エリクソンの人格形成論では、成育史で獲得する原型が、
ポジティヴなものとネガティヴなものがセットになっています。
たとえば、乳幼児期~少年・少女時代では、
基本的信頼と不信感、自律性と恥辱・疑惑、
自発性と罪悪感、勤勉性と劣等感・・・となります。
育った環境と遺伝的な要素によってポジとネガのバランスが違ってくる。
このバランスが、個性の違いにもなって、
ポジばかりでネガがない、影がない人間というのもぞっとしますが、
それぞれの時期の、ポジティヴな原型がしっかりしていないと、
人生の日々がガタピシガタピシ、立て付けの悪い家に住むような、
不安定で、なんとも落ち着かない人生になってしまうようです。
ここであらためて5~7歳に獲得すべき自発性を意識することは、
私の場合、年長の友人、知人たちとの交流を意識することでもあります。
同性、年長の友人や知人からの働きかけに対する反応の仕方に、
幼児期以来の母との関係がちらっと顔を出してきて、そのとき、
自発性を妨げるような感情の流れがあることにも気付きだしました。
コツコツと時間をかけてきた自己分析や原型の意識化も
獲得しそびれたポジティヴな原型を今ここで、あらためて
身につける作業に移行できれば、いっそう意味深いものになります。
心の世界、その成長には遅すぎることも今更ということもありません。
(100-10-2)
ポジティヴなものとネガティヴなものがセットになっています。
たとえば、乳幼児期~少年・少女時代では、
基本的信頼と不信感、自律性と恥辱・疑惑、
自発性と罪悪感、勤勉性と劣等感・・・となります。
育った環境と遺伝的な要素によってポジとネガのバランスが違ってくる。
このバランスが、個性の違いにもなって、
ポジばかりでネガがない、影がない人間というのもぞっとしますが、
それぞれの時期の、ポジティヴな原型がしっかりしていないと、
人生の日々がガタピシガタピシ、立て付けの悪い家に住むような、
不安定で、なんとも落ち着かない人生になってしまうようです。
ここであらためて5~7歳に獲得すべき自発性を意識することは、
私の場合、年長の友人、知人たちとの交流を意識することでもあります。
同性、年長の友人や知人からの働きかけに対する反応の仕方に、
幼児期以来の母との関係がちらっと顔を出してきて、そのとき、
自発性を妨げるような感情の流れがあることにも気付きだしました。
コツコツと時間をかけてきた自己分析や原型の意識化も
獲得しそびれたポジティヴな原型を今ここで、あらためて
身につける作業に移行できれば、いっそう意味深いものになります。
心の世界、その成長には遅すぎることも今更ということもありません。
(100-10-2)