2回にもわたって、地震が誘発する津波が、原発を襲った場合、とんでもない非常事態になることを、事前に想定していた。 

 ソレを、当時の部下たち21人が苦悩しながらも、証言台に立って、おおよそ、認めていたにもかかわらず、この武藤・鬼畜・栄は、

 「知らない」、「記憶にない」、「そのメモも、資料も、見たことがない。ここで、初めて見せられた」と、平気で、虚偽の証言を、他の2人以上に、責任逃れを、強く意識して、述べ立てた。

 それを聴いていた、被災県民の中には、

  出来うるならば、法的には許されないことだが、感情としては、福島原発4号機の、この原子炉プールのなかに、かついで、叩き落としたいと、漏らす者もいた。

  また、自己責任を全うしてもらうためにも、汚染土を、大型トラックで、フレコンバッグを荷台に積み込んで、全部無くなるまで、この東京電力本店に、移送して、敷きつめ、地下通路と、重役が車で出入りする、地下駐車場も含め、このビルに全部、運び込んで、社員と共に、埋めたいと、ホンネを言う被災者もいた。

 その刑事裁判の方は、県民側原告弁護団が、禁錮5年を求刑。

 たったの5年?

 死刑求刑が、当然だろう!という声も出た。

 そんなひ弱な、無能に近い弁護団。

 被告人3人側の弁護団による、最終弁論は、偶然にも、明日、3月12日と、翌13日にわたって、詭弁を、ろうろうと読み上げられて、結審する。

 ところが、急きょ、予定変更。

 12日に、午後の法廷も使って、1日で、最終弁論を終えるとのこと。

 3人が、最期のウソを、述べまくって、幕を降ろした。

 判決期日は、9月19日と、決まった。

 約半年の間。

 裁判長は、結審後、どう、決心するであろうか・・・・・・・・・・・・・・・・。

 そんな、飯舘村も含む、現状を、せめて、櫻井翔・記者には知ってて欲しい。

 3月4日、雨降る福島県の酪農家を訪れ、この8年間の苦悩と、苦闘をどう聞いたか、興味はある。

 一方、櫻井翔の、華やかな、次々と穴を移る女性問題は置いといて、

  父の、櫻井俊(しゅん)。

 官僚としての最高位、事務次官を退職した後、就活もしないのに、周りが悪しきお膳立てをして、無用な法人と、銀行の通勤に及ばずながら、3000万円もの年収の、あぶく銭を手にした。

 天下りをしたのち、なんと、巨大広告代理店・電通の、執行役員に就任。 

 年収、倍額の、およそ6000万円。

 ただし、今度は常勤。送迎車で、まさに、重役通勤。仕事は、社長補佐。

 そして・・・・・この3月28日。

 電通の株主総会で、まず、間違いなく、役員の1人と認められ、民間企業のエリート街道を、歩んでいく道筋が、出来上がった。

 また、妹の、櫻井舞は、「NEWS ZERO」を放送している、日本テレビの報道記者をしていたのだが、昨年、成城大学時代の同級生との愛を実らせて、おまけに、出来ちゃった結婚。

 妊娠と、出産や子育てが、待ち構えており、休職扱いに。

 オジサンとなる、櫻井翔。

 天下り問題だけは、取材、避けるしか・・・・・ないが、いまだ、記者としての、素質は捨てがたい。

 原発問題の行方。

 アタマの片隅に、染みこませておいて欲しい。

  


《 リアル 緊急速報 芸能 ルポ 》 生きている、日本芸能昭和史、松島トモ子。本日、18日、正午。「徹子の部屋」に登場! 母の介護や、コンサート告知の話しをする・・・ようです

2023-06-06 15:49:12 | テレビ番組

 ≪ 2018・10・18 掲載記事 ≫

 ≪ 2019・5・18 再掲載記事 ≫

 あの、生きている日本芸能昭和史と言って良い、松島トモ子が、18日、「徹子の部屋」に録画出演します。

 上記、写真は、その時のもの。

 隅田川花火大会の夜。地下鉄車内で、そっくりの女性がいたことで、当時、記事化。

 番組でも、告知した、11月の、成城ホールでの、コンサートのコト。

 また、かつては、長く、彼女のマネージャーを、努めていた母の、志奈枝は、すでに引退。

 現在は97歳にもなり、痴呆症が一段とすすみ、その介護にもあたっているとか。

 そのようなことを、話す・・・・・ようです。

 まあ、関心のあるかた。

 放送開始まで、あと少しですが、観たらいかがでしょうか


【 リアル 芸能 ルポ 】故・奈良岡朋子、ドキュメンタリー、「75年の旅」を観て。語りの森田咲子、35歳の下手さ。劇団民藝の告知、ミス。そして、藤岡ツグトの焼き直し作

2023-05-03 06:57:46 | テレビ番組

この3月23日、死因が肺炎とはいえ、93歳で、ひっそりと、この世を去った、名女優・奈良岡朋子

 語りの、引き込まれる素晴らしさに、定評があった

 その彼女の、死してのち、放送された「75年の旅」、再放送を、期待を抱いて、視聴した

 放送開始時刻が、ド深夜。

 夜明けに起床して,観た

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ネットの見出しに踊りまくった、石井ふく子の「い」も、出ず

 なんだ、こりゃ?

 取材は、一応・・・してあった

 おざなりな、悪戦苦闘の末の、産物のやき直しで

 

 語り、ナレーション担当していたのは、森田咲子という人物

 誰?という反応であろう

 下手。上手ではない

 単に、読んだだけ

 それ以外、なにもない

 奈良岡がいた、劇団民藝に所属している、無名の、その他大勢の舞台俳優のひとりでしかない

 35歳か・・・・

 この先、浮上は見込めない

 声から、なんにも、伝わってこない

観るべきシーンは、旅公演のための移動、列車の座席でのインタビューと、実の兄の、楽屋訪問のシーンのみ

 足早に、凝縮して編集し直した、75年

 それを、43分に押し込んだ

 劇団民藝からの、告知

 再放送枠が、53分間もあったり、再放送開始時刻、打ち間違ったまま、今も放置している

 しょせん、意識は、そんなレベル

 そして、焼き直しと書いたが、演出・編集の「藤岡ツグト」

 普段は、テレビコマーシャルのディレクター

 どういうご縁か、昨年、ショート・ドキュメンタリー「90年生きて 70年演じて」というタイトルの作品、なんやら、企業の選考で受賞した作品のひとつ

 一般公開、していないようだ

 むろん、奈良岡のものであろう

 タイトル、似てるし

 それをまさに、どう「編集」に手を加え、こねくり回し、焼き直し、構成したのであろうか

 熱意のあふれ出ない、こころ撃つものが、ひとときも無い、シロモノに仕上がってしまった

 43分

 せめて、放送時刻も、まともな時刻にして、1時間15分くらい欲しかった

 午後10時台の、有象無象のくだらないもの、総合で流れているのを知るにつけ

 ETVで、90分

 語りも、演出、編集も変えてさ

 期待してただけに、そう思う・・・・

 


<リアル 芸能 ルポ> 山本圭さんの死去に寄せて(1) フジテレビ開局55周年記念連続ドラマ「若者たち 2014」の背景と、田中邦衛、山内久、森川時久、吉永小百合、清水邦夫、倉本聰、杉田成道、秘話

2022-04-26 13:52:55 | テレビ番組

 2022年3月31日、午前9時30分

 名優・山本圭が、肺炎で、埼玉県の病院で、死去

 ほぼ1か月後の,翌4月25日、所属事務所から、その訃報が、公表された

 あああ・・・・・ すでに、81歳になっていたとはいえ

 この4月、CSで、映画「若者たち」3部作が、放映されており、しっかり、見とどけた。

 記事に入れたが、かつて、その映画が、再上映に至った時、山本圭さんに、俳優座の中にある、喫茶店で、インタビューさせていただいた

 その折も、映画で見せていた、まなざしが、きらめいていたことが、今も印象に残っている。

 一期一会になってしまったが、その後、脚本家の山内久さんが死去。

 その葬儀に行った際、すでに、山本圭さんが参列し、帰っていったことを聞かされた。

 訃報の記事の中にある、畑正憲の番組の、ナレーションを担当していたことは、まったく知らなかった。

 ムツゴロウ王国

 本当の実態と全く違うし、畑の実像、全然、報道された人と違うし・・・ 

 批判する記事も書かなかったけれど、番組、見る気もなかったので。

 それにしても・・・・

 山本圭さん

 コメント見ても,印象深いセリフ,クチにしていたんだなあ・・

 女流棋士であった、妻の、小川誠子(ともこ)さんも、何と、3年前に、68歳の若さで他界していたことも、本日、知った。

 以下の記事。

 フジテレビ商法の実態を指摘しつつ、秘話も、散りばめておりますので、興味ある方、改めて、連載も含め、お読みください

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 <2014・8・6 掲載>

 ≪ 2015・10・16 再掲載 ≫

 【 2021・4・17 再々掲載 】

 鳴り物入りで始めたこのドラマは、まぎれも無い「超愚作」だ!

 このテレビドラマを創っているスタッフにすれば、「ひど~い!」と叫ぶかもしれぬ。

 だが、その事実は、ものの見事に視聴率に、ハッキリ現われ、実証された。

 すでにこの「若者たち 2014」を見た方は、ご存じだろう。

 第1回こそ、12・7%であったが、以降、第2回は、一気に7・8%に落ち込み、続く第3回も同じ7・8%と低迷。

 そして、この7月30日(水)の第4回に至っては、ついに7・3%にまで墜落。

 いずれも、ビデオリサーチの「関東地区」という区切りではあるが、この手のドラマ、関西地区でそれより数字が上だったら、フジテレビはこれ見よがしに知らせるのが、通例。

 さらに、関西の方が数字上回るドラマは、過去において、極めてまれであることを、申し添えて置く。

 この、8月6日には、6%台に突入か!?と、囁かれている。

 このドラマ。今を去ること、48年も前の、日本のテレビドラマ史上、燦然と輝く、「若者たち」のリメイク。

 の、はずだった。

 「原案」として、名前がクレジットされている、森川時久のもとに、フジテレビから連絡があったのは、「約1年前だった」と言う。

 「若者たち」をリメイクしたいと言う申し出。

 「企画を立ててみたんですが、もう1回、アレをやりたいという思いがありまして。やっていいですか?と」

 まったくの企画の始めの段階から、話しがあった。そうして、少しずつカタチが見え始め、約3か月で正式に企画がまとまり、スタートしたとのこと。

 現在85歳の森川。48年前、このテレビドラマの、メインの社員ディレクターとして、北田親友、戸崎春雄という2人を率いて、熱くほとばしり出る想いを胸に、この傑作を次々と世に放った。

 全34作。その中には、33作目の「さよなら」のように、在日朝鮮人を見つめる日本人に横たわる差別意識に斬り込んだものもあった。

 しかし、この「さよなら」は、放送中止に追い込まれ、そのタイトルが暗示したかのように、次の34作目で、放送を終えさせられた。

 そのくせ、この辺りがフジテレビの、金儲けとなれば、節操のカケラも無く、汚いところだが、今から6年前、開局50周年記念と銘打って、放送中止にした「さよなら」も入れ込んだ高額のDVDボックスを発売していた。

 だが、そんな節操の無い物を買う必要は、無い。

 現在、CS、ケーブルテレビのフジ系で、この34作を毎週1作目から、4~5作品づつを放送中。

 お蔵入りとなった「さよなら」も、今月末に放送され、9月には、映画「若者たち」三部作も放映されるようだ。

 ちなみに、この名作が放送された昭和41年。テレビ局だけではなく、映画界でも、政治的な関わりを持つ描写をぶっ潰す動きが、製作現場に押し寄せていてた。

 「愛と死の記録」という映画が、公開された。

 主演は、渡哲也と、吉永小百合。当初は、浜田光夫が出る予定だったが、名古屋でケンカのとばっちりを受け、右目を負傷。失明の恐れもある、重傷となった。

 急きょ、代役に抜擢されたのが渡哲也であった。その共演をキッカケに、2人は激しい恋に落ち、真剣に結婚を考えるまでの仲になった。

 その映画。幼い頃、広島で被爆した青年が、恋に落ちる。しかし、日々、原爆症の症状が、体に出始め、彼女との結婚をあきらめ、別離を告げる。

 やがて、被爆青年は、死を迎える。ソレを知った彼女は、青年の死後、初七日の日。自ら、命を絶つ・・・・・・。

 実話だという。

 その映画が完成した。

 ところが、映画会社の幹部が、試写を見終えて、とんでもないことを言い出した。

 「原爆ドームを入れ込んだカットや、ケロイドの顔が写っているところも、全部削るように」

 偶然にも、今日、8月6日は、広島に原爆が落とされた日。落として大量殺りくをした国の大使が、いけしゃあしゃあと式典に出る。

 この狂ったおかしな現実。いまだ、アメリカの属国でしかない、ニッポン。

 主演した吉永小百合は、自書「夢一途」で、こう訴えている。

 < 信じられません。原爆をテーマにした映画を作っていて、何故原爆ドームがいけないのでしょうか。ケロイドの顔を、拒否するのでしょうか。

 原爆という忌まわしいものを浴びたのは、日本人ーー広島と、長崎の人たちだけなのです。

 その事実を直視したうえで、一つの恋愛映画が、出来上がったのです。どうして、隠さなければいけないのでしょうか。

 偉い方の、個人的な考え方なのでしょうか。それとも、もっと上の偉い方の見解なのでしょうか。

 茫然としたまま、試写室を出ました。スタッフの人達や渡さんと、言葉もなく、芝生に座り込んでしまいました。

 数日後に行なわれた初号試写では、ケロイドが映る部分と、原爆ドームの全景のいずれもが、無くなっていました。

 そして、カットされたまま、公開されていきました >

 歪んだ自主規制は、すでに半世紀も前から、じわじわと、製作現場に忍び寄っていた。

 背筋が凍る想いがするのは、私の思い過ごしだろうか・・・・

 そののち、この「若者たち」は、単なるテレビドラマの枠を越えて、支持、支援されていき、やがて、劇団・俳優座が中心となり、映画化へと、その輪は結実していった。

 いわゆる「若者たち」三部作だ。

Dscf7123 これは、私の手元にあり、貼り付けてある、ポスターだ。

 実は私、かつて、この「若者たち」三部作の再上映運動に加わったことがある。

 先の森川時久、脚本家の山内久(やまのうち・ひさし)、俳優の山本圭、橋本功ら、多くのスタッフ&キャストにインタビューもさせて戴いた想い出もある。

 いくつか、記事にもした。

 その折、製作撮影時。とんでもない俳優自身の「持ち出し」にも似た厳しい条件下での撮影だったけれど、もう1度、皆が集まって、お互い年は重ねたけれど、「今」の「若者たち」が創れるなら、スケジュールさえ合えば、参加しても良いという声が、俳優から多く寄せられた。

 しかし、たった1人、拒否した出演俳優がいた。

 佐藤太郎役、大兄ぃ(おおにぃ)の田中邦衛であった。

 「もう、あんなキツイ仕事は、したかねえよ! カネもらっても、嫌だ!」が、第一声だったという。

 「大兄ぃが出ないんじゃ、このハナシは、成り立たないよねえ・・・。とても、残念だけれど」

 そう言って、サブ兄ぃ役の山本圭は、苦笑していた。

 本当に、残念そうな想いが、伝わってきた。

 素顔も、とてもいい人だった。

 その後、ホントに、今の時代を撃ち抜き、活写するであろう「若者たち」は、創ることが出来なくなってしまった。

 2000年。今を去る事、14年前の冬。

 次郎兄ィの橋本功(いさお)が、まだ58歳の若さで食道ガンで、あっけなくこの世を去った。

 千葉県下の小さな葬儀場で、ひっそりと通夜・告別式が兄妹・親族によって、執り行われた。橋本は、当時、独り身であった。

 「若者たち」の共演者や、メインスタッフからは、花輪が送られ、飾られていたが、その後の共演者も含め、参列したのは森川時久と、山内久。そして岸部一徳だけであった。

 岸部は、あえて目立たぬようにしていた。御出棺の際には、はるか隅に立ち続け、深く深く頭を下げ、手を合わせていた。

 橋本と、どのような心通わす仲であったのか、岸部は一切、語ろうとしなかった。

 だが、その人柄が、充分にしのばれる、鮮やかな冬の光景だった。

 サブ兄ィが、大兄ぃとの取っ組み合いの喧嘩の末に、ストーブの中に、この日もらったアルバイト代のお札を投げ入れて放ったセリフ。

 「カネより強いんだ! 人間は! こんなちっぽけなカネなんかより・・・。これは紙だ。ただの紙だ!」

 そこに静かに忍び入る、佐藤勝(まさる)作曲のテーマ・ミュージック。

 もう、「若者たち」の最高のシーンと言い切っていいだろう。

 そんなセリフが、長男役の妻夫木聡の、ど~でもいいシーンで、飛び出した。

 見ていて、あきれた。あきれはてる他、無かった。なんの、意味も無かった。名作のセリフのパクリ。愚弄していた。

 結局、この「2014」年版は、名作に、ひさし、軒先だけを借りた、まさに「換骨奪胎」のシロモノでしかなかった。

 玄関に入れる仕上がり・完成度はなく、家の前で土砂降りの雨に打たれ、いまや、「出てけ!」「入るな!」「入る資格無い、ねつ造野郎!」「能無し!」と、石つぶてを、投げつけられている、視聴率状態。

 リメイクと言いながら、模したのは、古い日本家屋に住む、5人兄妹ということだけ。

 それ自体、すでに無理な設定。

 この2014年に、いくら部屋代が浮き、寝られる、食べられるという理屈は成り立つにせよ、5人が住むということ自体、そもそも違和感が生じる。

 コレ、多くの見た人に聞いたが、全員がクチにしていた。

 そして、怒鳴り合い。

 もう、無意味、意味の無いバカ叫び。

 かつての「若者たち」では、実は、先のサブがお金を燃やす際の喧嘩など、怒鳴り合いシーンは少ない。

 その「2014」版では、極めて個人的なコトばかりで、物語が進む。

 生きて居れば、否応も無く、社会に関わらざるを得ないはずなのに、その背景が、カケラも描かれていない。それが、すでに「若者たち」を冠にする意味合いが、無い。

 例えば、48年前以上に、格差社会が深く広がりを見せている。

 親会社。下請け。さらに、孫請けに、ひ孫請け。

 正社員に、非正規雇用。アルバイトに、パート・タイマー。仕事内容は同じなのに、確実に手取りに差がある。

 世に、「ブラック企業」なる、搾取企業も増殖。

 大学も様変わり。少子化により、大學も受かりやすくなり、学校・老人施設は、統廃合が進み、人々は、日ごとに、見捨てられていっている。

 そのような、背景が、5人にまったく浮かび上がって来ない。

 リアリティが、まったく無い、絵空事物語。

 学生運動、組合問題。第一組合。第二組合。そういう、人をいとも簡単に押しつぶそうという、歪んだ社会の構造が、クッキリと浮かび上がって来たからこそ、「若者たち」は、熱い支持を受けた。

 テレビドラマ、草創期とはいえ、ソレが他の作りもののドラマと、ハッキリ一線を画していたからこそ、というのに・・・・・・

 不倫、妊娠、出産。ただの喜怒哀楽、個人的感情と、恨みつらみだけの、ケンカと言い合い。

 くっだらねえ! 「2014」版。汚れ、すすけてゆく「若者たち」の誇り輝く看板。

 「2014」で、出てきたキャバクラ嬢

 生活のために夜も働く。それへの、職種偏見。それは、いい。だが、今のキャバクラが書き込まれていない、背景に滲まない。

 一見、ネオンサインきらめく、見た目、華やかキャバクラ店。

 1か月に200万円稼ぐコもいるなんて、大ぼら、ウソのあおり報道。

 実際は、1分、お店に入るの遅刻したら、2時間分の時間給が、その月から引かれる。

 1日ずる休みすると、1週間分の稼ぎが手取りから引かれる。お店で身にまとうドレスの、目ん玉飛び出る、法外なレンタル代。

 もともと、風俗に勤める男女の殆んどが、時間にルーズなために、始まった締め付けなのだが、気付いてみれば、給料日、1円ももらえないどころか、借金がとめどなく膨らみ、AVや、売春に丸投げされ、腰と膣フル回転させて、稼いで返すハメ破目に堕ちる。

 そんな”厳実”、チラリとも出ない。

 2014年の今を、書き込む、書き入れる気が、ハナっから無いのだ

 武藤将吾。この超愚作を書いている脚本家だ。どうやら、家庭を築いている、若くして「メタボ体型」の男のようだ。

 この原稿を打つまで、まったく知らないシナリオ・ライターだった。

 検索してみると、映画「テルマエ・ロマエ」や、「クローズZERO」を書いている。

 なるほど、架空の絵空事面白物語は書けても、足と目と耳を駆使して、丹念に調べて構成していくシナリオは、不得手なのだろう。

 当初、この人物は基本的な文章作法すら知らないのかなあと、驚いた。

 今も検索すれば、読めると思うが、リレー日記的なモノが載っていた。彼個人のブログでは無いし、シナリオと違い、横書きとはいえ、書き出しの一角(1文字)開けの常識も知らないのか、ドシロートのように、文字、ただびっしり連なっているだけ。

 内容も、キレも面白さも、何一つ無し。

 ただただ、ダラダラ、だらだら・・・・・・。

 これで、本当に脚本家かよ?と、あきれ果てた。ため息、ついた。これじゃあ、超愚作しか、書けないよなあ・・・・・・

 48年前の「若者たち」は、山内久(やまのうち・ひさし)をメインに、彼の妻であり、小津安二郎監督の脚本を書いた野田高梧の娘の立原りゅう、早坂暁(ぎょう)、清水邦夫、大野靖子、布施博一ら、実力溢れる書き手がズラリ。

 競う様に、素晴らしい脚本を書き上げていった。

 ウィキペディアによれば、全13名しか出ていないが、実際には助手的存在の書き手も入れ、20名近くに達している。

 それぞれが、熱く燃えるような想いを胸に秘めて書いていたのは、そのシナリオを手にすれば、よく分かるはずだ。

 「2014」の製作スタッフの冒頭に出てくる、その名も「原案」として顔を出す、山内久。

 この作品だけでなく、映画ファンなら誰もが知っている「幕末太陽傳」「私が棄てた女」「朝やけの詩」「豚と軍艦」「わが青春のとき」「アッシィたちの街」、そして「聖職の碑」など、傑作を残している。

 その山内、愛称久(きゅう)さんが、こんな愚にも付かないホンを見て、「原案」者として、納得しているのだろうか?

 1作目を見て、疑問が湧き上がった。

 身体は細いが、芯のある人。書きあげたホンには、揺るぎの無いモノがあった。

 かつて、インタビューは、神奈川県の逗子にあるご自宅へとお伺いして行なった。

 訪れた時には、まだ陽があったが、辞す時には、とっぷりと暮れていた。

 格子戸、石畳、など、まるで古都の家屋のようなたたずまいを、今も想い起こす。

 広い畳部屋での、インタビュー。心から、楽しいひとときを過ごした。

 その後、偶然、新宿で車走行中の時に雑踏の中にいるのをお見かけし、新宿駅までお送りしたり、近況を知りたく、電話を2度ほどかけさせて戴いた。

 なかなか、書き上げた脚本はあるものの、映画化されないこと、頓挫、たびたび。

 今の娯楽映画全盛の時代、鋭い社会性を持った脚本は、芯を取り除かないと、受け入れらないようだった。

 次に電話した時には、妻の身体の具合があまり良くないようなことを、ポツリポツリとお話しされていた。

 それが、10年ほど前であったろうか・・・・

 ココ近年、雑誌「シナリオ」誌上で、夫婦が手掛けた作品を語り尽くす「聞き書き」連載があった。

 しかし、時折り、連載が途絶えていたので、相当病状がおもわしくないのかなあと思っていたら、年前の2月27日、突然の訃報が。

 奥様の立原りゅう、本名・山内玲子が、肺炎で亡くなったとの報道。3月4日に逗子市内で、告別式が執り行われた。

 だが、喪主が置かれていなかった。

 んん!? 

 今回、「2014」について感想と、「原案」のいきさつについて聞こうと連絡をとったところ、なんと「この電話は、現在、使われておりません」コール。

 さまざま、調べたところ、以下のような近況が判明。

 この4~5年前、夫婦共に、相模原市と思われる総合病院へと入院。どのような経緯があったのか。子供がいなかった山内夫妻は、先の聞き書きの聞き手でもあった、脚本家・渡辺千明(64歳)と養子縁組、

 そして、2年5か月前の、妻・玲子の告別式は、渡辺千明が取り仕切った。

 なんと、葬儀会場に、山内久の姿は無かったという

 車いすでも、長い間連れ添った愛妻との、最期のお別れに、来たくても来られない身体。

 聞けば、痴呆の症状も、かなり進行しているらしい・・・・・。

 それでも、ドコをどうしたものか、「原案」の看板を掲げることにこぎつけた。

 それも、タダで!

 「原案料」に匹敵するものの受け取りを、拒否したわけではない。もう一方の、森川にも、いまだ一銭も無し。

 素知らぬ顔して「原案」の看板、冒頭に掲げ、商いを始めた。

 これが、「開局55周年記念」商法の実態だ。

 あの、深く心に染みいるように入ってくる、主題歌。

 ブロード・サイド・フォーだから、適していた。それが、変人で、あのかん高い裏声が、耳にへばり付いて離れない森山直太朗とは!

 愚作脚本に、そぐわない愚声・・・・・・

 黒澤明の息子で、「ザ・ブロード・・・」のメイン・ボーカル、クロパンこと、黒澤久雄。なにかと、亡き父の記念館問題をはじめ、当時から金銭のもめごとに事欠かない人物なので、使用交渉が、上手く運ばなかったわけではないだろう。

 そして、メインの演出が、表題にもあげた杉田成道(しげみち)、すでに70歳。

 すぐ、「北の国から」が、彼を紹介する際、付いて回る。それが、杉田のこんにちの地位を築いたと言っても良い。

 「犯罪だ」と、からかわれながらも、30歳もはるか年下女性と再婚。しっかり、子供まで仕込んだ。

 もはや、「北の国から」撮影当時とは見る影も無く、でっぷりとせり出した腹を揺らせて、現場に出てきている。

 だが、実は、彼を一躍時の人にさせた人、脚本家の倉本聰と、数年前、ケンカして、永遠に袂(たもと)を分かっている。

 原因は・・・・・杉田、語らない。

 ただ、クチを濁しながらも、別離は、認めた。

 倉本もまた、「先生」と言われて、照れも無い人。日々、巨匠的意識、もろもろ出し。

 何かのはずみで、ぶつかった。

 「もう、フジとは仕事組んでも、お前とは永遠にやらないから!」

 で、その後が面白い。

 「風のガーデン」

 ひさびさのフジドラマ。緒形拳の遺作ともなった。

 この演出をかって出たのが、なんと、脚本家世界のライバルと目される、山田太一の娘

 この女性、したたかな力量を見せた。

 倉本といえば、一字一句、おのれが書いたセリフを現場でも、変えさせないことで、現場を震え上がらせているオヒト。

 サングラスをして、ホノルル空港に降り立ち、「日本ヤクザ」と勘違いされ、しばらく留め置かれたほどだ。

 それが・・・・・セリフの言い回し、テニオハ、変更了承。ついには、シーンの前後入れ替え、消去すら呑んだ。

 呑ませた。いやいや、いやいや、すんごい、らつ腕女ディレクター・・・・・・

 倉本に聞いた。

 山田太一の娘ということは、意識しました? 彼女の力量は、いかがでした?

 「意識? そんなものは、しないね。素晴らしい力量だったよ」

 ムッとしながらも、そう言った。

 山田と言えば、感情が激すると、突然オネエ言葉に変わるヒト。若い時、木下恵介の御稚児さんだった名残りが、今も身体から消えない。

 そんな経緯で、この「2014 若者たち」の第1回放送を終え、かつての名作を見ていた業界人達に、ボロカスに批判されたあと、杉田は、幾分、開き直るかのように、こう言い放った。

 「あり得ないリアリティですけど、そこを超える、ある種の真実というか、人間が根源的に持っている何かが、見るヒトに訴えられれば、それは、それでいい」

 「リアリティは、最初から、無視してます」

 「どうせダメなら、ド直球を投げてみないか?と。出来れば、どこかで視聴者がミットで、受けて欲しいと願っています」

 訳わかりにくいお願い。ミットもない気がしてならない。

 原案代を支払いもせず、看板掲げて、換骨奪胎。最初から、あり得ないリアリティ。ド直球は、訳わかんない、怒鳴り合いシーンと、理解すれば良いのであろうか・・・・・。

 それでも、「原案」者であり、杉田の15年先輩のディレクターである、森川時久の見る目は、優しい

 「毎週、見ておりますよ。内容ねえ・・・・。ヒトによって・・・・見方がねえ(苦笑)。スタッフがさあ、あれだけチカラを入れて、一生懸命やっているからねえ」

 「スタッフは、あの「若者たち」の志を受け継ぐという意識で作っているし、何とも言えないねえ」

 苦笑と言いにくさを重ねながらも、答えてくださったことに感謝。85歳にして、まだまだ創作意欲はみなぎっていた。

 なかなか、本編は劇場公開まで、成就しにくい世界。ましてや、森川の描く想いは、歪んだ世に風穴開けるような、熱い作品が得意。

 「次郎物語」「わが青春のとき」、そして、真っ向勝負の「不撓不屈」の正攻法には、泣けた。

 彼の、力量を今すぐ確かめたければ、「風雲の海峡 青函トンネルは、今・・・」という力作が、70分、フルバージョン、パソコンで見ることが出来ます。

 その題名で、検索してみて下さい。

 脚本・松山善三。音楽・池辺晋一郎。ナレーションは、なんと丹波哲郎。役者陣は、高橋幸治。市原悦子。原田美枝子。田中健。加藤武。そして、荻野目慶子と、そうそうたる布陣。

 「若者たち 2014」のくだらなさに、あきれ果てた方、いつでもチェンジ出来ますよ。

 にしても、46年の月日を、今取材を終えて、痛感している。

 先に書いたように、「若者たち」は、20人近い、精鋭脚本家たちの筆によって書かれ続けた。

 まるで、あと数日で開幕する、この夏の甲子園に出て熱戦を繰り広げる投手や打者の如く、一球入魂、一打必勝の熱気が、毎回、こもっていた。

 なのに・・・・・、なのに月日の流れは、むごいことをする。

 大野靖子は、他界。そして、清水邦夫は、この数年、病床にある

 清水の妻であった、「木冬社」主演女優・松本典子(本名・清水和子)は、今年の3月26日、世田谷区の病院で、間質性肺炎で、死去。闘病生活の末とはいえ、まだ78歳であった。

 目黒区の清水宅にお伺いして、夫の邦夫をインタビューさせて戴いた折り、お茶を運んできた姿を今も、記憶している。

 すでに、妻がこの世を去って4か月半。

 「おそらく、清水さんは、奥様がお亡くなりになったことを、今も知らないままだと思います」

 身体以上に、痴呆が進み、妻の葬儀にも参列出来ないほどであったという

 近年、蜷川幸雄を始めとして、盟友・清水邦夫の傑作演劇台本を舞台に上げる動きが、回を増している。

 だから、清水は健在。意気軒昂、と思われている。しかし、舞台化交渉は、すべて、その意を受けた代理人が取り仕切っている。

 舞台台本の使用料。

 それを、清水邦夫の、入院、治療代に、1円残らず、充てている。 若き日からの、いわば「戦友」「同胞」である、蜷川幸雄の意思であった。

 オモテだって、蜷川は言わない。しかし、代理人のスタッフから、キチンと報告を随時、受けている。

 ともかく、蜷川幸雄という人物。

 人として、素晴らしく、情に厚いことは、長期密着取材で、痛感した。

 その蜷川幸雄にしても、ここ数年、まるで生き急ぐかのように、次々と新作と、変幻自在の再演化に取り組んでいる。

 その多くは、病院のベッドから、稽古場に直行。激しくアクション!演技指導。

 何でもなさを見事に名演し、終えればまた、病室のベッドに、這いながらたどり着くという日々が、ここ数年続いている。

 時には、点滴の器具を同行させたことも、あったという。

 山内久、89歳。清水邦夫、まだ77歳。

 ともに、妻の死を知らぬまま、今も闘病中だ。

 近年、神奈川県逗子市に建っていた山内邸は、養子となった渡辺千明の手によって敷地ごと売りに出され、最近、期せずして、売却先が決定。

 近いうちに、家は取り壊され、更地になるという・・・・・・。

 この「2014」年版が流れている、まさにその時に。よりにも、よって・・・・・・・・

 やりきれねえ! たまんねえ!

 あの、熱いセリフを次々と生み出した息吹だけは、あの地で、消え去らないで欲しい! 埋まったままで、いて欲しい!

 「カネより強いんだ、人間は!」

 サブ兄ィ(にい)が、ストーブの炎のそばで叫んだセリフが、今も、心を、激しく突き上げる!

  心の奥を揺るがす、熱いままでいて欲しい!

 やりきれねえよおお・・・・・・・・・・・・・・・

 


《 リアル 芸妓 ルポ 》 なんでも、京都で人気ある、芸妓だというフレコミの、紗月、なる女。ところが、肝心の「芸」の踊りが・・・・・。全盛期の、梅沢富美男の見事さに較べようもないほどで

2022-01-25 11:39:51 | テレビ番組

本日、2021・1・31 上記.芸妓の、ヨイショ番組を、何度目かの再放送しておりましたので、この記事、再録、再掲載致しました。

 BSの番組、観た方はどう感じられますでしょうか・・・・

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 ≪ 2020・5・23 掲載記事 ≫

 どう見ても、、表面上をなぞった印象をぬぐいきれない、京都の四季の中に織り込んだ、まるで、芸妓(げいこ)というより、別物の、いまふうの女性を撮り続けた、番組を観ていた。

 もろに、宣伝臭も、漂っていた。

 まあ、それには、目をつむる。

 いまだ、不鮮明なままの、芸妓との、「お遊び」に掛かる、馬鹿高いカネについても、追及するつもりは、ない。

 京都で、暮らしたことも有るので、多少の、知られていない実態は知っている。

 観ようと想ったキッカケは、この番組の監督が、かつて、夫 と、まだまだ幼い子ども、数人もいながら、京都で仕事していた映画監督と、ずぶずぶの不倫に溺れていた,NHKさいたま放送局の熟女・女性アナがおり、その相手の監督が、また、撮っていたんだろうか?と、。

 外部発注のものだったが、結果、違った。 

 番組名は、NHK-BS、「京都 祇園(ぎおん) 芸妓 紗月(さつき)の四季」なるもの。

 なんでも、フレコミでは、この人気があるという「紗月」。

  ああ、そうなの、というカンジ。

 ただ、驚いてしまったのが、その、肝心の積み上げ、稽古を重ねてきたはずの、「踊り」の、ヘタさ。

  1時間半の番組の、冒頭と、中盤と、ラストにも、出て来るのだが、

  まるで、色気も、色香も、たおやかさも、しなやかさも、何一つ、観られない、にじまない、漂いもしない.

大事な、喜怒哀楽すらも、感じられない・・・・・・・。

  ないない、尽くし。

 まるで、体操。まるで、教えられた動作の、繰り返し。

 目線や、指先の1本1本に込めた、女の色気、はかなさもなく、

 足さばきにも、、な~んにも、感じられない。

性別は、女、のはずなのに。

 上記などの、よっ、どすこい姿。

 よくもまあ。この「低度」で・・・・

 芸妓というより、京都のスナップショットなど、そこいら辺にいる、モデル的、動きと、仕草でしかなかった。

 そんなに、コキオロサナクテモ。

 という、見かけだけ、きらびやかな、祇園のファンも、いるでしょう。

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 というのも、この手の踊りの、てっぺん、

 わたし、若い時、密着取材期間中に、観てしまったから。堪能したことあるから。

  取材したのは、この、梅沢富美男。

 まだ、一般には、まったく無名ながら、「下町の、玉三郎」と、ひそかに、呼ばれ始めたころ。

 普段の顔は、今のアレ。もろに、ただのオッサン。

 ところが、いったん、化粧をほどこし、東十条の芝居小屋の、舞台に上がるや、女に、

 妖艶で、色っぽく、はかなげな女に、いっぺんに、一変してしまう。

   楽屋でも、そのワザを、聞いた。

 「うちらの、踊りは、歌舞伎でもない。祇園の芸妓でもない、芸者でもない。ましてや、宝塚でもない」

 「どこでもない、自分なりの、女が匂いたつような、微妙な仕草を、そりやあ、研究しましたよ」

  着物の、首筋の見えるような、大きな、着崩し。

 、例えば、流し目と呼ばれた、目線、目のかすかな、動き。 目線の、細やかな、上げ下げ。

 指先10本を、束ねて、揃えて、少し、丸めて、女らしさを魅せて、ぶっとい指先で、女の、色気と、はかなさ、けなげさなどの、感情を表す。

 細やかな、足さばきも、そう。すそさばきも、そう。

 少しづつ、腰も、女のはかなさ、哀しさを滲ませて、降ろして、くねらせたりして、感情まで、見に来ている、お客様、全員に、分かるように、見えるようにしていた。

目の前で、その、違いや、差を、具体的に、演じて魅せてもくれた。

 もう、ふるいつきたくなるような、良い女。

 これぞ、芸の極みだった。

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 それが、テレビの紗月には、カケラも無かった。

 本人は、どう想っているのか知らないが、普段の言動にも、稼業上、必須の、日本の古き、良い女らしさは、まったく、チラリとも、にじまない。のぞかない。

 そもそも、芸があるのであろうか・・・・・・

 疑問は、消えない。

 残念だが、言い切る。

 当時の、梅沢には、少なくとも、負けていた。

 


《 リアル 報道 ルポ 》 記者・櫻井翔(1)。彼の3・11ルポ。福島県飯舘村で、東電が引き起こした[事件]の末の、除染土の山のそばで、7年たっても変わらぬ永久被害を、見事に視聴者に焼き付けた!

2019-03-11 21:55:46 | テレビ番組

 ≪ 2018・3・9 掲載記事≫

 いつのまにか、童顔にもかかわらず、この1月で36歳にもなっていた櫻井翔(さくらい しょう)。

 芸能人としては、当初から興味・関心が無かった。歌う曲名も、出てた番組名すら、知らないほど。

 おっ!と気付き始めたのは、彼が、「嵐」の一員としてではなく、日本テレビの深夜11時からのニュースワイド番組「NEWS ZERO」の、月曜日に出演し始めて、おそらく、しばらくして何の気なしに、観てから。

 その彼が、赴く地方への現地取材。

 とりわけ、3・11の、間違いなく「関東」ではなく、「三陸沖」ないし「東北太平洋沿岸」地域の大震災。

 関東というなら、東京も大震災受けているはずなのに、あっても微災害。

 このデタラメ命名は、総務省の官僚の奴らが付けて、しばらく酒場などで、悦にいっていたと聞き、殴ったろか!と、当時想った。

 酒飲んだ後、総務省に戻って、時間つぶして、タクシーにふんぞり返って乗って帰宅。

 その料金、働いていない「残業代」。

 我々が、税金で払っているんです・・・・・・。、殴ったろか?という気持ち、わかりますよねえ・・・・。

  さて、その後、櫻井翔はその地域で起こった「超津波大地震」で計り知れない被害を受けて、やむなく仮設住宅に住まざるを得なくなった家族や、老夫婦や、独り暮らしの老人に対する聞き出し方、接し方、心情を話させる持ってき方の自然さ、上手さ。

 なにより、警戒させない雰囲気、持ってき方。

 おお~っ。この櫻井って・・・・・・。

 なもんで、以前、1回、記事化したことがある。スポーツ取材現場への常習遅刻&さぼり魔の鈴木崇司(たかし)ら、ほかのキャスターの、ひどいありさまも交えて、比較して。

 櫻井が、芸能人だから、被災民が話してくれているわけではない。

 目の前の櫻井を、そもそも芸能人と知らない老人世代が大半だったし、せいぜい、そこいら辺の2枚目のアナウンサーが取材に来たという認識であったに違いない。

 セッティングや交渉は、同行したディレクターが、事前、ないし直前に行なう。

 だが、聞き出し方や、答えが返ってきた後、次に聞き出す間、質問の言い回しなどは、当人の性格がモロに出る。

 ディレクターからの指示は大体、こんなカンジのことを聞いていただければ、という、当初、タレント扱いの見方であったであろう。ましてや、天下のジャニーズ事務所のタレントだ。

 そんな背景が何の関係も無いほど、上手い。天性の、もの。そう、何本も観て、とらえた。

 一方でまた、五輪開催近くなると、日本代表選手の「練習場所」を訪れ、練習風景をその目でじっくり見ただけでなく、きつい負荷をかけたフィットネス基本練習を自分でも、すぐにやってみる。

 見た目と違い、体力と筋力は、30過ぎてるのに、かなりある櫻井。

 最近では、スピード・スケート競技に出た髙木美帆と菜那姉妹であったろうか。腰とひざを深く深く、おろし、負荷を充分に掛けて、左右に蹴り出す練習に、櫻井もチャレンジ!

 見た目は、華麗。しかし、実は苦しい。

 そ~ゆ~練習を、すぐ自分でもやってみるのが、櫻井の取材の特徴。練習の辛さ、厳しさを、常に体現。

 ソコからつなげて、フランクに、且つ、ホンネをさりげなく、笑顔を浮かべつつ、したたかに計算付くで、聞きだそうとする。

 さらに、五輪会場にも、キチンと観に行っている。鈴木崇司のように、スマホ、いじらない。身を乗り出して、真剣に観ている。

 同じ「嵐」の相葉雅紀も、スポーツ選手をスタジオに招いてやってはいるが、くだらないばかり。ただのヨイショ、太鼓持ちに過ぎない。録画こそしとくが、観る価値、無い。

 ソレに較べ、櫻井は「記者」として見ても、ホントに優秀だ。

 その彼が、この3月5日の夜。

 鬼畜の如き、東京電力と言う、事実上、この7年間、国の、我々の税金を喰いものにして、肥え太っている国策企業。

 そこが、引き起こした、いつか起こるであろうことを危惧していた「未必の故意」福島第一原発、水素爆発「事件」。

 その被害を大地が浴びて、今も凄惨な状況に置かれている、福島県の飯館(いいたて)村にいた。

  ( 飯館村よりの、中継画像 )

 雨が降りしきるなか、彼が傘をさして立っていたのは

 巨大な、緑色のシートで覆われたなかに隠された、「汚染度」高い、「汚染土」の大袋の山、また山。

 彼は、端的に、悲惨な「厳状」を、クチにする。

  飯館村内の、84か所に、なんと「汚染土が、詰め込まれた」228万袋が、このように置かれているというより、敷き詰められていること。

 汚染を遮断出来るというフレコミの黒い袋を、懐疑的に見ている言葉が、櫻井の言葉の端々に、にじむ。

  その袋の、巨大に広がる山並み沿いを歩く、櫻井翔。

 見て分かる、観ただけで分からせる、衝撃的、効果映像。

 なんと単純計算しただけでも、1か所に、2万7142もの袋が、事実上、野ざらしのまま、捨て去られているという、コトになる。

 少しは、取り除かれているという、オカミ、環境省は言うが、まったく、その兆しすらない。

 そのことを、櫻井は、体感してきているようだ。言えない、言いにくいことも、増えてきている表情。良い記者だ。

 安い借り賃で置きっ放し。捨てっ放し。

 福島は、原発のごみ溜め場と、化した。

 コメは作れず。

 もし、汚染土が取り除かれても、再び、米が作れる可能性は、無いに等しい。

 飯館村に、3・11前の人口の、10パーセントは戻ってきたという、オカミの発表。実態、実感には程遠い数字だ。それも、滲ます櫻井。

 3・11の時で、村の人口、5864人もいたのに、昨年の10月1日で、41人しかいなかった。

 それが、580人戻ってきたという数字に・・・・・・。人が、まったく見えないのに・・・・・。

 櫻井が中学2年生の教室に行き、歓声を受け、初めて芸能人的対応をされるが、その後の、男子学生と共に、3・11まで通っていた校舎に入って、7年もの日々を痛感させられる取材振りも良い。

 今日、3・11特番には櫻井は出ない。

 先の、おっ!と感じ始めてから、櫻井の出る月曜日の視聴率を調べてみた。

 意外や、全然上がっていない。起用前と、ほぼおんなじ。他の曜日と、変わらず。

 んん・・・・・。

 大きな宣伝はしていないとはいえ、日本テレビが期待した「嵐」は起こらなかった。 

 アイドルグループ「嵐」のファン層である、30~40代の女性は、子育てに追われ、シングルマザーは生活に追われ、心の余裕なく、キャリア・ウーマンは、飲み会、慰安、趣味に、午後11時台を過ごしていた。

 そもそも、報道やニュースに、櫻井のファンは、関心や興味は無いということが、少なくとも、こんにちまでの、まぎれも無い「厳実」。

 であっても、まるで、お祭り騒ぎ記念日のテレビ特番など垂れ流さずに、この櫻井の7年の取材ルポを、たんたんと、つないで流してくれたら、はるかに被災の現実が、視聴者の心に届くはず。

 視聴率は望めない。

 だが、真の3・11を、まぎれもなく、伝えてくれるのに・・・・・。

 (2)では、櫻井が知り始めていること、知ってること、知らないこと、汚染土のひどい事実と、食いものにされまくっている実態を書く。 飯舘村の、バカな菅野典雄・村長の素顔も。

 


《 リアル 芸能 ルポ 》 コレは、お薦めですっ! 空前絶後、抱腹絶倒、七転八倒、おまけに涙までにじむ、陣内孝則・一族の、「ファミリー・ヒストリー」。今夜、深夜1時から、全国的に再放送されます

2019-02-28 18:51:10 | テレビ番組

 まさに、大山鳴動して・・・たぬき2匹。

 そう、言い切って良い、今回の、トランプが、ババひいた、「怪談」、階段から転げ落ちた、たぬきの、化かし合い、田舎芝居。

 その一部始終を、本当は良く知らないのに、自分でキチンと深い取材経験も無いのに、したり顔で、「怪説」しまくった、愚か者たち。

 「・・・・と、思われます」、「・・・・では、ないでしょうか」、「おそらく」、「・・・・でしょうね」、「可能性としては、」

 ンな言葉のつなぎわせ。

 どのテレビ局も、「非核化」ならぬ、「比較化」してみても、ンなもんでした。

 ん? なんで、そんなニュースを、記事のアタマに、持って来たんでえ?

 いやね、会談めいたシロモノが、長引けば、これから紹介したい、おもしろ番組が、放送時間帯が大幅にずれ込んだり、放送中止や、延期に持ち込まれていた可能性が大きかったから。

  (「ファミリーヒストリー」、画像より)

  北九州が生んだ、その名も、「ザ・ロッカーズ」の、ヴォーカル、陣内孝則の、「ファミリー・ヒストリー」が、今夜の午前1時から、再放送される。

 その彼は、もう、60歳の還歴を迎えて、白髪(しらが)が、もろに目立ち始め、染めても、染めても、追いつかず。

  ならばいっそ、全部、きれいな白髪(はくはつ)に、しちまえ!と、大胆逆転発想。

  これで、還暦ロッカーとして、コンサートも行なう。

 そんなことを、半月前の記事で、書きこんだ。

 例の、酒なしで生きられない女が、アンカーを務める「すっぴん!」に、この陣内孝則が出た際、その酒好きが、チラリと、「今月。「ファミリーストーリー」に、出られるそうで」と、クチにしていた。

 で、その時の、陣内のハナシが、メチャクチャ面白かったもんで、「聴き逃し」で、聴けるよと、紹介。

 ンなに面白い人物の、系図で出てくる人達に興味が湧きあがり、先日の、初回放送を、タイマーかけて置いて、観た。

 ンまあ、空前絶後、抱腹絶倒、七転八倒。そして、涙さえ、滲みかねなくさせておいて、ラスト一転して、爆笑!

 こんなに面白い、「ファミリー・ストーリー」は、初めて観た気がする。

  それもこれも、陣内孝則の実母である、陣内良子の、大川弁の話術の巧みさに起因する。 

 どこまで、本当やら、ウソ八百やら。真偽取り混ぜ合って、番組は進行してゆく。 

 血も涙も無い・・・ではない、「血の涙」。

 「あんたのは、材料費、いらんもんね」

 三船敏郎が出てきなさるわ、腰痛のクスリが、出てくるわ、予想もしなかった、「国民年金」で締めるわと、波乱万丈劇。

 時刻が深夜で、且つ、再再放送は、無いでしょうから、是非、タイマー録画してでも、観ることを、お薦めします。

 父・邦雄ではなく、

 長男の、陣内孝則の血も涙も、軽妙な芝居心あふれる性格も、この実母である、良子なしには、考えられませんですたい。ほんなこつ。


ひどい! あまりにも、ひど過ぎる! テレビドラマ「明日、ママがいない」第2弾!番組スポンサーが、いない

2018-11-16 12:07:28 | テレビ番組

 なんで、今になって、4年以上も前の、日本テレビのドラマのことについて、書かれた記事を、4度目の掲載をするんだよ?

 そう、クビを傾げつつ、読んでみるかと、お思いの方、多いでしょうね。 

 日本テレビといえば、今回の、「世界の果てまで、イッテQ」で放送された、タイの「お祭り」問題で、製作現場や、広報が、あいまいにしているさなか、

  民放連会長であり、当の日本テレビの社長でもある、大久保好男が、定例会見で、あっさり、非と、誤りを認め、「謝罪」した」・・・・と、報じられていた。

 ほ~っ。

 視聴率の良い、この番組は、非と、デタラメを認めたのなら、表記題の、連続ドラマ「明日、ママがいない」が、当時、公的機関からも、非難の嵐が注がれていたのに、ガンとして、非を認めず。

 さらに、スポンサー全社が、CM撤退したにも関わらず、最後まで、放送を強行した。

 なぜ? たかだか、1本の連続ドラマに、そこまで、執着したのであろうか?

  で、なんで、そこまで、上記番組放送に、大久保好男が、こだわったのか!?

 その、真相と、深層の一端に迫ったのが、この連載の「第2弾」と、続く「第3弾」です。

 大久保に至る前に、テレビドラマ業界の裏話を、るる書いております。

 この手の問題に、関心のある方。

 まあ、お読み戴ければ、と。

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 [2014・1・30公開] 《同年2月5日、再掲載》

 ≪ 2018・5・20 再再掲載 記事 ≫ 

 やっぱり、テレビ局と違い、企業は”常識”が、通用していた。

 番組のスポンサー全社が、コマーシャル提供を中止

 スポンサーを、降りた。良い方向に、向かっていると思う。購買者からの声も、追い風になったのであろうが、会社幹部が番組を見て、おったまげたことだろう。あまりの、ひどさに! 子供と、人の心の痛みを知らぬ、描き方に。

 「圧力団体」などと、児童養護施設を叩く輩もいるが、事実を見ていないのには、あきれる。

 また、慈恵病院自体が、「赤ちゃんポスト」と命名したことは無い。マスコミが、「こうのとりのゆりかご」という名を使わず、造語として使った経緯があるだけ。

 しかし、番組中止への圧力に屈するな! と叫ぶ輩が、自分の出自について、「ポスト君」「ポストちゃん」「飼い犬」「捨て犬!」などと、見も知らぬ他人や、周囲の人に、言われ続けたら、どう感じるだろうか?

 お前は、捨て子どころか、捨て犬、捨て猫、それ以下だと、言われ、指さし続けられたら、どう感じるだろうか?

 他人のコトと、思わないで欲しい。

 自分が、家族が、兄弟が、言われ続けたら?

 そう、思いをはせて戴きたい。考えて戴きたい。

 そして、やはり、と言うべきか。「松田沙也」なる本名を持つ、脚本家は、この世に存在していなかった。

 といって、ゴースト・ライターでも無かった。

 代わりに、存在していたのは、「大江」というのが旧姓の、この実写版の連続テレビドラマの脚本を、初めて書いた新人の、30歳前後の女性。

 第1弾の記事中で、実在しているのか、どうか?、かなり怪しいと、私は書いた。

 そして、その時点では、「松田沙也」という名前では、検索を試みていなかった。

 「怪しい」というのは、シナリオ・脚本家業界を、詳しく知っていたり、関わっていた人なら、その意味が、お分かりになるはず。

 かつて、しばしばあったのが、大センセや巨匠と目される脚本家が、徒弟制度を利用。弟子の脚本を少し手直しして、自分の脚本として出してしまうこと。修行、はたまた修練に代わるものとして、それがまかり通っていた。

 何作か書かせ、放送されてみてから、独立を認め、放送局や映画会社の幹部に紹介。やがて、それぞれが、師の元を巣立っていった。

 これ、かなりあった。

 ひょっとして、野島伸司も、その手の事情を背景に、子飼いの女の子の名前で、出した可能性も捨てきれなかった。

 ちなみに、かつて埼玉県下にある、とある進学高校に取材に行った時のこと。

 そこは、元・日本テレビのアナウンサーである町亜聖の母校だったのだが、取材中になんと、野島伸司も、その高校の卒業生であることが判明。記憶によれば、剣道部員ではなかったろうか。

 また、他には、いろいろな都合で、それまで使っていた脚本家としての名前を使えなくなって、やむなく、その場しのぎのペンネームを使ってしまうパターンもある。

 有名な逸話では、倉本聰が自分のそのペンネームでは書けず、その当時親しかった渡哲也の妻の旧姓を勝手に使って、脚本を書いた。

 ところが、その脚本が、思わぬことに、とある賞を受賞。しかし、授賞式に出るに出れなくなって・・・・・。むろん、本名の山谷馨(かおる)は、知られていて、書き出す前から使えなかったという、テンヤワンヤの笑い話がある。

 ちなみに、この倉本センセ。「公式」発表では、昭和二けた生まれになっているが、実はヒトケタ生まれ。

 で、話し戻って、先日、「松田沙也」を検索。

 この、実写版ドラマとしては新人の大江は、上記の徒弟制度から輩出した書き手では、なかった。

 想いを巡らせた・・・・・・。

 この人間は、一体どんな人物で、どんな経歴をたどって、あんな、脚本が書けるように成り果てたのか!?

 それが、まず知りたかった。

 むろん、新人脚本家が書いたシナリオ&脚本が、1行、1字1句変えられずに、そのままセリフになって作品が完成することは、まず無い。

 撮影開始前に、「打ち合わせ」と称して、制作サイドから、手直し、書き直しを、何度も何度も要求され、ソレを呑まなければ、仕事を失うことも、現実に多い。新人であれば、なおさらのこと。

 実際、松田というペンネームを持つ大江も、何度も日本テレビの新旧の局舎に呼び出され、「打ち合わせ」をさせられている。

 ハッと気づいたら、換骨奪胎。

 脚本家なりに、初稿の芯とした想いは見る影も無い、ということは、よくあること。

 かつて、「青春の殺人者」という、実際に起きた親殺しの殺人事件をヒントにした映画が、映画賞を受賞したことがあった。

 監督は、当時人気があった長谷川和彦。愛称は、「ゴジ」。顔、容姿が、怪獣のゴジラに似ていたことから、そう呼ばれた。

 撮影現場で、脚本に書かれたセリフや、状況を委細構わず、どんどん変え、書かれたシーンを削り、新たに書き加えることは、周囲に知られていたゴジ。

 ゴジの書いた脚本も、そうされた。当たり前のコトとして。甘受せざるを得なかった。

 中上健次の原作を元に、脚本を書いたのは田村孟

 めでたいはずの授賞式で、田村孟が、トロフィーを手に、マイクの前に立ち、怒りを交えて言い放った。

 「コレは、俺の脚本じゃねえ! ゴジが、見るも無残にズタズタにしやがった! コレは、ゴジの脚本だ! だから、賞はゴジに渡せ。俺は、帰る!」

 そう言い終わると、自分の椅子にトロフィーを置き、すぐさま去った。

 それは、めったに見られない光景ではあったが、出来うるならば、ソレを実行に移したいと、腹の中で思っている脚本家は、実に多い。

 だから、倉本聰は、「北の国から」以降、高視聴率を取れるようになって、制作サイドと放送局に、キッチリ注文を付けている。

 脚本に書かれたセリフは、1字1句、変えてはならないこと。

 さらに、すべての回を書きあげてから、脚本を渡す。その代わり、どんなに視聴率が悪くなっても、最終回まで必ず放送すること。むろん、脚本料は全額くれること。

 それを、約束させた。

 しかし、ソレは、倉本大センセだから、可能なこと。

 通常は、撮影現場で、セリフが増減。ソレが無くても、シーンのカットや、言い回しがドンドン変わるということは、今日も、ごくフツーに行なわれている。

 おそらく、新人の大江にとっては、抗議や、撤回や、修正を求めることなど出来るわけも無く、言いなりだったはず。

 もっとも、最初から、彼女、大江の脚本に

 「飼い犬

 「早く、新しい飼い主に慣れろ!」

 

 「あんた、いつまで、小芝居してんだよ!」

 そういうセリフが書き込まれていたとしたら、大江は、ドラマで描かれた世界の、事実と真実を知らな過ぎる、冷酷無比な鬼畜と言う他ない。

 それとも、「打ち合わせ」と言う名の席上で、上記のようなセリフに書き換えさせたのは、プロデューサーの、福井雄太か、難波利昭か?

 それとも、撮影現場で、そう書き換えたのは、ディレクターの猪股隆一か、長沼誠か、もしくは鈴木勇馬か?

 フィクションです。架空の物語なんです。などと言う言い訳で、逃げ切れる題材では、まったく無い。その範疇を越えているという他ない。

 斬りつければ、ブワッと、血が吹き出る題材なのだから!

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 それにしても、日本テレビのこの番組へのチカラの入れ具合は、尋常では無い。

 放送を見逃した人の為にという大義名分を旗頭に、深夜に再放送をするわ、パソコンを開けば、無料で即座に、今までの2回分をすべて、いつでも視聴出来ることまで、している。

 通常、ありえないことと、言っていい。

 すでに2回目の放送を終了。

 視聴率は、1回目が、14%。そして、2回目が、13・5%。

 わずか、0・5%下がっただけと、日本テレビや、傘下の制作会社のAXONは、タカをくくっているかもしれない。

 その上、1月29日の第3回目は、15%に、上昇。

 皮肉にも、記事を見て、では1度、試しに見てみようか?という、逆作用に働いてしまったのかもしれない。

 残念なことに、そんなつもりは全く無かったのに・・・・・。

 スポンサーも、すべて降りた。

 あとは、スポット・コマーシャルと、自社番組広告と、公共広告機構で、空いた時間穴を埋めるほかない。

 

 視聴者は、愚かでは無い。水島宏明のブログ記事によれば、放送の中止や、内容への疑問提起など、否定的意見は、日本テレビはすべて非公開にし、メール等、見捨てたという。

 怖いと感じるのは、「赤ちゃんポスト」とマスコミが名づけた「慈恵病院」がある、熊本県エリアを含む、北九州地区の視聴率が、先に記述した関東地区より高いこと。

 観た地元の人が、どう感じ、とりわけ子供がどう受け止めたか? が、気になって仕方ない。

 放送開始前、 大江は最終の第9回まで、書き上げてはいなかった。

 このあと、おそらく、世間の反応と視聴率を気にしつつ、書き直しが待ち受けているだろう。

 そして、何回まで放送出来るだろうか??

 何回で、放送中止にならざるを得ないか?

 他局、テレビ朝日の「相棒」が、民放ドラマトップの、18・6%とあれば、例え徐々に下がって10%になっても、おいそれと算盤ずくで中止に致しますとは、言いにくい。

 そのこ汚い経済論理は、分からないでもない。だが・・・・

 扱う題材を、そもそも履き違えた。甘く見た。どう描いても、許されると、思い上がった。

 岡村隆史のいう屁理屈は、バカバカしくて、間違いだらけ。オハナシにならない。そもそも番組を、観ていないのではないか。

 先に挙げた、5名の主要スタッフは、いずれも「ポスト」の呼び方に象徴される、「慈恵病院」に詳しい事前取材に訪れてはいない。

 後述するが、松田こと、大江も、同様であった・・・・。

 出演者である城田優は、この番組について、「全部、(最終回まで)観てから言って下さい。そうすれば、この番組の言いたいことや、良さが分かると思います」と言ったが、そんな悠長な視聴者は、この世にいない。

 だから、制作側が、第1回目から、センセーショナルなセリフを連発して、刺激的にあおり、意図的に仕掛けたわけだ。

 おそらく、三上博史を始めとして、当初の目論見では、最終回で、皆良い人、ひどいこと言ってごめんなさいとなって、無理やり、愛と感動と涙でしめくくろうというハラだったのであろう。

 しかし、そうはうまくいかない。

 視聴者は、製作者側が想像する以上に、賢い

 そして、企業スポンサーは、世間の荒波を、頭からザブンとかぶる前に、番組を降りたということだ。

 世の中を、甘く見ると、テレビ局は倒れる!

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 さて、「松田沙也」なる「ペンネーム」を持つ大江は、今までどんな人生を歩んできたのであろうか・・・

 生まれは、ニッポンだが、小学校6年生の時、父の仕事の関係で、韓国のソウルへと渡っている。彼女が、中学校2年生まで、そこの「日本人学校」に通った。

 父の仕事は、読売新聞の記者。そこの「ソウル支局」に、勤務。元々、父は、東京外国語大学の中国語学科を卒業。

 

 中国はむろんのこと、韓国、タイなど、アジア諸国に関心があり、自身も、先のソウルの他に、バンコク、北京の支局に勤めている。

 

 ちなみに、大江の両親は、ともに山形県出身だ。

 

 父は、その後、論説委員となったのち、千葉県下にある私立大学の教授に就任。今は、マス・コミニケーション学科の、学科長も兼務している。

 そんな人物を父に持つ彼女は、帰国後の高校時代は、演劇部に入る。そこで、文化祭のために上演するオリジナルの脚本を見よう見まねで書き始めた。

 ちなみに、高校は、茨城県にある常総学院高等学校へ通っている。

 そう! 野球部が強く、昨年の夏も、甲子園大会に出場しており、大江自身、球場に応援に駆けつけている。

 大学は、父が教授をしている、そこへ進学。それも、同じ学科へ!

 だが、そこで、記者の道に進もうとは考えなかった。

 軽音楽部[JOYCE]に入り、バンド活動に溺れる。その一方で、月に1回開くライブの宣伝ために、自らプロモ-ションビデオの脚本を書き、撮影する楽しさを知る。

 夏合宿や、定例の温泉合宿でも、それを手掛けた。

 ところが、卒業後の就職先は、着物の製造・販売会社。

 大江自身の考えでは、パソコンなどで、今までに見たことも無いような斬新なデザインを、立体的に企画立案して、今まで培った映像の能力を生かしたいと思っていた。

 だが、回された職場は、銀座の高級呉服店

 たまにしか来ない上客に深く頭を下げ、心にも無いお愛想とお世辞を言う、いわば接客業。

 たった3か月で、辞めた。

 そこからは、進学・受験塾で有名な「東進ハイスクール」の受付事務のアルバイトを続けながら、一念発起して、表参道にある「シナリオ・センター」に通い始めた。

 他の生徒より、一歩二歩、先を歩める天賦の才能があったのであろう。

 ゲームのシナリオや、アニメーションのシナリオを書き、構成したり、プロットを書いたり、新作アニメのプロジェクト・チームの中に組み込まれ、若い女性としての意見を述べ、助言したりし始めていった。

 シナリオ・センターの中でも、とりわけアニメにおいて、チカラを発揮していった。

 新風舎の「恋愛文学コンテスト」に応募。そこで称賛され、図に乗った感がある。

 というのも、当時、私自身、新風舎の自費出版詐欺事件を取材していた。

 結局、被害者にカネを戻さず、会社更生を申請して、法的責任を逃げまくった。

 まさに、そのドサクサのさ中での彼女の小説絶賛甘言。

 当時の新風舎は、持ち込まれたどんなシロモノでも称賛して、ともかく作家志望者から、1円でも多くの自費出版にかかるカネを引き出そうと、甘言を弄していた頃であった。

 とにもかくにも、見かけ上、売れ始めかけた大江。

 実は、昨年の5月。大江は、結婚した

 翌月には、新婚旅行で、雨の成田空港をたち、モルジブへと、新婚旅行へ行ってもいる。

 しかし、夫の姓は、松田ではない。

 「松田沙也」なる名前は、それ以前から使っている、ペンネームに過ぎない。まだ、妊娠は、していないようだ。

 挙式前に、千葉県の柏市にほど近い、住所としては松戸市にあるマンションに新婚家庭を構えている。

 すでに、新妻として8か月。

 ただ、幸せ感は、残念ながら、漂ってはこない

 予備校のアルバイトこそしなくてもいいようになりつつあるが、脚本を書くというより、打ち込む作業に、ひたすら一生懸命の日々。

 煮詰まったり、気分を 変えたい時には、スターバックスなどのコーヒーショップに、パソコンを持ち込み、また打ち始める。

 バンドをやっていたこともあり、歌謡曲好き。その一方で、サッカー観戦も大好きだ。

 美人とは、言い難い容貌。

 自転車をこいで、椅子に座りっぱなしのため落ち始めた脚力回復と、気分転換も計っている。

 好きな、コンサートや、ライブ、演劇鑑賞にも、以前ほど行けてない。

 そして・・・・・・・

 良くも悪くも話題沸騰の、この番組を書く、いや、打ち始めるにあたって、取材を殆んどしていない

 していたなら、あんな脚本は、打てない。

 そう断定したら、そんなことありませんと、彼女はクチをとがらせるだろうが、彼女の「公的」な答えでも、「ご意見は伺っております」と言うに、とどめている。

 誰に、どのような経緯で、聞いているのか? 制作スタッフからの間接的、では、ハナシにならない題材だ。

 自ら取材に、行っているのか?

 例えば熊本市まで行って「慈恵病院」、例えば、全国各地に点在する「児童養護施設」。

 そこにまで足を自ら伸ばして行ったことが有るとは、まったく、ハッキリと言っていない。その兆しも、無い。

 実際、取材に日々を費やした形跡、足跡が、残念ながら見いだせない。

 現役プロボクサーで、児童養護施設出身者が、数人いる。今回、聞いてみたら、「観ていません」という答えが返ってきた。

 安心した。

 観ていたら、怒り狂い、そして、落ちこむだろうから。

 それでも、イッチョ上がりで、映像を作る奴はいる。そして、現実に映画やドラマは、出来てしまっている。

 大江だけでは、ない。すでに、そんな、労せずして、ちょろい生き方をしている有名人は、いる。

 例えば、是枝裕和(これえだ・ひろかず)。

 実際に起こった事件を基に描いた映画「誰も知らない」。

 この映画で、是枝は一躍知られることになったのだが、実は彼自身、その現場や、関係施設に1度も行っていない。聞き出してもいない。

 腐っても、ドキュメンタリー演出家の、はず。

 ところが、この手口。本当に、驚いた!

 是枝は、何食わぬ顔をして、脚本を書き上げた。想像の産物を。

 ところが、取材してみて、分かったのだが、当時の報道には、かなりのウソと事実誤認と、間違いがあった。

 しかし、是枝はむろん気付かぬまま、そんな報道を下地に書いていた。

 偶然に合っていたのは、古いマンションの部屋の番号だけ。

 詳しく知りたい人は、「ブログ人 誰も知らない是枝裕和の秘め事」を、一読して戴ければ、分かります。

 私なりに、改めてゼロから取材していく中で、あの子供達が、その後引き取られた児童養護施設で、どのような生活をしていったのか?を、当時つぶさに調べていった。

 一時期、女の子1人だけは、鬼畜のごとき実母の元に身を寄せたが、すぐ施設に戻っている。

 一体、どの施設に入ったのだろうか? 遠い、近い、さまざまなところを、こつこつこつこつ、訪ね歩いた。

 「個人情報」という名の、ぶ厚い壁が立ちはだかったものの、その実態が、同時に、少しずつ分かっていった。

 だから、大江という「新進脚本家」に対して、このような1文が、自信をもって書けるのだが。

 大江を喜ばせるつもりは無いが、少し眉をひそめたくなるような施設も、あるには有ったし、愛情が感じられない職員にも、ひどい経営実態にも出会った・・・・・・・。

 皆が皆、良い人ばかりではない。だが、それは、全体からみれば、ほんの1部に過ぎなかった。

 だが、「明日、ママがいない」は、それを軽~く飛び越えた、デタラメ産物。飛躍し過ぎ、ありえなさ過ぎ。

 チョ~架空。チョ~・フィクション。

 ただただ、そのすべての関わる人達の心を、傷付けているだけでしかない。まさに、救いようのない愚作だ。

 これは、「フィクション」とか「架空」とかの逃げ口上では、とても片づけられない。そんなもん、書くう??と、大江には、シャレを、かましたい。

 彼女は、まだママには、なっていない。なってみて、初めて、我が子を見て、少しは、書いた傷みに、気付くかも知れない・・・・・

 

 さて、戻って、この是枝。

 最近、「そして父になる」という映画を監督し、「脚本」も書いた。下手すると、日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲るかもかも知れない。だが、獲らせてはいけない作り方の罪を、またも是枝は犯した。

 これまた、かつて全国各地で発覚した「産院での、赤ちゃん、取り違え事件」が、基本的ベースにあった題材。

 またも是枝は、地道に、丹念に取材をせず、奥野修司というルポライターが、17年間にも渡って追跡取材を丹念に積み重ねた末に書き上げた「ねじれた絆」を、安易にパクッた。いいとこどりした。

 少なくとも、参考にした、参照した、テキストにした、などという言い訳を越えたことを、平気でしてのけた。

 またか・・・・・

 呆れ果てた。その、作り手としての安易な姿勢に、堕落ぶりに。

 結局、映画の出資元であるフジテレビは、裏工作の末、妥協の産物として、「ねじれた絆」を「原作」とした、ドキュメンタリー・ドラマを一方で制作し、映画と時を同じくして、放映した。

 多くの人に迷惑と、お世話をかけても、恥じない是枝。

 大江には、そんな詐欺にも近い愚者の二の舞は、演じて欲しくない

 一方、かつて、やらせと、仕掛けで、ドキュメンタリー番組を作り続けた田原総一朗

 彼の被害者に、ジャズ・ピアニストの山下洋輔がいる。早稲田大学大隈講堂でのやらせなどで、体もひどい目にあっている。

 興味のある方は、ご自分で当たって、調べてください。思わず、あきれてしまうはずですから。

 ここで、詳しく書くと、拡散し過ぎになりかねないので。

 さて、全9回を強行放送すると明言した、日本テレビの大久保好男(よしお)社長だが、ストーリー展開も変えないと、言い切った。

 世間の冷ややかな視線と、スポンサー皆無の荒波をかぶっているのにだ。

 どうして、そこまで、新人女性脚本家に、肝いり、肩入れ、援護するのであろうか?

 

 実は、この大久保。卒業した大学は、東京外国語大学(フランス語学科)。そして、元・読売新聞記者にして、元・論説委員。

 

 そう、お気づきになりましたか?

 

 大江の実父と、大学で同窓生、職場で同僚だったのであります。

 

 奇妙な偶然。そう言って置きましょう。点と線は、つながるのでありますが

 親しい人の、実の娘が脚本家となれば、ひと声かけられ、かけて、新人で、ドラマ未経験であろうが、強力に後押し、推薦したことだろう。

 だから、何としてでも、スポンサーが無くても、最終回まで、強行放映したい。

 記者には、定例会見でも、そんな裏事情は、ひた隠しに隠した。

 ちなみに、大江の実父が教授をしている大学に、元・日本テレビの問題多き男性アナウンサーが、準教綬としていきなり、同じ学科に就任。やがて教授となり、現在は客員教授として籍を置いております。

 

 さて、アジア諸国の政治問題に詳しい、大江の実父は、論説委員を辞したのちも、60を超える論文や寄稿を書いている。

 そのなかには、目下、東京都知事候補として、選挙戦に日々東奔西走している、田母神俊雄を、バッサリ、斬って捨てているモノもある。

 かつて、田母神は、自論の歴史観を縦横無尽に展開し、筆を走らせた論文を、世に出した。

 それが露見し、田母神は幕僚長のクビが飛んだのだが、大江の実父は、「前代未聞の「妄言」論文」と、バッサリ、斬って捨てた

 私も、妄言とまでは言わないが、田母神の歴史観は、ご自由だが、基本の歴史事実の誤認が、多すぎて、あきれてしまったのは、事実だ。

 そんな田母神が、今や、娘の書いたドラマと共に、世間とマスコミをにぎわせ、騒がせている。

 どんな想いを、抱いているであろうか?と、思った。奇妙な「偶然」の縁と、点と線についても、聞いてみたい。そう、思った。

 とりわけ、記者の娘として産まれたのに、親元を離れた、30前後の立派な成人とはいえ、取材を綿密に重ねもしないで、飛ばし記事ならぬ、「飛ばし脚本」を書いてしまった、もしくは、書かざるを得ない羽目に陥ったことについて、人生の先輩としても、どう思っているのか?

 大江教授の研究室へ、電話を入れてみた。

 ・・・・・・不在だった。

 大学によれば、目下、学内は後期試験の真っ只中。自らの娘もいたマス・コミ二ケーション学科の試験は、本日は無し。

 よって、試験立ち合いの業務も、無いのではないか、とのこと。

 ならば、自宅へ ・・・・とも思ったが、やめた。

 父から娘へ。書くことの難しさと、取材・下調べの大切さを、説いているはずだから・・・・

 そう、信じたい。せめて、そう、思いたい。

 最後に、新人、否、新進脚本家の大江に、次の言葉を捧げたい。

 

 それは、彼女がアニメの脚本を書いて、調子に乗っていた頃、かつて、ある人から、きつく戒めとして言われた言葉だ。

 

 < (アニメだからといっても、出てくるのは)皮膚を切ったら、血が出る人間なんだよ。それを、忘れないでね!>

 

 

 

 

 

 

 


《 リアル 芸能 ルポ 》 な、なんじゃあ! この怪演亀頭役者は? ほうほう、山内圭哉、言うんかい。気になるのう・・・今、しばらく、この、ば「獣」男優、観たいのう

2018-10-11 12:05:15 | テレビ番組

 原稿が打ち上がり、一息ついてから、まだちょいと気になる有働由美子率いる、新体制「NEWS ZERO」でも、観ておこうかなあ・・・・・

  なあんて、思いつつ、日本テレビにチャンネルを、合わせた。

 と、いきなり画面から、ハゲしい怒号が! それも、ヤクザ映画ばりの、大阪弁で、一気にまくしたてていた。

 は? なんじゃあ?

 見えたのは、この亀頭むきむき、剃り上げたスキンヘッドの男。

 誰じゃい? この怪優。

 まあ、おもろい怪演ぶり。

 第1回、10分延長戦。

 そんなもんで、気張って、意図して、意表を突く展開で、視聴者を、ぐいぐい引きずり込む必要性があることが、その背景にある・・・・・とはいえ、この役者。誰じゃろ?

 ところが、主役の新垣結衣や、松田龍平や、乳首が真っ黒な、菊地凜子(りんこ)らの名前は、番組表や、内容を知らせるシロモノに、載っているものの、他の脇役は、ズラリと、冷たい扱い、一律並記。

 ひょっとして、聞いたことの無い、俳優の名前に、勘で当たりをつけた。

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 山内圭哉。けいや?だれや?

 ウイキ・・・・を見たら、おおっ!

 この、亀頭スキンヘッドが。それも、読み方。けいや、ではない。「たかや」と、読ませる。 

 まもなく、47歳。

 読み進めると、モロに、大阪市出身。 これまで、舞台出演多数。

 だけど、まったく、知らない。わたしにとっては、無名。

 ツィッターを開くと、上記掲載写真とともに、演劇史上、古典的名作の、「セールスマンの死」の、追い込み、猛稽古中らしい。

  知らない、神奈川の劇場。

 とりあえず、九十九剣児(つくも けんじ)、超ワンマン社長役。

 ピッタリ、はまっとるし、「業務改善命令」を突きつけられた瞬間の、怪優の表情、う・ま・い!

 座布団、7枚、上げましょう。

 次回は、海外主張で、さほど、画面出ず、か。

 電話からの声で、受話器が揺れ、跳ね、跳ね、ジャンプしまくる、くらいか。

 舞台稽古と、公演のスケジュールの兼ね合いがあるだろうが、この男見たさに、しばらく、観ておきたい。

 初回の、視聴率。平均、11・5%。

 とはいえ、たかだか1社。たかだか、関東地区だけの、数字。

 全国47都道府県のうち、たったの5~6。 脚本の、野木亜紀子、あの、話題作「逃げるは恥だが、役に立つ」を書いたヒト。

 ホモっぽい、岡田惠和(よしかず)の、ラジオ番組に、ゲストで呼ばれ、少し、素顔はのぞけた。

 とはいうものの、散々、書き直しを命じられた末の、「完成台本」と、スタジオで削られまくり、新たに書きこまれる「撮影台本」は、別物。

 この「獣」も、そうなりながら、どう、獣が「ば獣」に、変貌してゆくか?

 期待倒れに終わり、尻つぼみになるか?

 主演クラスの、新垣結衣や、松田龍平や、菊地凜子らの演技力は、相も変わらず、ヘタなまま。まったく、成長の跡が、見えない。

 ブランクあったのちも、乳首も含め、ブラックなまま。

 数字、下げさせないテコは、意外や脇役と想われていた、この山内圭哉かも、しれまへんでえ・・・。

 実際、この手合いの、創立者兼、ワンマン社長、おるしなあ・・・・

 リアリティ、ありまんねん 

 ば獣怪優、気にして、いただきたい

 

 、


瀬古利彦が、クチが裂けても、「しくじり先生」の中で、とても言えなかったこと!実は、アメリカ留学中に、爆食いの他に、究極の「しくじり」やらかしていた!

2018-08-10 01:24:36 | テレビ番組

 瀬古利彦が、今年4月。岐阜の女子アナに対して、「ハーフマラソン」中継後、何人もいる打ち上げの酒席の場で、「セクハラ発言」をしてしまい、それが記事化されて発覚。

 彼が、どんなことをその女性に言ったのかは、瀬古当人語らず。

 詳しくは、わからないが・・・・・・。

 あの瀬古さんなら、ジョークでクチにしたのだろうと想う。

 半年ほど、密着取材した過去があるので、性格はホンの少し、ほかの記者より、知っている。

 ビールが、大好き。性格、明るい。

 オンナ、実は大好き。でも、スケベじゃ、ない。節操は、わきまえている御ヒト。

 セクハラ、はらはら。

 何も、かにも、気持ち、ハラハラして、冗談も言えない時代って、なんだかなあ・・・・

 1年5か月前の記事。

 よろしければ、一読あれ

 < 2017・3・14 掲載記事>

 今日、3月14日、朝。

  ネットのニュース欄に、瀬古利彦が、テレビ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル」に、昨夜、録画出演。

 そこで、高校時代、素晴らしい記録を次々と打ちたてたあと、早稲田大学にすんなり入学出来ず、高卒後、アメリカに行って生活した際、走る練習をロクにせず、甘いモノを爆食いしたため、とんでもなく太ってしまう「しくじり」を犯したエピソードを、披露・・・・・したようだ。

 ようだ、というのは、まったく番組を観ていないから。

 朝の記事で、瀬古が話した内容を知った。

 また、1981年、ノルウェーでの強化合宿で、足を大ケガした時の、本当の原因は、走っていた時、全裸で日光浴をしていた女性を見かけ、

 「全、全、全裸!!」と、驚き、嬉しがり、よそ見して、走りながら見惚れていた、その拍子に、思わず足をひねって転倒し、全治1年10か月もの大ケガを負った「しくじり」も、話したそうな。

 ソレの紹介記事を見て、ああ、瀬古さんなら、充分にあり得るなと想った。

 ところが、あの、アメリカで起こした、もう一つの「しくじり」のことは、話していないようだった。

 そりゃあ、さすがに、奥様もテレビを昨夜、おそらく観てたであろうし、いくらなんでも話せないよなあ・・・・・と、思い直した。

 とはいえ、瀬古さんもすでに、60歳。奥様の、美さんも、57歳にもなった。

 婚約した際、彼女が都内下町の、材木問屋の娘だったことに引っ掛けて、瀬古さん、こう言った。

 「僕は、気が多いもんで」

 気と、木。上手い!と、ニンマリしたもんです。修行僧みたいなイメージ与えてましたけど、実は、とても明るく、ジョーク大好きでしたもんね。

 鬼コーチに隠れて、ビール飲んで、見つからないように、すぐ缶を遠くにまで、捨てに行ってたし。

 あっ! 練習態度は、超マジメでしたっす!

 子供さんは、男ばっかり、4人。

 長男の昴(すばる)、以下、亜土武(あとむ)、天哩(てんり)、聖瑚(しょうご)。

 いずれも、読めそうで読みにくい名前を命名。長男は、闘病生活をなさっているとか。

 今や、早稲田大学、ヱスビー食品を経て、「DeNA ランニングクラブ 総監督」を務めながら、日本陸連の「マラソン強化戦略プロジェクトリーダー」の任務もなさっているよか。

 そうそう、忘れないうちに書いとかねば。

 この8月、ロンドンで行われる「世界選手権」に、何も、無理やり3人、選出することは、無いと思います。

 国内での選考レース、すべて、天候、コース、気温。条件は、ほぼベストと言ってもよかったのに、全員、低成績の討ち死に。

 もはや、こんなザマでは、奇跡は起こり得ません。1人も、メダルは、間違いなく取れません!

 強いてあげるなら、期待を、ひょっとして!と、持たせてだけはくれる川内優輝だけ。

 彼のラストランに一役買えば良い、くらいですね。

 マラソンが、とてもとても、そんなに甘いもんじゃない、と取材を通じて教えてくれたのは、何を隠そう、瀬古さんだったのですから。

 そんな瀬古さんを取材しながら、どんなに、あの中村清・先生(写真下。右側)に許可を取るのが大変だったか・・・・・。

  で、一方で、瀬古さんの過去を知る人達に、数多く逢ったり、電話もしまくって、話しを聞いていた。

 その中の1人。

 先の高卒後、アメリカの南カリフォルニア大学に、日本人学生数人で陸上強化の目的で留学。

 確か、殆んど国費留学だった記憶があります。

 で、瀬古さん。

 憧れの、外国。太陽サンサン、誰も文句言わない、自由の身になって、つい、ハメをはず・・・・さなかった。

 まだ、18~19歳。

 食欲満たして、80キロ以上に、ブクブク太った。

 で、若いんだもん!やりたい盛り、したい盛り。

 食欲、満たしたら、ねえ・・・・お次は、当然、性欲で決まり!

 これも、普通の神経。

 金髪女性と、ディスコへ行ったのは、この頃です。

 カタコトの米語を覚えて、何度か、街を歩いていたら、売春街を見つけた。

 したいこと、いけないこと??

 心、ときめき、迷った末、意を決して、「YOU、レディ、ハウマッチ?」

 とても、高い。おカネ、仕送り、そんなに無い。んなもんで、高級から、値段の折り合う、低級へ・・・・。

 瀬古くない。無いものは、無いんだもん。

 で、ハメを、はずさなかった!キッチリ、膨張!ドピュツ!

 瀬古、性交、成功!

 oh! ファンタスティック! グッド、グッドね!

 学生寮に帰ってきて、しばらくして・・・・・。

 か、か、かゆい! なんか、変になっている、大事なトコが。

 友人に相談し、薬を付けるやら、さらすやら、あおるやら、吹きかけるやら、悪戦苦闘・・・・・。

 瀬古さん、しょげながら、変わり果てたトコ見ながら、思わず、もらしたそうだ。

 「やっぱり、安いトコでするんじゃなかった・・・・」

 童貞を失い、逆に、性病のお土産をプレゼントされた、若き日の、忘れられない、ホロ苦い想い出。

 これ、もちろん、実話です。

 誰が、ばらした?

 瀬古さん、もちろん、知ってる人ですよ。

 これぞ、極め付きの「しくじり」。

 60歳の、還暦祝いに、一筆、計上、つかまつりました。

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パソコンで、テレビの録画部分、58分、フルに見ました。

やっぱり、さすがに言ってませんでしたねえ

 

 


《 リアル 卓球 ルポ 》 [追記版]何の反省も無し、何の注意もしていない「狂怪」。1打成功すれば、3度も大声で叫ぶ、張本智和こと、チャン・チーホー。その、つけ上がり振りに、マスコミ報道激減中!

2018-06-10 18:17:48 | テレビ番組

 《 2018・5・1 掲載 》

 この、チャン・チーホー。

 何の反省も無い以前に、「日本卓球協会」ならぬ、「狂怪」は、ホントに、このチャンのガキに、試合のマナーの行き過ぎや、礼節の無さを、注意したんだろうか?

 写真の画像は、テレビ東京が、スウェ―デンからナマ中継している瞬間を、切り取ったもの。

 「チョレイ!」とは、叫ばなくなったし、海老反りもしなくなった。

 その代わり、さらに雄叫び音声は2倍に増し、言葉にならない、馬鹿なチャン叫びを、毎度毎度、3度も、しつこく、大げさなガッツポーズを加えて、繰り返す。

 相手の、チャンの母国である中国人は、声も上げないのに・・・。

  チャンのうるさ過ぎるところは、相も変わらず、1打、成功するたびに叫びまくるクセ。

 自分がされたら、いやなことを、相変わらず、反省も、後悔もせず、しまくる。いじめっ子と同じだ。

 折々に観ていると、水谷隼や、石川佳純も叫びはする。小さくガッツポーズもする。

 しかし、それはセット・ポイントや、ゲーム・ポイントを獲った直後のみ。

 喜びは、胸に収め、対戦相手に対する、敬意を払っているからだ。

 ところが、チャン・チーホーの悪癖は、すでに書いたように、卓球ファンにも評判がいまだ悪い、伊藤美誠が、「チョレイ!」と猿まねをしただけでなく、

 同じ17歳の早田ひななるネーチャンまで、1打成功するごとに、叫び始めた。

 悪影響は、低脳にじわじわ、広がっている。

 どれだけ勝とうが、礼節と礼儀と常識の無いスポーツマンは、永遠に評価されない。

 その証拠に、勝とうが負けようが、外国での試合を抜きにして、こと、卓球の扱いは、スポーツ新聞でさえ、最下段の片隅に、せいぜい10行で終わっている、

 もはや、14歳は、「売り」にはならない。

 このまま、間違いなく2020五輪へ向けて、見放されていく・・・。

 つけあがるチャン・チーホーら、10代の卓球馬鹿たちに、今、厳しく、人間教育をしなければ、確実に日本人は見捨てる。眉をくもらせてゆく。観客は、今以上に来なくなる。足が、今以上に遠のく。

 ただただ、それに気付かず、注意もせず、勝利第一優先の、「狂怪」。

 馬鹿としか、言いようがない・・・・・

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 《 2018・5・2 追記 》

 「日本卓球協会」、実態は、義務教育さえ捻じ曲げて、勝利のみにまい進しまくっている「狂怪」。

 ならびに、当のチャン・チーホー。日本の税金を手にしている、息子の個人コーチであり、実父である、帰化前の名前、チャン・イー。

 そして、その叫びの猿まねをしている、日本人の17歳、伊藤美誠(みま)や、早田ひな。

 すべてに、次の言葉を突きつけたい。

  4月30日。元・関脇の若の里こと、古川(こがわ)忍、41歳が、引退後、指導していた田子ノ浦部屋を離れて独立。

 新たに、「西岩部屋」を興した。

 新弟子は、7人。

 度重なるケガにも見舞われた、苦労人。彼を、悪く言う力士仲間は少ない。

 そんな経歴を踏まえ、7人に対する、これから迎える、新たな指導の心得について、報道陣に問われ、こう彼は話した。

 「強ければ、ナニをしても良いという力士には、なって欲しくない。人間として立派に育て、その延長戦で相撲が強くなればいいと想ってます」

 個人名こそ挙げなかったが、誰もがすぐ思い浮かんだのは、白鵬こと、ダヴァジャルガルの蛮行取り口の汚さ、危険性だった。

 だが、その一方で、スウェーデン から送られてくる画像を29日から見詰めつつ、これは、チャン・チーホーや、伊藤美誠、早田ひなにも当てはまるなあ、と。

 狂怪が指導しないで、見て見ぬふりを、このままし続けるのなら、意を決して、水谷隼(しゅん)や、石川佳純たちが、先輩として、教え込むしかない。

 チームワーク、以前の課題として。

 でなければ、間違いなく、日本卓球は見放されて、地に墜ちる!

 

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 《 2018・5・3 追記 》

 地上波で、唯一、このチャン・チーホーの卓球のザマを放送しているのが、テレビ東京。

 ただし、関東地区以外でも、放送されているのかどうか、知らない。

 あきれ、驚くのが、このスポット・コマーシャル。

 この悪名高く、評判が悪い、チャン・チーホーの、海老反りポーズと大声での叫びを何度も何度も、流している、

 自分で、視聴者を遠ざけている、

 馬鹿の極みというほかない。

 あ~あ、石川佳純までも、1打ごとに、叫び始めた。

 うるさい、うるさい、馬鹿者達。

 

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 《 2018.6・10 追記 》

 また、叫ぶ、10代の馬鹿、2人が、どこやらで優勝した・・・・そうな。

 たかが卓球。されど、卓球では、確かにあるけれど・・・・・ 

 

 日本卓球「狂怪」。

 チャン・チーホーに、試合後の言動について、厳重注意をし、対戦相手に対する敬意を払うように、とキツク言い置いたのではなかったんじゃないのか?

 勝ったもんなら、海老反り、叫び、そして、這って寝る。

 ニュース動画では、相も変わらず、父の帰化した中国人に抱き着き、喜びを爆発。

 勝って、「チョレイ!」と叫んだ、オデコ、女子コーセー、伊藤美誠(みま)。

 人間として、本来有るべき、礼節教育を、10代の思い上がった悪ガキに、まったくしないでおいて、野放ししたままでは、スポーツは日本国民に支援されないことを、再度、指摘しておく 


《 リアル ピョンチャン 2018冬季五輪 ルポ 》 上村愛子が仰ぎ見る「巨人」を出したり、かと思えば一見アーパー「キャバクラ嬢」を出したり。奇妙キテレツ、不可思議なNHK

2018-02-15 23:12:43 | テレビ番組

 素のしゃべりが、とてもつたないが、プライドお高い、荒川静香。

 俺が、俺様が!の、目立ちたがり屋、注目浴びたがり屋の性格丸出しの、野村忠宏。

 おカネに異常に細かく、歯ぐきむき出しで、男勝りの激しい性格の、パチンコ狂い、高橋尚子。

 そんな民放各局が押し出した、今回の「ピョンチャン 2018冬季五輪」の、メインキャスターの看板を背負わされた元スポーツ選手達。

 台本手放さずに、どのくらいしゃべる能力があるのか?

 気にはなるが、いかんせん、コマーシャルが、切れ目なく、且つ、競技放送時間より長く入りかねないので、見ていない。

 勢い、NHKを、流しっぱなしで、時には、無音で視聴したりしている傾向が強くなっている、今回の冬季五輪。

 そのなかで、いきなり、観たことも無い、キャバクラ嬢が、競技中継画像が終わった瞬間、その顔が画面一杯にフルサイズで出たのには、思わず、びっくらこいた。

  なんじゃあ? この、スポーツ知らずの、アーパー女は?

  惜しくも日本代表選手や、日本代表チームがメダルを逃したり、下位に戦績が落ちたりしてると、クサいほど、ミエミエのガッカリした顔、悔しそうな学芸会並みの演技顔。 

 一方で、メダル獲った映像の直後だと、笑顔、クサい匂い立つような嬉し顔。

 いったい、こんなキャバクラ嬢をスタジオに引っ張り込んで、シロート感想を聞いて、どーするんだろう?と、思っていたら、なんと、このネーチャン、タレント&女優だそうな。

 サッカー部のマネージャーの経験ありと載っていたので,調べてみたら、「お仕事」「営業」でクラブ巡りしただけのこと。

 よりにもよって、どうして、起用されたのか、不可解、奇妙キテレツな背景ありそう。

 所属している、大手の事務所の押し込み能力に負けたか・・・・・・。

 足立梨花なる、お名前。ブスでは無いが、美人とは・・・・言い難い。

 まったく、知らない。こんな学芸会程度でも勤まる甘い世界であることは、知ってはいるけれど・・・・。

 に、してもだ。

 このキャバクラ嬢と勘違いせざるを得ない、毎回違う衣装で、この子を出させ続ける狙いは、どこにあるのだろうか?

 スポーツ、とりわけスキー、スケート競技の経験も知識も皆無の、場違いでアーパーな子を出させて、どうしたいのだろうか・・・・・。訳わかりましぇん!

 その一方で、こんな巨人も、いきなり御登場!

  こ、これ、別にデフォルメした画面ではありません。

 思わず、お前は、この世に甦った、ジャイアント馬場かよ?

 そう想わせた、左側の背高のっぽは、アナウンサーの小宮山晃義(こみやま てるよし)、34歳。

 中央に立つ、上村愛子が、小宮山に話す時や、話しを聞く時。

 見上げて聞く、見上げて話さざるを得なく、首が痛くなりそうな顔。

 右端の男性も、元スポーツマン。

 なのに、この小宮山を起用抜擢の意図、訳わからん。

 公称では、188センチとなっているが、んなもんじゃない印象。

 サッカーを高校時代から、ちょいと、やっていたそうな。

 にしても、座らせて、話し進めないと、上村。スノーボードに乗って転倒した時より、首痛めそうだ。

 ま、あまりに目を惹いた2人を、記事化した次第。

 起用の意図、聴いても、電話、たらい回して、揚句に切るのがあの局の手口なんで、していない。

 


これぞ、Eテレ番組、最高傑作を、お教えしましょう! 視聴対象、小学校5~6年生、中高校生。はあ? 実際には、大の大人が、ひっくり返るほど、楽しめる。その題名は・・・

2018-01-23 16:50:45 | テレビ番組

 教育テレビ、改め、Eテレ。

 検索に、ETVが、出てたんで、じゃあ、やっぱり、記事化してみっかな、と。

 知らぬ間に、変わっていた。何が、良いテレじゃい!とも、想ってたが、いやあ、なかなかの出来もある。

 そのうえ、腰抜かすほど、大胆な番組創りもやったりしている。

 落ち目の、あの人は今?というタレントが、珍しく出てた。

 かと思えば、今だけ! 売れっ子のタレントも出てる。

 ギャラは安くても、教育テレビと言うイメージが良い。田舎にいる両親、じいちゃん、ばあちゃん、兄弟姉妹の、おいっこ、めいっこも、安心して観られるからだと、知ってる役者は言う。

 さらに、観る者の意表を突くほど、ざん新な創りをしてくる番組が、時に出てくるから面白い。

 例えば、蒼井優が意外な見せ方をしてきた「考えるカラス~科学の考え方~」

  何年も前に創られた短編番組のうえ、答えを出さないで終わるという、観る者を、あっけに取らせるやり方。

 今も、たまに放送されている。 

 その、流れで、なんと、「昔話」と「裁判員裁判」を組み合わせたものが、創られていた。

 それが、コレだ!

  その名も、「昔話法廷」ときた。

 そう、昔話だ。

  この番組では、有名なものを、8話取り上げている、

 「さるかに合戦」

 「三匹の、こぶた」

 「カチカチ山」

 「白雪姫」

 「アリとキリギリス」

 「舌切りすずめ」

 「浦島太郎」

 そして、「ヘンゼルとグレーテル」。

 この話に出てくる者が、なんと、裁判員裁判の法廷の場で、裁かれるのだ!

 マジかよ? そう、極めてマジなのだ。

 笑い無し。極めてシリアスに、お堅く法廷での証言、弁明、弁護人と検事のつばぜり合いが進む。

 そんな番組の、視聴対象者が、なんと! 小学5年生と、6年生、さらに、中高校生だというのだが、それこそ、意表を突く。

 放送されたのが、、2015年だそうな。

 そうな、というのは、私が偶然観たのが昨年だからだ。

 こんな、面白い番組があったなんて!

 2本のブログで、知る人ぞ知るというニュアンスで書かれているものがあったが、メディアはどこも取り上げていない。

 放送時間は、「さるかに合戦」だけが、20分。あとの7作品は、15分。

 出演者だって、手練れがズラリ。

 「さるかに」に、小林聡美。 

 「カチカチ山」に、モロ師岡、高橋元太郎。

 「白雪姫」に、真行寺君枝、苅谷俊介。

 「アリとキリギリス」に、ミムラ、嶋田久作。

 「舌切りすずめ」に、国仲涼子、根岸季衣。

 「浦島太郎」に、奥貫薫、平田満、横内正。

 「ヘンゼルとグレーテル」に、小西真奈美、松本穂香。

 興味、くすぐられるかな?

 じゃあ、いつ放送されんだよ?

 それが、不定期もいいとこ。

 んだけど、今すぐ、パソコンで、自由に全部8作品、観られるんだ。

 「Eテレ 昔話法廷」と検索してごらん。

 脚本は、今井雅子、オカモト國ヒコ、坂口理子、

 世間には広く知られていないが、いずれも良い書き手だ。

 ズラリと8作、並ぶなか、さあ、どれからでも、後ろから、前から。お好きにど~ぞ。

 君が裁判員なら、どんな判決を下すかな?

 1本観たら、間違いなく、全部、時間の余裕がある限り,観たくなる出来と、シュールさ、ふんだん。

 大人が、充分に楽しめる大傑作! と言い切って良い出来です。

 


<リアル 芸能 ルポ>(4)今年の、超愚作ナンバー1! フジテレビのドラマ「若者たち2014」の裏側

2015-10-16 21:25:14 | テレビ番組

 <2014・8・22 掲載>

 本当に、くだらないドラマに、成り下がってしまった「若者たち 2014」。

 その視聴率、止めども無く奈落の底へ落ち続け、この8月20日の、最新第6話に至っては、わずか6・1%

 この、超が冠に付く駄作・愚作と違い、「数字」がある程度見込める女子バレーボールの中継が長引いたため、この愚作が開始35分遅れになったが、その影響では無い。

 もう、視聴者は、このくだらなさに付き合ってられない!とばかりに、見放したということだ。

 早朝、誰も見ない時刻に放送している「新・週刊フジテレビ批評

 その8月16日に、杉田成道(しげみち)が出た。自他称・ジャーナリストの名も知らぬ茶髪の坊や相手に、終始へらへら。気味悪いほどの、意味ない愛想笑い。

 倉本”大センセ~”聰に怒られ、決別を告げられたときも、こ~ゆ~へらへら顔を見せて、さらに怒りをかったんだろうなと思わせる。

 杉田は、言葉こそ連ねるものの、よく言ってる意味が、分からないまま、番組後半の、そのコーナーは終わった。

 先の坊やが、ろくに下調べもしないで、安易に質問してる、これまたピンボケ頭。

 もはや、ど~しょ~もない、ドツボにはまって、身動き取れないでいることは、感じられた。

 いまだ、「原案」とクレジットされて、番組冒頭名前が出てくる、森川時久にも、山内(やまのうち)一久にも、ビタ1文、「原案料」に匹敵するお金は、支払われていない。

 こんな詐欺行為に等しい手口で、逃げ切ろうとしているフジテレビ。開局55周年記念の看板が泣く。犯罪と言い換えても、良い。

 演出の並木道子も、非力だ。もっとも、デブの武藤将吾の脚本自体がくだらないため、いかんともしがたいのは、分かるが・・・・

 杉田の老いぼれは、この愚作の評判を気にして、ネット上の記事を見ていると言っていた。

 ひょつとすると、この連載的な文も、目にしているのなら、先の両氏にカネ払えと、言いたい。

 ケーブルテレビで放映している、48年前の「若者たち」。やっぱり、熱い想いが、画面に滲み出るほどの力作揃いだ。

 間にちょろちょろ流れる「2014」のスポット宣伝。

 見比べるまでも無く、その完成度と、深さに圧倒される。

 次の7回は、もう5%台は、間違いない。が、打ち切りにはならず、予定通り最期まで、放送はするだろう。

 めでたい開局55周年記念に、泥を塗りたくったこの超愚作。

 あの光り輝く「金玉ビル」の中で、しばらく語り草になるだろう・・・・・


< リアル 芸能 ルポ>(3) フジテレビ開局55周年記念連続ドラマ「若者たち 2014」の問題点

2015-10-16 21:24:27 | テレビ番組

 <2014・8・7 掲載>

 「若者たち 2014」の、第5回放送が昨夜放送された。まだ、その視聴率は、はじき出されていない。

 少なくても、8%と、上昇はありえないだろう。

 番組の、とりわけ民放のプロデューサーは、ドラマのオハナシ、筋立て、それで視聴者にナニを見て欲しいか? どんなことを訴えたいか?という重要なことは、さほどアタマに無い。

 そんなことよりも、今人気の俳優やタレントの、この先のスケジュールをいかに押さえるか?

 それが、最優先される

 そんなことが、プロデューサーの力量を判断される目安になる。

 本末転倒。

 それが、コレでも、踏襲された

 視聴者が好んでいるのは、どんなオハナシか?ではなく、誰が出るか?に関心があると、思い込んでる。

 一銭も払わず、「原案」承諾させ、「若者たち」をスタートさせたものの、ドラマは俳優だけでは見ない!という、当たり前のことに気付かされただろう。

 そんな気運が大手を振ってテレビ局に蔓延していることを、かつて「若者たち」を書いた気鋭の脚本家である、早坂暁(ぎょう)も骨身に染みて知っていた。

 本名は、富田祥資(よしすけ)。この8月11日で、85歳にもなる。

 早坂で、かなりの人が知るのは、「夢千代日記」のシリーズであろう。主演は、吉永小百合。

 「続」も、「新」も創られ、ついには、その勢いで映画化もされた。私自身は、夢千代のワンパターンの描き方よりも、早坂が生み出す「種田山頭火」の世界などが好きだった。

 近年は、テレビドラマの脚本は極めて少なく、著作に執念を傾けている。

 故郷の前衛生け花作家や、円空、そして戦艦大和。

 とはいえ、85歳という老齢が気に掛かっていた。

 相当以前から、独り身。

 NHKに近い、渋谷に建つシティ・ホテルの一室に、少なくとも30年近く住んでいる。

 便利と言えば便利。だが、仕事場ではない。住まい、だ。

 そのホテルに聞いてみた。

 病気入院もなく、住んでいるままだという。

 長期入院も、無い。

 歩く際、杖もついていない。ましてや、車イスなど、もってのほか。

 安心、した。

 食事は出ない、まさにシティ・ホテル。

 意外だったのが、長期・定宿にしている人の宿泊料金。

 なんと、一切の割引無し。

 つまり、1泊、仮に1万円だとしたら、×30、ないし31が、月極め料金。

 意外と、書いたのは、かつて、映画評論家・淀川長冶が、89歳でこの世に「さよなら」「さよなら」するまで、都心の豪華ホテルに1人住まいをしていて、その月極め料金は、かなりの「お得意様」扱いともいうべき割引が、されていたからだ。

 ともかく、早坂、健在なり!