Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパニョーロのメッキは優秀

2014-12-14 20:54:28 | 自転車 部品・用品
先日カンパのバンド式のワイヤーリードをご紹介しましたが
使用後手入れをせずに長く保管して有った古い物を磨いてみました




before and after

Campagnol の地球文字が刻まれたワイヤーリードのバンド部です
これは選手時代に使っていた物を取り外してから 手入れもしないまま
40年程保管していたものです 保管と言うより放置かな・・・


それをガソリンで洗い軽く液体ワックスを掛けると当時の輝きが蘇りました







さすがの Campagnolo も錆が発生してもう駄目かとも思っていましたが
カンパのメッキはやはり凄い この取付けボルトの 六角の頭のメッキが
そのままの形で剥がれる事が有ります それだけ厚いと言う事なんでしょう
全日本選手権などの全国大会を私と一緒に走ってきた部品です

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COLNAGO コルナゴ 変速機をチェックする

2014-12-11 21:11:09 | 自転車整備 その他 
前回洗車をした COLNAGO コルナゴのスポーツバイク 洗車時に自転車の状態を観察
していると 後ろの変速機に傷が付いていました、少し気になるので作動のチェックを
行います





今年の夏に組上げ引き渡した COLNAGO コルナゴのカジュアルバイクです
今回初めて洗車をし一通りのチェックを行います




この自転車は今迄に気が付けばオイルを差したり
他の細かな処も見ていたので基本的な部分で不具合は
有りませんでした ただこの変速機の新しい傷、これが
気持ちに引っ掛かります






リアディレーラーは良く傷が付きます 自転車の保管時や
自転車が倒れた時など それは使っている間に起こる事
ですから仕方が無いですね しかしこのピポットボルトの
上の後ろ寄り ここは普通傷が付かない部分です ここに
傷が付く事も有りますが感覚的に少し場所が違います




変速の状態を確認してみましたが やはりおかしい・・・
1st〜6th までは良いのですが 7th でもたつき ローギアでは
ホイール側にチェーンが脱線します






この症状はおそらくリアエンドが曲がっているのでしょう
変速機を一旦外します






変速機の直付け部の歪みのチェックをしてみます
その為の工具は色々なメーカーが出しています
これは HOZAN ホーザン C-336 9000円弱のお値段です






この工具はどのメーカーの物でも変速機の取付けネジに
装着します その後ホイールを取付けました




直付けゲージのロッドとリムの間の寸法を何ヵ所か
測定します ここは前ギアの後ろ辺り 約 32mm です




急に上へ行きますが これはブレーキメカの後ろ付近
約 48mm 程有ります 下側と比べ 16mm 開いています
これは何を意味するか分かりますよね






変速機の下辺りは 約 20mm
変速機の後方は 約 34mm です

これは変速の状態とディレーラーの傷から
ほぼ想像出来た事です ピポットボルト部分に大きな
力が掛り エンドの直付け部分が内側に入ったんですね








この様な場合直付ゲージのロッドを持って 曲がった部分を
修正して行きます 写真は変速機の下 変速機の後方
ブレーキの後ろ部分 全て 35mm に修正しました
これでディレーラーの取付け部分は真っ直ぐです






それでは変速機を取り付けましょう ネジにはグリスを
塗っておくと良いですね これは価格がごく安い廉価版の
グリスです ネジに塗るのはこんなのでも良いと思います






変速機を取り付けました 使うのは 5mm のアーレンキーです
変速機自体には遊びやガタは出ていませんでした






変速機の微調整を行います トップからローまで
問題無く作動しました 良かったです




このローギアからスポーク側にチェーンが外れるのは
そうなると困りますよね ホイールを駄目にする事も
有るし まず出先で手が油だらけになるのが辛いです(笑)

そうだ、最近ふっと思ったのですが この状態はローギアで
自転車の場合 8th 8速と言い表します 一番小さなギアは
トップで 1st 1速です

先日何かのサイトでローを 1速と言っている人が居て
それでコメントのやり取りが成り立っていました 確かに
車ならそれで良いのですが 自転車ではおかしいですよ
 
昔から使っている自転車用語には 確かに他では通用
しない言葉も有りますが それは自転車用語ですから
あまり新しい言葉は作らないで欲しいです







今回は 空流君が手伝いに来てくれました 頭が整備モードに
なっていたのであまり相手が出来なくてつまらなさそうに
していました ちょっと可哀想だったかな・・





これでコルナゴの一連の作業が終わりました 最近多くの人達が使っていらっしゃる、
フレームにアルミのディレーラーマウント金物が付いた物 あれはものすごく柔らかく
驚く程簡単に曲がります 変速機をコツンと当てただけで曲がる物も有るのじゃない
でしょうか この部分のチェックは絶えず行った方が良いですね

前回の記事 【 COLNAGO コルナゴを洗車する 】

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COLNAGO コルナゴを洗車する

2014-12-09 21:06:49 | 自転車整備 その他 
気温も下がり洗車が少し辛い季節になって来ました 今年の夏に引き渡した
COLNAGO コルナゴのスポーツバイクの洗車を行いました





今年の 7月の終わりに引き渡した COLNAGO コルナゴの街乗り仕様車
主に通勤に使っている様ですが 1ヶ月の走行距離は 500km 程度らしく
一度初期のメンテナンスもしてあげたい処です






洗車から始めますが今の状態を観察します
チェーンや後ろのスプロケット 通勤用と言う事を
考慮してオイル持ちの良い、重いオイルを使っています 
その様なオイルの独特な汚れ方です チェーンに厚く
オイルが乗っています






フロントギアや変速機 普段の手入れ、掃除が
難しい部分です この辺りをさっぱりとさせて
あげたいですね






洗車の準備を進めます ホイールや備品を外し
メンテスタンドへ乗せました 使うケミカル品も普段と
変えていません 
油脂関係の洗浄はワコーズの ※ フィルタークリーナー 
その他自転車を優しく洗う洗剤 ※ シンプルグリーンです




自転車が目の高さになると見えてくる物も違ってきます 
良く汚れたチェーンステー チェーンの汚れがこれだけ
ここに付くのは パンクを直した時か 走っている時にチ
ェーンが暴れる様な乗り方をしている時ですね




リアディレーラーに傷が付いています 少し嫌な傷の
付き方です 特に取付け用のピポットボルト付近の
傷が気になります




洗車の時の水の浸入を心配し、良く問い合せも頂きますが
このシートポストの間からどうしても水は入ります






どうしても心配なら ビニールテープを簡単に
巻いておけば良いですよ 背割りの部分も忘れずに
これだけで洗車ならまず大丈夫です






では油脂汚れから行きましょう フィルタークリーナーを
必要量取り別けます 少しチェーンの汚れが頑固そうだったので
やや多目にしました






フィルタークリーナーを刷毛で塗って行きます






特に強く擦る必要は有りません ただ塗るだけ・・
でも普段手入れをしていなくてオイルが擬固した
ものなどはさすがに擦って下さい




チェーンホイール回りを少し見てみます






塗ると直ちに古いオイルが流れ出します
見ていて気持ちが良いですよ この瞬間が好きです








時間を置く必要は有りません 直ぐに水で洗い流します
クリーナーが白濁しますこれが透明になれば O.K です






クリーナーを水で流しました 綺麗ですね





綺麗な物は大きな写真で! 実際普段から手入れをしている自転車なら
瞬時でこの程度にはなります




油脂汚れの洗浄は終わりました 次の作業に進みます






フレームやホイールを洗う為の準備をします
環境にも優しいシンプルグリーン






シンプルグリーンを泡立つ程度に希釈します
ここで使う洗剤は自分の好みで選べば結構です
ただ泡切れの悪い物は洗い流すのに時間が掛りますよ






サドルの表や裏側まで ハンドル回りやフレームを
スポンジで優しく洗ってやります この洗浄は埃や
体脂を落しますが これで全てが完璧に綺麗になる訳
では有りません 美装は又違う作業です






自転車やホイールも洗いました この時必要なのは
自転車の状態を観察する事 これを怠っては洗車の
意味が有りません






洗剤を洗い流します 水が回転部分やフレーム内に
入り難い様 方向を考えながら放水しています




これで洗車は完了です 次へ進みましょう






本職のメカニックなら次の自転車を洗うため 一旦メンテ
スタンドからこれを降して自然乾燥をさせますが 私達
アマチュアが一台を整備するなら早く水を切った方が
良いですね




水を綺麗な雑巾で拭き取る方法でも結構です 私は
この様な物をたまたま持っているのでこれを使います
電気で動くブロワ―です






これの風圧で水を飛ばします




この時期に自然乾燥を待つのと比べると随分
時間の短縮が出来ます






雑巾では手が入り難い所や チェーン内部の水を
切れるのが良いですね オイル乗りの悪いチェーンなら
直ぐに錆びが発生します 洗車後の仕舞で一番気を
付けたいのはここです チェーンに錆を浮かせては
いけません






水を切れば素早くオイルアップをします
私は最近ずっとこの ワコーズのチェーンルブを
使っています フッ素系で水置換の性質を持っています
チェーンだけでなく色々な所に使っています ブレーキの
駆動部に注油・・






このオイルのもう一つの特徴は スプレーした時は
粘度が低く浸透し易く 有る程度時間が経つと粘度が
上がるオイルで チェーンの内部までオイルを入れ易い
のが良いですね




やや多目のオイルを塗布し指先でチェーンの表面へも
オイルを廻しています チェーンの表面も変速機や
特に内側はリアスプロケットを擦りますよね やはり
表面にオイルは必要だと私は思います






洗車とオイルアップが終わり本来の整備は終了しました
ここからは美装です これは必要が無いと思う人はしなくて
良いでしょう でも自転車は綺麗な方が好き! と思う人は
した方が良いですね 気持ちが良いもん(笑)

これはあまり汚れを落す効果が無いワックスですが 自転車の
状態に依って使い分けています 汚れを落す目的でもあまり
コンパウンドが入った物は 使わない方が良いと思います
何度も使うと色が剥げてきます






ワックスも掛け終り一連の作業は終わりです
良く光っていますね 気持ちが良いです




ただ・・・

洗車の本来の目的 自転車の観察 これで気になった
リアディレーラー回りの傷 これを放っておいては
いけません これに問題が無いか確認する必要が
有ります この続きは次回にお付き合い下さい





少し前の歩道です 黄色い絨毯の様でとても綺麗でした ただ私の自宅から
離れているので気楽に楽しませてもらえますが この前のお家は掃除が大変らしいです
それを考えるとちょっとお気の毒かな・・ 次回は一緒に変速機を見てみましょう

次の作業 【 COLNAGO コルナゴ 変速機をチェックする 】

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ボトルカバー 色々あります

2014-12-07 20:39:11 | 自転車 部品・用品
ビンテージ自転車と呼ばれる頃の自転車には良くボトルカバーが
使われていました 私は使った事が有りませんが幾つかご紹介致します





まずは黄色い Campagnolo 生地の詳しい事まで解りませんが化繊が使われています





白い Campagnolo 口にはゴムが入っていますがさすがに伸びています




こんな感じかな・・





オレンジの COLNAGO コルナゴ




自転車に使うとこの様になります でもこれを
試合で使っている処は一度も見た事が有りません





黄色い COLNAGO この様な小物は 金属製のボトルが有りますが
その様な物に使ったのかも分からないですね どう考えても樹脂製の
ボトルには必要が無さそうです





優しい水色の COLNAGO コルナゴの文字は栄えますね どうしてこんなのが有るの?
と思いますよね(笑) 自転車関連物は何故か集まって来ます それを袋に入れたまま
大切に保管していました

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サンツアー変速機 COMPETITION コンペテイション

2014-12-05 20:05:54 | 自転車 部品・用品
前田鉄工所時代の変速機 COMPETITION コンペテイション この変速機は
大変多くの自転車に使われていました 試合会場へ行くと良く見掛けた
変速機でした





SUNTOUR COMPETITION サンツアーと言うのは後に社名になりますが
この頃は前田鉄工所のブランド名ですね 1975年にはマエダ工業になっています





後ろ姿です これは集団で走っていると前の自転車のこの部分が良く目に付きました
この変速機は 1966年頃実際に使っていた物ですが、その後部品箱で長い間眠らせていました






プーリーケージにテンションスプリングを
保持する所が有り その場所を選ぶ事でスプリングの
強さを変える事が出来ます プーリーは樹脂です




この頃はフレームのリアエンドに変速機の
直付けエンドが少なかったのでこの様な
アダプターを使うのが一般的で プレスエンドと
呼ばれる物が多く 鍛造エンドは高級な物として
扱われていました






エンドのアダプターはこれ自身が動くのは困ります
フレームのエンドに金物とビスで止め 最後はハブ
ナットやクイックで締め付けて固定しました






裏側です MAEDA IRON WORKS LTD JAPAN と
読めます






リターンスプリング これは小さな物が対角上
二ヶ所に使われています 今回初めて気付きました
大きなスプリングが一つの物を見慣れているので
この機構は面白く感じます





パンタ部左下がチェンジワイヤーのアウター受けで
右上の金物にインナーを通し 丸いビスでインナー
ワイヤーを固定します





この時代は実際に試合、ロードレースで使える変速機は国産ではこのコンペテイションくらいでした
シマノは前田鉄工所と比べるとレースシーンでは後発です ただこの変速機は使っていると
結構早い時期に駆動部に遊びが出来動作が安定しなくなります 
それは、どうしてもカンパの変速機が使いたくなる理由の一つだったのじゃないでしょうか 
私も一番最初に買ったのがカンパのリアディレーラーでした しかし日本の自転車やレース
シーンを引っ張って来た会社で有る事は間違いないと思います

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