Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

DURA-ACE トラック用 アルミ スプロケット

2017-01-21 20:45:12 | 自転車部品・用品
トラックレーサーに使う固定ギアこれは古くから色々な商品が出ていました
今回は今は製造されていない デュラエースのアルミ製のスプロケットを
ご案内させて頂きます 元競輪選手との会話も楽しんで頂けると思います





過日私が決戦用に使っていたハブに固定ギアが付いたまま保管していましたが
そのギアを取り外した様子をブログでご覧頂きました






ギアを外す為に一旦ホイールを組み ロックリングと
ギアが無事に外れました このギアが・・・





私は全く記憶に無かったのですが アルミの DURA-ACE の 14Tが使われていました
試合で 14Tを使った事は無く、実際にこのギアに摩耗は無くチェーンを張った時の
油汚れが少し残っているだけでした






外してまず感じた事はとに角 軽いです 重量を
測ってみると 14グラムしか有りません 現行の
DURA-ACE SS-7600 鉄の固定ギアは 38グラム
有ります




そして少し気になる、競輪競走で使う事が許された
BIA の刻印が 2本線で消されています これは
友人や知人の競輪選手から色々と興味深い話しを
聴く事が出来ました

大先輩からは:
このスプロケット競輪でいつしか使用できなくなった
BIAマーク消されてる
Kno: やはりそうだったんだ・・




別の元競輪選手 K:
これ、知らずに競輪に使いましたが
驚くほど軽くて このアルミ全く脚にきませんでした

元競輪選手 O:
競輪選手時代にはスギノのギガス使ってましたが、
確かに脚には きにくかったですね。

K 元選手: ギガスよりこのデュラの方が脚に軽いです

Kino: そんなにこれが踏んで軽いなら お宝じゃないか・・

K元選手: 間違いなくお宝です




元競輪選手 M が送ってくれた SUGINO GIGAS の写真

元選手 M:
軽合スプロケットに、摩擦の少ない硬質コーティングした
スギノ ギガスです 14T 厚歯で18グラムでした。
踏んだときの脚へのあたりの軽さは抜群なのですが、
何故かスピードが伸びてこないんです
結局、スチールのスプロケットが、競輪には合いましたね

Kino:
競輪選手の人達は 色々な事を感じるのですね 
何時聞かせてもらっても その感覚の話は面白いです
ギガスは今も売っている現行商品ですね 
結構なお値段がしますが やはり使う選手は多いのでしょうか




現行の DURA-ACE 14T は 38グラム

元選手 M:
自転車の重量を軽くしたい人、踏んで止めてを繰り返すマーク屋、
調子が悪い時、使う利点は多くあると思います
しかし、ずっと使用してるとそれが当たり前になり、脚の使い方が
変わってしまうんですよね やはり丁寧なペダリングをしてこそなので、
練習はしっかりスチールで行うなど、ペダリングのメンテナンスも大切になりますね

Kino:
自転車を乗る上で絶対に欠かせないのはペダリングで 練習時間のあいだ中、
足元の意識はしていますよね そこで違和感が有ればペダリングだけの為の
練習日を作ったりして・・






前田鉄工所 SUNTOUR 下の三光舎は 50年位前の物

Kino: ただこの後ろギアで それだけ乗り味が変るのは
    私の想像以上の事です
元選手K: キノさんとりあえず明石の競技場で試してみてください。

Kno: Kさん その為にまた練習をしなくちゃ(笑)




部品の保管ケースに以前からこの DURA-ACE の
空箱が有り、何の分だろうとずっと思っていましたが
このアルミのギアの奴だったのかな・・・





今回の小ギア一枚でここまで話が盛り上がるとは思っていませんでした
私もハンドルやステム、ペダル等はアルミと鉄の違いを感じる事が出来ますが
このスプロケットでそこまで違うと言うのは凄く新鮮な気がします
 
競輪選手の人は 同じパイプを使い同じ寸法、角度で作ったフレームでも
乗り比べると違いを感じるらしいので繊細な感覚を持っている人が沢山
いらっしゃるのでしょうね 
今回登場して頂いた元競輪選手の人達は 大先輩:井狩吉雄さん 35期 滋賀県
K: 亀田健一さん O: 小原洋未さん M: 向吉信之さん 共に 65期 兵庫県の皆さんでした

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Campagnolo RECORD Piste Hub グリスアップ

2017-01-17 20:17:13 | 自転車整備 ハブ
オールドカンパと呼ばれている時代の Campagnolo RECORD Hub のグリスアップを
行います この時代のハブは触る度にその素晴らしさに魅了されます





今回整備するハブはスプロケットを取付けたままホイールを分解してしまっていたので
そのギアを取り外す為にもう一度ホイールを組みました ギアも無事に外せたので
ホイールを分解しましょう






もう使う事は無いスポークなので切ってしまえば
良いかも分りませんがそれは可哀想なのでニップルを
外しました




もう使わないと言いながら今回の事の様に役に立つ
事も有るのでまた保管しておきます





このハブは私が決戦用に使っていた物で選手を辞めてから使わずに置いていました
回転具合を見てみると、とても素晴らしい状態を維持しています しかしグリスも古く
なっているので整備をしてやります






ハブナットを外します
※ 今回の整備に出て来るネジは全て正ネジです




回転部分の分解はロックナットを緩める所から
始めます






ここで使う工具はハブスパナとかハブコーンレンチと
呼ばれる厚さ 2mm 位の薄いスパナが必要です 今回は
14mm のスパナを使います






ハブスパナは玉押しに使いモンキーレンチは
ロックナットに掛けます
この状態から両方の工具を引き寄せる様に力を
加えるとロックナットが緩みます





 
ロックナットを外しました






舌付のワッシャーを外し 玉押し(コーン)を外します






グリスは当時のカンパグリスが使われています
玉押しの玉当り部分はとても綺麗な状態です




片方の回転部分が分解出来たので 反対側から
ハブシャフトを抜きます






当時のグリスの汚れが少ないのでグリスアップ後に
あまり使っていなかったのでしょうね シャフトの
状態も良好です






最後にハブ本体に入っているスチールボールを
取り出して分解は完了です




この回転部分の構造をカップ&コーンと呼びますが
自転車のいたる所に使われています

玉受けにボールを入れ玉押しでボールを押し込み
一番軽く回る所に玉押しを調整しロックナットで
固定する これが組み付け調整の基本です




分解した各パーツを洗浄し綺麗にしましょう






強力な洗浄力を誇る SPIN のクリーナーですが
今回のカンパグリスには過去の経験から KURE の
クリーナーの方が相性が良さそうです 今回は
KURE を使います






分解したパーツを容器を使い別けながら綺麗に
洗って行きます メンテナンスで洗うと言う行為は
とても大切だと思います




パーツクリーナーをブロワで飛ばします
この為に空気圧は減圧弁で調整しています






ハブシャフトも洗ってやります 薄く塗っていた
グリスのお陰で錆も発生していません






ハブ本体内部の玉受けもウエスとクリーナーで
丁寧に拭き取ります




これで汚れたパーツの洗浄が完了です 新しいグリスや
オイルの性能を充分活かすには 古い油脂類を出来るだけ
残さないと言うのは大切な事だと思います




ここからは新しいグリスを使い組立調整を行います 
出来るだけ良い状態にしてやりたいですね






このハブには心情的には当時物のカンパグリスを
使いたい処ですが このハブの素性が良いので
戦闘的に Microon Assembly Lubricant
マイクロロンのルブリカントを使いましょう
とても良い、独特の手触りです
2 OZ(56g) 8000円(税別)






この潤滑剤は少量で良いので爪楊枝の先を削り
ハブの玉受けに薄く塗布しておきます




スチールボールを玉受けに入れて行きます
粘度の高いグリスを使う時は決して難しい
行程では無いのですが 粘度の低い油脂を
使う時は少し難しいですね






今回のカンパレコードのリアハブには 1/4サイズ
6.3500mm が 9個、片方に使われています




反対側の玉受けにもボールを入れて行きます








玉押しに薄くマイクロロンを塗ってからシャフトに
ねじ込みます








ここでグリスを少量ハブのネジに塗っておきます
これから取り付けるパーツとネジの錆を防ぐのが
目的です




舌付きワッシャーを入れ






ロックナットを入れます CAM. 67 の刻印が有ります
これは概ね 1967年に製造されたハブですが その年に
作ったロックナットが余れば翌年に使っていたとも聞きます






ロックナットをねじ込み指先で回転状態を確認します
指先でガタが無く一番滑らかに回るギリギリの一点を
探します




一番良い場所でロックナットを締め込んで玉当りの調整は
完了です これは妥協するなら難しい事は有りませんが
完璧に近い物を求めるなら相当に時間が掛る調整です




玉当りの調整も終わったので付着したグリスなどは
綺麗に拭き取ります






シャフトのネジに少量のオイルを使いハブナットを
取付けます




アルマイトがされていないハブ本体は ピカールで
艶を呼び戻してやります これで全ての作業が
終りました





Campagnolo RECORD Hub 28h 今迄に多くのカンパハブを触りましたが
今回のハブはそんな中でも回転状態が最高の部類です このハブで多くの
全国大会を走りました

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ちょっと困った 小ギア外し

2017-01-15 20:39:21 | 自転車整備 その他 
自転車の整備をしていると何時も上手く行く事ばかりでは有りません
今回はハブにギアが付いたままホイールを分解してしまっています
そんな状態のギアを外してみましょう





Campagnolo RECORD PISTE Hub カンパニョーロのピストハブです
固定ギアとロックリングが付いたままホイールを分解しています
こうしてしまうとギアを外すのはお手上げです 皆さんならどうされるでしょうか・・






私が 1970年頃に決戦用に買ったハブで今でも
回転は当時の滑らかさを維持しています それを
何故か思い出せませんがこんな馬鹿な事をして
ホイールを分解しています




先程の状態で固定ギアを外そうとしましたが
そんな生易しいものでは有りません 幸いにも
ハブにスポークが通るのでホイールを組んで
しまいましょう






私の自転車小屋にはこの様な捨てても惜しく無い様な
スポークやリムが保管して有ります この辺の物を
使えば良いですね






ラージフランジの 28穴と平リムでは 6本組にしても
306mm は少し長いですがこのスポークを使いましょう








今回の目的の為ならどの様な組み方でも良いですが
スポークはイタリアンに通しました






スポークを編む時に、片方のスポークはこの様に
ワッシャーを使い束ねておくと良いですね
昔はニップルにワッシャーが付いて来たので
その小さなワッシャーを使っていました






古いホールを分解した時のニップルはオイルに
浸けて置いて有ります さすがにこのまま使うのは
色々な所が汚れるので躊躇します






一旦オイルを洗ってしまいます ワコーズの
フィルタークリーナーを少量使います








フィルタークリーナーを水で洗い流します
水が透明になるまで多目の水を使います








付着していたオイルが綺麗に落ちました 
便利なクリーナーです








ホイールを組みます 折角ですから普段と同じ様に
仕事を進めましょう








片方の綾取りをしました バルブ穴を覗くと
Campagnolo の文字が見えます






イタリアンの 6 本組です バルブ穴は空気の
入れ易い位置に持って来ています






スポークが国産では無いので 3.3mm グリーンの
ニップルレンチを使います




スポークを張って行きます








折角洗ったニップルですが CRC 556 をニップルの
ネジに少量塗布します この方が仕事がやり易いです






手で回せる処まで全部のニップルをねじ込みます






元々スポークが長いのでパンパンに張るのは無理ですが
張れるだけ張ってやりました






このギアを取り外す為の準備作業です 皆さんはホイールを
分解する時にはギアを外してからにしましょうね(笑)




ここからが目的の小ギア外しです 道具はフックレンチと
小ギア外し(スプロケットリムバー)を使います








フックレンチをロックナットに掛けます ここは掛りが
浅く良く滑るので注意が必要です ※ 逆ネジです




ホイールと工具をしっかりと保持し 最初から一気に
行くのでは無く じわっと力を掛けて行きます ここは
指詰めに注意して下さい




ロックリングが外れました ネジが無事に外れると
どの様なものでもホッとします、これはどれだけ
自転車を触っていても同じです






小ギア外しをギアに掛けます 厚歯用の工具です
※ ネジは正ネジです




この工具はまず外れる事は有りませんが 急にギアが
緩んだ時に手指を挟まない様な気配りが必要です






小ギアが外れました これがなんと BIA認可の
軽合金ギアでした 全くのサラが付いていましたが
試合で 14丁を使った事は無いし何故これを付けて
いたのか思い出せません





無時に小ギアが外れました 今回はハブにスポークが通ったので比較的簡単に
ホイールが組めましたが ギアが大きかったりスモールハブならそう簡単では無く
引っ掛けにするなどスポークの加工も必要になります 今回の固定ギアだけでは無く
ロード用のフリーギアでもホイールを分解する時は気を付けないといけませんね
特にリムが歪んでスポークを切ってばらす時には今回の様な事をやりがちです・・

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新年初の お客様

2017-01-13 20:25:01 | よもやま話
2017年の新年が明け私の自転車小屋に早速お客様が立ち寄ってくれました
この寒い時期に有り難い事です






今年も仕事始めは 6日からで 関西で盛んなお祭り、戎祭りのお手伝いから始めています
商売繁盛を祈願するえべっさん、そこの福笹などの縁起物を販売する為の会場設営をします






この様な催し物はその神社によりそれぞれ違うと
思いますが 私は普段から取引をして頂いている
工務店さんからの依頼です





その会場の設営も終わり自転車小屋で古い部品などの整理をしていました
小雨が降る寒い日です この倉庫の進入路に自転車が入ってくる気配がします・・・






マットブラックの RIDLEY です コスミックの
カーボンホイールが入っています





少し久し振りだったので最初は誰だか分りませんでした 
以前はここにも良く来てくれグルメライドにも誘って頂いた
横尾さん この時期は関西シクロクロスにフルエントリーし
レギュラーシーズンは毎週の様に何処かで走っている 
自転車浸けの人です 相変わらず爽やかです(笑)






変速機は初期の Campagnolo EPS ATHENA 11s
電動変速機の話を聞いていると ストレスを感じる
事も少なくて良いですね 変速機の調整もスイッチで
出来るらしい・・・




1969年製の私の変速機と随分違います
何しろオーバーシフトをして少し戻す・・
そんな操作が必要な変速機です あ、当然
踏んでいては変速はしません変速時は一瞬
脚の力を抜かないといけませんよ(笑)






サイクルコンピューターの外に地図を表示し
ナビゲーションをしてくれる機材や 工具ケースには
最低必要な工具が上手くまとめられていました 
皆をサポートするグルメ隊長らしいです






久し振りに楽しい話しを聞かせてもらい 長く足止めを
してしまいましたが小雨の降るなかお帰り頂きました
私は雨の日は自転車も汚れるし身体も冷えるので 
自転車には乗りませんが横尾さんは平気な様です 
CX をしているとそうなるのかな・・ どうぞまたお立ち寄り下さい






1月9日宵えびす 10日本えびす 11日残りえびす。と三日間
開催された翌日には会場の後片づけを一日で終わらせます




昨日までお祭りが行われていた余韻はもう有りません





自宅近くの池に居ました 凜とした鳥でしたよ
この様にして日常生活に戻って行きます 最近は冬場でも CX がメジャーになり
自転車選手が身体を休めるシーズンオフが無くなってきましたね 選手の人達は
大変です  倉庫にスプロケットが付いたままのハブが有ります、このギアをどうにか
工夫をして外さなきゃ・・

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パッチゴムのサイズ

2017-01-10 20:19:56 | 自転車部品・用品
自転車のパンクを直す時に使うパッチゴムのお話しです
皆さんはこの大きさで悩んだ事は有りませんでしょうか





私は自転車のパンク修理をする時には今迄この様な板ゴムを使っていました
自転車屋さんのパンク修理用の木箱には、これとしっかりとした裁縫用の
裁ちばさみが入っていてオヤジさんが綺麗に四隅を切って行きます






私はその様な作業風景を見てパンク修理を
覚えたので長年板ゴムを使っています




これの良い処はチューブの太さや穴の状態に合せ
必要な大きさのパッチゴムが作れます






最近になってこの様な色々なサイズが用意された物を
使ってみた処 周囲のエッジの薄さから修理が凄く
綺麗に仕上がるのに驚きました これをずっと使って
来た人からすれば何を今さら・・ ですよね(笑)




それは一般車の 1 3/8 ハチサンのチューブに使い
そう感じたので 試しにロード用に使っている 23c 用の
チューブに使うと、この25ミリと言うサイズが大きくて
使い難いですよね 皆はどういているんだろう




もう少し小さなサイズが無いのかと探して見ましたが
多くのメーカーが 25ミリ以下の物を作っていません
そして何気なく立ち寄ったお店でこんなのを見掛けました




REMA TIP TOP レマ・チップトップと言う会社の
商品です ドイツで養われた製品を日本で信頼を
育てたと言う、自動車関連を主にした会社らしいです






その様な会社の商品で 16ミリと言う奴が有りました






この大きさなら細いチューブでも使えますね
チューブラーのパンク修理でも修理後に段差が
出来ない様に板ゴムをかなり小さく切りますが
この薄さならこのまま使えるかも分りません




ゴム糊も他社の物で併用できるのか分らないので
一緒に買っておきました 両方 216円でした





近くの河原で可愛く枯れていました
今迄板ゴムで全く不便も不具合も無かったのですが 最初から用意されたパッチゴムは
周囲の密着、仕上りがとても綺麗ですね この後、少し調べるとパンク修理関係では
良く名を聞くマルニと言う会社から超薄型パッチRR と言う 細いチューブ用に 20ミリの
パッチも出している様です 
ロードバイクなど細いチューブをお使いの皆さんは、パンク修理にどの様なパッチゴムを
を使われているのでしょう

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