14年間お疲れ様。改めて新車の頃は輝いててまぶしい。
いつの間にかGPz1100に次ぐ保有期間になったが、バッテリーが上がったとかテールライトの球が切れた程度の消耗品絡みのトラブルしか無かった。バイク屋に預けたのは新車点検、外構屋なぎ倒し事件の保険修理、パンク修理x2回に過ぎない。こんなにバイク屋と無縁な単車は初めてだった。
この単車、通勤や街乗りではほぼ満足だが峠主体のツーリングで乗り込むといろいろ粗が見えるモノで吸排気、外装、足周りを弄ってようやく満足出来るものになった。
KLX250SRそのままの足周りが一番ネックで、次に排ガスと騒音規制の対応で骨抜きになったのが大きかった。強化スプリングとローター大径化を最初にやれば良かったが、仮にそうならもっと早く乗り替えたくなったかも。キャブやサスセッティング、サグ出しやらチマチマやったので長い間楽しめた。ハイシート化=重心位置の変化が旋回性や倒し込みに大きな影響がある事が体感出来たのも良かった。
残るタンク増量と出力強化にかかるつもりだったが、色々と踏み切れないまま現在に至りいっそのこと買い替えることにした。
草津忘年会はDトラ最後のロングツーリングだったが、そのときの会話で今更Dトラにそこまで金かけるか?ってのがあり正しくそれが図星だった。ふよふ化&FCRでも望むレベルに達しないのがわかっていたし隣の芝生がもっと青いことに気づいたって訳。
強引にまとめると気軽に乗れて乗り易いし、整備もやりやすく構造もシンプルで色々弄りやすい単車だった。
燃費は記録がある期間で平均26.6km/l、最高31.6km/l、最低20.2km/l、この記録は吸排気系を弄った後なのでノーマルで普通に走るだけなら+3kmは上がるはず。
燃費など微塵も意識せず峠ツーリングをスチャラカ走った結果なので十分経済的だと思う。
売却したがバラ売りされたりせず次のオーナーが楽しんでくれる事を願う。
最後にもしキャブトラを買うなら是非ともやっておくべき事を書いておく。
1. ヘッドライトSW
ヘッドライトSW装着初期モデルでIG ONでライトが点灯してしまう。
この電力無駄使いが始動不良の一つの要因で単純にSWをつけるか、モトイージー様の対策を取ることを推奨。
2. 放置期間の心得
2~3週間放置時はキャブのフロート内のガスを入れ替えるか、放置前にガスを抜いておく。
これを怠ると中々初爆が起きず延々セルを回す羽目になる。この点はGPzのFCRより扱いが面倒だ。
最も最初の数秒でかからなかったらガスを抜けば良い。
また、時計やメモリのバックアップで暗電流があり7L-BSには負荷が大きい。
おおむね2~3週間で始動に影響が出て1ヶ月放置はまずダメ。補充電が必須だ。
3. 始動
FI時代になってチョークの使い方を知らない人が多くなったが、真夏でも冷間始動はチョークを使うのが正解。
排ガス規制後のモデルは規制前モデルのジェット、セッティングに替えると冷間始動性が大きく改善するが、チョーク不要まで濃くすると低速がよろしくない。