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<リアル ボクシング ルポ> 11月3日、東日本新人王決勝戦 市村蓮司 対 三浦仁戦に注目(三浦篇)

2015-10-30 20:03:46 | ボクシング

 三浦仁。まんま、「じん」と読ませる。

 

 どんなプロボクサーなのだろうか?

 所属する「三迫(みさこ)ジム」を検索。

  (ホームページ 選手のページから転載

 1993年12月24日、なんとクリスマス・イブの日に、この世に生を受けている。

 年齢、21歳と10か月。青森県上北郡おいらせ町(まち)出身

 「おいらせ」と言えば、「奥入瀬川」。調べてみると、その名の通り、町を清流で有名な奥入瀬川が横切るかのように、ゆったりと流れている。

 東北新幹線の最寄りの駅が近くにあり、成人式の日や、「試合が流れてしまって、ぽっかり気持ちも、取っていた休みも開いてしまったんで、気分を切り替えようと」帰郷して、故郷の澄み切った青空や、ヒンヤリとした、しかし心温かくなる空気を思いっきり吸い込んで、帰京したりしている。

 「やっぱり、東京は馴染めなくって」と、本人、苦笑い。

 「どこが? って、あの人ごみがねえ、どうにも慣れないんで・・・」

 慣れないらしいのは、ツイッターの短い文章も。

 「今日わ」と、出てくる、出てくる。「後楽園ホールド」とも。

 クリンチの、間違いでもないようだ。

 ひょっとして、ジム先輩の岩井大のように、受け狙い??

 「うわっはははは」と、当人、大笑い。

 「友達みんなに言われるんですよ、ソレ。受けなんて、狙ってません。ボクの、打ち間違いです。気を付けようと、思っているんですが、はははは」

 今の三迫ジムに在籍は正解、と想う。

 青森県など、地方のボクシングジムに在籍していたら、練習相手に不足し、試合のたびに旅費と宿泊費がかかる。ヘタすると、いや、しなくても、その必要経費引いたら、プロとは名ばかり。ファイトマネーが間違いなく、赤字・自腹に転じてしまう。

 それよりなにより、マッチメイクの際に、とんでもないハンディキャップを背負うハメになる。

 後楽園ホールを、「ぼくらにとっては、高校野球の球児の憧れ、甲子園みたいなもんです」という、上京して前日計量なども含め、ビジネスホテルに2泊して試合に臨む北海道から九州、沖縄から来た選手や会長ら、何人にも、いままで折に触れて実情を聞いてきた。

 ソロバンはじくと、戦う選手も、育てる方も、どちらも大変な苦労が分かる。

 かといって、地方の体育館に日本に倒れに来たとしか思えない、タイのボクサーを招へいして、絵に描いたようなノックアウト劇を、劇的に!見せても、ボクシング好きの肥えた目のなかで、シラケる客は多い。

 本当に強くなり、チャンピオンを目指したいのなら、いろんなタイプのボクサーとスパーリングが出来る東京の大手のジムか、その周囲の関連ジムに優るものは無い、のが否応の無い現実だ。

 三浦に友人が多いのは、彼のツイッターを見ていると、良く分かる。故郷に悪友もいそうな、明るいノリが、写真からあふれ返って、飛び出してきそうだ。

 人口こそ、現在合併したあと、2万5155人もいるが、「とんでもない、田舎ですよお」と、明るく言う。んでも、ヒトが多いゴミゴミはイヤ。

 カッコ良い写真もある。

 

  デビュー戦が行われた2014年4月16日。試合会場の後楽園ホールには、故郷の友人たちが多く駆けつけ、熱烈応援した。

 以来、テンポ良く試合をこなしていき、ここまで6戦して、6勝。無敗で、KOひとつ

 数々の試合写真や、彼のツイッター、さらに三迫ジムでのスパーリングの様子も、動画でしっかり見た。何度も、繰り返して・・・。

  際立っているのが、上の写真のような、左ストレート!

 右ストレートも、きれいに良く伸びきっているし、すぐさま放つ左右のコンビネーションも優れている。

 これじゃあ、負けなしは、当然だろう。

 彼もまた、アマチュア時代を経験。戦績は、8戦して、4勝4敗。1つのKO勝ちがある。

 ボクシングを始めたのは、高校からだと言う。中学校は、地元の百石中学校

 「それ、ももいし、と読むんです」

 現在の総生徒数、3学年合わせて、268人。年々、その人数は減りつつある。

 ーー進学した高校は、地元の百石高校か、硬式野球で有名な三沢高校と思って調べたら、どちらにもボクシング部、無いんですよねえ

 「そうです。ボク、ガッコの成績が、あまり良くなかったもんで、はははは・・・なもんで、八戸(はちのへ)工大一高へ入ったんです。アソコだと、ボクでも余裕で入れるんで」

 合格したものの、8月、9月まで、どの部活にも入らず、「ぶらぶらしてました。このままじゃあ、中退するかもなあ」と思いつつ。

 それがボクシング部に入ってから、ぶらぶらは股間だけ。毎日、イキイキ。

 この部、甲子園に顔を出す硬式野球部並みに強い。

 インターハイによく勝ち上がって出るし、東北大会でも優勝した過去有り。個人では、ソウル・オリンピックや、世界選手権にまで出た”強拳”の先輩もいる。

 三浦も、インターハイに出場。その試合会場で、強豪名門の「南京都高校」の選手だった市村蓮司を見かけている。

 「強いのがいるぞって噂は聞いてたんで。でも、まさか、今度の東日本新人王を争うことになるとは、想像もしてませんでしたが」

 彼もまた、津軽弁は出てこない。実は、家に帰ると、津軽弁も、丸出しになる。

 ツイッターをくっていくと、可愛い女の子と頬すり寄せて、目をほそめて幸せイッパイの写真が出てくる。とっても、ココには転載しにくいほど、にた~~~っ・・・・。

 ーーーひょっとして、彼女?

 「あ、はい、そうです。今? はい、一緒に暮らしています。同郷で、同級生なんです」

 それじゃあ、彼女のためにも、将来、ベルト巻かなきゃねっ!

 身長は、165センチ。170センチの今度戦う市村蓮司より低いが、

 「実はボク、身長に比べて、両腕が長いんですよ。高校の時は、ミドル級でやっていて、185センチの選手と闘って、打ち込めてましたから」

 プロに入っても、2戦目で、177センチの選手に、判定3-0の文句無しで、打ち勝っている。

 ジムのスパーリングでは、竹中良とやって、試合巧者の竹中に、ラクに踏み込んで打たせてもらえなかったが、それもカバーしつつあるようだ。

 デビュー戦のときは、スーパー・フェザー級。で、今は、2ランク体重下のスーパー・バンタム級。

 減量には、こちらが想像するほど苦しんではいない。

 もっかのスパーリングの相手は、岩井大だという。

 「週に最低10ラウンドは、やらせて戴いてます。大体、14とか、15とか」

 「岩井さんに、ボッコボコに打ち込まれて、追い込みに入っています」と言うわりに、声はあっかるい。

 トレーナーは、岩井大と同じ、加藤健太。こちらも、宮田正明と並ぶ、素晴らしい力量があり、人間を育ててもゆく、良いトレーナーだ。

 「試合では、コーナーに戻った時、自分は分からないんで、加藤さんに聞くと、ポイント取っているかもしれないけど・・・次のラウンドで行かないと、厳しいなと言うんで、行く」

 なもんで、ラスト4ラウンド。

 連打連打連打連打連打連打連打あ! 休み無しに打ち込み、49-37、39-38、39-37で勝った試合もあれば、ラストに勢い込み過ぎて、思いっきり大振りフックの空振りかまして・・・・・勝った試合もある。

 ジムの中では、先輩ボクサーに親しまれ、可愛がられている。

 「腹打ち」「腹踏み」

 ボディを鍛える練習だが、まあ、遠慮会釈無しに、ボンボンめった打ち踏みされている。1発で、逃げ出すボクサーもいるが、三浦は笑顔で耐え、終わるとファイティング・ポーズを決める!

 ---アレ、効果あるんですか?

 「ありますよ。ボディ打たれても、効かなくなりましたから」

 仕事とプロボクサー生活と、めっちゃ幸せな”家庭性活”という、トリプル両立の日々。

 ロードワークをこなす時間が、なかなか取れないかわりに

 「ボク、住まいは練馬区なんです。仕事先の会社は、高島平にあるんですけど毎日、自転車こいで通ってます」

 おおっ! 足腰は、一石二鳥、コレで鍛えて維持していた。

  毎日、「ひ~は~」もらしながら、全国各地を、自転車巡業している、火野正平、オントシ66歳の、ふくらはぎと太ももを見れば、三浦のスタミナも容易に想像がつく。

 だから、最終ラウンドでも、ムチャ振りもあるけれど、連打も出来る。

 さあ、インターハイで見かけた、噂の選手と、ついに11月3日の「文化の日」。

 「後楽園ホールド」で、2人の「運命わ」決まる。

 大体、午後の2時半から3時前後に、今度は5ラウンド開始のゴングが鳴る。

 「相手は強いとは思いますが、ベストを尽くしたいです。勝って、まず全日本新人王を取って、必ずベルトを獲りたい!」

 両選手の「大拳闘」を期待したい!


<リアル ボクシング ルポ>11月3日、東日本新人王決勝戦 市村蓮司 対 三浦仁に注目!(市村篇)

2015-10-30 11:36:42 | ボクシング

 あれっ!? 市村蓮司

 どっかで見た、というより、以前、彼を書いた記憶がある。

 プロボクシングの記事を読んでいて、その名を見て、記憶がよみがえってきた。

 <リアル ボクシング ルポ 市村蓮司>と、検索してみると、あった! あったあ!

 2年1か月前の、彼のデビュー戦を書いていた。1ラウンド、わずか28秒で,鮮やかなKO勝ちを飾っていた。

 

 本人に話しを聞かないまま、記事化。

 それが、いつの間にか、スーパー・バンタム級の「東日本新人王 決勝戦」のリングに立つまでに成長したんだ・・・・。短い期間ながらも、月日の流れを痛感した。

 何かの縁。

 しかし、所属ジムの「RK蒲田ボクシング ファミリージム」は、その名のように、蒲田にある。

 あの”人でなし40歳おばさん、藤岡奈穂子”の所属するジムが大森駅近く。再びあの辺りには、しばらく行きたくないなあ・・・・・。

 記事にするにしても、電話インタビューで済ませるもんなら、そうしたいなあ。

 そう想いつつ、”RK蒲田”へと電話。

 電話に出た女性の明るくハキハキとした声。ノリとメリハリが良いうえ、「う~ん、そうですかあ・・・あのジムで、そんなことがあったんですか? それでは、来るのにトラウマになるのも無理はありませんねえ・・・・」

 「でも、明日。市村クン、スパーリングしますよ」

 えっ? スパーリング? 耳が、動いた。

 「相手は、久我勇作という選手で、時間は午後7時だったと。少し、お待ちください。確かめてきます」

 久我なら知っている。以前、特異極まりない性格のボクサーを取材して書いた際、同じトレーナーに指導されていた、マジメで、ひたむきな練習態度をしていた、当時中堅のボクサーだ。

 勇作という名前の持つイメージからほど遠い、2枚目だった印象もある。

 「・・・・間違いありません。久我くん、午後7時着というスケジュールです」

 う~ん、2度目の記事も会わないで書くのもなあ・・・。これまで市村は、6戦して、4勝2敗。うち、3つのKOとレフェリーストップ勝ちがあると、教えてくれた。

 その強さ弱さを、スパーリングで確かめることも出来るしなあ・・・。

 「分かりました。行く方向で、考えてみます」

 なにより心が変わったのは、藤岡奈穂子や、柴田貴之というデタラメな人格の2人に加え、所属している「竹原慎二&畑山隆則ボクサ・フィツトネスジム」と大違いの、キチンとした、極めて正確な対応ぶりに感心したからだ。

 曲がりなりにも、他人を多く預かり、ボクシングの技術以前にヒトを育てるべきボクシングジムは、こうでなくてはいけない。

=======================

 翌日の午後。デタラメ藤岡奈穂子の件もあるので、当日の確認の電話を入れた。

 「ハイ」と、明るい声。若者のようだ。

 「今日、そちらの市村蓮司さんを取材に行こうと思っているのですが、午後7時過ぎからのスパーリング。予定通り、行なわれますか? インタビューも、大丈夫ですか?」

 即座に「大丈夫です!」と、声が返ってきた。

 ん? 誰と話して、大丈夫と言われたか? 一応、また連絡無しにドタキャンされたらたまらないので、メモを残して置こうと、彼の名前を聞いた。

 「市村蓮司と言います」

 はあ? 当人か(笑い)

 それじゃあ、確信持って「大丈夫です」と言えるわけだ。

 すぐそこでインタビューとも思ったが、行って聞くことにした。

 あとで、彼のトレーナーをしている宮田正明に聞くと、「ちゃんと、話し出来てましたか? 会長から電話番のお手伝いと言うか、アルバイトさせてもらっているみたいなんですよ」

 昨日、電話に出てくれたのは、会長の奥さんとのこと。

 ボクシングジムとしての、当たり前の応対が、素晴らしく想えた。

 蒲田駅から、駅前に連なるネオンきらめく風俗街を抜けていく突き当り右側にある、このジム。

  練習に入る準備をしている市村蓮司を、まず1枚。  

  関西出身なのに、そのニュアンスやトーンも無い。

 「自分で意識して、気を付けてます。なるべく、です、ます、で言葉を話すように心がけています」と、「ます」で、締めくくった。

 気になっていたことから、聞いた。

 ---蓮司って名前ね、お父さんとかが、俳優の石橋蓮司のファンだったから付けたとかなんですか?

 「いえ。父の名前が欣司(きんじ)と言いまして。司、という字を産まれた男の子に、どうしても付けたいということだったみたいです」

 と、「です」で自然に締めくくった。

 記事は読んでくれたのだろうか。書きました、と連絡も入れなかったけど・・・・。

 「ハイ。読ませて戴きました。ありがとうございます。僕は知らなかったんですが、友達が、何か、蓮司のこと、書かれているぞと、教えてくれて」

 ---戦績、今まで4勝2敗。後楽園ホールまで行って、見続けていなかったのは、本当に申し訳なかったんだけど、振り返ってどうでした?

 「負けたときは、ショックでしたねえ・・・・・。少しは、自信があったから・・・・」

 高校時代は、インターハイ2位。アマチュアの戦績、37戦もして、27勝10敗。27勝のうち、プロでいうKOやレフェリーストップ勝ちは、19勝にものぼる。プロでも勝ち続けられるのではないか!? と思い込んでも、無理はない。

 しかし、プロは甘くなかった・・・・・・。自信が崩れかけた日々もあったと、詳しく正直に話してくれた。

 

 

 スパーリングでは、久我勇作(まもなく、25歳。写真左上2枚の、いずれも左側)に、鋭いパンチを要所要所で、顔面やボディにぶち込まれていた。

 実は久我勇作。市村蓮司のいる階級、スーパー・バンタム級の日本ランキング1位!の強打者。

 戦績も、13戦して、11勝1敗1引き分け。おまけに、7勝がKOや、一方的な連打の末のレフェリー・ストップ勝ち。

 でも、まったくソレを誇らない。先に書いたように、ひたむき、マジメ。

 そんなはるか格上に対して、市村も良いパンチを浴びせる。

  強烈な左ボディや、得意の左フックに右フック。すぐ返しのパンチも出るが、安易に連打はもろに喰わない久我。

 キャリアの差が、素人目にも分かる。

 4ラウンドのラストの締めには、久我のまとめたパンチを全身に浴びてしまう市村。棒立ち状態。

 一息ついて、汗をぬぐうと、久我のもとに駆け寄り、質問と、こうしたらいいという、アドバイスをていねいに受ける。

  将来は、後楽園ホールのリングで拳を合わせるかも知れない市村に対し、誠実に受け答えする久我。

 その時だけは、関西弁のイントネーションがポロリとこぼれる市村。

 久我は、言う。

 「次にスパーリングをするときは、指摘しておいた彼の欠点とかが、見事に直っているんですよ、驚くくらいに。良い選手だと思いますよ」

 半分、リップサービスととらえても、成長していることは、うかがえる。

 そのあとのサンドバック打ちでも、それが見えた。

 左、そして右からの強烈でシャープなフック。それで、デビュー戦も飾ったのだが、パンチのスピードが半端無いくらい早く、且つ、重くなっていた。

 それが、そのまま全部、スパーリングや、試合で出る日はいつだろうか・・・・。

 リングサイドで、スパーリングをじっと見守っていた宮田正明トレーナー。

  別の階に場所を移しての、ミット打ちでは容赦ない檄が飛んだ。

 「まだ、ボクサー・ファイターじゃない!」

 「足が止まったら、ボクサーじゃ無いんだ!」

 「蓮司!・・・・・・するのが、プロなんだ!」

 必殺の、自信あふれるフックだけに頼らない、パンチの、さまざまに繰り出すコンビネーションが、繰り返された。

 したたる汗。ボトボト、床に落ちてゆく。

 へたり込んで、30秒休んで、また、上下、左右のパンチに加えて、アッパー!

 11月3日。後楽園ホール。どんな成果が、結果となって現われるか?

 第一試合開始は午後2時で、これは第4試合。それまでの3試合が、すべて判定で終われば、午後3時試合開始だが、KOも予測される。

 午後2時半には、着席しておいた方が良い。

 練習後、さりげなく宮田トレーナーはモップを手に、汗にまみれた床を拭いていた。

 この市村に対して、三浦仁(じん)(ポスター写真、左側)は、どう向き合い、戦うか!?

 

 取材したのは、(三浦篇)で書きます、です

 

 

 


<リアル 芸能 ルポ>(4)今年の、超愚作ナンバー1! フジテレビのドラマ「若者たち2014」の裏側

2015-10-16 21:25:14 | テレビ番組

 <2014・8・22 掲載>

 本当に、くだらないドラマに、成り下がってしまった「若者たち 2014」。

 その視聴率、止めども無く奈落の底へ落ち続け、この8月20日の、最新第6話に至っては、わずか6・1%

 この、超が冠に付く駄作・愚作と違い、「数字」がある程度見込める女子バレーボールの中継が長引いたため、この愚作が開始35分遅れになったが、その影響では無い。

 もう、視聴者は、このくだらなさに付き合ってられない!とばかりに、見放したということだ。

 早朝、誰も見ない時刻に放送している「新・週刊フジテレビ批評

 その8月16日に、杉田成道(しげみち)が出た。自他称・ジャーナリストの名も知らぬ茶髪の坊や相手に、終始へらへら。気味悪いほどの、意味ない愛想笑い。

 倉本”大センセ~”聰に怒られ、決別を告げられたときも、こ~ゆ~へらへら顔を見せて、さらに怒りをかったんだろうなと思わせる。

 杉田は、言葉こそ連ねるものの、よく言ってる意味が、分からないまま、番組後半の、そのコーナーは終わった。

 先の坊やが、ろくに下調べもしないで、安易に質問してる、これまたピンボケ頭。

 もはや、ど~しょ~もない、ドツボにはまって、身動き取れないでいることは、感じられた。

 いまだ、「原案」とクレジットされて、番組冒頭名前が出てくる、森川時久にも、山内(やまのうち)一久にも、ビタ1文、「原案料」に匹敵するお金は、支払われていない。

 こんな詐欺行為に等しい手口で、逃げ切ろうとしているフジテレビ。開局55周年記念の看板が泣く。犯罪と言い換えても、良い。

 演出の並木道子も、非力だ。もっとも、デブの武藤将吾の脚本自体がくだらないため、いかんともしがたいのは、分かるが・・・・

 杉田の老いぼれは、この愚作の評判を気にして、ネット上の記事を見ていると言っていた。

 ひょつとすると、この連載的な文も、目にしているのなら、先の両氏にカネ払えと、言いたい。

 ケーブルテレビで放映している、48年前の「若者たち」。やっぱり、熱い想いが、画面に滲み出るほどの力作揃いだ。

 間にちょろちょろ流れる「2014」のスポット宣伝。

 見比べるまでも無く、その完成度と、深さに圧倒される。

 次の7回は、もう5%台は、間違いない。が、打ち切りにはならず、予定通り最期まで、放送はするだろう。

 めでたい開局55周年記念に、泥を塗りたくったこの超愚作。

 あの光り輝く「金玉ビル」の中で、しばらく語り草になるだろう・・・・・


< リアル 芸能 ルポ>(3) フジテレビ開局55周年記念連続ドラマ「若者たち 2014」の問題点

2015-10-16 21:24:27 | テレビ番組

 <2014・8・7 掲載>

 「若者たち 2014」の、第5回放送が昨夜放送された。まだ、その視聴率は、はじき出されていない。

 少なくても、8%と、上昇はありえないだろう。

 番組の、とりわけ民放のプロデューサーは、ドラマのオハナシ、筋立て、それで視聴者にナニを見て欲しいか? どんなことを訴えたいか?という重要なことは、さほどアタマに無い。

 そんなことよりも、今人気の俳優やタレントの、この先のスケジュールをいかに押さえるか?

 それが、最優先される

 そんなことが、プロデューサーの力量を判断される目安になる。

 本末転倒。

 それが、コレでも、踏襲された

 視聴者が好んでいるのは、どんなオハナシか?ではなく、誰が出るか?に関心があると、思い込んでる。

 一銭も払わず、「原案」承諾させ、「若者たち」をスタートさせたものの、ドラマは俳優だけでは見ない!という、当たり前のことに気付かされただろう。

 そんな気運が大手を振ってテレビ局に蔓延していることを、かつて「若者たち」を書いた気鋭の脚本家である、早坂暁(ぎょう)も骨身に染みて知っていた。

 本名は、富田祥資(よしすけ)。この8月11日で、85歳にもなる。

 早坂で、かなりの人が知るのは、「夢千代日記」のシリーズであろう。主演は、吉永小百合。

 「続」も、「新」も創られ、ついには、その勢いで映画化もされた。私自身は、夢千代のワンパターンの描き方よりも、早坂が生み出す「種田山頭火」の世界などが好きだった。

 近年は、テレビドラマの脚本は極めて少なく、著作に執念を傾けている。

 故郷の前衛生け花作家や、円空、そして戦艦大和。

 とはいえ、85歳という老齢が気に掛かっていた。

 相当以前から、独り身。

 NHKに近い、渋谷に建つシティ・ホテルの一室に、少なくとも30年近く住んでいる。

 便利と言えば便利。だが、仕事場ではない。住まい、だ。

 そのホテルに聞いてみた。

 病気入院もなく、住んでいるままだという。

 長期入院も、無い。

 歩く際、杖もついていない。ましてや、車イスなど、もってのほか。

 安心、した。

 食事は出ない、まさにシティ・ホテル。

 意外だったのが、長期・定宿にしている人の宿泊料金。

 なんと、一切の割引無し。

 つまり、1泊、仮に1万円だとしたら、×30、ないし31が、月極め料金。

 意外と、書いたのは、かつて、映画評論家・淀川長冶が、89歳でこの世に「さよなら」「さよなら」するまで、都心の豪華ホテルに1人住まいをしていて、その月極め料金は、かなりの「お得意様」扱いともいうべき割引が、されていたからだ。

 ともかく、早坂、健在なり!

 

 


「原案料」すら1円も支払わない、フジテレビ開局55周年記念連続ドラマ「若者たち2014」の厳状(2)

2015-10-16 21:23:37 | テレビ番組

 <2014・8・7 掲載>

 視聴者は、70のじじい、杉田成道(しげみち)が思うほど、愚かでは無かった。

 昨夜、8月6日、15分拡大版で放送された「若者たち 2014」の視聴率。

 わずか、6・8%!

 私が、予期した通りになった。

 武藤将吾のシナリオは、本当にくだらない! 見るべきものは、1シーンも、無い。

 おそらく、最終回までは、例え視聴率が0・1%に激落しようとも、収録したものは、流し続けるのだろう。

 これで、杉田の、本社復帰と、フジテレビの代表取締役社長の目は、完全に無くなった。

 元・エグゼブティブ・プロデューサーとして、最後のドラマ演出をかって出たが、晩節を汚した

 現在、傘下の「日本映画衛星放送社長」の身にあるが、それすら安泰とは言えない。

 トレンディ・ドラマや、映画でヒットを飛ばした実績のある、亀山千広が、今年社員の大移動・配置転換を行なった。

 視聴率低迷。スポンサー離れ。

 これで、杉田は、お払い箱であろう。

 このくだらなさは、内心覚悟していたのかも知れない。数々の、開き直った発言を知れば知るほど、そう確信する。

 さて、幾たびも問題にしている「原案」料の件。

 名作に泥を塗った責任は、とても大きい。

 しめて、せめて、森川時久、そして山内久。その両氏に、各100万円は税抜で振り込んで戴きたい。

 そのくらいの責務は、あるはずだ!

 まさか、しらばっくれて、そのまま支払わないで、逃げようという気は無いでしょうね!

 タダで、看板借りは、業界の常識としても、恥ずべき詐欺行為でしょう! 杉田さあ!

 そして、石井浩二(プロデュサー)さあ!

 口先三寸の熱意と、詐欺はひどいよ

 重ねて、言う。

 「若者たち 2014」は、ホントにくだらない。救いようのない、駄作だ!!

 


<リアル 芸能 ルポ>稀代の名脚本家・山内久さんが、この世を去られました。葬儀で、やりきれなさが・・・

2015-10-16 21:19:43 | ニュース

 9月30日、パソコンを開いた際、山内久(やまのうち・ひさし)さんの訃報を知り、しばしぼう然としていた。

 チカラが、抜け切った感じとでも言えばいいのだろうか・・・・・・・・。

 年齢こそ、90歳。日時は、9月29日とだけ。死因は、「老衰」と発表されていたが・・・・・・。

 昨年の、8月。

 フジテレビが、開局55周年記念番組として、大々的に銘打って放送した昨年の連続ドラマ「若者たち 2014」。

 その「原案」なる肩書きで、スタッフ陣の筆頭に名前が出ていた。だが、昨年取材した末に書いたが、その名に値する「原案料」は、1円もフジテレビは、出さなかった。詐欺同然に、光り輝く看板だけいただいた。ひどいハナシだ。汚い手口と言っていい。

 そのいきさつ、及び事実関係は、昨年4本、記事化したので、ご興味ある方は、お読み戴ければ幸いです

 再掲載、致しましたので。

 上の写真は、闘病されていた晩年の頃のもの。

 妻の、脚本家・立原りゅうこと、山内玲子(れいこ)さんがお亡くなりになった際は、やはり今回もその折り参列された方々に確認したが、久さんは葬儀の場には、いなかった、来れなかったという。

 時折り、記憶がハッキリしたり、消え失せたりの繰り返しのうえ、足腰も弱っていて、逗子の自宅近くで行われたのだが、到底妻の葬儀会場に来れる身体では無かったと、多くの方が言った。

 「だから、久さんは、自身が亡くなるまで、玲子さんが先に亡くなっていることは、分からない、知らないままだったと思います」と、皆が言う。

 ちなみに、玲子さんは、脚本家の故・野田高悟(こうご)の娘。野田は、映画ファンならご存知だろうが、故・小津安二郎監督に欠かすことの出来ない右腕であったことは、知られている。

  葬儀会場で掲げられていた写真は、私がかつて、神奈川県の逗子市にあった御自宅でロングインタビューさせていただいた当時の頃の顔。見るからに2枚目だった頃の記憶がよみがえった。

 それにしても・・・・・参列者が・・・・・・少ない。かつての名脚本家というのに・・・・。私が、会場に着いたのが、開始45分過ぎ。

 すでに、参列者は途絶え、葬儀場の係り員は、締めの準備に入っていたのには、少なからず驚かされた。

 係員に尋ねると、「よく分かりませんが、来られたのは200人弱くらいではないかと・・・・」と、つぶやくように言ったが・・・・・。

  向かって右隅角に立て掛けられた「芳名名札」のなかには、映画やテレビで「若者たち」に出演した、佐藤オリエ、栗原小巻、山本圭ら、俳優陣の名前が見て取れた。

 特に、山本圭さんはいらしていた姿を確認できた。かなり出演当時より太られていたが、サラリとした髪型も変わらず。すでに75歳になっているが、映画の名シーンで見せた、キラキラとした目の輝きは、少しも衰えていなかった。

 脚本家たちの芳名名札のなかには、小山内美江子、柏原審司、山田耕大、井上由美子らの名前が、のぞかれた。

 意外な人物が、若い娘(写真左下の右側)を引き連れて、来ていた。

 山田洋次。85歳。言わずと知れた、「寅さん」、「男はつらいよ」シリーズで、巨額の財を成した映画監督だ。

 旧満州では、お手伝いさんが家にいて、面倒をみてくれていたという、苦労知らずの裕福な御坊ちゃま暮らししていた少年時代。

 苦労したのは、日本への引き揚げ時と、東大から松竹へ入社して、一本になったものの、「山田のシャシンじゃ、客が来ない。撮らすな」と上層部から言われ、辛酸を舐めた頃だけ。

 「寅さん」の撮影現場に行くと、現場は喜劇にも関わらず、いつもピリピリムード。山田の支配は末端にまで及び、知らない顔がいると、とたんに気配が一変する。

 外を一歩出ると、常に「センセイ」と冠が付き、お付きの者がいる。その素顔は、庶民的とは、まるで違う。この娘は、一体どんな役目を仰せつかっているのだろうか?

 葬儀にまで連れ歩く神経は・・・・・・。彼女が山内さんと親しかったとは、到底思えない年代なだけに・・・・・・・。

 世田谷区成城という金満家が住む一等地に居を構え、社員監督でありながら、すでに17年前に年間で1億2000万円も稼いでいる。

 喰って行けない日本の映画監督が多いなか、群を抜くダントツ1位の年収は今も変わらない。

 山内久さんと、山田洋次は、同じ松竹大船撮影所育ちではあるが、一体どんなつながりが?

 山田に声を掛け、ソレを聞こうとしたが、そこは巨匠。松竹時代の同窓の映画人たちが、次から次へと引きも切らず話しかけてきて・・・・チャンス無し。

 調べてみると、かつて、ハナ肇主演の「運が良けりゃ」というシャシンで、山内さんが「原案」。山田と共同脚本のカタチになっている。

 2人で、あ~でもない、こ~でもないと、練り上げ、積み重ねていったホンではなく、撮影現場でどんどん山田が加筆削除していったのではなかろうか?

 撮影現場では、しばしば起こることでもあるし。

 この山田洋次が亡くなった時には、葬儀会場は間違いなく、青山葬儀所。我もわれもと、「山田組」の俳優であったかのようにして、大挙して無名俳優まで、長蛇の参列をするんだろうなあ。

 それに乗じて、ワイドショーや、二ュースショーの格好のネタになって、葬儀は、さながら涙、また涙の演技合戦になるのが、今から目に浮かぶ。

 この日の様な、淋しく、しめやかな「お別れの会」とは、良くも悪くも、雲泥の差になりそうだ。

 さて、山内さんの晩年は、ひたすら病院のベッド上での日々だったと、いわれる。

 意識の有る無しは、先に書いた。

  病院に見舞いに行った、森川時久(写真左)さんに、話しを聞けた。

 記述した4本の記事を読んで戴けた人は、お分かりだろうが、連続テレビドラマ、続く映画「若者たち」の、ディレクターであり、監督である。

 山内さんとは、公私ともに親しかった。今だに、元気はつらつ。とても86歳には見えぬ、思えぬ。目も、耳も、足も、腰も、頭の回転も、まったく支障ない。

 驚くほどだった。

 「私は、町田市鶴川にある病院に行ってきたんだけどね。もう、話しが出来る状態では無かった。ベッドに横たわっているだけで」

 「自分のチカラで食事をとれないんだよね。なので、のどのところに穴を開けて、チューブが差し込まれていて、そこから栄養分が注ぎこまれるという・・・・・」

 山内夫妻に、子供はいなかった。見舞いに来る人も、殆んどいなかったようだ。

 昨年、記事化していた際、日本シナリオ協会を通じて、夫妻の「養子」になっているという、同じ脚本家だという渡辺千明(ちあき)という聞きなれない人物の連絡先を聞いたのだが、個人情報を楯に、粘ったが教えてもらえなかった。

 さらには、入院先を教えてくれることも、かたくなに拒否された。

 逗子の自宅には戻っていないことは、調べて知っていた。

 見舞いに、行かせないようにしていたのであろうか・・・・・・。

 森川時久さんは、深いため息をついたあと、こう言った。

 「孤独、だったんじゃないかなあ・・・・・。淋しかったんじゃないかなあ・・・」

 ココはひとつ、面識はまったく無いが、その養子兼喪主である、渡辺千明に、事情を聴くほかない。

  並ぶ右端が、そのヒトのようだった。67歳と目にした記憶がある。

 一区切り付き、締めに入る直前、名前を確認し、喪主のリボンも見て、声をお掛けした。

 ---山内さんは、病院はどこに入院してらしたんですか?

 「いくつも、転々としました。4つぐらいですかね。奥様と同じ病院の時もあれば、違うところもあるという」

 ---最後の時は?

 「鶴川の病院でした」

 ---老衰で、と?

 「お医者様の見立てが、そうでしたので。まあ、90歳でもありましたしねえ・・・。天寿をまっとうしたと、言いますか・・・・」

 ---事情は良く分からないので、教えて戴きたいんですが、いつごろ山内さんとは知り合われたんですか? シナリオ誌のご夫妻へのインタビューは、読みましたが。

 「もう、私は山内先生とは、30年来のお付き合いをしてまして」

 ---では、その縁で、養子になってくれないか?と依頼されて?

 「いや、そういう訳ではありませんが」

 と言うや、カラダは向こうへ。なぜか、逃げ腰。

 まずいこと、聞いてないはずだけどなあ。

 ---あの、逗子の家は、まだ残っているとお聞きしたんですけど?

 「ええ、まあ・・・・・」

 ---処分されるんですか?

 「ここしばらく、もうバタバタしていて、4か月近くあの家には行っておりませんので・・・・・・」

 あらら・・・・・・苦虫かみつぶしたような顔して、小走りに去って行った。

 肝心なところは、まったく話さない養子喪主さま。

 脚本家に、2次使用、3次使用の権利金は、まず、入って来ない。山内さんで言うならば、9年半くらい前に映画「若者たち 三部作」のDVDボックスが、約1万3000円で発売された。

 だが、残念ながら、爆発的に売れたという噂も聞かない。

 さらに、記事化したように、「原案料」、フジテレビからは1円たりとも支払われぬまま。養子と、交渉・相談があったのか、どうかさえ、聞けないありさま。

 あの土地は・・・・・古き良き日本家屋は・・・・・・。

 そう想っていたら、逗子の御近所の方が教えてくださった。

 「あの土地は、実はねえ、関東農政局の持ち物で、長年借りてるだけなのよと、(生前)奥さんの玲子さんが言ってらしたのよ。だから、家もどうなるのかしらねえ・・・・。処分されるんじゃないかしら。分からないけれど」

 さほどの財産も残さず、この世を去られたのか・・・・・。名作の数々だけを、それぞれの世代の胸の奥深くに残して。

 理解しがたい養子の方の言動には、不可解さしか残らなかった。財産無しだが、それが良かった・・・のかも、知れない。

 それにしても、隠れるようにして、異常に私を気にしまくっていた。ナニを、隠しているのだろう・・・・・・・・・・・・・。ナニを、知られたくないのだろう・・・・・・・・。

 慣れぬ道を、とぼとぼと歩きながら、しみじみ思った。

 さようなら、「若者たち」の魂。

 さようなら、山内久さん・・・・・・・・・・

 さびしいです・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


<リアル ラグビー ルポ> ネット上で囁かれている「激やせ」平尾誠二・神戸製鋼チームGMの今

2015-10-13 14:29:12 | ラグビーフットボール

  11月3日、日本テレビの「バラエティー ラグビー生放送番組」で見せた、平尾誠二の「激やせ」ぶり。

 ネット上では、翌4日から、その異変に気付いた人達や、外野スズメたちから、ガンではないか?と危惧する声が、相次いで寄せられていた。

 神戸製鋼のラグビーチーム「神戸製鋼コベルコスティラーズ」のゼネラルマネージャーの肩書きを持ちながら、そのチームの公式戦の試合中にも関わらず、その同時間帯に、上の写真の番組にナマ出演。

 さらに、チームが、その3日の「トップリーグ プレシーズンマッチ準決勝」の試合に勝ち、11日には東京で「決勝戦」が行われた。

 当然、GMとして観戦してるものだと思い、くまなく探したが見当たらず

 チームは、試合終了寸前に、劇的な辛勝。スコア、27-24。優勝して、喜び合う選手たちと、監督(ヘッドコーチ)やコーチ陣、チームスタッフの輪の中に、GMの姿は無かった!

 その日の夜、というより、翌日未明に開始された、ラグビー日本代表の「2015 ワールドカップ イングランド大会」 対アメリカ最終戦の、日本テレビのナマ放送にも、姿無し

 ちなみに、この試合開始、午前4時という未明に生中継した視聴率。

 関東地区ながら、前半3・3%、後半5・2%という、驚異的な視聴率をあげた。タイマー録画は加算されないうえ、NHKーBS、Jスポーツも生中継という競合をしていたことを考えると、やはりすごいこと。

 とはいえ、これが現時点ではラグビー人気には、まだまだつながってはまったくいない。

 あくまで、「日本代表チーム人気」でしかない。

 一時期の、女子サッカーなでしこチーム人気がそうであったように、だ。

 その実例が、上記「プレシーズンマッチ」の、ガラガラの客席だった。

 さてさて、平尾誠二。

 フレコミや、大宣伝と違い、いまだ満足な「解説」も、しないまま。話したのは、上記掲載した番組も含めて「感想」だけ。

 一体、平尾誠二は、どこにいて、一体ナニをしているのだろうか?

 緊急入院か? 継続治療中か? それとも・・・・・・・・。

 神戸製鋼の、ラグビーチーム広報に聞いた。

 彼は、かつてはチームの選手であり、高校も同じ。今は平尾の同僚でもあるひと。公私ともに、関係は長い。

 ちなみに、平尾誠二の勤務部署は、「ラグビー支援室」とのこと。

 「11日の試合ですか? そうです、平尾は試合会場には行っておりません。当日は、会社で仕事をしておりました。なにか、1年以上前から決まっていて、どうしても抜けられない仕事だったそうです」

 国民的には、休日なのに・・・・・・。

 「今も、平尾は確かにチームのGMをしております。総監督は、確か昨年の春で辞任をしています」

 「3日の試合にも、11日の決勝にも、確かに平尾は行っておりません。プレシーズンマッチは、我々は、練習試合の延長と、とらえていまして、GMが行かなくても、不思議はありません」

 でも、チームはその割に大喜びしていたし、公式戦同様に、優勝カップも贈呈されたし、記念撮影もされたんだけどなあ・・・・。

 「基本的には、月曜から金曜日までは、平尾は会社の仕事をしており、近日中には、出張も予定されております。会社の、理事でもありますし」

 さて、激やせ。その異変は、同僚でもある彼も、気付いていた。

 「ずいぶん身体がシャ-プに、スリムになったなあとは感じていました。とはいっても、体重は、平尾の現役選手当時に戻っただけのことです」

 「なにか、体調を崩したとのことでした。病気? それは、個人的な事ですし、詳しくは聞いておりません。今は、体質改善をしているんだ、とのことです」

 体質改善って?

 「具体的には、食事療法のようですが・・・・」

 

 日本テレビの「解説」についても、聞いた。

 「アレは、日本テレビさんからの依頼もあって御受けしたと同時に、日本ラグビー協会からの依頼もあったように、聞いております」

 「ええ、あとで3日のあの番組は、私も少しですが拝見しました」

 やせて映り込んでいたのは、広報も確認したと言う。

 今後は、ベスト8が激突する試合があり、4試合分の放送が予定されている。いずれも、基本生中継のため、深夜や未明の開始だ。

 「現地にも行きませんし、今後の放送にはまったく出ません。ただ、総集編が予定されているようで、ソレには出るかもしれませんが・・・・・分かりません」

 「身体のどこが、体調を崩す原因になったのかは・・・・なにぶん個人的な事ですので、お答えできません。ご心配かけて申し訳ありませんが、入院とかはしておりませんのでご安心ください

 いわば「公式見解」と受け取ったが、取材をキチンと受けて戴いたのには、正直感謝したい。

 「プレ」ではなく、11月。本格シーズンが始まってからは、観客席とチーム控え室に、平尾誠二が、どのような姿で現れるのか、冷静に見届けたい。

 そして、観客数も。


日本テレビ「ラグビー2015W杯 地上波独占中継」。フタ開けてみたら、平尾&舘アレレ~?(後篇)

2015-10-12 09:07:20 | テレビ番組作りの、視聴者だましの犯罪手口

 取材を進めていく。

 大正製薬は、製品ごとに宣伝担当が違う。ラグビーは、日本代表選手が全員参加させられての「リボビタンD」のコマーシャル担当に聞いた。

 「スコットランド戦の、画面に映り込んでたあの人は、少なくとも、ウチの人間ではありません。重役? それも、聞いておりません」

 「試合会場には、ウチの人間は大体2~3人行って観戦しております。個人的に、ラグビーが好きな者もおりますし」

 「う~ん・・・・・ひょっとしたら、協会、日本ラグビー協会の人じゃないでしょうか? 詳しくは分かりませんし、消去法というか、あくまで推測ですが」

 協会?

 少なくとも、長期間に渡って行き来した限りでは、あの正体不明の怪しいオッサンは見た記憶はない。

 もし、そうなら、恥ずべき人間だ。強引に、立場を利用しての割り込み。それも、一番手前だ。協会の職や肩書きを、辞すべきだろう。

 いうならば、かつてプロレスの中継番組などで、試合終了後、解説者の後ろで、わいわい騒ぎながらⅤサインをカメラに向かって出してたガキどもにそっくり。

 ホテトル嬢大好き三昧をしてきた南こうせつ、昔やってたと言っていた。

 さて、出ない「解説者」平尾誠二(左下写真右側)。

 (日本テレビ 2015 ラグビーW杯 ホームページ 「出演者情報」より転載)

 まずは、スケジュールを把握しているはずの、講演担当の事務所へ、聞いてみた。

 平尾誠二の「講演料金」をたずねると、どうやら依頼主の足元を見定めて、料金を変える。高額変動相場制の御様子。なるほど、商売上手、と言うべきか。

 では、と、平尾が今も勤めていると言われる神戸製鋼のラグビーチーム「コベルコスティーラーズ」の、チームスタッフに聞いた。

 ネット上の「ウイキ・・・」なんとやらには、現在チームの総監督兼ゼネラルマネージャーをしている、と記載されているが、それは間違い。

 現在どころか数年前から、ゼネラルマネージャー(GM)のみ、務めている。

 スタッフは「GMとして、常に試合には帯同していますよ」と言う。

 だが、すでに8月に掲載した「前篇」で書いたように、東京の秩父宮ラグビー場では、捜せども、聴きまくれども、「さあ、見てません」「来てないんじゃないですか?」と、出場選手に、控え帯同選手に、さらにはチームスタッフの、冷淡、冷静な声、声、声・・・・。

 聞きまくるうちに、痛感した。

 来ても、来てなくても、チームに何ら影響の無いGMなんだなあ、と。選手は、誰一人、気にも掛けていなかった。総監督も、不要だよなあ・・・と、納得した。

 聞いてみた。

 ---平尾さん、チームで人望無いですよねえ? そのように感じざるを得なかったんですが

 否定する答えが、返ってくるかと思いきや、「・・・・・・・・」。

 無言だった。これも、聞いたのは10月1日のこと。

 ---今回、ワールドカップ開幕戦放送以来、まったくテレビで解説していないんですが、会社から考え直すようにとか、何か圧力かかっているんですか?

 「いいえ。そんなことはまったくありません」

 ---ということは?

 「GMご本人の都合かと、思います」

 日本テレビは、10月3日のサモア戦には、東京のスタジオで「解説」する予定になっていると言っていた。

 その夜の、放送開始時刻は、10時。

 実は、その日の午後2時試合開始で、東大阪の花園ラグビー場では、神戸製鋼対トヨタ自動車の公式戦が行われていた。

 「プレシーズンマッチ」と銘打たれ、その試合は準決勝。

 むろん、チームスタッフの言うように、GMは帯同する・・・・・・・ものと、思っていた。東京と違い、会場は東大阪。

 試合を終えて、GMとしての挨拶を選手に終えてから、新幹線の東京行きに乗車すれば、優にスタジオに入って、放送開始時刻に間に合う、はずだった。

 なお、その試合。神戸製鋼は、30-14でトヨタに勝利した。次戦は、優勝決定戦だ。

 その喜びの輪に加わっている・・・・・はずだった。

 ところが、その試合の、真っ只中、なんと、平尾GMは東京にいた。証拠写真は、コレだ!

  午後3時、放送開始の、日本テレビの生放送番組。

 その名も、「舘ひろしと上田晋也の、日本魂届けます、スペシャル」

 テレビ画像の、左上を見て戴きたい。「LIVE」とある。つまり、生放送。番組タイトルに、平尾誠二の名前は無い。

 平尾の名前では「売り」にならないのか、当初は平尾は出る枠には入る予定では無かったのか。

 普段にも増して大事な試合にGMとして、顔も出さずに、出る価値のあるPR番組であったのなら、まだ理解出来なくも無い。

 だが、平尾誠二が、上田晋也に聞かれて、ひな壇に座って話したことは、解説というより、ただの感想と、対サモア戦に向けての試合予測。

 試合を蹴って、無視してまで出る必要性が、あったのだろうか

 まさにその同時刻!

 神戸製鋼の選手は、試合で戦っていた!

 先に書いた、人望の無さ、来ても来なくても影響の無いGM。その実証とまでは、あえて言わぬが・・・・・。

 舘ひろしは、現地での日本対スコットランド戦の後に、選手たちに感想を聞き、応援団長としての責務を、曲がりなりにも果たしていた。

 番組では、選手の妻、父母らに取材したVTRが流され、それで生番組の半分以上がついやされた。

 はたして、平尾誠二に、GMとしての意識はあったのだろうか?

 この事実を知った時、神戸製鋼の選手の、優勝戦に向けての士気は・・・・

 それ以上に驚いたのが、この10月3日時点での、平尾の激やせ振りだ。

  見るからに、頬はげっそりこけ、何らかの内臓疾患か、ガンに身体がむしばまれているようにみえた。

 最上段に掲げた、記者会見の写真と、是非、しげしげと見比べて戴きたい。わずか1か月半後。健康なヒトは、このように変貌するものであろうか・・・・・。

 通院、治療、入院で、出演出来なかった、と言われたら、納得出来るサマだ

 その夜の、日本対サモア戦。

 解説は、現地で元選手たちが担当。

 東京のスタジオで、舘ひろしと並び立って、平尾が短い時間で話したことは、「解説」にほど遠い、単なる感想でしかなかった。

 看板に偽り有り、と言って良い。視聴率は、19%も獲ったが・・・・。

 日本テレビの番組ホームページからは、上記の写真はまだ残っているが、タイトルには、平尾誠二の名前は無い。

 本代表のプール最終戦。対アメリカとの試合は、現地時刻、10月11日(日)、午後8時開始だが、日本テレビでは、生放送同時中継で、その深夜、翌日、午前3時45分から放送が始まる。

 実は11日。先の、「プレシーズンマッチ」の優勝戦が、行なわれる。

 午後2時、キックオフ。試合会場は、平尾GMにとって都合の良い、東京・秩父宮ラグビー場だ。

 相手チームは、サントリー。厳しい戦いが予想される。

 GMとして、試合観戦し、その後、日本テレビに向かうには、充分過ぎるほどの時間的余裕がある。

 果たして、行くのか? 行けるのか? 本当の意味での「解説」が、ただの1度でも、やれるのか、どうか?

 宣伝と違い、現地に1度も行かずに、行けずに・・・・・。

 それ以前に、人間として、責任あるGMとして、選手に顔向けが、出来るのだろうか?

 ガンの可能性は? 病院へ直行し、出演不可能か? 出演せず、か?

 さまざまなナゾをはらんで、時は刻々と過ぎゆく・・・・・・。

 

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 <10月11日 夜 記載>

 神戸製鋼コベルコスティ―ラーズは、サントリー相手に、前半は27-7とリード。後半、グイグイと、追い詰められた。

 80分終えて、24-24の同点に。試合終了寸前、神戸製鋼がペナルティゴールを入れ込み、辛くも突き離した。終わってみれば、27ー24で、優勝

 GMが、いようといまいと、カンケ―無い

 で、なんと平尾誠二GMの姿が・・・・またも、見えなかった。神戸製鋼の監督、コーチ共に、外人。

 試合中、その近くに平尾の姿は見えず。

 それだけでは無い。優勝して、歓喜の雄叫びを挙げて、喜び合っている選手やチームスタッフの近くにも、平尾誠二の姿は無かった。

 むろん、監督・コーチのそばにも・・・・・・・。

 腐っても、GM。いなくても、GM。一体、平尾は、自らの職務をどう考えているんだろうか・・・・・・。

 講演は、自ら私の問いには、「試合のある土日は、入れないようにしている」と、名言していたのだが・・・・・・・。

 日本代表人気や、注目度上昇とは、うらはら。

 客席は、哀しい程のガラガラだった。

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 <10月12日 朝 記載>

 過去、最強と言って良い「日本代表」は、アメリカ相手に、有終の美を飾った。

 プール戦、3勝1敗。

 エディーの指揮、指導力は無いに等しかったが、選手個々の能力は、過去のメンバーを見ても、最高であったように想う。

 エディーちびとっつあんの成し遂げた成果で、たったひとつ、結果、良かったこと。

 まだ、カラダが起きていない朝の4時半からという異常さではあったものの、候補も含め、全員をムキムキ筋肉マンに仕立て上げたこと

 この結果、選手全員に、海外の屈強でデカい体躯の選手達への「当たり」「スクラム」「モール」「捨て身のタックル」の際の怖さを、完全に気持ちのうえで払拭出来たこと。

 ここまで俺たち、鍛え抜いたんだから、怖いモノは無い。痛くは無いという、気持ちへの暗示。

 コレは、結果的に大きかった。試合の最期の決め手は、心、だけに。

 さて、平尾誠二

 深夜の、地上波。日本テレビの解説には、登場しなかった。

 タイマー録画で、且つ、アタマとラストの長く続くコマーシャルをぶった切っていたせいなのかもしれぬが、平尾誠二の顔は、チラリとものぞけなかった

 体調、すぐれず、か・・・・・・。

 はたまた、腐っても名義上のGMとして、優勝の美酒に湧く酒宴の場に立ち会わないことへの、気後れか・・・・・・。

 すでに、酒は飲んじゃいけない内臓へと変化しているのかも知れない。

 そりゃ、無いぞう!というシャレも通用しないほどに。

 すでに、日本テレビの「2015 ラグビー W杯」特設ホームページには、平尾の記者会見時の写真は残っているが、表題にその名前は見あたら無い。

 日本テレビの「意識」が、透けて見えてくる。

 まだまだ、放送予定の試合を4回残している日本テレビ。

 今後は、試合開始時刻にも合わせるカタチで、残る試合は、通常でも視聴率0%台が並ぶ、深夜や、未明の開始になる。

 元々の、コアなラグビーファンは、CSやBS先行で観るだろうが、平尾無きあとも、健闘して欲しいものだ。

 少なくとも、お馬鹿キャラととらえるしかない、森泉という軽薄女でさえ、

 「ほらほら、何て言ったっけ!? お船みたいな名前のヒト、カッコ良いよねえ」と言ってのけた、五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)の名前が、広く世間の最低辺にまで浸透したことは、良かったと言いたい。

 んにしても、平尾誠二。まだ52歳。

 惜しい人を亡くした・・・・なんてことにはなって欲しくない。積みあげたおカネ、使い切らないと。何のために、身を粉にして稼ぎまくったのか・・・・と、臨終の際に痛感して欲しくないから。

   

 

 

 

 


<リアル ラグビー ルポ>  速報! 日本、2015 W杯、ベスト8進出、ならず!

2015-10-11 00:55:12 | ラグビーフットボール

 いやあ! 素晴らしい試合だった!

 スコットランド 対 サモア戦。

 サモアが勝てば、日本に、ベスト8進出、決勝リーグ進出の可能性が、残されていたのだが・・・・。

 この上記の試合。点、獲って、獲られての大接戦の展開となった。

 試合としても、素晴らしかった。

 勝敗こそ、36-33。わずかな点差で、スコットランドが、競り勝ち、その瞬間、日本念願の、W杯ベスト8進出の夢は、消え去った。

 日本時刻、11月11日、午前0時25分であった。

 現地時刻、11日、午後8時キックオフの、対アメリカ戦に、例え勝っても、勝ち点13。

 スコットランドがこの試合で手にした、勝ち点14に、一歩、及ばず。

  アメリカ戦に勝って、3勝1敗になっても、3位。

 これが、現実だ。

 それにしても・・・・・今大会W杯で活躍しているスター選手が、来シーズン、大挙して日本の企業チームに、「プロ契約選手」としてやってくる。

 なにしろ、4000万円から8000万円もの高年俸が、わずか1年で手に出来るんだから、来日するのは、当然の成り行きともいえる。

 日本は、良い出稼ぎの場に、なっている。

 あのエディー・ジョーンズのチビおっさんでさえ、4500万円の高年俸を水面下で提示され、カネに惹かれて、南アフリカのクラブチームに、アメリカ戦終えたら、さっさと日本に見切りつけて、さよならサヨナラするんだからあ。


日本テレビ「ラグビー2015W杯 地上波独占中継」。フタ開けてみたら、平尾&舘アレレ~?(中篇)

2015-10-09 14:57:01 | テレビ番組作りの、視聴者だましの犯罪手口

 ラグビー日本代表が、プール戦、最大の強敵・南アフリカに劇的勝利を挙げて以来、テレビで今までにないほど多く取り上げられるようになった。

 ところが、地上波で、唯一、録画を含めて試合中継している日本テレビが、事前に記者会見まで開いて大々的にやったこと、言ったことがまったくやられていないのだ。

 「解説」をするはずの平尾誠二が、なかなか出ない。取材後、チラリと出ても、おかしな、”看板に、偽り有り”の状況が続いている。

 さらに、「応援団長」としてのお仕事をするはずの舘ひろし、なかなか出てこないばかりか、日本テレビは「正体不明の怪しいオッサン」まで、平気で出させているばかりか、その正体を隠そうとしていた。

 不思議な、おかしい事ばかり、画面から、さらに漂ってきている。

 まるで、詐欺! 視聴者だましと、言う他無い状況になっていた

 前篇に引き続き、「日本テレビ 視聴者センター」へ問い合わせたてん末から書いてゆく。

 ーーー平尾さん、解説どころか、10月1日まで、まだ出てませんね?

 待たせられた挙句の答えには、ひっくり返った!

 「平尾さんは、アシスタントとという位置づけですね」

 えっ! 記者会見にまで出て、アシスタント!?

 取材した時は、10月1日。

 ---では、アシスタントとして、いつ出るんですか?

 「聞いてみます」

 担当とは、直接お話し出来ないシステム。隔靴掻痒(かっかそうよう)の典型だ。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・待たせられた挙句の、ご回答は

 「次のサモア戦、10月3日の放送には、出る予定です」

 「あのう・・・それと、先程、私、平尾さんをアシスタントと申し上げましたが、間違ってました」

 あ~あ。コレだ・・・・・・。

 ---それは、現地へ行って? それとも、東京で?

 「今のトコロ、東京のスタジオで解説する予定とのことです」

 ---次に、日本対スコットランド戦中継の時に、観客席の最前列に舘ひろし応援団長が見てて、感想言ってた時、その向かって左側に見知らぬ中年男が映り込んでいたんですが、そのヒト、誰なんですか? 教えてください

 

 「その方が、一般の方ですと、お答え出来かねますけど・・・・」

 変な答え方を、すぐさま事前にするなあ。さては、いくつか、同じ質問がすでに視聴者から多くあったな?

 しばらく、また、待たされたのち、御答えが。

 「あのう・・・一般の方でした。ですので、お答え出来ません」

 ディレクターでも、プロデューサーでもない、スタッフでは無いと言う。

 待たされている間も、電話口からは切れ目なく、「筋肉と筋肉のぶつかり合い!」などとあおる司会兼タレントの上田晋也の声と、舘ひろしの声が,耳に注がれ続ける。

 なぜか、ソコに平尾誠二の声は、無い。ギャラが、折り合わなかったのか?それとも・・・・・・・。

 最期に、その受付嬢に、ここまでPRしまくる、局肝いりの「W杯 ラグビー中継」を、一度でも観たことがあるのか、どうか?聞いた。

 「さあ、わたくしが、この仕事をしている平日の日中は観られませんので、一度も観ておりません」

 ---あのう、逆に教えますけど、今までの中継は、日曜日の午後3時からだったり、平日の夜10時放送開始だったりしてるんですけど

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 取材をしてみると、現実はあきれかえることが、実に多い。今回は、それが続発だ。

 画面を見ると分かるのだが、周囲の席は空いている。なので、一般人ならソコにすわるはず。わざわざ、舘の隣に座る。

 舘の友人? 局の幹部? スポンサー? ラグビー協会の幹部? 強引に割り込み、テレビに映りたがる馬鹿?

 とにもかくにも、公私混同しているオッサンであることは間違い無い。

 次に、舘の所属する「石原プロモーション」に聞いた。

 ---舘さん、スコットランド戦の試合会場には行きましたよね?

 「はい」

 ---その時に、同行されたのは?

 「マネージャー1人です」

 ーーーそのマネージャーの方の、年恰好は?

 いぶかしげな反応、ながらも、そこはこの事務所。いつもキチンと答えてくれる。

 「男性で、40歳台ですよ」

 ---その方が、舘さんの隣に座って、観戦してる姿がテレビカメラに平気で映り込む、ということは??

 「ありえませんね」

 ---舘さんが、親しいラグビー友達を同行させた可能性は?

 「ありえませんね?」

 ---そちら、その中継は?

 「見ておりません」

 ---もう一度、現地へ行って、観戦や解説をするスケジュールは、予定されておりますか?

 「ありません」

 --ー流れでお聞きしますが、最近、舘さんが、渡がココに来れません。病気です、と言ってましたが、病状は?

「現在、自宅でリハビリ中です。復帰は、いずれ出来るほど回復してきていると、聞いております」

渡哲也は、かつて密着取材をした時も、近年も変わることなく、とても心底良い人。気さくで、構えない。

 だが、病魔が、その人生に次々と襲ってきている。

 肋膜炎(ろくまくえん)を手始めに、急性肝機能不全、腓腹筋断裂、直腸がん、そしてこの6月、緊急入院した急性心筋梗塞。すでに、73歳となり、年齢的な老いも加わりつつある。

 かつてその石原プロモーションの屋台骨を支えた、”小政”こと小林政彦もまた、退社し、現在糖尿病と闘っていると言う。

 さて、それにしても「怪しく、ふてぶてしい印象を与える写真のオッサンの事が気になる。

 一体、誰なんだ? この公私混同した「一般人」は?

  ひょっとして?、この13年間に渡って、ラグビーが不人気であり続けても、ただ1社、メインスポンサーとして、貧しい運営資金の「日本ラグビー協会」を支え続けてきた「大正製薬」の幹部社員ではないのか?

 さらに、取材を進める中で、平尾誠二の、とんでもない行動が判明した。

 <つづく>

 

 

 

  


日本テレビ「ラグビー 2015W杯 地上波独占中継」。フタ開けてみたら、アレレ~?(前篇)

2015-10-05 12:38:41 | ニュース

 大々的に、制作発表記者会見までして、日本テレビがPRした・・・はずだった。

ところが、「2015 ラグビー ワールドカップ イングランド大会」が、いざ始まってみたら、実際は大幅に違っていた!

 

 中継録画も含めた、試合放送分を見ていたら、当初の大言壮語とまるで違い、おかしなことになっていた。

 おまけに、誰だか分かんない正体不明の「怪しい人」(日本テレビ、画像。写真下。左側)までが、平然としゃしゃり出て、舘ひろしと並んで座って映り込んでいた! なんだこりゃあ、この怪人は・・・・・

 

 おそらく、アレッ?と、クビをかしげながらも、地上波しか見られないラグビーファンは、そのコトと、「怪人」の存在に気付いていたに違いない。

 当初のフレコミでは、舘ひろし(写真上の左側)が、高校時代のラグビー部主将をしていた経験で、「応援団長」に。

 そして、平尾誠二(写真最上。右側)が、試合の解説をするはずだった。それも、意気込みからすると、中継する全23試合すべてで解説するかのように、受け止められた。

 平尾といえば、先日の記事でも書いたが、元・日本代表選手でもあり、一時期は、事実上解任されたが、その監督も経験。

 そして、現在は、神戸製鋼勤務の社員でありながら、NPO法人「SCIX」(しっくす)の理事長にして、神戸製鋼コベルコスティーラーズの、GM(ゼネラルマネージャー)もしながら、なお且つ、その経験を生かして、全国各地で講演をして、かなり御稼ぎしているという、超~多忙の身。

 さらには、非常勤ではあるが、「2019 ラグビー ワールドカップ 日本大会 組織委員会 事務総長特別補佐」にまで就任。

 なのに、解説まで? 現地、イングランドまで行って? 出来るのかなあ?と、正直、危惧していた。

 イングランド、と言えば、その昔、自身が留学していた時、乞われて雑誌のモデルをしたことが発覚。日本ラグビー教会から、こっぴどく怒られて処分受けた、苦い思い出が残るところ。

 本人の言い訳。「撮影はしたが、ギャラは、もらっていない」

 今から思うと、かなり疑問符が付くが・・・・・。

 冒頭写真撮影のあった記者会見の席上では、最近の海外ラグビー。例えば「スーパーラグビー リーグ」などは、同席した舘ひろしのようには、さほど観ていないらしく、選手の名前もろくに知らないと言い、こう殊勝に抱負を語っていた。

 「これから、かなり勉強して、解説者として恥ずかしくないように頑張ります。色々な解説の方がおられると想うんですが、僕なりの解説が出来ればいいなと思っています」

 むろん、現地での解説をする意欲をみせていた。なにしろ、おカネに、とても細かいお方。だから、イングランドまでの渡航往復代に、滞在宿泊費まで、すべて日本テレビ持ちとなりゃあ、彼にとって、こんなおいしいハナシはない。

 「(解説の)自信は無いけど、行けるんなら!と、軽い気持ちで決めちゃいました」と言っていたほどだ。

 ところが・・・・・・大会が始まって、見ると、その御尊顔は影もカタチも見られず。他の元選手たちが、入れ替わり、立ち代わりの「解説」「怪説」。

 あれれ~?・・?・・・・・・・・・・・・。

 確か、放送全23試合、すべて解説するかのような大宣伝してたっちゅうに。

 あの「番狂わせ」とも、「奇跡」とも評された南アフリカ戦でも、国民の期待を集めて視聴率15%まで叩き出して大敗したスコットランド戦でも、出番なし。

 ましてや、ニュージーランド代表など、強豪チームが出場した注目のプール戦の中継でも、出ず。

 一体、どないしたんじゃろ? 思ったほどのギャラがもらえないことが分かって、へそ曲げた?

 それとも、この「エロ過ぎた」動画PRのひどさに、あとに成って、気持ち変わって怒って、辞退した?

 

 

 

 

 

  おいしい、お仕事を、キャンセルか?

 まずは、その謎を解明しようと、日本テレビへ。

 近年のテレビ局は、外からの批判を怖れ、厚い壁でガード。一方的な営業発信に徹している。とりわけ日本テレビは、みのもんたが、自ら言った「バカ息子」社員が起こした事件以来、その傾向が強くなった。

 ソレを承知で、ピッポッパ。

 質問し、しばら~~~~~~く、待たされる。

 <つづく>