こころの羅針盤

私の人生に待ちうける「意識」の大海原・・・心と身体と魂と、日々の感情生活を語ります。

気になることを、丁寧に思い巡らすとき

2013年05月02日 | 未整理
人生の課題は同種のテーマが周期的に巡ってきているような気がします。

その人に相応しい時期に、その人が気付きやすい出来事を通して、
同じ領域のテーマが数年後か、事によっては十数年後かに、
以前よりも少し上級の、より深い課題として現れてきている…そんな気がします。

何か気になること、気になる現象を通して“私の課題”は顔を出してくるようです。

友人が、大地から跳躍する瞬間を捉えた写真にいたく感心していたことがあります。
教えられたHPを覗くと、写真家自身が体を張って、あちこちで飛び上がった瞬間の写真です。

私の反応から同じように感動していないことに驚きつつ、そして少しかっがりしながらも、
感じ方が違うのは成育史の違いからきているのだろうと、友人は見当をつけたようでした。
他人には解りえない感受性の傾向を、その写真に惹かれるという現象を通して友人は意識化したようでした。

読み止しの本の一文が、こころに残って折に触れ浮かんでくることがありますが、
十数年ぶりに開いた本の内容に、あらためて引きつけられている自分を感じつつ、
人生の課題を深める時機到来とばかりに、あれこれ思い巡らします。
思春期の頃の友だちの一人を夢に見たり思い出すのは、
友だちと引き付けられている本の一文が、どこかで呼応しているせいかもしれません。

様々な現象を通して向き合うべき人生の課題が現れてくるように思うのですが、
行き着くところ、それは自己概念の問題で、跳躍の写真に引かれる友人にしても私にしても、
自分に対する考え方や感じ方、そう思ってきたことへの変化を促すためだったり、
自分以外の他者、世界に対する考え方や感じ方、そうだと思い込んできた内容修正を促すことが、
気になる様々な現象の最終的な目的のようにも見えます。

自己概念は思う以上に微細に、あらゆる領域に浸透して、その人の感受性に影響を与え続けているものです。

自分にとっては当たり前の、空気のように馴染んでいる傾向に気付くことで、
人はもっともっと心を自由に、幸福曲線を充実させてゆくことは可能なのだと思います。
惹かれること気になることを丁寧に思い巡らしてみたならば。。。大事な課題にハッとするかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする