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<リアル ボクシング ルポ>2012・12・31 世界戦 トリプルマッチ。テーパリット 対 河野公平 

2012-12-31 03:07:51 | スポーツ

Dscf1805_2 河野(こうの)公平(写真左側)の、ボクシング人生の、ラスト・チャンス!

 そのすべてを賭けた試合となる。しかし、王者の、テーパリットは、自信満々。

 27日に見せた「公開練習」では、余裕さえ感じさせた。この30日の前日計量前の写真撮影の時も、ご覧のように、河野の顔色さえうかがう有り様。

 本当は、体重がなかなか落ちなくて、ついには、測りの前で、すっぽんぽんになって、やっとクリアしたというのに・・・・

 いままで、何人もの日本人ボクサーに勝って、防衛してきた自信が、その表情を作らせたのではない。

 河野対策をしてきて、その結果、勝てる! と踏んでるからだろう。

 27日も、予定開始時刻より15分も遅れてきたものの、30分の囲み取材の後、しっかり着込んだまま、ミット打ち。

 なのに、トレーナーの出すミットに、さながら流れ作業のように、打ち続ける。

 早い、早い!そして、重いっ!

 左フック、右フック、右アッパー、ズバン!! ジャジャ、ジャジャ、ジャブ!

 手数も多い。こりゃあ~・・・・・河野、手こずるぞ、苦戦するぞお。

 

 ミット打ちと、サンドバッグ打ちで見せまくった剛腕は、う~ん・・・・

なのに、握手した手は、ふにゃふにゃと軟らかく、傷一つない。

 「8歳から、ムエタイで戦い、200試合もこなしてきた」というキャリアは、ダテじゃない。

 「わたし、1度もダウンしたことが無い」とも。

 見つめていた高橋トレーナーは、いう。

 「パンチあるなあ。ブロッキングでかわすタイプじゃない」「ノーモーションの左フックは、気をつけないと・・・・・」

 何度も引退の瀬戸際に立たされてきた河野。

 「まだ、やれる・・・」 いや、「もう、ダメか・・・・」

揺れては戻り、揺れては戻るココロから、立ち上がってきた。

 おそらく、世界戦としては、最後となるだろう。

 折しも、海の向こうでは、松井秀喜の、「20年目の”区切り”会見」があったばかり。

 河野公平、どこまでリングで、燃え尽きるか・・・・・

 除夜の鐘を、どんな想いで、耳にするであろうか・・・・

 


<リアル ボクシング ルポ>2012・12・31 世界戦トリプルマッチ 佐藤洋太 対 赤穂亮

2012-12-31 01:01:26 | ボクシング

Dscf9832 大晦日の佐藤洋太(写真・右側)と、挑戦者・赤穂(あかほ)亮(左側)の試合について、「舌戦」ばかりが報じられている。

 内心、そ~ゆ~、くっだらねえ「へ!?」「も!?」「か!?」新聞の,双方をあおった捉え方に、いささかあきれていた。

 佐藤と、赤穂が、戦わば、ココがこう・・・・という、真っ向勝負、真正面からの捉え方や書き方が、できないものだろうか?

 とはいうものの、ボクシングとは、不思議なスポーツだ。心底憎くもないのに、叩き、這わせる。

 チャンピオンの佐藤洋太にしても、その気持ちの理由付けに、色々なことを思ったようだ。それは、今ここでは、詳しく書かない

 なにしろ、明日には試合なのだから。

 あおられた舌戦について、2人は前日の会見で、サラリと本音をぶちまけた。まず、佐藤。

 「良い選手がいるなあ。でも、気にいらないなあ」と、佐藤は赤穂を見ていた。

 「でも今は、感慨深いものがある」という。

 「でも、火花散らしてないですよ」

 片や赤穂も、言う。

 「火花散らしたのは、メディア向けですからね」

 「佐藤とやれるのは、楽しみですよ。彼という存在がいたから、(自分が)ここまできた」

 佐藤は、世界。そして、赤穂は、東洋・太平洋の王者だった。この試合に臨むために、ベルトは返上した。

 言い古された言い方ではあるが「ライバル」。もろに、ライバル。

 今まで1度も試合をしていない。意外や、スパーリングさえも。

 しかし、2人のココロのなかで、ず~っと、お互いが目の上のたんこぶ。気になっていた。試合のタイミングが合わなかったり、赤穂のケガでやっと決まった試合が、流れたりした。

 大みそかは、その「決着」をつける日。

 実力、その総合力は、「五分と五分」。どちらが勝っても、不思議ではない。

 佐藤は、ヒット&ウエー。巧みに、パンチをタイミング良く繰り出し、足を使い,相手のパンチをかわし、逃げる。しかし、相手にロープを背負わせ、連打、集中打。うまいし、見栄えも悪く無い。

 スタミナは、生来ある。なにしろ、1分間の脈拍数、たった40。

 リング・ドクターが、言う。

 「いわゆる、スポーツ心臓ですよ。そう、他の人に較べて、スタミナはありますね。マラソンしてた高橋尚子並みですよ」

 一方の、赤穂。左のパンチの威力は、けた外れ。1発で、タイミングと狙いどころのピンポイントさえ、どんぴしゃ合えば、佐藤を沈める可能性もある。

 しかし、佐藤の動きを捉えきれるか?

 「ボクは、左だけじゃないですよ。自信? あります」と、試合前日も、日焼けサロンでたっぷり焼いてきた顔と体を披露したあと、笑みをもらす

 さまざまなパターンの戦略を、腕にしみこませてきたようだ。

 しかし、赤穂のトレーナーは、まだ顔をくもらせる。

 「佐藤くんの、長いリーチから出てくるパンチには、気をつけていかないと・・・・」

 勝負は、最終12ラウンドまでもつれ込むんではなかろうか。

 4ラウンドと、8ラウンドの終了時に、それまでの2人のスコアを公開する。

 いわゆるこの試合も、「10ポイント・マスト・システム」を採用。

 どっち付かずのラウンドでも、10-10は、ダメ。必ず、とは言えないが、慣例も加わって、しいて付ければと、10-9と、スコアカードに書き込む。0・5、などは、無い。

 1差も積もれば山となる、ではないが、見た目より開くスコアとなり、観客席は大きく、その瞬間、どよめくのでは?と思う。

 それぞれを応援しているファンにとっては、不満が残る結果となるかもしれない。

 私案だが、せめて「0・5」の、スコア差、つまり、9・5や8・5も付け加えて欲しいと、数多くの試合を見てて思う。

 練習を積み重ねて、努力している選手の姿を見つめていて、切にそう願う。

 そうすれば、「見栄え」で、ポイント差をつけられる「哀し差」も、少しは解消されるはず。

 さて、この世界戦 トリプル・マッチ。当日、大みそかに、夜9時半から2時間、テレビ東京系列で、放送される。

 

 さらに、ボクシング・ファンにとって、嬉しいニュースが、飛びこんできた。

 

 その3試合のダイジェストに加えて、

 「金城(かねしろ)智哉 対 ペッチバンボーン・ゴーキャットジム

 「将生(しょうき)潤 対 ペッチ・ゴーキャツトジム」

 の2試合を、1月1日の深夜1時50分から、1時間にわたって放送される。ただし、テレビ東京のみで、放送です。

 

 ファンは、楽しんで欲しい。

 

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【 2022・10・12 追記 】

 10年も前の、それも、ボクシング記事に、本日、検索が多数、寄せられていた

 

 驚いた

 結果を、打ち込んでおこう

 佐藤が、赤穂を、3-0の判定でくだした

 スコアは、118-110,117-112,117-111

 

 

 また、金城は、なんと、1ラウンド、わずか、1分2秒、ノックアウト、負け

この3人の中で、10年後の今も、ボクシングを続けているのは、赤穂だけです

 先日、テレビで、彼が勝った試合を観た

 家族が見守る中での、勝利

 妻子を、ボクシングのファイトマネーと、スポンサーからのおカネだけで食べさせていっている

信頼されているのであろう

 顔だけは、いまも恐いが、素顔は、とてもいいひと

 、物腰は、やさしい

 やり切れるまで、リングに立ち続けて欲しい

 佐藤も金城も、誠実な性格でした

 河野と、大違いです

 この日は,勝ってましたが、ジムの後輩にも、ボクシング記者にも、引退するまで、避けられ、嫌われていました

 

 


<リアル ボクシング ルポ>2012・12・31 世界戦 トリプル・マッチ 内山高志 対 バスケス

2012-12-30 00:18:23 | スポーツ

Dscf1759 12月27日、バスケスの「公開練習」開始時刻に行ったら、もう先に囲み記者会見をやっていた。

 バスケスの顔は、試合映像などで、すでに知っていた(上の写真・右側)が、左側にデ~ンと座っている女性(写真・左側)には、????

 ジムの女性マネージャーにしては、威風堂々。バスケスよりも、はるかに大柄。胸も腰も、ボイン、ボヨヨン。

 質疑応答の中で判明したことは、なんと彼女は、現役プロボクサー。それもまだ日本は未認可ながら、WBOの世界ウエルター級と、スーパー・ウエルター級の2階級を制覇した、現役世界王者だった。

 名前は、ハンナ・ガブリエル。今年8月にバスケスと結婚したばかり。バスケスの4歳年上の29歳。姉さん女房だ。それに、ひょいと乗っかった取材陣。

 いまだアツアツと見て、カメラマンは「ハイ、2人、笑顔で」 「ハイ、頬をくっつけてもらえるかなあ~」 「じゃ、頬にチユ~をしてもらえる?」

 嫌な顔ひとつせず、次々と”リクエスト”に応じる「新婚夫婦」。

 それが、翌日のスポーツ新聞紙上では、2人がアツアツぶりを見せつけた、となる。

 さてさて、リングに上がるのに、きっちり着込んだ上着を脱ごうとしない。ひょつとして、減量がうまくいってない?

 すべて通訳を通じてだが、どうして脱がないのか? 理由を聞いた。

 「(母国 コスタリカと違って)寒いから」という。

 それでも、リクエスト。少し、上体を見せて下さい。

 それに応じ、サッと見せた上体。キラッと光る、内山高志担当の、佐々木修平トレーナーの目。

 左肩に入れ墨。意外や、見事に、引き締まり、戦闘態勢に臨める体に出来上がっていた。おそらく、30日の前日計量は、問題なくクリアすることだろう。

 頬がこけすぎていたものの、「上体の肌の色つやは、良かった」(佐々木修平トレーナー)

 Dscf1763 背後に大勢の報道陣が見守るなか、写真の様に、シャドー・ボクシングを始めた。こういう時は、たいがい手の内は、見せないのが、通り相場。

 で、バスケスも、10分間。左右に軽くステップ切って、軽やかな足さばきこそ見せたものの、オッ! というものは、見せず。顔も小さく、体も小さい。

 ただ、いくつかの試合で見せた「カエル跳び 左右大振りフックは、披露しないまま。んんんん?・・・・・・・・

 当日、セコンドに付く予定で、そばで見つめていた飯田トレーナーは、一言。

 「体小さいねえ。動きが早いから、(内山は)捕まえづらいかもしれない」

 これで終わり、かと思いきや、今度はキッチリとグローブをはめて、サンドバッグを叩き始めた。

 オッ! やはり29戦全勝無敗、うち15KOは、ウソじゃないなと思わせる、パンチの強さ、早さの片鱗をチラリ、チラリと見せた。

 軽くコツコツと叩き始め、ジャブ中心だったが、コンビネーションも良く、「試合で一度も倒れたことが無い」というのは、本当だろうと思わせる。

 時々いきなり放つ、重く早い、右、そして左へと展開するフック。これは、こ・わ・い。

 佐々木修平トレーナーも、声をひそめて言う 。

 「いいねえ」

 サンドバッグ打ちは、たった5分だったが、いいものを見た。

 「アリガト」 暫定王者は、笑顔でそう一言いうと、自信あり気に去っていった。

 試合まで、わずか4日前。

 「今日は、内山さんは、体休めて、練習、お休みですね?」と、佐々木トレーナーに聞くと、「そうですね」

 ところが、ひょっこりと正規王者、笑顔で登場。

 「あれ?」「練習? 最終仕上げですか?」

 「うん、軽めに、ね」と言って、ニヤッ

 いろんな、ありとあらゆる、相手の出方を想定してのシュミレーション対策の総仕上げか・・・・

 いつもそうだが、どんなにリップ・サービスを求められても「何ラウンドで、KOします!」とか、「KO狙います」とかは、ただの1回も、公言したことは無い。

 それでも、誰が付けたか、キャッチフレーズは、「KO ダイナマイト!」

 KO勝ちを期待させる試合運びを、確かにする。そして今回。

 序盤は、距離を測って、バスケスの出方を慎重に伺いながら、不意の「カエル跳びフック」と、「ノーモーションの右フック」を注意。

 バスケスの動きとパターンと狙いを、見定めたところで仕掛けて勝負に出始めてゆく。

 倒せるかどうかは、わからないが、5ラウンド以降に流れを一気に自分の元に、引き寄せるのではないか。

 かつて、内山は、「自分にとって究極の勝ち方は、相手に1発も打たせないで勝つこと」と、言ったことがある。

 山元浩嗣とのスパーリングで、その一端を見せた。

 バスケスとは、そうはカンタンにはいかないだろうが、いくらか、見事に強打をひょいひょいとかわすシーンは、魅せるのではなかろうか。研究と、傾向と対策を発揮して・・・・・

 そんな夢をもたせる王者に、軽めの練習前、1発、かました。

 内山さんは、この近くのマンション住まいですか?

 「まあ、そうですね」

 部屋は、2LDKぐらいの広さで?

 「・・・ええ、まあ」

 冷暖房完備の、オンナ付きで?

 その途端、破顔一笑。笑い声が、はじけた。

 

 

 

 

 


<リアル ボクシング ルポ>2012・12・31 3大 世界戦タイトルマッチ 王者 内山高志

2012-12-29 02:05:26 | スポーツ

Dscf1727 いよ いよ数日後の大晦日に迫ってきた、東京での世界 トリプル タイトルマッチ。大阪でも、井岡一翔(かずと)の試合があるが、こっちの方は仕上がり状態も、この目で見ていないので、ここでは除く。

 3大タイトルマッチのうち、実力、実績、共にリードしている内山高志ブライアン・バスケスの試合に焦点を当てたい。

 内山は、ボクシング・ファンならご存知のように、今年7月、ふるさとの埼玉県春日部市で、5度目の防衛戦を行なったものの、予期せぬ右目の上に深い傷を負い、流血。

 負傷判定で、ドロー(引き分け)防衛となった。

 試合後、「試合をした感覚が無い。わざわざ見に来てくれた人達に、申し訳なくって・・・・・」と、しきりにクチにした内山。

 我が子の身が心配で、控え室に来た母親にも、開口一番 「応援に来てくれたみんなに、謝っておいて」と、ファンの気持ちを何よりも気遣った内山。

 あの”悪夢”から、約5か月。その傷も、目の前に近づかないと分からないほど。うっすらと、肌に横線が入ってるのが確認出来る程度だ。

 6度目の防衛戦となる相手は、試合正式決定時には、無敗の暫定チャンピオンだったブライアン・バスケス。

 だった、というのは、な、なんと、今月、あろうことか、またもどういうことか、信じられぬのだが、王座決定戦が行なわれ、新たにガンボアという「新・暫定チャンピオン」が誕生しちゃった。ちなみに負けたのは、7月に内山に傷を負わしたヒト。

 これまた、WBAは認証。はあ? 一体、どういうこっちゃ? と、ボクシングを知らない人でも、クビを傾げることが起きている。

 とはいえ、内山が「正規」で、バスケスが「暫定」であることには、変わりがない。

 よって、この両者の対決は、「王座統一戦」と、銘打たれているまま。

「まずは、この目の前の試合に集中したい」と話す、内山だが、ガンボアとの試合が、この先、もし組まれたとしたら? の質問には、

 「やはり、自分の実力を見せつけて、勝ちたいですね」と、キッパリ。

 もはや、さながら「もぐら叩き」。今の実力なら、次々と、叩き潰すことは出来そうだが、いやはや、WBAの節操って・・・・・・・・・・・・・・

 そんななか、23日に、試合に向けた「公開練習」があった。

 すでに10月、傷跡もきれいにふさがり、練習再開の時も見ていた。内山いわく、「少し軽めにやります」。

 ところが、始まるや、シャドーボクシング、続くミット打ちと、重め、また重め!

 パン、パパ~ン! パパ、パパン!! ズン! ドゥバン!ズン!!

 小気味いい音を響かせて、全開、快調!

 うっすらと汗を滲ませると同時に、次戦に向けて自信まで滲ませた。

 それ以来のリング上の動き。またも、目を見張らせた。

 シャドーは、明らかに、バスケスの動きをイメージして、拳を矢継ぎ早に突き出していた(写真・上)。

 ショートフック。接近しての、相手のハラワタをえぐるアッパーとボディ打ち。スッと、距離を取ってのストレート!

 それらの動きが、相変わらず、早い! スピード感あふれる動きが、たっぷり3ラウンド。むろん、爪先立ちで、変幻自在。

 バスケスの試合を、映像ではあるが、2~3試合見た。1発で相手を倒す爆発的パンチは、持っていないが、気になる点が1か所だけあった。

 ヒザを深く折り、低く構えてて、いきなり伸び上がるようにして 大振りの左右のフックを繰り出す。と同時に、頭も上にグ~ンと突き出す!

 そう、往年のボクシングファンなら、覚えているだろう、輪島功一(元世界スーパー・ウエルター級チャンピオン)の「カエル跳びアッパー」戦法。アレに近いといえば、お分かりか。 

 それで、前へ出た内山とぶつかり、再び切れるアクシデントが起こらないか!?という危惧。

 「バッティングというのは、お互いが前に頭を突き出すから、起こるんです。片方だけが出ただけでは、起こりませんから」と、佐々木修平トレーナーは、噛んで含めるように言う。

 内山は、「同じことを2度してしまったら、こちらが劣っているんです。そうならないように、練習します」と、10月には語っていた。

 それが、どう具現化されているのか!?

 スパーリングに変わった。相手は、山元浩嗣(ひろつぐ)。内山と同じ階級の、日本の6位のランカーだ。出身は、熊本県。

 Dscf1747 しっかりと、自分の名前が刷り込まれたTシャツを着こんで、リングイン。

 記者とカメラマン、合わせて38名が見守るなか、ヘッド・ギアをかぶってるものの、目立ちたい、自分をしっかりこの際、PRしておきたいという願いが透けてみえた。

 なので、それにしっかり応えねばと、この写真を掲載。

 どうやら、その邪推は間違ってなかったようだ。山元のブログを見ると、それは1発で分かる。

 で、ランクは大きく違えど、しばしば内山のスパーリング・パートナーとして起用され、1発を喰らっている。

 いつもニコニコと笑顔を絶やさない印象がある。性格も、良いのだろう。KOこそ2つと少ないが、そこそこの力量もあり、内山の他にも、他のジムの芹江匡晋や、天笠尚など、日本チャンピオンのスパーリング・パートナーを務めたこともある。

 今、29歳。来年の2月11日には、次の試合が予定されている

 この日も内山相手に、ガンガン手を出し、攻めていく。しかし、スッ、スッと上体だけでかわされる。見事な内山の動体視力だ。

 この調子で、バスケスの「カエル跳びパンチ」も、かわすのかも。

 距離も取り、無理して接近戦にもっていかない。

 で、山元の打ち気が一瞬でも途絶えると、ジャブ、フック、ストレート、そして、アッパーボディを出す。

 ”試打”が、イケルと瞬時に判断すると、容赦なく連打!連打!

 時には、ロープを背負わせ、上下に打ち分け。

 また、距離をとって、山元の出方を伺う。

 見事な、緩急。無理して、早いラウンドから一気に出ることをせず、距離をとってまずは、バスケスの出方を見ていく作戦のようだ。

 「パンチのスピードが、内山さんは早くって・・・」と、2ラウンドのスパーリングを終えて、山元が言う。

 「おまけに、パンチが重いし」と、続けた。

 仮想バスケス対策は、完成か?

 

その4日後、バスケスを見て、驚いた!

 (つづく)

 


<リアル 選挙落選後の犯罪 「警告」ルポ>相次ぐ窃盗犯を逮捕! 議員会館&政党支部から盗む議員と秘書

2012-12-21 00:43:50 | ニュース

 自業自得。詐欺師党の終末。口先で国民・有権者、被災者をだまし続けたツケが、回ってきただけのこと。

 いろんな言い方が出来る、今回の衆議院選挙の、民主党を軸とした落選組への、国民の声だが、実は奴らはまだ落選しても「犯罪」を行なう

 それも、本日くらいから堂々と行なう。われわれ国民の出したカネで買った物を、持ち去るのだ。

 みんながやってるから、こわくない、とばかりにだ

 えっ!?と、思われる方も多いだろう。

 こと政治に関しては、他のジャンルやカテゴリーより、読み直しても、文面が少し冷静さを欠き、きつくなっている。

 だが、打っている事実や内容にウソや虚偽内容は全く無い。そのことは、自信を持って言える。なぜ?  自分でキッチリ調べたモノだから。

 この「ニュース」のカテゴリーに、今回の選挙について、単なるウンチクや推測や感想や、「阿部」などと誤字を書き連ねたりしてるヒトはハナから除くが、少しでも政治屋について興味をもったヒトは、そいつの「政治資金収支報告書」や、政治活動費について数字が並んだ類いのシロモノを見かけたことが、ありませんか?

 近年、そこには「パソコン購入費、うん10万円」「液晶テレビ10うん万円」「文房具費10うん万円」「ホームページ作成費、7万円~300万円」「選挙の車購入代金320万円」「車買い替え費用270万円」・・・・「宴会を兼ねた会議飲食代120万円」 ・・・・エトセトラ

 などなど、ズラズラと数字が並び、連ねられる。これを買う資金は、政党補助金から支払われている。つまり、1円残らず、我々の税金だ。

 ちなみに、選挙費用もここから盗っている。つまり、15日までやって、かけたカネは全部タダの丸儲け、国民が払うってわけだ。「盗る」と書いた意味が、お分かりだろう。

 私利私欲むき出しにして、当選したら国民に隠して、こっそり押し付ける。落選した人の分はその分の穴埋めを、枝野幸男など親分が、本部や支部に振り分ける。領収書無しの、「その他」という抜け穴の項目で、これまた国民に払わせる。

 これを読んでるあなた、ハナから、払ってあげる気ありました?

 そういう不正疑惑に満ち満ちている蓮舫などは、全体の支出金の、なんと60%が「その他」だ。

 他の40%は、「自宅」が「民主党支部事務所」で消費される。秘書ですら、その家の中に入れない。第2秘書兼お迎えの運転手がぼやいた。

 「私、ただの一回も入らせてもらったこと、ありません」

 蓮舫に直撃したとたん、無言のまま逃げた!

 走って、車の中に逃げ込み、車は急発進!

 

 家族の生活費用が「政治活動費」の名目で使われている可能性が大きく、記事も書き、数年前に「質問状」を送った。

 このままでは「税金泥棒」だ。身の潔白を証明してほしいと。

 しかし、いまだに返事は、無い!

 取材攻勢も掛けた。「姿」が見えてこなかった「会計責任者」が幸運にも、電話ぐちに出た。実情を聞き出した途端、電話を切られた!

 すぐ、掛け直したが、呼び出し音のみ。再び掛けると、留守番電話に変わっていた。また、逃げた・・・・。

 一体、蓮舫のホントの「素顔」って・・・・・

 

 その後、蓮舫の「政党支部事務所」は、目黒区から千代田区の永田町に移った。自宅じゃ、まずい。また、バレル。そう思ったのだろう。

 調べた。それは、マンションだった。それも、住居用。

 貸主に聞いた。

 「ええ、蓮舫さんに貸してますよ。仲介業者を通じてね。個人的には、つきあいも無いし、まったく知りません。毎月、御部屋代は、ちゃんと、振り込まれてますよ。

 あそこ、ですか? ワンルームですよ。そこを政党の事務所にしているって聞いた時は、あれっ?って思いましたけれどねぇ~」

 そこでも、物品、諸雑費の金額計上。この女、どこまで有権者をバカにしているんだろう!

 実は、一度、逃げまくる蓮舫にしゃべらせようと、挑発してみたことがある。

 (つづく)


<リアル 政治屋 緊急追及ルポ>落選議員と秘書たちが、堂々と物品窃盗! なのに、緊急逮捕しない疑惑の裏

2012-12-21 00:41:26 | ニュース

 一昨日の12月18日あたりから、大量落選した民主党衆議院議員を中心に、議員会館から出なければならぬ者たちが、荷造りと整理を急ピッチであちこちでやっている。失職した秘書や事務職員たちも手伝う。

 そして、宅急便にして自宅などに、配達を依頼しまくっている。

 部屋にあるものの全ては、鉛筆1本に至るまで、政党補助金で当選後、新たに購入したモノ。つまり、すべて我々が苦しい日々の生活の中から拠出した税金で購入した物だ、

 ココで「政治活動」に使うから許されたが、落ちて「タダのヒト」になったからには、全て置いてゆくべきが、法的にも、常識的にも当たり前。

 つまり、会社員や契約社員、派遣社員、そしてアルバイトの人にせよ、そこの仕事と会社を辞めたら、会社の制服やユニフォームを始め、消耗品とされるボールペン1本に至るまで、持ち去ったら「業務上横領罪」や「窃盗罪」の罪に問われ、発覚したら、逮捕・拘留される。場合によってはその場での緊急逮捕。

 実際、それで有罪判決を受けた者は、いる。

 いまや、「情報」も窃盗罪に問われる時代だ。USBメモリー1枚を持ち出しただけで重大犯罪に問われる。

 この政治屋たちも、本来同様だ。こいつらは、自腹で買えばいいものを、収支報告書を見るだけでも、「大型液晶テレビ」「パソコン 数台」「コピー機」「プリンター」「車」などなど、買えるだけ買い込む。

 どうせ、自分のカネじゃない、他人(国民)から出たカネだ。「使い切れ、使い切れ!」と、指示を出す。

 実際、議員会館だけじゃなく「政党支部」でも、政党補助金(交付金)、総額なんと320億円もの巨額が、共産党を除く(同党は、この制度に反対し、拒否して、もらってない)全ての党に流れており、菅直人や、長妻昭の支部で働いている人からは、「そう言われた」との声が、取材で聞こえてきた。念のため、録音もしてある。

 で、どこもかしこも、パソコンやテレビなど、平気な顔して、持ち去っている

 支部や自宅に運びこむ。ガサ入れに入れば、物証も取れる。 明らかな「犯罪」だ。

 言い訳を、聞いた。

 「パソコンのなかには、公けに出来ない重要情報も入っているので・・・」

 だったら、メモリーに移して、処理すれば済むじゃないですか?

 「・・・・・・まあ、いろいろと・・・・アレが・・・・」

 これ、税金泥棒ですよ!

 そう怒って言っても、持ち去る公然泥棒たち。「みんなも、やってるし」と、開き直る

 ファイルをそのまま、持ち去る議員も多い。中身の書類は、読まれるとまずいものもあるのは、分かる。だが、ぶ厚いバインダーは、次の新議員が再利用出来るっていうのに・・・

  落ちた議員の中には、沈みゆく泥舟の民主党から素早く自民党に寝返って公認を取り付け、出馬したものの、”維新”に大量票差を付けられて惨敗した、あさましい輩もいた。

 持ち去る、持ち去る、私物か? ギターまで持って去った。

 永田町の常識は、まさに”世間の非常識”。税金泥棒が巣食う街。

 この窃盗事件について、総務省の政党交付金の係りの、若き官僚たちに聞いた。

 「それが、犯罪になるのかどうか? については、う~ん・・・・・・分かりかねます」

その手には、支給されているボールペン。

 君な、そのボールペン、そのまま家に持って帰ったら、どうなると思う?

 「これ? ですかあ?」 のんきな、声。

 犯罪だよ、知らないの? 厳密に言えば。

 隣りにいた、同期入省らしき男女も、けげんな顔。

 こいつらの、税金を使わしてもらってるという意識の薄さに、驚く

 何人にも聞いたが、ほぼ同様の反応だった。

 こうやって、”霞が関の常識”は、若いうちから形成され、歪んでゆくのか・・・・

 呆れ果て、落ち込み、そして、怒りが湧き上がる。

 新たな刑事罰規定を作り、緊急逮捕、公民権の永久停止を決めなければ、我々の税金は、政治屋のの私腹を肥やし、犯罪を助長しかねない。

 根本的には、「政党助成金」を廃止することが、何としても必要だ。

 320億円もの「原資」「金づる」が無くなれば、政治屋連中はカネをかき集めようとする。資金集めパーティーは、企業構造不況のため、思うように集まらない。政治屋は、根っこは乞食、物乞い。

 そこで生まれ始める贈収賄事件。

 発覚して、逮捕される。そこで、抗弁する。

 「秘書が、勝手にやったこと。私は何も知らない」と、”認識”を否定。前・被告人 小澤一郎が、逃げ切った手口だ。

 それが、どこまで通用するか、次々と法廷で明らかにされ、特捜の力量も再び試されることになる。

 とはいえ、まさに今、液晶テレビや、新型パソコンよりはるかに高額な車を搾取してるかもしれない落選議員がいる。

 太田和美だ。

 その名を知っている人は、相当な小澤ガールズ マニアかもしれない。

 元キャバクラ嬢と立候補時報じられたが、勤務していたのは本当だ。松戸駅からすぐの、地下1階。

 店の「関係者」と称する男は、路上ですごんだ。「居なかったんだよ! そんな女は!」

 不倫としか思えないこともしてた。市川市にいるその男が、彼女の政党交付金の使い方を指南。正妻は、取材時、車の中でじっと身を固くしていた。

 太田和美が手にした政党支部交付金の使い方は、メチャクチャ、破天荒。福島に選挙区を移す前の、千葉7区では、あきれる所業の連発。

 収支報告書からそれがもろに分かる 駅からすぐのビルの最上階に支部があった。スペースも広いので、会議も、集会にも最適。

 なのに、歩いて4分ほどの店で会議。それも、回数多い。

 住所を頼りに行ってみると、そこは居酒屋!酒を飲み交わして、会議??

 国民の税金で飲み食いしての、政治?宴会。

 そこから歩いて5分ほどの角にある賃貸マンション。そこの最上階の角の部屋に住んでいた。エレヴェーターは、すぐ目の前。

 その部屋へと通ってくる男がいた。車出来て、泊まることもあった。若い女、それも国会議員とあって、気にしてる住人や近所の人は多く、先の男の写真を見せたところ、「この人のようだ」との声。

 このひと、太田和美の選挙物の購入の紹介に深く関わった。

(この稿、つづく) 

 

 


<リアル 選挙 ルポ>元首相 野田豚佳彦 公職選挙法143条違反で、逮捕へ!? さらに「官房機密費」

2012-12-18 15:39:00 | ニュース

出来もしないマニフェストを、大風呂敷広げて吹聴し、全国民をだました詐欺罪は、被害者の国民感情からは「斬首刑」。

 三陸沖大地震と、巨大津波後も、事実上の無為無策は、実刑10年6か月。

 加えて鬼畜・東京電力の、福島県民が死ぬかもしれないとわかっていながら危険を放置した”未必の故意事件”に対して、何も出来かった罪も「死刑」に相当。

 そして今日、政治屋として無能の烙印を出腹にキチンと押された野田豚佳彦は、先の罪をつぐなって、民主落選議員とともにこの世から消えてもらえれば、だまされ続けた国民としては溜飲が下がるのだが・・・・

 そんな野田の、選挙活動初日に行なった「ビデオ映像」による演説は、明白な公職選挙法143条違反だ。

 「知らなかった」「単なるミス」などと言う苦しい言い訳は、通用しない。新人で今回初めて立候補したのならともかく、これで豚は6回当選したベテランなのだから。

 もはや、確信犯といっていい。

 さらに、自分の事務所に、規定枚数以上のポスターを貼りつけた。「証書」を張り付けていないポスターも、公示日前から、勝手にいろんなところに張り付けた。これも、明らかな「確信犯」。

 これらは、千葉県警の中にある「選挙違反対策本部」から「警告」を受けているはずなのだが、この「警告」なるもの、刑事罰は無いという、ザル法

 そのうえ、警告した数だけは、マスコミを通して知らせるが、「どの候補者が警告を受けたかは、お教えできない」と、担当してる捜査2課は答える。

 ビデオ演説の違反についても「法に照らしまして、これから慎重に・・・」

 おいおい、子供でも分かる違反だよ。

 結局、痛切に分かったことは、候補者は警告なんぞ、痛くもかゆくも無いってことだった。

 違反、やり得。そういうやつらに限って、違反ポスター、はがさない。やりっぱなしだ。

 聞いた。警告の回数で、レッドカードみたいにして、当選をはく奪するとか、方策は考えてないんですか?

 その問いには「・・・・・・・」

 あきれた! 全国で、2645件も起こっているのに、なんの実効性も無いとは・・・・

 捜査2課の狙いは、買収。カネで1票を買う・売る行為だ。これは、すでに全国で110件と把握。

 うまく、厳しく供述をとり、せめて連座制で全員、当選無効の処分に持ち込めたらいいのだが

 さて、再び、豚について。

 俗に言う「官房機密費」なる、億単位のカネが総理官邸にはある。コレ、1円残らず、我々の税金。

 このカネを常に歴代政権交代の時に、残額すべてかっぱらって逃げている。明らかな「窃盗罪」「公金横領罪」だ。

 もう、今、今夜、フトコロに入れて、ニンマリしているはず。

 この犯罪で、野田豚佳彦以下、民主党幹部を逮捕・拘留。

 実刑にしてほしい。

 コレ、多くの国民・有権者の願いだ。

 それでなくとも、今回の選挙にかかったカネを、次の政党補助金のなかから出す手口を、また平然とやってのける

 私利私欲のために、立候補し、それにかかったカネだけじやなく、供託金まで身銭を切らずに、税金から、かっぱらう。

 枝野幸男や、前被告人・小澤一郎の収支報告書を閲覧すると、そのカネの動きがよくわかり、怒りがこみ上げてくるはずだ。

 国民は、泥棒を喰わすために、納税してるわけじやないのだから

<追記> 野田豚佳彦の選挙後の後始末は、どうなっているのか?

 キチンとしているのか? との疑問が頭をもたげ、はるばる行って見た。

だめだあ!!野田豚佳彦、 とうに選挙は終わったというのに、証書こそ貼ってあるものの、自分のポスター、街頭に貼りっぱなし!

 いくらぶくぶく太っているからとはいえ、自分の尻拭い、後始末もできはしない男と運動員に、何一つまかす事は、やっぱり、できはしないな、ということを、改めて痛感した。

 野田豚! 「官房機密費」、盗んで行くなよ! だまって、泥棒のように持ち去るなよ!!佳彦ならぬ悪彦になるぞお~!

 


<リアル 選挙 ルポ>違法事前ポスター、選挙運動員、野田豚ビデオ・演説、・・・公職選挙法違反行為が、

2012-12-15 22:05:22 | ニュース

 いやあ、嫌んなってきた。ある程度、予想はしていたものの、選挙違反の

実態を調べてゆくと、驚くことも多く、怒りが湧いてくるほどひどいものだった!

 この一文を読み始める前に、ちょっと近所をぐるっと見渡して欲しい。

 通勤・通学、はたまた主婦なら、買い物に行くとき、今年の夏過ぎから、急に選挙に立候補しようと思われる者のポスターが増えたことに気付かれた、と思います。

 さらに野田豚佳彦が、”3者密談”の席上、その場しのぎ、苦し紛れで、「(解散は)近いうちに」といってしまった直後から、雨後の竹の子の如く、ポスターが至る所にべたべた、ベタベタ貼られ始めた。そして、選挙目当ての印刷物のポスト投げ込みも。

 歯をむき出しにした、見るからに作り笑顔のポスター。

 あれは、そもそも「法律違反」。

 小さく「責任者」の組織や、印刷会社名が書いてあれば良い方。殆んどが、追求しても、あいまいにして逃げる。

 その場しのぎに書いてある 「・・・党 掲示板」。

 あれっ? そんなもの、いつ、誰が許可した? 土地の所有者? 誰?

 いざ、選挙が近づくと、さらにベタベタ貼りまくり。

 目立てば良い、顔と名前を憶えてもらえりゃいい。その

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<リアル ボクシング ルポ>長嶺克則は、佐藤拓茂に負けていた! 東日本新人王決勝戦 フライ級試合

2012-12-15 12:44:27 | スポーツ

Dscf0444 勘違いしてる。思い上がっている。強くも無いのに、口だけ。後でだったら、いくらだって言えらあ。

 そう言われても仕方のない、長嶺克則のブログだった。

 上の写真は今年2012年11月4日、後楽園ホールで行われた「東日本新人王決勝戦」、フライ級の試合の一瞬を切り取ったもの。

 写真右側、薄いピンク色のトランクスをはき、茶髪の立て髪で、渾身のチカラを込めた左ストレートを放っているのが、佐藤拓茂(石神井スポーツジム)。

 コーナーに詰め寄られ、ロープを背にして、右アゴにその威力あるパンチを喰らっているのが長嶺克則だ。

 この試合、当日試合会場か、その後、CS放送の「日テレG+」で見た人は分かるだろうが、開始1ラウンドは、お互い見合って、相手の出方を探り、ポイントはどちらにも付かない、ドロー展開。

 それは、試合後の控え室で、長嶺も認めたところ。

 2ラウンドからは、互いに手を出した。長嶺は足を使い、佐藤は追う展開。

 一進一退ながら、的確に、手数を多く出していたのは佐藤。数こそ劣るが、1発のパンチ力は、長嶺の方があった。

 どちらが、ポイントを明確に取ったか、分からない試合展開。会場で見てた時は、ドロー(引き分け)かなあ、と。しかし、新人王戦はトーナメントで勝ち上がっていく形になっており、ドローの場合は改めてジャッジする3人に、どちらかに優勢点をつけさせる。

 それで、辛くも長嶺の勝ちかなあと、判断していた。

 ひいき目が無かったか? と、問われれば、あった。そう言わざるを得ない。私が書いた、長嶺の文を一読すれば、一目瞭然だ。

 キャツチとして、KOの2文字を使ったが、初めて長嶺を見て、書きたい気にさせられたのは、スパーリング中、たえず先を読んだり、戦法を変えてみたりしてゆく上手さ、賢さだった。

 担当トレーナーが仕事の時間の関係で、外部のジムへ行ってのスパーリングには付き添いにくいという事情がある。そのことにより、自分一人でラウンドごとの組み立てを考えざるを得ない。そういう背景も、あった。

 

 

 そして、この日の相手は佐藤。高校時代からの、アマチュア歴はダテじゃなかった。

 見るからに、長嶺はイッパイいっぱい、精一杯。余裕も無く、打ちあぐねていた。芯を打ち抜いたパンチは、少なかった。

 勝負は、コレ! という決め手のないまま、全5ラウンド終了。

 判定を待つ間、赤コーナーの佐藤は背中をリングに向け、立っていた。

 一方の青コーナーに立つ長嶺は、明らかに不安そうな表情を見せていた。そこには、勝った!という自信のカケラも、覗けなかった。今回もまた、KOを逸した。

 結果が、読み上げられる。

 48-47で長嶺。次いで2人目は、逆に48-47で佐藤。これで、1対1。そして、最後。

 客席は、その声をかたずを呑んで待った。

 48-47で・・・・・・・・・・・・・・長嶺! 2対1の、わずか1ポイント差で、首の皮1枚つながり、長嶺が、やっと勝ち残った。

 その瞬間、佐藤は背中を見せたまま、ヒザからガクッと崩れ落ちた。

 一方、長嶺はホッとした表情に。

 控え室に戻った長嶺は「痛え~」といって、顔や頭を冷やしていた。取材陣、と言っていいだろう、7人ほどが詰め掛け、囲み取材は踊り場で急きょすることに。

 聞かれる質問は、試合のことより、長嶺が自身のブログに、浮かれた熱愛の如く登場させている「Rio」なる女との関わりについて、殆んどが費やされた。

 初めて知った。その女が、AV”女優”だということを。それまで、あえて聞かずにいたから。

 そうなんだあ。その世界なら、実態をよく知っている。

 疑似が許された時代は、とうの昔。今はすべてホンバン。

 世に出ているプロフィールは、全部うそ。親バレ、友バレ、故郷バレがこわくて、年齢、生年月日、出身地、経歴・・・・1つとして、本当のことは出さない。そして、借金と、重ねる整形。。Rioも、同様か。

 彼女のキャッチ 「努力は、自信」? AVに身をどっぷり浸して、7年? 一体、その間に費やした「努力」って? 「自信」って?・・・・・・・・

 

 

 「女優」という名ばかりの、ココロと虚栄心をくすぐる虚業。わずかなインタビュー料でさえ、ケータイ1本が「事務所」になるオトコに取られる。そのカネ、本人に渡してください。そう言われたのは、たった1人だけだった。

 アダルトDVD業界の今も変わらぬ、いや、もっとひどくなった実態と、彼女の実像を、おそらく知らずに、憑かれたように、しゃべりまくる長嶺。多くの記者に囲まれて、嬉しそう。俺、スター?

 その光景をデジカメで撮る友達数人。ギャルさえいる。

 今のスポーツ新聞は、試合のことより、この類の「プラスアルファ」が無いと、書かない、取り上げもしない。

 おかしな傾向だが、ジムも許容の範囲内とみてる。書かれてナンボということか。

 医務室へと向かう長嶺に、声をかけた。

 さっきAVの子のことばっかり聞かれて話してたけど、いいの?

 「いんすよお」

 またも、タメグチか・・・・

 この日、同僚ボクサーらが見守る中、踊り場でトレーナーと最終調整してた時も、いきなりのタメグチ。

 ほんの短期間で、礼節は忘れ去られ、見事にどこかに吹き飛んでいた・・・・

 「負けた」佐藤にも話しを聞きたく、探し回った。やっと、リングに近い客席にいた所を見つけ、歓声と応援の声が交錯するなか、聞き始めた(写真下)。

 「僕自身は、勝ってたと思ったんですよ。だから、2-1で負けたっていうのは、信じられなくって・・・・」

 ヒザから崩れ落ちたのは、その心の現われだった。

 その時は、実は軽く聞いていた。接戦でも、負けた人は大抵そう言うし、と。

 「これで勝てないんだったら、どうしたらいいのか・・・。もうボクシング、やめたくなりましたよ」

 そうですか、というしかなかった・・・・・・。

 さて、どう書いたらいいのか、正直、ココロ揺れてた。佐藤に抱いていたイメージも、会って崩れ、話しを聞いて、ガラッと変わった。

 一言でいうと、いいひと。

 「そうなんすよねえ、いい人なんですよ~」

 長嶺に聞いた答え方が、コレ。

 気持ちがまとまらないまま、この試合映像をテレビで見た。じっくりと、見た。

 えっ!? 勝ってる、完全に勝ってる、佐藤拓茂が!

 解説をしていた、元世界チャンピオンの飯田覚士(さとし)は、佐藤の良さを終始指摘し、佐藤のリードと勝ちをクチにしていた。判定結果には、疑問を滲ませていた。

 テレビは、試合を自分でも驚くほど冷静に観られる。どんなに親しくしているボクサーでも、熱くならず。テレビ画面は第三者として、一歩引いて観られる。

 2度目は、改めてメモをとりながら観た。

 やっぱり、長嶺が明らかに負けていた。ひいき目に観ても。

 佐藤の手数多く、的確に打ち込んでいるし、叩き込んでいる。何としてでも勝ちたい! という積極性もある。ワンサイドではないが、長嶺が「痛え~」と言ってたほど身体に叩き込み、ポイントも取っていた。

 3-0とまではいかなくても、2-0は有りだ。

 う~ん・・・・思わず、心でうなった。どないしょ?

 決して、ジャッジが大きく間違っていたわけじゃない。見方、取りかたによって、シーソーのように上下する試合だったともいえる。

 そんななか、何気なく長嶺のブログを見た。

ええ~っ!!!

 それは、試合を録画中継放送する「日テレG+」の放送前。見る人に、俺は試合中、こんなコトを考えながら、戦っていたんだよねえ、というようなものだった。

 その中身たるや、どう考えても、あの苦境に立った試合とは、似ても似つかぬ、程遠いシロモノ。

 ”俺はさあ~。試合中、こんなに余裕持って、試合展開、アタマ良く、組み立てていたのさあ。すごいでしょ? 俺って、すごくない?”

 ”もう、実際は完勝だったのさ、じ・つ・は! 楽勝だったのさあ~、余裕さ~”

 てな本音が飛び出してきそうな「長峰克則センセの、レクチャー論文」

そうかあ~???????

 この思い上がり、この精神、事実経過とかけ離れた、浮かれきった勘違い。後出しジャンケンなら、いくらでも書ける、打てる。

 ついでに、試合会場で無料で配布されている、ボクシングのフリーペーパーに、今度取材受けるのさと自慢げに予告吹聴。

 ・・・・・・・・う~ん・・・・・・・・・・・

Dscf0541_2 相手の佐藤拓茂(写真左)は、すでにコレを読んでいた。

 率直な感想を、と聞くと、苦笑い。

 「まだ学生でしょ?カレ。若いからねえ・・・」

「そうそう、言っておきます。私、ボクシング、続けることにしました。もう、ジムへ仕事終えて、通ってます。このままじゃ、終われませんよ!」

 明るい声が、返ってきた。

 そうですか。次、期待してます!

 すぐ、そう返答した。

 長嶺の、最近のブログを見ると、相変わらず、浮かれてる。ふわふわ、フワフワ。読んでて、この先の人間としての将来性にまで不安がよぎる。まだチャンピオンでもないのに、もうコレ!?

 Dscf1543 12月16日(日)、午後2時半頃か、東京の後楽園ホールで拳を合わせるのは、すぐ上の写真のボクサー、川村琢磨(たくま・畑中ジム所属)。彼と「全日本 フライ級新人王」の冠を争う。

 勝者が、日本フライ級12位に、ランクインされる予定だ。

 写真の川村。試合は残念ながら直接見たことは無いが、今までの戦績たるや、7戦して6勝1敗。6勝のうち5KO(TKO含む)を飾り、写真を撮った10月28日の「新人王 西軍代表決定戦」でも、先規鷹也(井岡ジム)を相手にして、2ラウンドKO勝ち。敢闘賞まで手にした。

 パンチが、小さく鋭いとも、左ストレート、右ジャブが良いとの評もある。

 愛知県春日井市出身。16日の3日後の12月19日には、23歳の誕生日を迎える。

 またも気負ってKO狙いにきた長嶺に対して、逆に川村得意のカウンターで、浮かれた根性までも叩きつぶして、リングに這わす可能性もある。

 その方が、長嶺克則という人間にとって、今は、良薬かもしれない  


 

 

 


 

 

 

 


<リアル ラグビー ルポ>へえ~っ! あの四宮洋平が、女子バレーボールの選手・荒木絵里香と来春結婚へ

2012-12-13 23:18:36 | スポーツ

 あの四宮(しのみや)洋平が?

 ひさびさに、その名前を目にした。もはや、日本ラグビー界では、過去のヒト。まさに「元」ラグビー日本代表そのもの。

 この結婚報道に対して、早くも女子バレーボールのファンとおぼしき男性や、荒木のファンらしき男たちが、結婚しても「遠距離別居夫婦」になるのでは? という文面や、危惧がチラホラ見かけられた。

 なにしろ荒木、今年のロンドン・オリンピックでは、チームの主将として銅メダルを獲得した牽引車となったお人。現在の「格」では、四宮より上。まだまだ現役は続けられる実力はあるし、チームも手放したくない逸材。

 先の危惧は、荒木が日本の「東レ」に所属しており、かたや四宮はイタリアのラグビーチームにいるから、というところから推測されたもののようだ。

 しかし、ブログを見ると、四宮は今は日本にいて、それも左足のケガのリハビリ中。とりわけヒザが、写真で見る限りだが、治療もさらに必要なくらいの重症に思える。。

 そんななかで、自分の結婚話が、チラッとにせよ、世間に知られ、久々に自分が注目されたことは、人の3倍プライドの高い四宮にとっては、内心嬉しくて、ニンマリしてるに違いない。

 ”俺も、まだまだ捨てたもんじゃないんだな。日本じゃ有名人”と。

 かつて四宮は、日本のトップリーグや、その下部リーグのチームに、社員としてではなく、「単年プロ契約」選手として、3チームを渡り歩き、時折り試合に出ていたが、実力の峠は越えていたため、契約更新は常に厳しい状況が続いていた。

 試合後も、所属チームの選手と談笑することもない。殆んど単独行動。かつての彼を知る古参の記者と立ち話はたまにするものの、話しは「来シーズンは、どうするの?」といったことが中心。 顔をよく知らない記者には、質問は耳に届いていても、いつもシカトと無視。

 彼に笑顔で寄ってくるのは、これまた古参の顔なじみファンが1人か2人。残念だが、今のラグビーファンは、昔の四宮の活躍を知らない。

 たまに記者会見を開く。ニュージーランドから始まって、イタリアやフランスのクラブチームや、プロの1部、はたまた2部のチームに入団するという発表の時だ。

 一見、晴れ晴れしいはずの会見だが、そこでクッキリと浮かび上がり続けるのは、予想を超える待遇と生活の厳しさ。

 ある国では、時給いくらのアルバイトをしながら、それを終えてチームの練習に参加。試合の出場給は、わずかだという。それでは、とても暮らしていけそうもないため、出国前に医療法人のスポンサーが付いたりした。

 「金銭的には、とても厳しい状況ですが」と、会見で思わず四宮が漏らすこともあった。スポンサーが、付いて、やっとの「プロ選手」としての、海外生活の日々。言葉も流ちょうに話せないままのため、意思の疎通にも苦労している。

 そのうえ、フランスの2部のチームでは、試合のメンバーには書かれていても、ず~っと出場出来ず。やっと出られたのは、最終戦の、それも途中からの、たった10分間だけ。

 他の選手との言葉の壁以上に、実力の差を痛感したと言う。

 そして今は、自分の強みであったはずの走力を生かすことも出来ない、左足の負傷・・・・・・。

 会見場には、”厳実”を知って、先を危ぶむ、ひんやりとした空気がいつも漂う。

 実は元々、海外のラグビーのトップ選手のプロ年俸そのものが、サッカー選手に較べて、とても低い背景がある。観客動員はそこそこあるものの、チームや試合を支援するスポンサーの数が違う。その額のケタが違う。

 そのこともあり、ラグビーファンなら、ため息漏らして憧れるトップの実力選手ですら、日本円に直して年俸3000~4000万円。

 そんな彼ら、スタープレーヤーを獲得すべく、日本のトップリーグのチームは、年俸5000~6000万円も払う。

 なかには、現役というより、「昔の名前で、出てい~ま~す」的なジャパン・マネー目当てのヒトもいたが、契約条項は、とても細部にわたり、選手有利になっている。      そのなかには、まだ現役なのに「自叙伝」を出し、そのプロモーションのために帰国して行ったスター選手すらいた。

 そのチームのスタッフは、苦笑いをしていた。

 痛いのかゆいの、いろんな理由で休場出来る。相次いで、ジャパンに来る裏側には、そんな事情も隠れている。

 サッカー選手は個人スポンサーやCMも付き、年収は軽く億を越し、10億円を超えるスタープレーヤーもいるのは、ご存じの通りだ。

 人気度がそもそも違うと言ってしまえば、ラグビーファンには辛い。

 

 そんな現実のなか、四宮がトライを挙げたとか、活躍してるとの海外報道も、聞こえてこなかった。

 今年も8月にイタリアのチームに入団したものの、先述の左足のケガをして11月にはすでに帰国。

 そのチームそのものも、今シーズンは2勝6敗の戦績だ。来期の契約更新は、とても厳しいのではないだろうか。

 四宮の所属しているチームより、はるかに格上の,俗にいうスーパーリーグ、「スーパー15(フゥフィティーン)」に組み込まれている、世界的にも有名なチームに、この秋、相次いで日本の選手が、3人も入ることが決まった。

 野球で言うならば、アメリカのメジャーリーグの球団に入ったようなもの、そう例えた報道もあったが、その通りだ。

 トップリーグの強豪チームであるパナソニック・ワイルドナイツの田中史朗(ふみあき)と、堀江翔太の2人は、ニュージーランドにある「オタゴ」代表という地域チームに入り、2部の地方代表選手権試合に出場して、実績を作った。

 スクラムが組まれた後の、キレのあるボールさばきと、その後の作戦の展開を読み取るチカラが問われるスクラム・ハーフというポジション。田中史朗は、オタゴのスクラム・ハーフをまかされ、地方代表選手権(ITMカップ)では、12試合全てに先発出場。

 その力量と、小さいながらも身体を張ったプレイが目に留まり、ラグビーの本場、ニュージーランドの有力チームである「ハイ ランダース」入りが決まった。

 日本に可愛い新妻と共に帰国。テレビカメラの前で、感激と喜びのあまり、言葉に詰まって、涙をぬぐった。

 その一部始終は、ユーチューブで見られるはずなので、興味のある方は、田中のあまりの童顔に驚きつつ、顔を覚えておいて欲しい。

 2人目は、堀江翔太。田中と同じく「オタゴ」代表で、今までつちかった能力をアピール! スクラムを組むときの要のフッカーというポジションで、堀江は先発起用こそ1試合だったが、チームメイトに疲れが見え始めた途中から、11試合に出場。

 その素晴らしい、身体を張った数々のプレイが、オーストラリアの新興チーム「メルボルン・レベルズ」入りにつながった。ここには、かつて日本のチームでプレイした選手がコーチをしており、堀江にとっては良い環境といえる。

 オタゴは、連戦連勝。選手権の決勝まで進出した。残念ながら、16-41で負けたものの、2部の選手、いわばマイナーの下から、いきなりメジャーに大抜擢された2人。

 大リーグと同様、代理人(エージェント)が介在・仲介し、入団交渉が行われる。2人は、現在は日本の「パナソニック・ワイルドナイツ」所属の正社員選手。

 それが、世界の最強チームのプロ扱いの選手となるわけだ。

 堀江も、田中に負けず劣らず可愛い新妻・友加里さんを連れて、喜びの帰国。

 「細かい交渉とか、条件とかは、エージェントにまかせてます」と、田中も堀江も口を揃える。

 現在は、年収500万円前後(推定)。それが、プロとして、どの位評価されるのか?

 カネなんかよりも、南半球最高峰の舞台で、自分の実力を試したい!という気概が、2人からは溢れていた。

 帰国して、すぐさま、2人は観衆に、気迫溢れたスーパーラグビーのド迫力プレイを見せつけている。ケガが心配なほどだ。

 その2人に続けとばかりに、世界レベルの”大本命”マイケル・リーチが、ニュージーランドの「チーフス」に、”トレーニングメンバー”の1人として参加決定。

 これ、言って見れば、プロ野球の短期合宿トライアウトみたいなもの。

 競う相手には、元オールブラックス(ニュージーランド代表)の選手もおり、厳しいが、リーチならば麻雀じゃないが、1歩抜け出て、チーフス入りを掴むのではないか。そう信じている。

 ”スーパー15”は、来年2月に、その名の通り、南半球の最強を賭けて15チームが戦い始める。

 むろん、すぐレギュラーの枠を勝ち取れるほど、世界最高峰リーグの覇権を争うチームは甘く無い。

 まず枠は、ポジション別に、3人で競わされ、1人に絞られる。

 田中と堀江のポジション枠には、正直、最強とおぼしき選手がズラズラリ。そこから落ちても、1チーム30人枠に残れるか?

 社員のままで、入れるのか? その辺りの条件は、どうなっているのだろうか?

 「今、トップリーグのシーズン中ですしね。すべての調整や、社内交渉は、それが終わってからになるんじゃないでしょうか」

 チームスタッフは、そういった。

 「すべてがクリアにならないと、公表もなにも出来ませんね」

 パナソニックには、チーフスに昨年までいて活躍していた、ソニー・ビル・ウイリアムズがいるが、帰国して胸の手術したり、なかなか「大活躍」とまでには至っていない。

 来期は、再び他の国でプレイするなどとも報じられている。単年契約の、本人にすれば”顔見世興行”のつもりだったのだろうか?

 さまざまな”オプション”が、”世界のソニー”クラスともなると、契約書に細かく付随してくるという。

 「年俸」「試合ごとの出場給」「住まいの保障」「家族のアレコレ」「練習手当て」「ケガした場合の処遇」などなど。

 幸いというべきか、田中と堀江のエージェントは、つわものだ。2人も、そしてマイケル・リーチも英会話は堪能だ。

 加えて、2人には新妻が付いており、異国での生活は、精神的にも安定できる。

 出来れば、小野澤宏時にもチャレンジして欲しいのだが、本人にその気はないようだ。

 世界の最高峰の試合で、次々と身体を張ったプレイを見せて、そこで積みあげた実績を、2015年、そして、我が国で開催される2019年のワールドカップで、何人もの日本人選手が披露して欲しい。

 先述した四宮や、サラセンズで活躍した岩渕健輔(現在、15人制日本代表チームのゼネラル・マネージャー)などが、先鞭をつけたが、「世界の厳しさと、実力の壁」を聞けば聞くほど、知らされた。痛感もした。

 だが、ここにきて、ようやく花が開きそうだ。

 幸い3人とも、明るく、性格もいい。記者のウケも良い。

 サッカーのように、「海外組は、次の国際試合には出場が出来・・・・・・」

 などという文章が、スポーツマスコミに溢れる日を夢みつつ、この1文を終える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<リアル 選挙 ルポ>政党 大乱立。橋下徹を筆頭に平気でコロコロ、公約ならぬ「こう薬」張り替える

2012-12-04 07:59:36 | ニュース

 政党 12! 「卒原発」だの、「脱原発」だの、はたまた「2030年」だの、今だけ言っとけ!

 当選したら、あとは知らねえや!

 そういう、”言葉遊び”してる連中が、12月15日の夜まで、ウソ八百を叫び続ける。

 それまで、そいつが言ってきた、やってきたことを見れば、まるで「国民・有権者をだまして税金(政党交付金&助成金)をかっぱらう詐欺師と集団」だということが、すぐ透けて見えるはず。

 こいつらを、当選させてはならない。そう、思いませんか?

 党名の「看板」だけ立て替えて、今までの主張はその看板の裏に隠して見えないようにしてる、あさましさ。主張は”透明”じゃないから、すぐコロンと転んで覗く

 人間として、最低のクズだと、思いませんか?

 次から次へと、乗る船を乗り換えてる奴。

 あさましい、鬼畜と思いませんか?

 コロコロ、「公約」を張り替える橋下徹の異心。小澤一郎の、闇の暗躍。滋賀県知事のコロコロ変わる発言、などなど。

 支持者の皆さん、それでも1人の人間として、「信用」できますか?

 々国民&有権者の目くらましをくわだててるやつらに、あなたは1票、託しますか?

 有権者をバカにしていることに、気付いて下さい!

 国民は、そんなにバカですか?

 あなたは、愚かですか? バカですか? 

 まだ、だまされたいですか?

 また、だまされたいですか?

 そうじゃないことを、私はせめて信じたい!!

 公示日に、寄せて・・・・・・・


<リアル ボクシング ルポ &追伸ルポ>亀田 興毅 負ける! 12月4日 あの目を覆うばかりの減量

2012-12-03 17:15:07 | スポーツ

 えっ!? 最初は、別人を見てるのか? と、自分の目を疑ったほどだ。

 12月4日の、大阪での試合に向けての亀田興毅の模様を写した、映像を見て、ゾッとした。

 ストーブを何台も置き、そこで身体を動かさず、身じろぎもせず、力なく座り込んで汗を流して、体重を落とすサマを撮っていた。

 ミット打ちや、シャドー・ボクシングや、縄跳びで、身体を激しく動かす体力も無く、、熱さで落とすしかないところまで、追い込まれてる興毅。

 テレビカメラの前で話す興毅の顔の肉と頬と身体は、削げ落ち、まったく別人の様相をしていた。

 もともと、急激に体重を落として、試合に臨んでいた興毅。

 いまさら「八百屋の長さん」だの「絶妙の計算ずくのマッチメイク」で手にした、ベルトなどと書くまい。

 噂などや、又聞きなどじゃなく、リアルに本当のことだけを書くため、何度、京成電鉄のお花茶屋駅から、亀田ジムへと通ったことか。何度、特集で書いた事か。

 今度の相手、ウーゴ・ルイスは、今までの相手と違い、本当に強い。ブランクの無い戦績、31勝(28KO)1敗は、まともに額面通りに、受け取っていい。

 「WBA世界バンタム級王座統一戦」となった、12月4日の試合は、例え興毅が完調であったとしても、勝ち目は無いとみていた。

 そんなさなか、興毅とべったりの記者数人のクチから、心配そうな声を聴いたのは、ほんの1~2か月前。

 「興毅がさあ、何にも練習しようとしてないんだよ」 「そう、そう」

 「いいのかなあ、心配になってくるよ、次の試合が・・・・」

 今年の4月の試合で、前々から痛めていた両手の拳の痛みが悪化。「全治4か月」という診断書を、WBA本部に提出。

 「休養王者」とされ、その間に暫定王者としてお墨付き認定をもらったのが、同じ26歳の、ウーゴ・ルイスというわけだ。

 だから「王座統一戦」。

 この間、興毅は本当に「休養」。実は、拳の痛みは、そんな短期間に消え去るものではない。

 というより、消え去らない。普通の生活をするなかでも、時に痛みが走る。ましてや、両の拳だ。いわば、だましだまし、練習に皆臨んでいる。

 それを、私は何人もの親しいプロボクサーから、秘かに打ち明けられている。むろん、彼や彼女が、現役時には、知ってても書かない。そんな「事実」を次の試合相手に知らせることになるからだ。

 そんな日々のなか、興毅は10代の時から、長年に渡って同棲していた末に入籍もした彼女に子供が産まれ、パパになった。

 先に書いた、お花茶屋に通う日々のなか、その女性を2度、ジムの前で見ている。美人・・・・・では、ない。

 完全休養で、体重も無節操に相当増えたため、今までに増しての、チョ~減量苦に陥ったはずだ。精神的に”守り”に入ったプロボクサーは、予想以上にもろい。

 もし、拳の痛みが「休養」の名目にしていたとしても、この減量苦は試合の展開に、大きく影響してゆく。

 最近、プロボクサーの減量苦と、前日計量を終えた後の飲食で、リバウンドと思える急激な体重増による、試合の中での「不調」との関係を取材しており、今、間違いなく言い切れる。

 クラス上げて狙ってるはずの、夢の「4階級制覇」は、夢・幻に終わるはず、と。

 <追伸> あきれたあ! 試合開始が、午後4時15分だとさ。 

 テレビ中継に合わせるためだろうが、一体、平日の火曜日のその時刻に大阪の会場に入れる客は、チケットを持ってる人のうち、何割だろうか・・・・

 かつて兄弟が人気の有ったころ、東京の後楽園ホールに見に来ていた、一見してそのスジの方々なら、時間の都合付くけど・・・・・・・

 最初から、メインの興毅の試合のあとに「予備カード」として2試合が、組み込まれているが、それなら、最初の2~3試合も、「予備」として、後からやった方が、仕事をしてからゆっくり会場に来れるからいいのに。

 無理して、関西のジムの選手の試合を組み込んだのは、いろいろな「事情」が背後にあるからだが、それにしても・・・・

 視聴率が、どれだけ、かつてに比べて落ち込んでるか、キチンと見定めたい。

 亀田ジムの今の所は、かつては地元のオモチャ工場の倉庫だった。そして、当初家族が寝起きしていた2階は、工場の従業員の寮だったところ。

 その物件を亀田史郎と一緒になって捜したのは、TBSのプロデューサー。むろん、カネのない、当時「禁治産者」だった史郎に大金を貸したのも、TBS。そのカネは、放送権料.や、出演料など、その他、もろもろの支払うべきカネと相殺。

 亀田ジムとしては、当時形式上「所属」の形をとっていた協栄ジムあてに、TBSから支払われたカネを取り返す民事裁判をやっていたのだが、それがいくらで決着をみたのか。。。。

 双方の弁護士も、一切守秘義務をたてにクチを開かず、ジム側も口ごもるばかりなので、わからないが、通常の民事ならば、もう終わっているはずだ。

 それにしても、いまや風前の灯の亀田家

 いまさら、人工風味巨乳の叶美香(芸名)がする、ラウンド・ガールで、客が呼べるとは、とても思えない。

 かねてよりTBSは、もはや「数字」(視聴率)が、亀田では多く見込めないと判断。一昨年から井岡一翔(かずと)に大接近。本人の意向ではなかったが、中継して世界ミニマム級のベルトを取らせて、最初からそれを返上する予定済み。

 本来のライトフライ級に戻って、これからも井岡を中継してゆく。

 もう1枚、協力看板が欲しいTBSは、井上尚弥と、父・真吾にアタック。大橋ジム会長・大橋秀行は、親子にチョ~巨額の契約金を支払ったこともあり、TBSの話しに乗っかり、”3人4脚”で、歩んでいる。

 なので、TBSは、いつ亀田と、バイバイ! してもいい状況になっている。

 ちなみに、井岡は大みそか、井上は来年の1月5日に試合が組まれており、TBSがナマと録画で、試合を放送する予定だ。

 ただ、気に掛かるのが、井上父子が、今後、まかり間違って、”第2の亀田”になるのではないか!? という危惧が消えないこと。

 尚弥の練習拠点は、「所属」する大橋ジムとは別の、もともと練習を重ねている所。いわば大橋ジムとの半々状態。

 試合のときも、セコンドに大橋ジムのトレーナーが補助的には立つが、終始、声を張り上げて指示を尚弥に出し続けるのは、すべて父の真吾だけ。

 今後、井上尚弥が一般にも広く知られる状態になって、数字も取れるようになってしまった時、・・・・・・。

 内輪もめにならないように、大橋秀行の手綱(たづな)裁きに期待したい。

 さて、亀田興毅。リミットは、むろんパスしたものの、やせ細った容姿は、何一つ変わらぬまま。

 異常に大きなマスクで顔の半分を覆い隠す。体力が落ちてるので、風邪など菌が入るのを、気にしているのだ。

 ルイスは、興毅に較べ、身長も高く、リーチも長い。簡単には踏み込んでいきにくく、下手に入ると強打を喰う可能性もある。

 難敵であることに、変わりはない。

 ルイスの調印式後の計量、200グラムオーバーは、さほどの問題ではない。

 興毅が語った「1ラウンドで倒せたらいいね」は、ある意味本音だ。

 1ラウンドで、もし終わるのならば、体力も落ちないし、希望であり、本人のかなわぬ願いでもある。

 初めて迎える、真に強い強打者。興味深いラストファイトに、なるかもしれない。

 


沖縄県をはじめ、日本の基地にいる「犯罪者予備軍の米軍兵士」の犯罪は、まだまだ続発する! 

2012-12-02 23:38:47 | ニュース

 沖縄県内にある米軍基地にほど近い所にある、兵士が良く来る飲食店や、裏風俗「淫食店」に、?を含めて取材。

 それ以前に、店から寄せられた情報をベースに、「夜間外出禁止令」は有名無実。まったく守られていない事実を、11月7日にここで書いた(打った)。

 どのマスコミ・報道機関よりも早く、事実として、キチッと書いた。これは、事実が多く出てきた段階で、ちゅうちょなく書くべきだと判断した。

 その事実を裏付けるかのように、その後も次々と米軍基地の兵士による犯罪は続いている。

 私の取材記事に呼応するかのように、地元の沖縄タイムスや琉球新報は、基地に実態を問い合わせて、取材。

 そこで明らかになっただけでも、下士官クラスは夜間であろうが、いつであろうが、パスを出入り口のゲートでチラッと見せるだけで、実質ノー・チェツク。

 禁止令の”甘さ”や”ズサンさ”を認めた。

 「夜間パトロールをしている」と、クチでは言うものの、基地近くのヒトも、県民も、誰一人として、「そんな光景を見ていない」「見たことない」という。

 戦後から、今に至るまで、ウソと、口先だけで乗り切ろうとする米軍。どこまで「ジャパン」を、沖縄県民をバカにし続ければ、気が済むのだろうか!?

実際に兵士にその”禁止令”なるモノは伝えていないことも鮮明になってきた。

 その間にも、犯罪は続出!

 11月18日、那覇の海軍基地所属のトーマス・チャンケット中尉(24歳)が、顔見知りの日本人女性宅に勝手に侵入。住居家宅侵入罪で逮捕された。

 酒に酔い、身柄拘束時には、犯意を全面否定。もし女性が通報しなかったら、強姦や、その他の傷害や殺人に及んでいた可能性も大きい。

 米軍は当初、この男の氏名すら、公表を拒んだ。

 このトーマス被告は起訴され、11月29日付けで、那覇区検は罰金10万円の略式命令を出し、那覇簡裁が決定した。

 その取り調べの真っ只中の22日、今度はうるま市内で、海兵隊の1等兵が、また建造物侵入の罪で逮捕される。

 次いで、翌23日の朝、午前7時半に酒に酔った海兵隊の3等軍曹(27歳)が運転した車が、追突事故を起こした。

 驚くのは朝まで酒を飲んで車を平気で運転したうえ、助手席に妻が乗っていたことだ。夫婦して、ジャパンを見下していたわけだ。

 日本の法律なら、酒酔い運転を助長したり、運転を積極的に止めなかったことで、妻も逮捕される可能性があるのだが、この妻には一切取り調べすらなし。

 「日米地位協定」なる取り決めは、常に、日本が下で、アメリカが上という、屈辱的なシロモノ。これにより、とりわけ沖縄県民は、どんな目にあってきたか、愚かな日本政府は、その「差別」を感じようともしない。

 とりわけ、あと半月で、タダの人間に成り下がる森本敏・防衛大臣は、沖縄県民の感情を、就任以来、踏みにじり続けてきた。

次々と起こる事件を、平気で「事故」と言い、このように事件が続発していても、「たまたま」と、言ってのける。

 沖縄県民や、基地問題を常に抱える市町村にとっては、”火に油を注ぐ鬼畜”だった。なかには、殺して切り刻んでもあきたらない大臣だ! と、怒りを抑えきれない人も多かった。

 構造そのものに墜落の原因があるオスプレイ。それの沖縄常駐に関しての発表も、ただのアメリカの使い走り。

 「自分」が、まるで無いパ~。無能。

 大臣就任前には、したり顔で「防衛」について、一人前にコメントしていたが、その考えは、まるで口からでまかせのウソだったことが、はからずも証明された形になった。

 米軍から出てきた「禁酒令」。この驚くべき「実態」については、明日発表する

 (つづく)