Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

HOZAN S形ヘッドまわし

2016-06-30 20:04:45 | 自転車 工具
自転車の工具で有名な HOZAN ホーザンから発売されている S形ヘッドまわしを
購入致しました どの様な物か見てみましょう





HOZAN C-205 S形ヘッドまわし、とカタログで紹介されています
英語名は LOCK RING WRENCH ロックリングレンチ 定価2160円の商品です






袋に入りこの様な状態で届きました この形がどうして
S形なのか昔から不思議で仕方が有りません これが何故
ヘッドまわしなのか 合点が行かない方もいらっしゃるでしょうね






これはかなり古いピストフレームですが ヘッド小物は
TANGE LEVIN が使われています ただこれは袋ナット
だけがレビンで本体はグレースじゃないかと仰る方も
居ます






これなんかは上部の玉押しがこの様な形をしています
その他ヘッド小物のスペーサーにロックリングの様な
形をした物が多く有り そこにこの工具を使いました






私もこの工具は長く使っていますが 実際に使うのは
ハンガー小物のロックリング






固定ギアのロックリングに使うのがほとんどです
ですから フックレンチと呼ぶ事が多かったですね






この工具の肝はここですね このフックの角が傷むと
使えなくなります






手持ちの随分長く使っているフックレンチです
工具を潰さない様に労りながら使ってやると傷む事が
有りません 46~7年経っていますがまだ充分使えます
メーカーが違いますがこれだけ本体の厚さも違います
ホーザンの方は薄い分、工具にしなりを感じます





手前のホーザンが大きく写っていますが大きさは一緒です この工具は自転車関連で
調べるとかなり限られた種類しかヒットしませんが フックレンチで調べると実に様々な
物が有ります サイズを変える事の出来る面白い物も有りますが 固定ギアのロックリング
などは工具の厚さが制約されます 自転車に使うにはこのシンプルな工具が過不足なくて
良いのかも解りません

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自転車 チェーンの切り方 繋ぎ方

2016-06-28 20:33:03 | 自転車整備 チェーン
自転車に乗っていると必ずやって来るチェーンの交換時期 そんな時のチェーンの正しい
切り方と繋ぎ方をご案内致します





最近のロードバイクやMTB などは多段用のナローチェーンが使われており
それらのチェーンは切った後の繋ぎにはアンプルタイプピン、コネクティングピン
と言うパーツを使います 今回ご紹介するのは規格で言えば 1/2×1/8 厚歯と呼ばれる
一般車やピストバイクに使うシングルギア用 そして 1/2×3/32 の薄歯と言う多段変速で
昔の7段ギアまでに使われたチェーンです






従来の古くから有るチェーン切りです






今回チェーンは厚歯用を用意しました これは
多段ギア用の薄歯でもする事は全く同じです






ではチェーンを切ります チェーンを工具にセットし
工具のピンをチェーンピンの中心に合わせます




これはとても大切な事です 芯ずれは絶対にいけません






工具のハンドルを廻し工具のピンを押し込むのと同時に
チェーンのピンは強い手応えを残しながら押し出されます




ここで注意 現在のナローチェーンはピンを抜いて
しまいますが 今回のチェーンはアウタープレートに
ピンを残します






最近の多段ギア用のチェーンはチェーンの繋ぎに
新しいアンプルピンを使います






その為にチェーンを切る時はチェーンに使われている
ピンは抜いてしまいますが これとは大きく違うのが
従来のチェーンです






ピンをプレートに残したなら工具のハンドルを戻します






工具からチェーンを外しました ピンが残っているので
チェーンはまだ完全に切れていません






かすかに繋がっていたチェーンのアウタープレートを
少し拡げながら引っ張ると チェーンが離れます




チェーンのピンはアウタープレートの内側に少し
残す位が後の仕事がやり易いです 但し残し過ぎは
チェーンを切り離す時にチェーンに無理をさせるので
良く有りません この辺りの感覚は自分で覚えるしか
無いですね  ここまでがチェーンの切り方です





ここまでチェーンの切り方の説明をしましたが チェーンピンを残すのは
そのピンをそのまま繋ぎに使うからです これからその方法を紹介致します






チェーンを任意の長さに切った後は繋ぎです ピンを
残したアウタープレートをインナーリンクに被せます
この時ピンの頭がプレート内部に少し残っていると
インナーリンクの穴の位置がはっきりと解ります






出ているピンをプライヤーで摘み 奥へ差し込みます




この時に注意する事は ピンを斜めに入れない事
慎重に挟み込んで下さい






プライヤーでピンが入る所まで入れました






その時チェーンの裏側はこの様になっています
ピンがプレートの内側で止まっています






チェーンの繋ぎ部分を工具にセットし 飛び出した
チェーンピンを押し込みます






チェーンピンが表裏同じ出具合になる様に調整しました






工具からチェーンを外し 繋ぎの作業は完了です






継手部分を動かしてみると多くの場合、動きが渋く
なっています これはこのままではいけません






動きの固い継手部分の両端を指で持ち 固い部分の
外部プレートが開く方向へ力を加え、しごきます
これで抵抗なく動く様になります 但しやり過ぎは
いけません




チェーンの全てが滑らかに動く様になっています
これで繋ぎの作業は全て終わりました





花が終わった後だと思いますが 小さくて可愛かったですよ
今回紹介したチェーンの切り方と繋ぎ方 昔から行っている基本的な方法です
まだまだこの方法を使う自転車は沢山有ります 是非覚えておいて下さい
同じ厚歯のチェーンを使う競輪用の自転車 これについては又別の方法で繋ぎます
その方法についてはまた改めてご紹介致します

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チネリ鉄ハンドル CINELLI MOD CAMPIONE DEL MONDO

2016-06-26 20:13:03 | 自転車部品・用品
CINELLI チネリの鉄ハンドルで見る事がほとんど無い CAMPIONE DEL MONDO
カンピオーネ・デル・モンドと言うハンドルです





CINELLI MOD CAMPIONE DEL MONDO 鉄のマース型ハンドルです
古いと言う言い方は人に依って捕え方は違いますが このハンドルは
私が中京大学の自転車競技部に在籍した当時 1972年 自転車格納庫に
置かれていた物を頂きそれから使っていました それから 44年が経っています






先日これに使っていたステムを外した時にバーテープを
剥しましたがその糊が残っています これを綺麗にして
やりましょう






ハンドルに残った糊の除去は結構厄介で時間が
掛ります 場所を洗面所に移し塗料の剥離剤を
使います




剥離剤をブラシや刷毛を使い全体に塗ってやります
手に付くと結構刺激を感じる薬品です






数分放置してからタワシで擦ってやります 両面テープの
糊程度なら苦労ぜずに綺麗に剥がれます








ハンドルに剥離剤が残らない様 良く水洗いをしてから
水切りをします




鉄は空気に触れると直ぐに錆びが発生します
メッキも剥がれている処が有るので薄くオイルを
塗っておきました






整備場所に帰ってきました CINELLI のハンドルは
ジロドイタリーを代表する様にアルミのマースバーや
鉄であれば深曲りのピスト用は幾らでも目にしましたが
この鉄のマース型は使っている当時から他で見る事が
一度も無かったです




糊も綺麗に取れています このハンドルにしたら
実に 44年振りの素肌です 外気の空気に触れ
気持ちの良い事でしょう・・




ハンドルクランプは 25.4mm ハンドル巾 バーエンド部 385mm
ドロップ部 375mm なので下部で少し開いている様です
ドロップ 139mm リーチ 85mm 程度でした 意外にリーチが
短いですね





CINELLI らしいハンドルクランプ周りの容姿です






CINELL の騎士マークとハンドルのモデル名の刻印です





私の先輩が使っていたハンドルには違いは有りませんが今となってはその詳細も
知る事が出来ません 東京オリンピックの献上車に同じハンドルが使われていた
と言う方もいらっしゃいます 東京オリンピックに出場した先輩もいらしたので案外
本当かも解りません そうだとすれば 1964年の事です 至る所に錆も発生しています

私自身も国体や全日本選手権等、全国大会は全てこのハンドルで走りました
今回思う処が有り この様な古い部品に造詣が深く大切にして下さる方にお譲り
する事に致しました これからも出来るだけ長くこの世に残れば良いですね

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スプロケットリムーバーを 自分で作る

2016-06-24 20:09:19 | 製作・加工
自転車のスプロケットを脱着する時に使用する工具 スプロケットリームーバ―を
自分で作っています 上手く使える物が出来るのでしょうか





今回はコンパクトなサイズで自分が使い易い様に厚歯用の物を作っています
前回までに巾 32mm 厚さ 6mm の鋼材の切削と穴開けを終わらせています
これから作業の続きを行いましょう






本体は切削時の面取りも済ませています この後
錆止めを行いますが その前に名前を彫っておきました




錆びの予防は塗装で行います 今迄に多くのオイルが
付着しましたが、それを落す必要が有ります






いきなりシンナーで拭き取るのも大変なので 自転車の
洗車の時に使うフィルタークリーナーで洗浄しましょう
クリーナーを刷毛で塗っています






バケツに入れた水でクリーナーを洗い流し 
その後洗剤で全体を良く洗いました






水切りを行った後 ペイントうすめ液で隅々まで
良く拭き取りました 油脂分を残さない、ここは
大切な処ですね






今回偶然に見付けた透明の錆止め塗料です 今迄
グレーか赤錆色の物しか見た事が無かったのですが
これで効果が有るなら これからの作業範囲が凄く
拡がります




時間を開けて 2回塗りをしました塗装中の感覚では
かなり食い付きの良い塗料で 有る程度の皮膜が
出来そうです ここに吊って乾燥を待ちます






乾燥を待つ間にお昼にします 自転車で数分の所に
有るネパール料理のお店です ビ・サパナエック




塗装の乾燥を待つ間は急いでも仕方が有りません
気合の入り過ぎは失敗します(笑)





食事に合せブラブラと 2時間程自転車小屋を空けました 速乾と書かれていた塗料は
もう触っても良さそうです思っていた以上に乾燥の早い錆び止め塗料です








チェーン取付け用の穴開け加工 ここにチェーンの
ピンを通します アウタープレートで鉄板を挟み
ましたが ここではチェーン用の工具は使えません




チェーンの取付けの為に道具を用意します






万力は使いません この金床を使いますこれに
チェーンのピッチに合せた穴が開いています
ここはチェーンのピンの頭の出代分が逃げる穴です






チェーンを挟んだ本体を金床の上に置きます
この時、穴の真上にチェーンのピンが来る様にしています
ピンの頭をハンマーで慎重に殴ります ピンが真っ直ぐに
入る様 注意が必要です




短い方のチェーンの取付けが終わりました ハンマーで
殴り難かったら ピン打ち棒を使うのも O.K です






取付け部分のピンです 表裏同じ出代にしています
このピンの頭がアウタープレートより出ているので
それを逃がす為の金床の穴です

私が子供の頃はチェーン切りが買えなかったので
金床と釘とハンマーで チェーンの脱着を覚えました
だから今でも同じ事が出来ますよ






ここは思惑通りの形状に出来ています
ギアの円周に合せたチェーンの形です
この状態にする為に鉄板の加工時に
チェーンの収まり部分をこの様に削っています




小ギアに巻き付ける方のチェーンです






こちらも取り付ける方法は一緒です




こちらのチェーンも取り付けて 全ての
工程が終わりました




小ギアの収まりも上手く行っています 





競技場など出先へ携帯するのはコンパクトな方が良いと思い計画した自作工具でした
材料選びから始まり寸法の決定 頭の中に有るイメージを形にして行きます
近頃は価格の安い物も出ているので市販品を買った方が良い場合も有ります
でもそれはそれ 今回も作る喜びと完成時の自己満足感、充分楽しみました

前回の作業 【 スプロケットリームーバ―を 自作する 】

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スプロケットリムーバーを 自作する

2016-06-22 20:14:53 | 製作・加工
自転車のスプロケットを外す為の工具を SPROCKT REMOVER スプロケット リムーバーと
呼んでいます 色々なメーカーから販売されていますが自分が使い易い物を自作致します





スプロケットリームーバ― かつては小ギア抜きと言っていましたが最近は色々な
会社が参入し多くの種類が有ります これらは私が所有している物です




これが一番長く使っています ボスフリーの歯を
交換する時は小ギア抜きを 2本使います これ位の
長さが有った方が確実に作業が進みます






今は無くなりましたが SUNTOUR サンツアーも純正
工具を出していました ボスフリーが全盛時代 2本の
セット物です




比較的新しい物で ロードの多段用でこの頃には
1本単位の販売になっていました SUPER B と言う
廉価物のメーカーですがこの商品はそんなイメージは
有りません 7年程使っています




これは最近購入しました この位のコンパクトな
サイズが欲しかったので試し買いです






GIZA PRODUCTS ギザプロダクツと言う会社の
商品ですが残念ながら厚歯 1/8 用は無い様です




これはフックレンチが付いた物で競輪選手の人達が
良く使っています 固定ギアの取付けも、この大きさの
工具で良いと言う事ですね








色々と紹介をさせて頂きましたが固定ギアの脱着に
使う為 厚歯用のコンパクトな物を作ろうとしています
先程の工具の形状やチェーンの位置の寸法を測って
みました これらを参考にして進めてみましょう






まず材料選びだったのですが 32mm巾 6mm厚の鋼材を
用意しました 既存の工具は概ね 25mm巾でしたが手に
入る鋼材では捻りに強度不足を感じこれを選んでいます






工具の大きさ=長さは 230mm で行きます 私が
持っている一番大きな物は 370mm 有りました






高速カッターで寸法通り切断します






チェーンの取付け付近の形を決めます この段階では
有る程度の墨で O.K です




墨に合せて切りましたが この様な作業は冷や汗
ものです








鋼材を固定出来ず手で持って作業を進めるのですが
材料が少し斜めになると 歯が食い込んで破損する
事が有ります この時は色々な物が飛び散るので
恐いですね まあこの辺は予想しながら作業をして
いるので私は逃げて無事です






切断した切り口は返りが出ていて刃物の様に切れます
ここは仕上げにも関係する場所なので油砥石で面取りを
しておきます






もう少し成形します ディスクグラインダーを使います




これは手持ちの工具に小ギアを乗せてみましたが
ギアに掛る短いチェーンが真っ直ぐでは無く円周の
形に近づかないかと考えています






チェーンが当る部分をグラインダーで削りました
思惑通り行けば良いですけどね・・・






今回使うチェーンを用意しました 1/8 規格の NJS 刻印の
チェーンです 別に一般車のチェーンでも充分ですが折角
作るんだから良いでしょう(笑)








工具に使う短い方のチェーンを切りました 工具に
取り付ける為にピンはプレートに残しています




工具に仮付けをしてみます






どうでしょう ギアの外周に近い円弧が出来ています
これなら良さそうですね 次に進みましょう





鉄板の整形が終わりました 次はチェーンを取り付ける為の穴を開けましょう
その準備をします






チェーンを取り付ける穴の位置を罫書き その
中心にポンチを打ち印を付けます






ポンチの先を墨に合せ ハンマーで頭を殴ります




ポンチはこれから使う穴開け用の鉄キリが中心から
逃げない為の小さな印です




穴開けにはボール盤を使います 普段は余り使わないので
台車に乗せて自転車小屋の奥に仕舞って有ります






チェーンピンを通す為の穴は色々と考えましたが
3.8mm にします 仕事が出来て出来るだけ遊びが
少ない寸法です






これは刃が引っ掛かると私の力では対応出来ないので
シャコマンで材料を固定しています 穴開けには切削
オイルを使います






ハンドドリルとは違い正確に穴が開きます 最後まで
落ち着いて仕事を進めます






穴は予定通り開いたでしょうか チェーンのピンを
穴に引っ掛けてみると大丈夫ですね OK です






開けた穴にはやはり多少バリが出ています 小さな
ヤスリで面取りをしておきます





これで鉄板の成形と穴開けが終わりました 直ぐにチェーンの取付けをすれば
良いのですが何の表面処理もしていない鋼材は直ぐに錆びます 防錆びの処理は
しておきたいですね 続きは次回にさせて頂きます、次もお付き合い下さい

次の作業 【 スプロケットリムーバーを 自分で作る 】

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