貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

Dトラのあんこ盛り 暫定結果

2016-07-25 08:08:08 | Dトラッカー
シートの感触を確かめるために奥多摩へ行ってきた。



ケツの持ち具合を試すには200km以上が必要なので、5時台に出るつもりが猫達の世話で6:30出発、宮ヶ瀬のいつものコンビニで朝飯を食ったら7:30を回っていた。前後のサスも合わせて固くしたので、よりシャープに動くので相当乗り味が変わったが、恥骨に突き上げが直撃するので自転車に乗っているような感じだ。要はあまり改善されていないので、小1時間走っただけでケツ痛対策の期待が薄れてきた。




道坂峠狙いで道志道に入ったが、時間が遅く既にクルマが隊列状態で青野から秋山街道へ回避した。マイペースだとケツ痛は気にならないが、今度はサスの変更が気になる。フロントサスが浮いたまま向きが変わるので、つかみ所が無い。
都留から大月に抜ける隊列走行区間では早くもケツを後ろにずらしてポジション変更するようになった。車の後ろでダラッと走ると恥骨の痛みが段々強くなるので、ケツをずらして恥骨への当たりを変えるが、座面をフラットに近づけた結果、ポジションが何通りか取れるようになった。あんこ盛り以前は前へずれてくるのでタンデムシートに乗る気分でズラしていたが、バンクさせたときの感覚が大きく変わるが半ケツ後ろくらいならさほど変わらないし、ケツの位置も自由に出来るので、あんこ盛りの狙いの一つは達成したと思う。
ただ、シート皮に皺が出来る様になったので、立体裁断して縫製するなど工夫しないと駄目なのかも知れない。



深城ダムは貯水量が少なめで、やはり雨不足を伺わせた。



一休憩して松姫峠に向かったが、松姫峠への道が通行止めで代わりに真新しい長大なトンネルで小菅村まで抜けるようになっていた。某ツーリングお約束のイテマエトンネル化されていたのだが、老眼+Dトラでは淡々と走るしか無く、涼しいだけで楽しくも何ともない。道坂峠に続いて面白い峠をパスするという予期せぬ事態になってしまった。



奥多摩周遊の入口で上野原へ抜けるか、R411柳沢峠を越えるか悩んだ。どちらも面白い道だが、奥多摩周遊経由はDトラで走破済みに対し、R411柳沢峠はDトラで未経験だし奥多摩から越えるのは初めてだ。
結局、痛さ具合を確認することも有り、R411柳沢峠越えを選んだ。交通量も結構多く暫くは車列の後ろで淡々と走ったが、段々苦になってきて丹波山村近辺からマイペース走行に切り替えた。やることが無いとケツ痛が気になるのだ。この道をGPzで走ったときは下りで路面にも神経を使ったが、パワーが無いDトラは失速しないことだけに気を使えば良い。リヤを固くしたせいか登りは調子が良く、気分よく走っていたらあっさり柳沢峠を上り詰めてしまった。
天気は良かったものの富士山は見えず、ツーリングライダー達を撮ってみた。前回来たときは他の単車は見かけなかったが、さすがに日曜は違うようだ。



ここからの下りは最悪だった。
少し下ると道路改修がほとんど終わっていて広い道幅の高速コーナーを一気に下っていくが、3桁速度は不快なのでエンブレで2桁速度をキープするとフロントがあまり沈まないまま曲がっていくことになる。当然、車体が安定せずに不安定だが、ブレーキで沈めると減速しすぎるのでどうも上手く走れなかった。がっつりブレーキをかけるような下りコーナーは違和感が無いので、フロントを固くしすぎたのだと思う。
続く広域農道フルーツラインもDトラならコーナーという感覚も無く淡々と走り抜けるだけ。R20に入った頃にはケツも限界を訴え、頻繁にポジションを変えないとやってられなくなった。その後、都留から秋山街道を抜け、宮ヶ瀬から伊勢原へ抜ける定番コースで帰宅し、320kmほどのツーリングになった。



あんこ盛りの暫定結論として、大きく純正と代わる訳では無いが、少しずつポジションを変更出来る様になっただけマシだと思うことにした。ただ、仕上が気に入らないので、もう一回やってみる。
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Dトラのあんこ盛り修正編

2016-07-20 08:08:08 | Dトラッカー
あんこ盛り後、知人に披露する機会が有ったが、”やっぱりプロはちゃうなぁ”・・・だった。GPz1100の加工済みシートを見せて貰い、早々に手直しすべくGoogle先生に色々相談してみた。



凸凹を隠すには、1) 梱包用発泡ウレタンシートを巻く、2) 高反発ウレタンや低反発ウレタンを被せる、3) 発泡ウレタンスプレーで覆ってから表面を成形しなおすというのが、そのお答えだった。

1)案は失敗。
2)案は材料が近所のホムセンに見当たらなかったので無理。
3)案にそそられたが、ベースが柔いので折れるのではないかとの懸念があった。
発泡ウレタンを使うならベースから成形し直した方が良いと思うが、これでは完全に後戻りが出来ないし、発泡ウレタンスプレーは1回勝負で失敗するリスクが高い。長期間乗れなくなるのは本意ではないので最後の手段に取っておく。

ともあれ、凸凹のあんこをどうにかしないと始まらない。
チップウレタンは加工困難だったし、プロは下地にしか使わないようだが、中にはグラインダーなどを駆使して半円形のシングルシートカウルに成形した記事も有ったので、前回作業はあまりにガサツ過ぎという結論だ。



再び皮を剥いで、成形する方法を模索した。
結果、いくつかコツを掴めばグラインダーで上手く成形できることが分かった。加工後は十分綺麗で仕上の必要性は感じなかったが、プロは更に手で仕上げていくようだし、荒削りはベルトサンダーなどを使うことがあるようだ。
グラインダーの切削材は手元にあったマジックテープ取り付けの60番木工用ペーパを使った。

コツは、ウレタンが面でしっかり接着されていることで、更に撫でるように少しずつ削れば、引っかかって大きく毟れることなく表面だけ削っていける。また、押しつける方向の切削面を使うのとその角度を一定に保つことが重要で、これも毟れ防止になる。もう一つはキックバックを押さえるために、グラインダーを最低速に調速することと、グラインダボディではなくサイドハンドルの根本で支持することだった。
ただ、端部は3mm程度の段差にするのが限界で、色んなスポンジを均一に薄くすることは無理なようだ。段差を感じないほど薄く削れるのは高反発ウレタンだけだ。

元の20mm厚チップウレタンは雑すぎて成形しようがなかったので、新たに大船コーナンで調達した10mm厚の切り売りチップウレタン(m単価647円)で盛り直すことにした。



最初に段ボールで型紙を作りチップウレタンを切り出す。
切り出しはパン切り包丁とハサミだが、どちらも刃にシリコンスプレーをかけ、パン切り包丁で浅く切れ目を入れてからハサミで切れば切断面を荒らさず済む。これもGoogle先生の受け売りだが、刃とウレタンの摩擦を極力減らし切断面の変形を押さえるのがコツだそうだ。
形状は絞らずにタンクのラインに直結し、最狭部は左右15mm近く広くなるようにした。同じものをもう一枚切り出して接着し、3枚目は幅をやや大きめに切断して接着した後、現物あわせで幅をハサミで切り取った。高さは30mmアップで、幅はベースに沿って折れ曲がった厚み分が広がる目論見だ。

最初に少しおろし金を使ったが、やはり荒すぎるので、ひたすらグラインダーで成形した。
一番前側の段差除去に取りかかったが、スプレーノリでは接着強度が足らなかったようで、いきなり毟れ現象で大きくへこんでしまった。G17でウレタンを接着し直して成形したが、やはり端面は余り薄くせず、高反発ウレタンを継ぎ足すしかない。



サイドの面取りは簡単だったが、座面の面出しは一番手間が掛かった。着座面はなるべく平面に保ちたいが、オリジナルの傾斜にうまく繋げないと不細工になる。マジックで側面に目安を書いて、少しずつ削って確認しながら面を出した。




次第に慣れて上手く削れるようにはなったが、少しでも気を抜くと毟れたりキックバックであらぬ所を削ってしまう。暑いわ、すさまじく粉が舞い散るわ、腕が疲れるわだったが、休憩も取らず一心不乱に削りまくった。前後の段差は高反発ウレタンを継ぎ足して補ってある。



装着してみると、やはり気になるのはサイドにあんこ無しの部分が出来たことだ。最初から分かっていて、前後端と同じように高反発ウレタンで埋めるつもりだったが、いい加減疲れたしシートを張れば分からないと思い対策はしていない。 
この詰めの甘さがどう出るかだが、ダメならやり直せば済む。
失敗作より10mm薄いので前下がりの解消は甘く、シート平坦部はわずかになり幅の拡大も控えめだが、代わりに全体のラインは自然なので修正成功だと思う。



梱包用シートは再利用で、その上から防水用のビニールシートで覆ってシート皮を張った。
防水のビニールは有った方が皮の滑りが良くて張りやすいとの教えが有って追加したものだ。破れないこととチップウレタンの粗を隠すべく良く伸びる園芸用のビニールシートを使ったのが不味く、中で捩れて筋になって現れた。ここはサラッとした薄手のゴミ袋か塗装用の養生シートが良い。
更に梱包用シートも均一な厚さではなく、微妙にボコボコ面が残った。下地が高反発ウレタンや純正スポンジなら綺麗に面が出るので、チップウレタン特有の不均一さが影響しているようだ。




一応、見た目は納得出来るあんこ盛りになったが、やはりプロの仕上げとは差を感じる。
今のベースで2)案の5mm厚くらいのウレタンスポンジで全面を覆い、エッジを上手くすればもっと綺麗だろう。次の手直しはこの辺りが目標だ。



跨がった感じは、足つきが良くなったというのが最初で、次は座面が固くなったのと少し細くなってケツの当たりが変わった。
手直し前とは幅、高さ共に10mm前後のマイナスだと思うが、以外と敏感なものだ。


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ブルーインパルス in 横浜

2016-07-17 08:08:08 | 雑感
ブルーインパルスが横浜に来たので、みなとみらいまで見に行った。
子供の頃に見た記憶はあるが、いつかはきちんと見てみたいと思っていたところに、たまたま横浜に来るという情報を得たので楽しみにしていたのだ。



天気が芳しくなかったので、家を出る前にTwitterを見ていたら松島出発とか入間到着などの投稿があり、パイロットは日帰り出張なんだとちょっと驚く。
会場についても残念ながら雲が低く垂れ込めて、本当に飛ぶのか分からないほどだったが、結構な観客が訪れていて、だんだん気分は盛り上がった。

演技開始直前に天候偵察の6番機が会場を自在に飛び回った。雲底高度を確認していたのだと思うが、エルロンロールをやったりして、マニューバといえる機動はこの機だけだ。



天候偵察中にタンデムローターのヘリがやおら通過して少し待たされた後に演技が開始となった。



最初は大きな編隊のまま通過。次の逆行の編隊は撮影が悪く隊形がよく分からず。
厚木基地のF/A18の爆音に慣れたせいか、6機の編隊飛行でも静かなもので、視認と音が同時な感じなので、アナウンスが頼りだ。

最大望遠のままフレームに入れようとしてもAFが迷って駄目なので、無限遠で若干広角でフレームに収めてから最大望遠にするようにしたら上手くいくようになった。速度はそんなに出ていない。



これは十字架がどうとか言う隊形。最初からフレームに全機が収まるようになってきた。



これが最後の通過。またしても他機が空域侵入とのことで1回キャンセルになって待たされた後だ。
進入禁止に出来ないものなのか・・・



アクロバット無しの残念な演目だったが、それでもこんな密集隊形は見れるものではない。



良いものを見ることが出来たとは思うが、演技終了後からどんどん晴れていったのが返す返す残念だった。
近いうちに見に行ってみようと思う。
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Dトラのシートにあんこを盛ってみる その2

2016-07-11 08:08:08 | Dトラッカー
まず、シートの表皮を剥がしてあんこを盛る目安を決めた。大体、40mm程盛れば良いようだ。



この段階で高反発ウレタンクッションが柔らかすぎる事が判明し、使用素材から脱落した。チップウレタンでもまだ柔らかい。



後から思えばこれが失敗の原因だったのだが、最初にチップウレタンを大雑把に切り出して、成形することにした。
チップウレタンは様々なウレタンチップを成形した素材なので、加工性が最悪だ。カッターは歯が引っかかって上手く切れず、パン切り包丁なら押しつけながらゆっくり引き切ることでなんとか切れる。



形状を整えるのはサンドペーパーややすりではダメで、おろし金が良かった。ただ、表面はどうしても凹凸が残り、厚みも5mm程度にするのが限界なので元のシートとの継ぎ目に段差が出来た。完全に張り付けてからパン切り包丁で削ぎ切った方がまだマシなようだ。グラインダーを試したが、回転に巻き込まれて千切れるので無理、サンダーでは削れなかった。



20mm厚を重ねて盛って、おろし金成型を繰り返して水平面を出したところ。
この状態では前側の角度がきつくてシート皮が張れなかったので、前側に余ったチップウレタンを盛ってなだらかにしてあんこ盛りは終了とした。



エッジや側面が凸凹でこの段階で失敗は確定的だった。
最初に大雑把に成形してから盛ったのが敗因で、もっと大きめに型どりして張り付けてから、全体に合わせて成形した方が良い結果が出たはず。 加えて20mm厚と10mm厚を上手く使い分ければ良かったはずだ。
発泡ウレタンのシートを被せて段差隠しと雨対策を兼ねたが、ベースが悪すぎて効果は無かった。



シート皮はオリジナルをかたどって切り出した。シート皮には伸びる方向が決まっていて、左右に伸びる方向で切り出す。
最初に前後をタッカーで仮止めし、後端からシートをタッカーで固定していくが、左右方向も片側を仮に決め、反対側を引っ張って固定した後に、もう一度反対側の仮決めを外して張り直す段取りでやっていくと良い感じで張れた。
何度も針を外しながら根気よく張っていくが、猛暑日だったので、シート皮が柔らかくそれほど力をかけずに伸びたのが助かる。



張り上がりは予想通りあんこを盛った部分が凸凹で、ラインも出ていないので素人細工丸出しの仕上がりだった。やり直し決定の瞬間である。



あんこを盛っていない部分は綺麗に張れたので、仕上がりはスポンジ表面の成形次第だ。チップスポンジだけでは無理があり、最表面は加工性が良い材料を張って完全に成形しないと駄目なようだ。



形状的にはほぼイメージ通りで、概ね水平、左右を絞らず直線的に幅広になる座面になった。
座ってみるとケツの接触面積も増えたが、固さははなく元のベースが柔らかいので結構沈み込むのがケツ痛問題にどう響くだろうか?
足つきは、両足つま先で勾配が気になる程悪化したが、車体が軽いのでどうとでもなる感じだ。



試乗がてら大船コーナンへ修正資材の調達に行ったが、高重心になったお陰でヒラヒラ感がアップして中々Goodだった。シート面の沈み込みが大きいものの、前後方向にケツを動かせるのではまり込む感じはない。
これで300kmに耐えられたら合格だろう。
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Dトラのシートにあんこを盛ってみる

2016-07-05 08:08:08 | Dトラッカー
ぶどう峠ツーリングでGPz1100のシート表皮が裂けた。



純正の皮は経年劣化が大きい様で、既に数年前には型押しのライン部分が裂け、今回は座面の何でも無い部位が破れたのでもう限界だ。GPz750、ターボといつも型押しのライン部分が破れたので、修理に純正シート皮を使うのは止めておいた方が良さそうだ。レイニーレプリカの様にタンデムシート部をシングルシート形状にするのが定番の改造だが、もっこりするのがあまり好みではなく、手を付けかねていた部分だ。



実のところ、シートに関して切実なのはDトラで、ツーリングで2~3時間しかケツが持たないのが悩みのタネだ。



座面が前下がりで柔らかく、更に細く絞られた部分にケツがはまりこんで膝の曲がりが大きいのが問題で、定番のコージーシートは形状がフラットのハイシートで座面は固め、広めになるようだ。ぶどう峠ツーリングでは、ハイパーモタードに跨がらせて貰ったが、極端なハイシートで座面もサスも固く足つき最悪ながら、膝の曲がりが楽で実に操りやすそうだった。
まずはDトラのシート改善からやってみようと思う。



シート皮の張り替えは何回か作業に立ち会って段取りは掴んでいるし、幸いなことにGoogle先生という強い味方がある。
教えに従って調達したのは、ホムセン切り売りのイス張り替え用合皮 約1,000円と高反発ウレタンクッション380円、チップウレタン440円、タッカーの針MAX No.3-1M 6mm長 120円、100均でパン切り包丁とおろし金、サンドペーパ、セメダインG17。 総額で2,000円を越えた程度だ。


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