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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シティサイクル ハンドルグリップを交換する

2025-08-09 20:50:47 | シティサイクル 塗り替え
先日 8年振りに洗車整備を行った自転車ですが 今回はハンドルグリップを交換します





先日必要な用具を持って出張整備をしたシティサイクルです その時にハンドルグリップの劣化に気が付きました
グリップまで用意していなかったので 今回再度訪問しての作業です






8年前に グリップの交換をしたのか記憶に残っていませんが
樹脂製品に有りがちな ややベタツキを感じます






新しいグリップを用意して来たので 現在の奴を外します
もう使う事が無いので カッターで切り取りました






両方外したので パーツクリーナーでハンドルを綺麗にします




新しいグリップはホームセンターで買って来ました
CHIARO キアーロは昭和32年から自転車部品を取り扱っている会社だそうです






パッケージから出しました 長さは事前に測っていたので
これで大丈夫です






流石にそのままでは奥まで入らないので 洗剤を希釈した物を
潤滑剤として使います






確実に奥まで入れる為に 質量の大きなゴムハンマーを使います

グリップを装着して握ると 凄いベタツキ感が有ります 新品なので
劣化と言う訳ではないでしょうし、この様な商品なのでしょうか




あまりにも不快感があるので 違う物を使います 自転車小屋に
買い置きも有ったので持って来ました この茶色い奴を使います




しっかりと奥まで装着しました 握った感じも大丈夫です




前回の整備をした時に このペダルのキャップは外れない物だと
思っていました 帰宅後、外れるのじゃないかと気になっていました






マイナスドライバーでキャップが外れました 出先で分解までは
出来ないので グリスを回転部分に押し込みます DURA-ACE です






もう一つ、前照灯のダイナモのローラーに付けてあるゴムが破れていました
替えゴムと言うのは無いので 外しました ローラーも良い角度で当っています




ゴムを外すと ローラーの外径が小さくなり 同じ速度で走っても
回転が速くなりますよね 昔だったら 電球が使われていて
ローラーが早く回ると明るくなりましたが LED でも一緒の事が
起るのでしょうか まあどっちでも良いか(笑)





今回の出張 追加整備はこれで完了です 40分の作業でした 改めて自転車に乗ってみましたが
凄く滑らかな乗り味で とても 32年経っているとは思えない自転車です

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トラックレーサー IRIBE 潤滑剤を塗布する

2025-08-08 20:05:18 | ピスト
IRIBE イリベのトラックレーサーの整備をしています 今回は潤滑剤を丁寧に塗布します
作業風景をご覧下さい





奈良県のフレーム工房 IRIBE ビルダーの 入部 正紀氏に依るフレームです 工作の美しさに定評が有った工房でしたが
2019年5月3日にご本人がお亡くなりになり工房は無くなりました






前回までに洗車を済ませています その時の水滴が
まだ残っています






保管状況が悪くて チェーンの状態が良く有りませんでした
特に気を付けて洗浄しました




洗車後の水滴をブロワーを使い 吹き飛ばします








水が入らない様に養生していたテープも剥がしました






洗車前 動きが固くなっていたチェーンですが問題は無さそうです
オイルが固くなり チェーンの動きも悪くなっていたのでしょう






チェーンの状態が悪ければ 交換する事も考えていましたが
そのまま使います 潤滑剤を用意しました
今回は LS BELL HAMMER GOLD を使います これを決戦用に
使う選手も多く居ます






容器を振り 中身を良く攪拌してから チェーンにスプレーします






クランクを回転させて 潤滑剤を馴染ませます






オイルの量を見ています もう少し多くて良いでしょう






追加でスプレーしました ローラー部だけでは無く
アウターとインナープレートの間にも オイルが浸透する様
気を配っています




プレートにもオイルは必要です 歯ブラシで塗布します




クランクを高速で回転させて オイルの飛散がないか確認します






ホイールの小ギアにもオイルを塗布します






歯の表も裏側も 歯ブラシや小さなブラシを使い塗り拡げます




ギアは表面に塗布するだけで大丈夫です 完了です






ちょっと一手間 掛けます ハブナットを外しました






シャフトのネジ部を掃除して 潤滑剤を塗っておきます
Super Lube の超耐久潤滑剤です




油脂の塗布が終わったので 自転車にワックスを掛けてやります
カルナバ蝋が配合された 液体ワックスです






柔らかなウエスで フレーム全体にワックスを塗り込みます






乾燥を待つ必要は有りません 綺麗なウエスで拭き取ります






良い感じに艶が出ています






CINELLI A1 MILANOマークのステムです ハンドルは NITTO の TRIATHLON
380mm 幅のマースバーです シートステーのブリッジです






チェーンはかなり気持の良い仕上がりになっています
この潤いは気持が良いですね






チェーンレストを取り外します






チェーンを前ギアから落としました






チェンレストを外しました 自作の用具です チェーンラインも
前後、通しています






リアホイールを取り付けます






チェーンを前ギアに掛けます






ホイールのセンター出しと チェーンの張り調整を同時に行います
使う工具は 15mmレンチです RUNWELL の人気工具です






チェーンの張り具合を確認し ハブナットを締め込みます








リアホイールのリムセメントは除去しています
埃で汚れない様に ビニールで養生しました






メンテスタンドから降ろして 前輪を取り付けます





メンテスタンドから 自転車を降しました 一連のメンテナンスは完了です





IRIBE のヘッド周り 





フォーククラウン 金色はパイプの錆が出ていたので私が塗装をしました






シート周り サドルは私が好きな selle san marco ASPIDE
サドルの前後の使い分けがやり易く 気に入っています
入部氏の工作 シートラグが美しいです





チェーンホイールは CAMPAGNOLO RECORD PCD151 私の先輩が使っていた物を譲り受け使っています
50年ははるかに超えています 先輩はこのクランクで日本記録を出す様な実力者でした





私が懇意にしていた競輪選手が使っていたフレームです オーダーシートは有りませんが
彼から聞いていた スケルトンは シート C-T 500 トップ C-C 523 シートアングル 76° ヘッドアングル 74°
フロントセンター 565 チェンステー 400 ハンガー下がり 59 フォークオフセット約 39.5 単位はmm

私が自分の為にオーダーした様な寸法です 乗っていて素直な自転車だと思います

 
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トラックレーサー IRIBE を洗車する

2025-08-07 20:24:48 | ピスト
奈良県のフレーム工房 IRIBE イリベ のフレームで組んだトラックレーサーのメンテナンスを行なっています
今回は丁寧に洗車を行ないます 作業風景をご覧下さい





綺麗な工作で定評が有った IRIBE のフレームですが ビルダーの 入部 正紀氏は 2019年の5月3日にお亡くなりになり
残念ながら 工房は閉じられました 前回までにメンテスタンドに自転車を乗せて 洗車の準備を済ませています






準備作業中に自転車を観察すると チェーンの状態が良く有りません
前ギアを見ても潤滑剤が固くなっている事を感じます




今回の洗車は このチェーンを復活させるつもりで進めます






油脂類の洗浄に Wako's のフィルタークリーナーを使います






別容器に取ったクリーナーを刷毛で チェーンやギア板に塗布します






前ギアの裏側です 掃除のし難い場所ですが、こちら側にも
クリーナーを塗ります




フィルタークリーナーの洗浄力は高く、刷毛で塗布しただけで
通常の油脂汚れは この位綺麗になります






日常的に整備をしている自転車なら 刷毛でクリーナーを塗るだけで
良いのですが 今回は歯ブラシを使い チェーンを擦ってやります




クリーナーがローラーリンク内にも充分浸透するまで塗布しました




クリーナーを洗い流します 高圧ポンプを使い作業を進めます






チェーンだけでは無く 小ギアにもクリーナーは使いました




特にチェーンは リンク内にクリーナーが残らない様に
水圧を上げ、充分な水を使い良く流します






これは 洗浄前後の比較写真ですが 張っていたチェーンが
洗車後にはこれだけ緩んでいます
チェーンの動きがスムーズになり この様な現象が起きます
オイルが枯れたチェーンにオイルを注すと、同じ事が起こりますね






上の洗浄前と比べると チェーンの様子が少し良くなっています






洗剤を用意します 環境に優しい Simple Green を使います




原液を少し濃い目に希釈しました






毛先が長く腰が強いブラシで チェーンを良く洗います




少し水を加えスポンジを使います






自転車のフレームやサドル、ハンドル周りを洗います






ホイールもスポークを含め 丁寧に洗いました






噴射ノズルを使い洗剤を洗い流します






泡切れの良い洗剤ですが 自転車に洗剤を残さない様にします





これで洗車は終わりました 駆動系以外は特に難しい事をしている訳では有りません
チェーンは有る程度、チェーンの構造と潤滑剤の役割を理解している方が良いと思います






今回特に 念入りに洗浄したチェーン この後、もう少し観察を
続けたいと思います






大ギアの裏も綺麗です チェーンにはまだ水滴が多く
含んでいます





ヘッド周り





洗車が完了したので 次はオイルアップと美装を行ないます 整備場所へ移ってからの作業になりますが
次回もどうぞお付き合い下さい

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トラックレーサー IRIBEのメンテナンス

2025-08-06 20:03:30 | ピスト
奈良県のフレーム工房 IRIBE イリベのトラックレーサーの整備を行います
工作がとても綺麗なフレームです





フレームビルダー 入部 正紀氏が製作されたフレームですが 2019年5月3日にお亡くなりになり
工房は無くなりました 入部さんは元自転車選手で、私も一緒の大会で走っています






このフレームは私の友人であった競輪選手が使っていた物を
私が引き継いで乗っています NJS の認可部品に捉われず
自分の使い易い部品で組んでいます




一部金色の塗装は 汗で塗装が傷んだ部分を自分で手直ししています
IRIBE の特徴として ラグの美しさが有ります 平面の切削だけでは無く
ラグの厚みを利用し 立体的にも加工されているのが凄いと思います






自転車をメンテナンススタンドに乗せます 工具を用意します






国内のブランド RUNWELL ランウェル 世界的に人気の有るブランドに
成長しています 社長の人柄に依る処が大きいと思います
これは特に競輪選手の人達に好評な NEZILE1015 10x15mmのメガネレンチです






レンチを使い 前輪を外します 15mm です




メンテスタンドに乗せました 使い慣れた整備スタンドです






同様に後輪を外しました




以前のメンテナンスから走行距離は 自転車競技場で 100km 程度
それから もう 9年経っています チェーンの状態が凄く悪いです






後輪を外した後はチェーンを張るために チェーンレストを使います






これでチェーンが垂れる事も無く クランクも回せます
チェーンレストは自作です






Campagnolo RECORD PCD 151 50年は遥かに超えたクランクです
先輩から譲り受けてから使っていますが、先輩がこれで日本記録も出しています

チェーン、使わないから放置していても良いと言う事はなく 埃が湿気を呼び
潤滑材も枯れて行きます 私の不注意でした





何時もの様に洗車から始めます シートラグからどうしても水が入るのでそこは水仕舞いをします






溝入りのシートピラー ラグの背割り、ここの養生は必要です






背割りにテープを貼り シートピラーの溝の無い部分まで
養生しました




使ったのはごく普通の絶縁テープです





洗車が出来る所へ移動しました 排水用の会所の近くです ここまでの目視では
塗装部分にあまり不具合は感じません
チェーンは 先程見て頂いた状態で 交換と言う方法も有りますが 丁寧な洗浄と注油で
生き返る可能性も有ります 次回はその辺を留意しながら洗車をしたいと思います 

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メガネレンチ 13mm

2025-08-05 20:19:15 | 自転車 工具
実に様々な工具が有りますが 自転車整備用に 13mm のメガネレンチを購入しました





ハンドルの両端にメガネの様にレンチが付いています これを新たに購入しました






今回選んだサイズは 10x13mm 欲しかったのは 13mm ですが
10mm はブレーキ関係や他でも良く使うサイズです
LOBSTER エビ印 と呼ばれるブランドです




会社名は(株)ロブテックス 品番 OW1013 長さは 208mm






12角のレンチです






レンチ部分は 45°×6° にオフセットされ、狭い場所でも
使い易い形状です






何故これが新たに必要になったかと言いますと
私は工具のほとんどを工具箱に入れています
これはその工具箱に入れている一部ですが この中に
13mm が有りませんでした




先日シティサイクルの洗車、整備をした時に メインの工具箱を
持って行ったのですが サドルの交換をする時に 13mm のスパナが
無い事に気が付きました






サドルのクランプ部分、菊座を締め込む時に 13mm を使います
結局モンキーレンチを使い問題は無かったのですが それにしても
メインの工具箱に 13mm が無い事を何十年も知らなかったです(笑)



 


工具箱は何時もの整備場所で使うもの以外に ロードレース用
トラックレース用として競技会場へ持って行く物をそれぞれ用意しています






トラックレース用の工具箱には 13mm のレンチは入れています
あるブランドのホイールに このサイズのハブナットが使われています






最近のトラックフレームは このコンビネーションレンチが
使えない物も有るので 先程の物と 二種類入れています






試合会場へ行く時は 頑張っている選手達の為に、工具だけではなく
必要な小物も色々と準備していました





専用工具が無くても工夫すれば大概の事は出来ます 工具を買う事が出来なかった若い頃は
実際にその様にやって来ました でも専用工具が有れば間違いも少なく綺麗な仕事が出来ます
今回の工具 定価は 1680円 実勢価格は 半額程度でした

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