≪ 2019・11・24 掲載記事 ≫
先月であったろうか?
ネットニュースに、北島三郎の、テレビ番組に、〇〇〇・・・・・が、ハプニング出演という、記事を、チラッと見た記憶だけはあった。
丁度、1年前くらいから、北島三郎の、唯一の冠歌謡番組、「サブちゃんと歌仲間」を、毎週、タイマー録画しておいて、見続けていた。
留守録しておかねば、とても見られない、土曜日の、午前5時半から6時と言う、早朝時間帯。局は、BSテレビ東京。
それも、全国47都道府県のうち、18局という、半分にも満たないエリア。
CDが、全く売れないうえ、誰もが知るヒット曲が無い、「演歌業界、厳冬の時代」が、その背景に、そびえ立つ。
コレが、厳しくも、今の歌手、北島三郎の置かれている、「現状」だ。
各局、放送時間帯は、バラバラ、それも、誰もが、観られる時間帯には、なかなか放送されていない。
なので、この記事と写真は、出す意味があるのではないか?と、判断した次第。
タイマー録画し続けているのは、元々、根っ子の部分で、御大、北島三郎の歌が好きだから。
かつて、恒例で公演。、歌舞伎町のど真ん中に建っていた、「新宿コマ劇場」にも、何度も、足を運び、芝居に出ていた、白木みのるなど、役者・芸人総出演の、観るも華やかな、最期の「まつり」も楽しんだひとり。
それが・・・・・
東京都郊外の、八王子市の高台に建つ豪邸の風呂場で、転倒し、緊急搬送されたのち、入院、手術、リハビリ。
その影響で、老いも後押しし、足や頸椎を軸に、カラダのさまざまな部分が、痛み、神経が切れ。。。。。。。
車イス生活こそ、昨年後期からはしていないものの、すでに、記事化はしたが、昨年12月8日の、「日本作詞大賞」の、壇上では、作詞家「原 譲二」として、表彰を受けた際は、歩行こそ出来はしたが
ゆっくり、ゆっくりと、1歩1歩、足を踏みしめるようにして、歩みを進め、さらに、このように、娘むこでもある、歌手・北山たけしと、司会者に支えられるようにして、歩み、立った。
その後の、コンサートや公演、興業では、単独コンサートは、無し。
ゲストという名の、自分の事務所所属の歌手たち、3~4人に、ふんだんに歌わせ、やっと、御大が舞台に出てきて歌うのは、10曲足らずと、ヒット・メドレー。
北島の、かつてのヒット曲を、ゲストが、大いに歌うということも有り、客席数と、会場は小さくなっても、観客動員数は、徐々に減っていっている。
かつては、全国、どこでも、完売や、悪くても8割は客が入っていたのに、最期は、興行主が自ら、割引料金で、売り払う惨状。
舞台では、右手を置いて、カラダ全体を、万が一、倒れないようにと、安全の為に支える「御手付き台」が、随行。
色あでやかな、造花の花で隠したトコロに、このように右手を置き、歌う。
この「サブちゃんの歌仲間」の、収録時でも、舞台でも、コンサートでも、この御手付き台は、絶対に、文字通り、「手離せない」物になっている。
今年に入って番組で、独りで歌う、「故郷への道」や、「前に・・・・」を、歌い挙げるサビの部分。
変わらぬ、伸びのある歌声も、ひょっとして、他のゲスト歌手のように、CDを流して?と、一度、この番組製作会社のプロデューサーに、問い質したところ、怒られた。
「失礼な! 北島さんに限って、そう言うことは、致しません。自分の声で、そのたびに、歌っております」
収録は、1か月、4~5回放送分を、負担も考え、休憩をはさみ、はさみ、1日で終えさせる。
うち、1回は、北山たけしと、いまだ、力士体形のままの、大江裕(ゆたか)の「北島兄弟」2人にまかせて、歌う部分だけ、衣服を着替えて、毎回、収録している。
ともかく、周囲は、これ以上ないほど、サブちゃんの、カラダを気遣っている。
先月、10月4日で、83歳にもなった。
惜しまれつつ、引退・・・の道を選ばず、意外や、有終の美を飾る道を、ぶった切り、死ぬまで歌い続ける道を選んだ。
昨年、お願いされて「紅白歌合戦」に出たことへの、「お土産」は、とても、大きい物となった。
自分が出ていないにもかかわらず、細川たかしや、大黒摩季など、北海道出身の、ジャンルを超えた歌手たちが、札幌でイベント的コンサートを開催。道内では、そのまま放送されたのだが、
全国放送されるにあたって、コロッと、番組大胆編集。
東京のホテルで、北島三郎が、4流タレントの大泉洋にインタビューを座ったまま受け、それに加えて、かつて、故郷でもある函館で歌った過去の映像をはさんで、追加挿入。
出てた歌手の大半の歌唱部分は、大胆カットされて、斬り捨てられて・・・・・放送された。
その後から、所属、艶&演歌歌手たちは、さまざまなNHKの歌番組に、優先的に出られて歌うし、北島自身も、出演はして、特番や、スペシャルコーナーも造られて、座ったまま、ヨイショされた。
途中、収録時間が長く、カラダに負担が掛かったのか、退席。
主人公不在で、番組は進み、ついには、本人、ナマで歌わず。
過去の、元気なころの、御手付き台無しの時の、VTRが、堂々と、流れたのには、ファンと言えども、絶句。そんなに、しんどいのかあ・・・・・と、不安も、募った。
そんな、御大、北島三郎の、上記、「サブちゃんと歌仲間」に、とある絵画多彩タレントが、11月9日、放送分に出たとの、冒頭報道。
曲は、みんなで手拍子、歌いましょうよ、という、その名も「令和音頭」。
世間と、時流は、この歌を望まず。 発売半年たっても、まったく、売れていない。
タイマー録画はしていたものの、また「令和音頭」かよ・・・・・と、すぐ、切った。
ところが・・・・・改めて再生してみると、映っていたのだ。歌手「K」が。
そして 昨日、11月23日、放送分を再生。
総勢15人もの歌手たちの真ん中に御手付き台付きで、立つ、上記、北島三郎。
ん? 誰だあ? この、珍妙な、アフロヘアの、男性「歌手」は?
背後で、声を出して、音程✕✕で歌い上げている、オトコ、
それも、クサい演歌歌手の如き、身振り手振り、大げさに・・・・。
思わず、気になって、振り返る北島三郎。
木、木、木、木梨憲武(きなし のりたけ)と、気付き、本当に、驚いているサマ。
もう、笑えるううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
あとはもう、2人、熱唱、熱笑!
こんな令和、例は、もう、観られないでしょう。 笑えたあああああああああああああああああああああ
とはいえ、北島の、もう、単独コンサートは、無い・・・・・としか思えません。
この11月に都内の大ホールで行われた、イベント的コンサートに出たものの、なんと、総勢、有名無名、ごった煮、36人もの歌手&グループの出演。
1曲歌って、締めは、全員ズラリと並んで、御手付き台と北島「御大」を、真ん中に、ソレ、♪「令和音頭」で、ちょちょいのちょい。
なお、その模様は、12月7日、BS-TBSで、夜、放送されるとか。
さらに、来たる来年の1月25日、26日、2月25日など、全国7都市、28公演の規模で、「令和にっぽん夢まつり」と、銘打った、コンサートに、北島が中心になって出る。
とはいえ、またも、前川清や、長山洋子や、
14年間以上歌ってきたのに、まだヒット曲出ないため、夫と離婚してまで、歌の険しい道を選択した、丘みどりも含め、7人が、歌い、競う。
もちろん、北島の負担は少なく、御立ち台込みの高額ギャラが、♪ 令和音頭と共に、転がり込む予定。
ファンにとっては、何とも、淋しい限りというほかない。
むろん・・・・・舞台に、木梨は、来無し・・・・です