三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

子どもの名前の奇天烈さ

2007年11月28日 | 日記
<辻希美>女児を出産、名前は「希空」ちゃん 元モーニング娘。の辻希美さん(20)が26日、長女を出産したことを、辻さんと夫の俳優、杉浦太陽さん(26)がそれぞれ所属する事務所が同日、発表した。体重2730グラムで母子ともに健康。2人は女児に希空(のあ)と名付けたといい「言葉にし尽くせない感動と人の親になった責任を深く受けとめております」とのコメントを発表した。(毎日新聞11月26日)

うーん、「希空」を「のあ」と読ませるとは。
「空」は「あく」と読むから、「あ」は一応OKか。
もっとも「希美」だって「のぞみ」とは読めないはず。

私の子どもたちの同級生の名簿を見ても、どう読むのか頭を悩ます名前が多い。
実例をあげると個人情報がどうのということになるのだが、「ゲンキ」「リサ」「レオナ」「キラ」といった、一体何国人なのかという名前に適当(ではないのだろうが)な漢字をつけているような気がする。
一昔前、暴走族が「ぶっちぎり」とか「やけっぱち」とか「あなーきー」とか、そういう言葉に難しそうな漢字を当てはめていた。
子どもの名前の暴走族化ということである。

しかし、暴走族の名前は、経典が漢訳される際にサンスクリットの音を漢字に音写したようなやり方だった。
自分たちで勝手に漢字の読みを作ってはいなかった。
それに比べ、今の子どもの名前は「希空」を「のあ」と読ませるように、漢字ではなく感じである。
2006年生まれの男の子の名前の一番は「大翔」だが、どうして「ひろと」と読めるのか不思議である。
名前の漢字表記のトップは、男の子が「陸」くん、女の子が「陽菜」ちゃんとのことだが、こうした名前を親は一体どう読ませているのか。
平仮名の名前も多いが、「ひなた」「えがお」「こころ」とか、以前だったら名前にしない名詞が名前になっている。
国語能力が低下しているような気がする。
もっとも私にしたって、子どもの名前を普通には読めない名づけ方をしているから、あまり人のことは言えないのだが。 
コメント (2)
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