ようやくタコメータが付いたので、キャブのセッティング変更を行った。
負圧キャブの中間域はタコメータが有った方がやりやすいと思うのだ。
課題は、8,000超まで回した後の全閉でアフターが酷いことと、5,000~6,000rpm近辺にあるトルクの谷。
以前キャブを触ったときはペースが遅かったので気にならなかったのだが、今春になって足回りが劇的改善されたら途端に気になり始めたのだ。
パスパスポロポロ鳴っている分には気にしないが、コーナーの進入で不意にパーンとド派手に鳴るので、落ち着かないことこの上ない。
作業内容はニードル交換だが、ここはタンクを外せば上から作業可能である。
この辺り、GPzの方がはるかに整備性が高くお気楽にやってきたのだが、Dトラは面倒だ。
ただ、1個で済むので財布には優しい。
交換したのは右側のKLX300R純正ニードルジェット(N1TC)と付属品(カラーとEリング)だ。
品番は以下の通り
ニードルジェット:16009-1912
クランプ ジェットニードル:92037-1401 (Eリング)
カラー:92143-1667
左側のDトラ純正(N5AV)に比べると形状がかなり異なる。
Eリング位置は300R純正(上から3段目)にしたが、ワッシャ2枚を追加したDトラ純正よりセット長は短い。
要はニードル位置が全開状態になるのが早くなるので、中間域は濃くなるはず。
上下に振ってみないと確定できないが、体感的にやや薄いと思うので期待できそうだ。
一方、ニードルの先端は太く見える。結果として全閉から1/4位までは薄くなるはず。
アフター問題に関しては期待しない方が良さそう。
SJを見直す必要がありそうだ。これで改善されないなら、受け側のニードルホルダーも300Rに替える必要があるかもしれない。300RとDトラではニードルホルダーも異なる。
ついでに、最近とみに重くなったアクセルも調べてみた。
重いだけではなく、エンジンを掛けていないとアクセルが完全に戻らずに引っ掛かかる。
アクセルの張り調整や取り回しなど試行錯誤してみたが、これが治らない・・・
ふと思いついてアクセルホルダーを外したら、中がネバネバ。
ハンドルバーもネバネバ。コレでは重いし、戻らない・・・ トホホである。
パークリでネバネバ(多分グリス)を落としたら、一件落着となった。
過去ログによると2007年春頃にも調整した経緯が有るが、その時にグリスアップでもしたのだろうか?
不思議だ。
最後に、フロントの圧減衰を2ノッチ緩め(柔らかめ)に変更。
突き出しを18mmに増やしたら、下り減速帯のようなギャップでフロントが逃げるようになったので、圧減衰を落としてみた。
Dトラは前後ともバネを固めに替えてしまうのが定番だが、コースを走る予定が無いので、純正のまま遊んでみる。