Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

神戸対横浜FC

2020-02-23 22:32:14 | 他チーム
ノエビアスタジアム神戸で行われた、神戸対横浜FCも見ていました。横浜FCといえば52歳の大ベテラン、カズですが、開幕前に臀部を痛めていたことでベンチ外でした。要所には、トップ下の中村俊輔、CBの伊野波らのベテランもいましたが、サイドやボランチは若手主体で動けるサッカーが横浜FCの狙いだったようです。

この日の相手、神戸は天皇杯優勝でACLを戦うこともあり、一部メンバーを入れ替えてきました。4-1-4-1の布陣でアンカーにセルジ・サンペール、インサイドハーフにイニエスタと山口蛍、ウイングに古橋と郷家、1トップに藤本憲明という並びでした。イニエスタがボールを持ったときはさすが神戸で、何か起こると期待できるようなパスが必ず出てきます。

この日の横浜FCは、その布陣の弱点を狙いました。どうしても、DFラインの前のバイタルエリアをカバーするのがサンペール一人なので、サイドを深くえぐってからバイタルエリアを使う形にすればシュートも狙えます。横浜FCの先制点はまさにその形で、左SBの志知が突破してからのクロスがこぼれたところを、バイタルエリアでフリーになった瀬古のシュートで横浜FCがリードして前半を折り返します。

ボール支配率では60%以上神戸に回されてしまう横浜FCは、多くの時間で後ろに2ラインを引いて守る形を作ってきました。この2ラインをコンパクトに保つことで、1トップの藤本憲明はほとんど有効なプレーができず、ベンチスタートだったドウグラスと交代でピッチを去ることになります。もっとも、この神戸のボール支配は30分以上続いたので、横浜FCがこの守備で耐え切れるかは、体力的に疑問もありました。

試合はその通りになりました。縦パスに走り込んだ左ウイングの古橋がゴールを決めて、神戸は同点に追いつきます。その後も神戸はイニエスタを軸にゴール前に何度も迫りますが、横浜FCの守備陣がぎりぎりのところでクリアでしのぎ、試合は1-1の引き分けで終わります。ホームで、相手は昇格チームの横浜FCで、勝っておきたかった神戸にとっては痛い誤算になりました。

この横浜FCのサッカーは、VARの導入でPKを取られる恐れもあり、いつも機能させるのは難しいでしょうが、それでもJ1のレベルでも大きくは劣らないと見せました。この相手でも、確実に勝ち点3を取るのはそう簡単ではないと、感じたテレビ観戦でした。
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対策を練られた王者(2/23横浜FM対G大阪)

2020-02-23 22:09:25 | 他チーム
午後は時間があったので、Jリーグ開幕戦の横浜FM対G大阪をテレビ観戦していました。昨年王者の横浜FMに対し、G大阪が打ってきた対策が印象的でした。G大阪は3-6-1の布陣を引き、時間帯によっては5バックにしてでも守る、中盤の4枚は激しく動いてショートカウンターで1トップの宇佐美を走らせるというゲームプランに見えました。

その狙いが前半はうまく行きました。横浜FMのDFは2バックにしてでも攻めに人数をかけ、後ろのスペースはGK朴一圭を前に出してしのぐ守り方をすることがあります。その朴一圭に対して矢島がプレスに行ったところ、朴一圭がまさかのトラップミスを拾われる大きなミスをして、それをつないで倉田のゴールでG大阪が先制することになります。

また、横浜FMの長所である、右FWの仲川にも対策を打ってきました。左アウトサイドの藤春に仲川をマンツーマン気味に見させて、たとえ仲川がドリブルで内に切れ込んでいってもついていく守備で、仲川があまり生きない前半になります。GKからのロングボールに倉田が抜け出すチャンスから矢島がゴールを決めて、G大阪は前半で2-0と願ってもないリードを奪うことになります。

それでも、このG大阪のサッカーは中盤の4枚にとってはきついサッカーです。彼ら4人の動きが落ちてくれば横浜FMの攻撃サッカーが表に出てくることになります。横浜FMのトップ下、マルコス・ジュニオールが後半になると息を吹き返し、ボールを支配して何度もG大阪ゴールに迫りますが、この日はFWの中央で起用されたオナイウがシュートミスするなど、結果が出ない展開です。

後半30分ほどで、マルコス・ジュニオールにゴールが生まれて1点差まで追い上げますが、ちょっと反撃が遅すぎました。試合は2-1でアウェイのG大阪の勝利に終わり、横浜FMの攻撃サッカーにも対策を練られていることがこの試合で表に出てきたことになります。この手を真似てくるか、それ以上に点を取ることを狙う打ち合いのサッカーをするか、相手によって分かれるでしょうが、横浜FMも今季はそう簡単には勝てないと感じた開幕戦でした。
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