経歴詐称どころか、いまだに!自分の出自でさえ、デタラメを言っているのには、あきれ果てる他無い。自称ショーンKならぬ、ショ~ンもない生粋の日本人。
熊本県にいる実の父の、ソレを記者に聞かされての戸惑いの言葉たるや・・・・・・・。
そんな男がでっち上げた経歴を信じ込み、確認の裏取りさえしなかったテレビ局。
日ごと、微妙に髪型を変えているモノをとっかえひっかえ使いまわしている、小倉カツラ智昭が司会をしている朝ワイドショーに、その今だハーフだと強弁する詐称男が、コメンテーターとして平然と、長年に渡って出演していた。
カツラは謝罪しなかったが、アナウンサーの笠井はポロリ。
「この騒動のあとのスタッフ会議のなかでは、反省の言葉がいくつも出ていました」と、正直に言った。
にしても、局や出演者は、殆んど素知らぬ顔。反省と謝罪、皆無。誰も責任取らず。クビにもならず。テキトーで、ずさんな業界。
最期の最後まで、自称ハーフが、レギュラー・コメンテーターしていた他の局も、押し黙ったまま。不幸中の幸いだった他のテレビ局は、それイケ! やれ行け!とばかりに、故郷の熊本までレポーターが連日行って、やいのやいのと調べまくり!
まさに、「他人の不幸は蜜の味」、そのものを地でいった。
テレビ局の節操の無い体質、見せまくり。
で、”身体検査”もせず大胆起用。ウソがばれたら、新番組の出演も「自ら辞退」ということにさせて、番組を紹介する記事からも、素知らぬ顔して削除して、頬かむり。
この手口。特異なことじゃないんだよね、実は!
テレビ局、ラジオ局ってトコ。ホンマに、テキト~! ホントに、デタラメ。
例えば、今だって・・・・。
ちょっとキレイ目の、タヌキ目メイクの、つけまつげ・ネエチャン。まったく、聞いたことも無い、実績も無いオッサンらが、コメンテーターとして、レギュラーになる。
経歴。肩書き。
大学の「特任教授」「特命教授」、そして「客員教授」。
これらは、大学や短期大学で、たった1回でも講義まがいを行なっただけで、命名される肩書き。
ガッコ側にとっては、そのたびに数万円支払うだけ。あとは、ゼロ円。
当人にとっては、そんな肩書きを、名刺に刷り込み、フル利用。お馬鹿な局は、「大学で、専門知識を持った教授でございますか」と、もう、尊敬のまなざし。
肩書きに弱いマスコミの一面を見事に現わしている。
で、しゃっべってる内容は、そこいら辺のオヒトの低レベルに終始。
お次に、「コンサルタント」。もう、この肩書き。自称でもOK! 契約クライアント、正しく数社明示しなくても、口先三寸で通用しちゃう。アタマに「国際」なんて付けちゃえば、もっともらしくなる。
そんな人物が出て来たら、自称国際は、「小臭い」と、思った方が良い。
「ジャーナリスト」。そこに、いろんなカタカナ、くっ付けて、それらしく仕立てりゃ、一丁上がり。
ちょいとしたシロートでも、カメラ触れば「フォト・ジャーナリスト」。
それに、アメリカを始め、外国の大学名を乗せりゃ、もう、カンペキ!
とりわけ、個人情報保護法なるシロモノが出来てからは、大学側に問い合わせても、卒業の有無すら、答えない。ましてや、中退、除籍となると、もっとダメ。在学の有無すら、答えないトコ、多い。
だから、コレを読んだ君が、「わたし、東京大学、優秀な成績で卒業しました」と勝手に吹聴して歩いても、ソレをただちにウソだ! と決めつけることが、とても出来にくくなった現在。
なにしろ、法案が大手を振って世間を歩いてからというもの、「名簿図書館」が相次いで、廃業を余儀なくされたもんで、すぐ確認出来なくなってしまった。
閲覧、コピー。すんごんい料金だったけれど、名前検索するだけで、卒業年次、学部、学科、入学時の住所や、実家の住所までもが判明した。
本当に今や、確認に手間暇かかる、おかしな時代に成り果てたと想う。
だから、経歴詐称、今後も通用、OK! OK!!
さてさて、わたしが、徹底して調べ上げた実例を書きましょうかね。
「サンデー・ジャポン」なる、スキャンダルや、その週に話題になっている人物・事件について、あ~でもない、こ~でもないという、何も知らないドシロート達が集ってしゃべり合う、TBSテレビのお気軽井戸端会議番組がある。
取材した当時は、司会と切り回しをしている爆笑問題に関心を持っていたので、録画しておいて、後日再生して観ていた。
その頃だ。あれっ? ホンマかいな?という肩書の若い女性がコメンテーターとして出ていた。
なんと、女子大生にして、輸入会社の社長をしているんだそうな。いわゆる、起業家。
当時、それが売りになるほど、流行っていた。しかし・・・・・話している中味と口調はアーパーなギャルそのもの。若くして立派に株式会社を起ち上げ、大学でも学問に励み、見事に両立しているというフレコミには、ちょいと疑問をもった。
さらに、番組の中で、あの気の強く、常に脚光を浴びたい「女王様」的立場でいたい性格の西川史子が、もろに彼女を嫌っていた。
西川というオンナ。誰かが新たに台頭してくると 、あからさまにイヤミを言ったり、発言にすかさず横やりを入れて、蹴落とそうとする性格。
その起業家は、イレギュラー。大学通学と会社経営が多忙とのことで、毎週は出てこない。
にしても・・・・・・その「肩書き」。疑問が、アタマをもたげた。
というのも、すでにその西川史子の肩書きの売りのウソを調べ上げて、書いていたから。
当時も今も、「女医」というフレコミ。
しかし、当時の実態は表参道にある整形クリニックに、たった週1日。月曜日だけの勤務。あとは、タレント活動。
おまけに、簡易手術でさえ、もしも失敗したり、成功しても、患者が整形具合が気に入らなかったりして文句が出てきたりすることも考え、今後一切異議をとなえませんという誓約書に、診察・診断前にサインさせる仕組み。
拒否すると、では、どうぞお帰り下さい、と言うシステム。
その史子の腕は、史子の実父に聞いたが、「わたしに比べりゃ、まだまだですよ」と、苦笑していた程度。
さらに、セレブなオウチの生まれとのフレコミは、真っ赤なウソ。
実家に行って調べたら、神奈川県にある、個人病院。それも、自宅兼病院の、古い木造2階建て。
天気が良い日は、富士山が見える、本当にのどかな関東の郊外。
車は、古い使い古された国産車1台。庭は手入れしていない、草ぼうぼう。白いテーブルとイスは、汚れてくすんでいた。おまけに、広さはさほど無い。
大学に行って、医師の資格を取ったのは本当だったが、送迎は無く、電車とバスで越境通学。
何度も何度も医師の試験に落ち続けて、ノイローゼになったニートの実兄がいたのだが、このコトは、今もって、史子だけでなく、家族全体で隠している。
せいぜい唯一本当だったのは、試験で百点満点取ると、実母が史子に、そのつど1万円を与えたことぐらいであった。
そんな西川センセの対抗馬か?
さっそく、じっくり、且つ、徹底的にケツの毛まで調べた。
まず、通学していたとされる慶應大学。この真偽は、分からなかった。大学は、在校生か否かということすら教えず。
名簿があるという大学構内にある図書館には入れず。
かつては、例えば、藤原紀香が通っていた短大などは、図書館で調べることを許可してくれたというのに・・・・・。
座頭市では無いが、思わずつぶやいた。「嫌な渡世だねえ・・・・・」
会社。パソコン上では、存在していた。
怪しげな、壮大なカタカナ社名。行っている事業内容は、海外から、日焼けサロンへ卸す機器を輸入販売。
当時、日焼けサロンは、一時期の隆盛は無く、停滞気味。というのは、焼き続けると皮膚がんになる可能性が高いという報道が、全世界になされ、客が減りつつあった時期。当然、事業に手を付ける者などいない可能性が高いはずなのに、後発参入。
さっそく、大手チェーン、中手、小手の個人経営などなど、当たりまくった!
いやあ・・・・・どこも、かしこも全部、そんな会社聞いたこともない。その機種、耳にしたことも無い、という声が相次いだ。
大体、日本に輸入される日焼けマシンの機械は、ドイツが主流。なのに、その女子大生起業家の、主な輸入先は、アメリカ合衆国の田舎州。
その輸入先の会社の存在すら、怪しくなってきた。
コレは?・・・・・・。
会社登記すら、されていなかったのには、やはりか!と。
最期に、ホ-ムページ上に存在する「会社」へと向かった。
先に何度か電話を入れてみたのだが、いつも不在。留守番電話にも切り変わらない。
所在地は、渋谷駅から、ゆっくり歩いて8分ほど。
高額賃貸マンションの中の一室だった。広さは、わずか1DK。
斜め向かいの高層マンション。そこは、かつて何度か通ったところ。
飯島愛という芸名のオンナが、自死したところであった。
「女子大生起業家社長」の「会社」のインターフォンを押す。完全なる居住するための作り。あるとしたら、節税のための、ペーパーカンパニーか。
郵便受けには、他の部屋と同様、名前が書き込まれていない。
インタ-フォンを押す前に、考えた。と、そんな時、丁度帰宅した人が有り、「会社なんか、ココ、入ってます?」と聞いたところ、「ソレは、無いでしょう。狭いですもん」とのお答え。
ならば、と頼んで付いて行き、その部屋の扉の前に立った。
室内から聞こえる、テレビの音声に混じって、男女の楽しそうに絡み合う嬌声。
・・・・・・・・つまりは、そ~ゆ~コトか。
玄関ホールに戻り、インターフォンを押す。
「はい」と、出てきたのは、中年の男の声。!?
---あのう、ソコは、会社なんでしょうか?所在地がソコになっているんですが? とても、オフィスには見えないんですが
「・・・・・・・・・」
---では、社長になっている、「サンデー・ジャポン」に出ていらっしゃる彼女、おりますか?
「・・・・・・ちょっと待ってください」
背後から、聴こえてくる、「どうする?」「どうするって、言われても…あたし・・・」
そして、数分後。インターフォンは、ブツッ!と、突然切られた。
あとは、何度押しても、応答無し。
つまりは、こ~ゆうことか。
オンナは、男とトシの離れた愛人、囲いモン。
でっち上げた経歴が、どこでどうなったのか、「サンデー・ジャポン」の出演につながった。
わたし程度でさえ、調べれば判明することもしないで起用、抜擢。
とはいえ、弁明は聞かなければならない。背中からバッサリ!は、筋道として、好まない。
取材ノート に、そのむね書き、1週間以内に連絡下さい、と書き置き、ポストに入れた。
原稿を書きすすめながらも、連絡を待っていたが・・・・なしのつぶて。
そのことも最期のくだりに書き添え、載せた。それも、世間的にはまだ無名に近い子ではあったが、テレビ番組スタッフとTBSの責任も問う意図で、表紙に大きく刷り込んでもらった。
むろん、ダメ元で、番組のスタッフルームにも、電話を入れた。だが、案の定、いつものように電話をたらい回しされた挙句・・・切られた。
テレビ局という組織と会社。取材やPRなど、攻めはするが、攻められると、とたんに亀の甲羅以上に堅く身構えて守り、答えない。そういう体質は、依然として、今もって変わらない。
取材が有ったという事実は、番組も知っていたのであろう。
生放送ということか。
雑誌が世に出た次週。彼女の姿は、番組から消えた。永遠に・・・消えた。
今回、ショーンKの件で、思い出し、書く気になった。
ひょっとして!?と想いつつ、番組の「ウイキペディア」を検索。
・・・・・・・・彼女の名前は、その肩書きとともに、過去の「イレギュラー出演者」の中からも、消えていた!
今は、おそらく・・・・私人。愛人の行く末に幸せが有ろうはずがない。なので、氏名は書かないでおいた。
ほら、今日もおかしな肩書きの人間が、「コメンテーター」として、意味も無いことを、話している。
経歴詐称がばれても、「ゴメン」テーターもすることは、無いままに・・・・
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