ノエビアスタジアム神戸で行われた、神戸対横浜FCも見ていました。横浜FCといえば52歳の大ベテラン、カズですが、開幕前に臀部を痛めていたことでベンチ外でした。要所には、トップ下の中村俊輔、CBの伊野波らのベテランもいましたが、サイドやボランチは若手主体で動けるサッカーが横浜FCの狙いだったようです。
この日の相手、神戸は天皇杯優勝でACLを戦うこともあり、一部メンバーを入れ替えてきました。4-1-4-1の布陣でアンカーにセルジ・サンペール、インサイドハーフにイニエスタと山口蛍、ウイングに古橋と郷家、1トップに藤本憲明という並びでした。イニエスタがボールを持ったときはさすが神戸で、何か起こると期待できるようなパスが必ず出てきます。
この日の横浜FCは、その布陣の弱点を狙いました。どうしても、DFラインの前のバイタルエリアをカバーするのがサンペール一人なので、サイドを深くえぐってからバイタルエリアを使う形にすればシュートも狙えます。横浜FCの先制点はまさにその形で、左SBの志知が突破してからのクロスがこぼれたところを、バイタルエリアでフリーになった瀬古のシュートで横浜FCがリードして前半を折り返します。
ボール支配率では60%以上神戸に回されてしまう横浜FCは、多くの時間で後ろに2ラインを引いて守る形を作ってきました。この2ラインをコンパクトに保つことで、1トップの藤本憲明はほとんど有効なプレーができず、ベンチスタートだったドウグラスと交代でピッチを去ることになります。もっとも、この神戸のボール支配は30分以上続いたので、横浜FCがこの守備で耐え切れるかは、体力的に疑問もありました。
試合はその通りになりました。縦パスに走り込んだ左ウイングの古橋がゴールを決めて、神戸は同点に追いつきます。その後も神戸はイニエスタを軸にゴール前に何度も迫りますが、横浜FCの守備陣がぎりぎりのところでクリアでしのぎ、試合は1-1の引き分けで終わります。ホームで、相手は昇格チームの横浜FCで、勝っておきたかった神戸にとっては痛い誤算になりました。
この横浜FCのサッカーは、VARの導入でPKを取られる恐れもあり、いつも機能させるのは難しいでしょうが、それでもJ1のレベルでも大きくは劣らないと見せました。この相手でも、確実に勝ち点3を取るのはそう簡単ではないと、感じたテレビ観戦でした。
この日の相手、神戸は天皇杯優勝でACLを戦うこともあり、一部メンバーを入れ替えてきました。4-1-4-1の布陣でアンカーにセルジ・サンペール、インサイドハーフにイニエスタと山口蛍、ウイングに古橋と郷家、1トップに藤本憲明という並びでした。イニエスタがボールを持ったときはさすが神戸で、何か起こると期待できるようなパスが必ず出てきます。
この日の横浜FCは、その布陣の弱点を狙いました。どうしても、DFラインの前のバイタルエリアをカバーするのがサンペール一人なので、サイドを深くえぐってからバイタルエリアを使う形にすればシュートも狙えます。横浜FCの先制点はまさにその形で、左SBの志知が突破してからのクロスがこぼれたところを、バイタルエリアでフリーになった瀬古のシュートで横浜FCがリードして前半を折り返します。
ボール支配率では60%以上神戸に回されてしまう横浜FCは、多くの時間で後ろに2ラインを引いて守る形を作ってきました。この2ラインをコンパクトに保つことで、1トップの藤本憲明はほとんど有効なプレーができず、ベンチスタートだったドウグラスと交代でピッチを去ることになります。もっとも、この神戸のボール支配は30分以上続いたので、横浜FCがこの守備で耐え切れるかは、体力的に疑問もありました。
試合はその通りになりました。縦パスに走り込んだ左ウイングの古橋がゴールを決めて、神戸は同点に追いつきます。その後も神戸はイニエスタを軸にゴール前に何度も迫りますが、横浜FCの守備陣がぎりぎりのところでクリアでしのぎ、試合は1-1の引き分けで終わります。ホームで、相手は昇格チームの横浜FCで、勝っておきたかった神戸にとっては痛い誤算になりました。
この横浜FCのサッカーは、VARの導入でPKを取られる恐れもあり、いつも機能させるのは難しいでしょうが、それでもJ1のレベルでも大きくは劣らないと見せました。この相手でも、確実に勝ち点3を取るのはそう簡単ではないと、感じたテレビ観戦でした。