先日からしている シマノのデュラ PD-7750 SPD-SL ペダル
これの分解整備も今日で完了します 今回はデュラのペダルの
構造が複雑なのでこの際 細かな処まで検証もしたくて少々
時間を掛けました では昨日の続きです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/01/edaa1e1a74cb6ca43a8f279fbf843f27.jpg)
先日はこの回転軸 axle アクスルの組み付けが終わった処
まででしたね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/95/a4115dc7ec21e6fcd8e7717aae0bf942.jpg)
今日はこのペダル本体の奥 ここの回転部分を組んで行きましょう
この奥には ペダル軸受けと玉受けが装着されています
この部品は取り外しが出来そうに有りません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5a/3dd1b903f26e0c0d45d7feb22f8b5ba1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/10/776d20d62002188496fe4bec31662b9f.jpg)
この奥の玉受けにグリスを塗布します 注射器に入れた
マイクロロンを注入 少し量が多かったですが ま良いでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c0/b80b80ece2b77c068411f03ea84739a9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ec/765f77249953879de5d957c980af233a.jpg)
スチールボール 3/32 をピンセットで入れます
玉受けの外周に並べ 個数は 9 個です
この作業は中を照らす 懐中電灯が有れば良いですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/8a/1f08254260960d40d7aa03235632a10d.jpg)
スペサーを入れます 特に特徴の有る物では無く
普通の平ワッシャーです 外径は 12mm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/88/41610ccf46616ae5d5014e4fdec23816.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/92/04924055d04ec176cb8746ff78d4ebc7.jpg)
このスペーサーをどの様に奥まで入れようかと思っていたのですが
外径 12mm のアルミパイプが有ったのでそれを使う事にしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a4/b155be0c1a5d09b6ff0103fad2cb7f1b.jpg)
上手く真っ直ぐに入りました これでスチールボールが
こぼれる事は有りません このスペーサーも整備性を
考えての物だと思います 回転に影響を与える物ではなさそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f2/2cbad70002f223f90854557f9e324dd6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d1/42edec14f29f23afcdcb48d2a591fbdc.jpg)
次は金属スリーブを入れます これはニードルベアリングの
接触部分になります これにも先程のアルミパイプを使います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f4/9e30e07888e9eedda6887b3bf654633c.jpg)
これも上手く入りました
実はこれと先のスペーサーはシマノの展開図や
スモール部品図にも載っていないんですよ
おそらくシマノもここまでばらすと言う発想が無いのでしょね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/23/3dfb9a5bf94686990b57cdcd00db54b2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/f9/f8c71f9f5ce2b48d6ff8f79d1f8082ba.jpg)
次はニードルベアリングを組みます これは樹脂製のケースに
ニードルを乗せて 指で押えると簡単に組めます ニードルは 8本です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f9/59dc452a36169a35db8129f57131011c.jpg)
昔は自転車には使わなかったベアリングですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/d1/7fb8640ffb04679166f40311538daaf2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/71/0aed9edff5030a9a985d84254e3d1131.jpg)
ここでニードルベアリングにグリスを塗布し 先に組み終えた
ペダル軸の先に差し込み そのアクスルをペダル本体に装着します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/31/6cf33e50da4ac448504db5dfcb76c6f3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/99/2a15f390b871531caa0dbc7830a8dd44.jpg)
アクスルをペダル本体の奥まで差し込み ワンボルトを締め込みます
このボルト 右のペダルは逆ネジです
この時 スチールボールが正常に入っているか良く確認して下さい
小さな鋼球は良く重なる事が有ります これは自分の指先で感じる
しか方法は無いですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/eb/31163150d0b2647ef2868a7e9ca68b78.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d7/cf1d5bfd0a8133e7ccf74fe7894156d6.jpg)
ペダルの組み付けの最後は玉当りの調整です
ロックナットは 20mm ワンボルトは 17mm の薄型スパナを
使います
デュラの回転部は結構ストライクゾーンが広いので そう難しくは
有りませんが ピンポイントを狙うならそれなりに神経を集中して
調整する必要が有ります
ここの玉当りの調整は 昨日も書きましたが ハンガー小物の
左側と構造、仕組みは一緒です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d3/309db5a7d4792213cbdc7a4d361a5743.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/d8/fd75875580fefa7d815edc5163ac857a.jpg)
完璧に整備が終わりました このデュラのペダルだけで
長くお付き合いを頂きました
ご自分でデュラのペダルのメンテナンスをされる時 この一連の
日記がお役に立てば幸いです
一連の過去日記
【 ペダル デュラエース 組立 Ⅰ 】
【 ペダル デュラエース 部品構成 】
【 ペダル デュラエース 分解と構造 】
これの分解整備も今日で完了します 今回はデュラのペダルの
構造が複雑なのでこの際 細かな処まで検証もしたくて少々
時間を掛けました では昨日の続きです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/01/edaa1e1a74cb6ca43a8f279fbf843f27.jpg)
先日はこの回転軸 axle アクスルの組み付けが終わった処
まででしたね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/95/a4115dc7ec21e6fcd8e7717aae0bf942.jpg)
今日はこのペダル本体の奥 ここの回転部分を組んで行きましょう
この奥には ペダル軸受けと玉受けが装着されています
この部品は取り外しが出来そうに有りません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5a/3dd1b903f26e0c0d45d7feb22f8b5ba1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/10/776d20d62002188496fe4bec31662b9f.jpg)
この奥の玉受けにグリスを塗布します 注射器に入れた
マイクロロンを注入 少し量が多かったですが ま良いでしょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c0/b80b80ece2b77c068411f03ea84739a9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ec/765f77249953879de5d957c980af233a.jpg)
スチールボール 3/32 をピンセットで入れます
玉受けの外周に並べ 個数は 9 個です
この作業は中を照らす 懐中電灯が有れば良いですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/8a/1f08254260960d40d7aa03235632a10d.jpg)
スペサーを入れます 特に特徴の有る物では無く
普通の平ワッシャーです 外径は 12mm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/88/41610ccf46616ae5d5014e4fdec23816.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/92/04924055d04ec176cb8746ff78d4ebc7.jpg)
このスペーサーをどの様に奥まで入れようかと思っていたのですが
外径 12mm のアルミパイプが有ったのでそれを使う事にしました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a4/b155be0c1a5d09b6ff0103fad2cb7f1b.jpg)
上手く真っ直ぐに入りました これでスチールボールが
こぼれる事は有りません このスペーサーも整備性を
考えての物だと思います 回転に影響を与える物ではなさそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/f2/2cbad70002f223f90854557f9e324dd6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d1/42edec14f29f23afcdcb48d2a591fbdc.jpg)
次は金属スリーブを入れます これはニードルベアリングの
接触部分になります これにも先程のアルミパイプを使います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/f4/9e30e07888e9eedda6887b3bf654633c.jpg)
これも上手く入りました
実はこれと先のスペーサーはシマノの展開図や
スモール部品図にも載っていないんですよ
おそらくシマノもここまでばらすと言う発想が無いのでしょね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/23/3dfb9a5bf94686990b57cdcd00db54b2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/f9/f8c71f9f5ce2b48d6ff8f79d1f8082ba.jpg)
次はニードルベアリングを組みます これは樹脂製のケースに
ニードルを乗せて 指で押えると簡単に組めます ニードルは 8本です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/f9/59dc452a36169a35db8129f57131011c.jpg)
昔は自転車には使わなかったベアリングですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/d1/7fb8640ffb04679166f40311538daaf2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/71/0aed9edff5030a9a985d84254e3d1131.jpg)
ここでニードルベアリングにグリスを塗布し 先に組み終えた
ペダル軸の先に差し込み そのアクスルをペダル本体に装着します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/31/6cf33e50da4ac448504db5dfcb76c6f3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/99/2a15f390b871531caa0dbc7830a8dd44.jpg)
アクスルをペダル本体の奥まで差し込み ワンボルトを締め込みます
このボルト 右のペダルは逆ネジです
この時 スチールボールが正常に入っているか良く確認して下さい
小さな鋼球は良く重なる事が有ります これは自分の指先で感じる
しか方法は無いですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/eb/31163150d0b2647ef2868a7e9ca68b78.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d7/cf1d5bfd0a8133e7ccf74fe7894156d6.jpg)
ペダルの組み付けの最後は玉当りの調整です
ロックナットは 20mm ワンボルトは 17mm の薄型スパナを
使います
デュラの回転部は結構ストライクゾーンが広いので そう難しくは
有りませんが ピンポイントを狙うならそれなりに神経を集中して
調整する必要が有ります
ここの玉当りの調整は 昨日も書きましたが ハンガー小物の
左側と構造、仕組みは一緒です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d3/309db5a7d4792213cbdc7a4d361a5743.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/d8/fd75875580fefa7d815edc5163ac857a.jpg)
完璧に整備が終わりました このデュラのペダルだけで
長くお付き合いを頂きました
ご自分でデュラのペダルのメンテナンスをされる時 この一連の
日記がお役に立てば幸いです
一連の過去日記
【 ペダル デュラエース 組立 Ⅰ 】
【 ペダル デュラエース 部品構成 】
【 ペダル デュラエース 分解と構造 】
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