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大迫勇也の記憶

2020-02-27 21:59:22 | ワールドサッカー
今日はブンデスリーガのブレーメン対ドルトムントを見ていました。今季は17位と降格圏に沈むブレーメンは、この試合でもいいところなくドルトムントに0-2で敗れました。大迫勇也もスタメン出場したもののボールを引き出すことができず、途中交代でピッチを去ることになります。今日のブログはその試合を振り返るよりも、大迫勇也の記憶を書こうと気持ちを切り替えました。

大迫勇也は鹿児島城西高校時代、冬の高校選手権で10ゴールの新記録を作っています。決勝戦こそ活躍できずチームは準優勝でしたが、身のこなしが良くゴール前で決定的な仕事のできるFWだった印象があります。このときの対戦相手が口にしたのが、流行りの言葉になった「大迫半端ない」です。もっとも、当時はヘディングのゴールがないという課題もありました。

プロ入りは鹿島です。1年目こそ出番は少なかったですが、2年目で背番号も9になり早くも出てきました。プロとしての強さも身に着け、ドイツ2部の1860ミュンヘンからオファーをもらって海外移籍を果たします。2部なので、活躍して1部からオファーをもらうという、厳しい条件の挑戦でしたが、1部のケルンからオファーを受けてブンデスリーガ1部のピッチに立ちます。

大迫の映像を見た印象では、彼は点を取ることで欧州で評価されたFWではないと思います。事実、ケルンでのゴール数は年間数点程度と、決して多くはありません。しかし、足元が上手いので前線でキープできるという強みがあります。ボールを収めてから、2トップを組んでいた相棒のモデストにパスを送った結果、モデストが12点と結果を出してチームを残留に導きます。

また、大迫はMFに下げても器用にこなせるという強みもあります。ブレーメンではトップ下で起用された試合もあり、ボールさばきの上手さでは多くの監督に認められた存在です。もっとも、こういうタイプはチーム全体の調子にも左右されます。今年のブレーメンは調子が悪く、大迫が孤立する場面も多く見られます。

ブレーメンは2部にあまり落ちないチームでしたが、今年は17位と自動降格のピンチです。他チームからオファーがもらえるほどではないように見えるので、大迫のサッカー人生でも苦しい分岐点になるかもしれません。何とかチームを1部に残して、噂される東京五輪のオーバーエイジに気持ちよく参加できるように願うばかりです。
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