5月中旬、ようやく新緑の季節となった山形。ゴールデンウイークに満開だったサクランボの花が落ちはじめ、エメラルドグリーンに輝くサクランボの姿が見られるようになりました。これから1週間ほどすると、樹が実の数を自然に調節する生理落果がはじまります。そんな時期のため「今年はまだわからないなあ」と云う阿部さんの園地に寄ってみました。枝を一本ずつ見て廻ると、多すぎず、少なすぎず。生理落果を見越してもちょうどよい着果量です。満開期には気温が低く、交配に不安を残していた阿部さんに安堵した表情が生まれました。このまま順調に生育がすすめば、今年は味のよいさくらんぼがお届けできそうです。
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