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DFの間を狙われる(2/21湘南対浦和)

2020-02-21 22:58:02 | 浦和レッズ
今日のJ1リーグ開幕戦、アウェイの湘南戦は3-2で浦和の勝利に終わりました。もっとも、勝つには勝ったものの課題は多く出た試合で、浦和の4バックが崩された危ない勝利だったと振り返ります。今季から試している4バックは、ここまで見た印象では3バックから1枚DFが減ったデメリットがまともに表れています。

湘南はそこが狙い目だったようで、高いボールでクロスを入れてCB鈴木大輔の背後を狙うという意図を徹底してきました。先制点は湘南に入り、元浦和FW石原直樹が鈴木大輔の後ろで見事にフリーになっていました。時間帯によっては2バック気味になることもある、浦和の攻守の切り替えが遅れたところを狙われました。

それでも、浦和の攻撃力は確実にアップしています。この日は興梠とレオナルドが2トップを組みましたが、動ける興梠でスペースを狙い、レオナルドがいい位置で待つという補完関係が成り立っていました。同点ゴールは左サイドを縦に走った汰木からで、興梠が前を向いて走り込んで一旦GKに当たったところを再度詰めました。2点目は山中のアーリークロスをレオナルドが頭でうまく合わせました。

そのまま2-1で逃げ切っていれば、浦和が良かったと言ってもいいでしょう。しかし、先ほど書いた鈴木大輔の背後は常に湘南に狙われており、湘南の左アウトサイド鈴木冬一らのクロスで何度も肝を冷やす場面がありました。湘南に食らった同点ゴールは、山田直輝がさばいてからゴール前に入り込み、鈴木大輔の背後に回って頭で合わせたものです。

さらにVAR判定の結果、鈴木大輔のハンドでPKを与える大きなピンチがありましたが、相手キッカーのタリクがバーに当てる失敗で辛くもピンチを逃れます。これが勝負を分けた瞬間で、最後は途中出場のマルティノスのカウンターから関根が相手DFの隙間を抜く左足のシュートで3点目を決めて、浦和が3-2でこの試合を勝利します。

このままでは点を取るものの、それ以上点を取られる試合が増えることになってしまうでしょう。大槻監督は試合の途中で3バックに変更するようなオプションは使わない様子ですが、このようなアーリークロスにはSBが絞るなどの対策を打たないと、全チーム狙ってくるでしょう。単純に高さがあればいいというものではないので、機能のさせ方は難しいのですが。
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