降ったり止んだりの小雨状態の中、原因追及をやった。
Dトラとチャリンコたちを外へ追い出さないと作業スペースが確保できないので、大きなガレージが欲しくなる一瞬である。
まず、加速ポンプの噴射を見てみたが、問題なかった。開け閉めしてもスロットルバルブがおかしくなることはない。プチュ~ッと噴いてる写真を撮ってやろうと何回かトライしたがうまく行かず・・・
エンジンを掛けた状態でもちゃんと噴くので原因は加速ポンプではないかも・・・。というか開始30分そこそこであてが外れ、そして僕は途方に暮れる モード。
一応、昨晩予習したとおり加速ポンプをバラして流路をエアとパーツクリーナで点検したが異常はない。ワンウェイバルブもちゃんと動いていてポンプ側からフロート室へは逆流しない。キャブボディ内部のインマニへの流路にもワンウェイバルブが仕込んであるらしいが、そちらも詰まってはいない。ちゃんとパークリもエアも出てくる。
こうなったら一つ一つバラして、異常の有無を確認するしかない。
一通りバラしていったら、1番のパイロットスクリュー先端のOリングが無いことを発見。穴の中に崩壊したOリングが残っていて結構手こずったが除去に成功した。上からさんざん穿ってもエアを掛けても出てこず、最後に下へ向けてポンポンとやったらポロッと・・・
上が正常なパイロットスクリューのセット。左が新品Oリング、右がOリングの残骸。
このOリングは無くしやすいため、予備を買っておいたのが正解だった。
とりあえず、SSITOの示唆通りOリングの切れっ端は発見された。
現象と異常部位が一致しないのが最大のネックだが、それ以外は異常が見あたらず腐食なども無かったのでこれしかない。パーツクリーナで1点1点洗浄して組み上げ、空ぶかしレベルでは問題ないことまで確認した。
前日の天気がウソのように晴れ上がった翌日に、再現走行を行った。アクセル全開がキーワードのため、チェックも楽ではない。
で、2、3回全開かましたら、あっさり再現した。orz orz orz
全く治ってない・・・。
その場で2番をドレンして復旧させ、一旦家に帰って加速ポンプを殺してトライ。
結果、全く問題なし。 加速ポンプレスなら使える。これはいったい何なのだろうか???
取り敢えず、オーバーフローという現象に敬意を表して、フロートバルブとバルブシートのOリングを注文した。手に入り次第交換し、駄目なら次の手だ・・・
ちなみに加速ポンプレスのFCRは、不用意に開けるとガボッとなるけど、CRやTMキャブより扱いやすく、古くさい感覚ならコレもありだろう。十分普段使い出来る。
Dトラなんかのシングル連中が加速ポンプを外してしまうのは不思議ではない。