貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

燃料ポンプ

2010-07-16 08:04:35 | GPz1100
Sessionで一部に話題となった燃料供給系統だ。
GPzオリジナルの巨大な燃料フィルタを経由して、ZZR系の燃料ポンプからFCRに送っている。
燃料ポンプ駆動リレーもZZRから流用しており、キーON+イグナイタパルスONで燃料を供給する仕組み。



こうした理由は、自然落下の流量不足とオーバーフローに気を使うのが嫌だったため。
流量不足でセッティングが出ないとのトラブルを良く聞いたことと、オーバーフローを気遣って毎回コックOFFも面倒だということ。

最大のデメリットはキャブ内燃料が空になったときの再始動だ。
セルを暫く回して燃料を供給してから始動の儀式に移るので、セルやスタータリレーの負荷が高くなる。
使用頻度が極端に下がったら、この辺りのトラブルが頻発するようになった。

もう一つのデメは燃料ポンプ、リレーの故障。
これはタンク->キャブへ直結すれば済むので、故障診断だけ出来ればOKだ。
以前にも経験済みで、トラブル時に必ず確認するポイントである。



今回の作業に伴ってホースとフィルタを交換し、屑鉄と化したステーは錆を落として塗装しておいた。
そーいや、フィルタは10年は軽く使ってるなと・・・
後はポンプリレーをバイパスして、強制圧送する細工を加える予定。
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Rブレーキ

2010-07-14 08:03:20 | GPz1100
酷道の峠でリヤがフェードしたが、元々抱えている問題はコレだ。
アドバンテージ謹製のフローティングマウント・リヤブレーキのトルクロッドだが、タンデム+上り坂停車の過負荷でこんな姿になり早幾星霜。



改造時は、サーキット走行向けに容量を小さめにしたとの説明があったリヤブレーキが、なお一層コントローラブルになり、例え雨天のコーナリング中に引き摺っても絶大なる安心感があるというメリットに進化した。
こんな強がり以前に、見る度に憂鬱になるが・・・



S氏からPMCよりトルクロッド単品で売られているとの情報を得て、ようやく入手した。
一回り太いし氏のターボで耐えているので、もう曲がることはないだろう。
これで安心して両手が離せるというもの。
エンドのピロボールはスレッドコンパを使ってカジリ防止をしておいた。

そして、肝心のRブレーキはこんな有様だった。
目が点というか、前回車検から2年足らずとは思えない劣化ぶり。
元はデイトナの赤パッドだったものが、完全に錆の固まりと化していた。



が、洗剤と歯ブラシで丸洗いし、エアを吹いたらあっという間に綺麗になってしまった。
”安売りしてない”とお嘆きの ”オレンジエキス洗剤” 恐るべし。
ブレンボ カニ 2Pod 32Φのピストンは強化プラで錆たり囓ったりしないので、洗うだけで十分だ。
シリコングリスを塗って、数回揉み出しただけで完全復活した。



パッドは20% OFFの言葉に釣られて、デイトナ・ゴールデンパッドを奢ってみた。
赤パッドはそこそこ効いて悪くないが、耐久性に難がありジェベルのフロントでは3,000kmしか持たなかった。
ダストが凄いのも良くちびるからだろう。
ゴールデンパッドは効きは同等以上で耐久性が改善されたらしいので、ちょっと期待である。



錆びてボコボコに変形したパッドピンもステンに変更。
後はフルード交換&エア抜きだけなので、通常メンテだ。



スイングアームと並行であるべきだが、それ以前にまっすぐなトルクロッドが嬉しい。
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ようやく正常化

2010-07-12 23:00:39 | GPz1100
待望の週末。気になってたまらないスイングアームを外してみた。


”バフ掛け”の誘惑に駆られながら、シャフトの曲がりやベアリングの状態を確認したが、異常無しだった。
前回塗りたくったモリブデングリスも十分効いている。
気になったのが、右側の位置決めカラーで内側の肉が抜いてあり、カラー自体の有効長さが減る加工になっている。前回バラしたとき、ここまで意識して組んだ覚えはない。
スイングアーム固定のナットを緩めると、センターが出る。



スイングアームの縦補強とロッカーアームの見え方、リンクアームとロッカーアームの位置に気を使い直しながら、組み直したがやはり若干左にずれる。何回か組み直しても納得行く感じにはならない。
カラーの向きを変えると良くなるが、ナットが締め付けられずにボツ。
スイングアーム両端のスラストワッシャを左2枚、右0枚で組み直して、1~2mm程度ずれる感じだ。
これが一番良い感じだったりする。



色々組み替えて判ったのは、位置関係が丁度良い状態で左側フレームとスイングアームに若干の隙間が有ること。
固定ナットを締め込むとこの隙間は無くなるが、スイングアーム右側はカラーで位置決めされているので、相対的にスイングアームが左に移動してずれるようだ。
左側フレームとスイングアームの間にカラーを入れれば、位置関係を保ったまま固定できるはず。



取り急ぎ、建築金物屋でワッシャを調達して組み直したところ、丁度良くなった。
リンクアームを規定トルクで締め付けても、スイングアームは軽く動く。



結局、前回の修理から正しく組めていなかったというお粗末な出来事であった。
左のカラーを落として無くしてしまった可能性がある。



上から見ても干渉はなく、サスを組んでも動きもスムーズ。
3週間もかけたが、胸のつかえが取れたような気がする。これでやっと次に進めると・・・。

<酔っぱらい+寝惚け眼で投稿したため、全面改定済み>
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Rサス修正 深みにはまる

2010-07-07 08:20:38 | GPz1100
前回の投稿記事は、実は1週間前の6/27作業結果だ。
どうも納得が行かず、ふと気付いたことがコレ。
作業前の拡大だが、左側はリンクアームとロッカーアームのクリアランスが大きい。



スリーブ長がロッカーアームより長いため、ボルトを右から押し込む時にスリーブが押されて左側に飛び出るのは気付いていた。
この状態で何も考えずにナットを締め込むと、左側はOKだが、右側はロッカーアーム、リンクアーム、スリーブがツラ位置になるはず。



結果、右側のリンクアームとロッカーアームのクリアランスが無いため動きが渋くなり、使う内にリンクアームがカジり・・・、という結論だ。



ロッカーアーム自体はフリーに保たれるのが正解で、サス無しで組んだときスイングアームの動きが渋くなるなら組み付け失敗だ。



これが、”セルフロックナットだからトルク管理より動きを優先して組み上げて良い” との速度店店主のアドバイスにつながる。

と言うことで、予定が狂った家族サービスの隙を見て再チャレンジしてみた。
バラしたついでに積年の汚泥撤去にいそしんでいたら、あっという間に時間が経ってしまい、慌てて組み上げようと思ったら、なんと上手く組み上がらない。
実際の現象はこうだった。



仮組では正解図面と同じになるが、本締めするとロッカーアームのスリーブが左に、スイングアーム側のそれが右に飛び出てくる。
何度も脱着を繰り返し、ロッカーアームを裏返したりワッシャの重ね代を調整して、なんとか左右のクリアランスを調整したらこうなった。オイオイという感じかと。



スイングアーム自体が左に2~3mmずれスイングアーム、ロッカーアーム、リンクアームが平行四辺形になっていると思われる。折角バラしたのにもう一度やり直しだ。
 

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Rサス取り付け

2010-07-05 08:03:28 | GPz1100
バッテリケースを外した後、見通しの良くなった車体を見ていて、ふと気になったのが以下の画像。
向かって右側のサススプリングとリンクアームが干渉していた!



下から手を入れても、擦っているようにしか感じられない。




と、言うことでリンク周りをバラしてみた。
ベアリングはまだ生きているのだが・・・



スリーブは駄目。
GPz750/1100の欠陥と言うか、この年式のリンク式モノショックだと各社同じ様な欠点が有る。
'90年代以降のDトラ辺りだとほとんど問題無いようなので、初期故の設計不足だろう。



残念ながらこの二つのパーツは欠品のため交換すら出来ない。
モトファクから欠品対策が出ているが、\31,500円もの価格設定となっている。
この価格なら、固着対策版で出して欲しいものだ。



スイングアームとサスをフリーにすると、サス上部のピロボールが効いてサスが左右に振れる。
コレだ!と思い組み直したが、やはり右のクリアランスが辛い。



ロッカーアームとサスはフレームで位置決めされるため、スイングアームが曲がったのだろうか???



取り敢えず、手持ちのワッシャを噛まして、クリアランスを確保した。



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オイルキャッチタンク

2010-07-02 08:00:33 | GPz1100
10年以上プラやビニール系統の製品をキャブの近くで使い続けるとこんな惨状になる。
これでも再利用できるかと思って水洗いしたが、再び付けるのは如何なモノかと・・・。



スタバーン謹製のブリーザと組み合わせている関係で、オイルキャッチタンクも地味にワンオフだ。
普通はブリーザの入口、出口、ドレンの3ヶ所だが、拡大されたブリーザ用が2ヶ所とそれに見合った出口、ドレンの4~5ヶ所もキャッチタンクに入出口が必要になる。



クランクケース内圧コントロールバルブが流行っているが、元々ブリーザの開口部を加工して内圧を抜いてやることはレース屋では一般的だったらしい。走行会に嵌っていた頃なので、FCR装着ついでに加工して貰ったのだ。

コレの良いところは、キャッチタンク内にブローバイの液化物質がほとんど溜まらない。
装着して10年以上経過したが、底の方に僅かに溜まっているだけだった。
TRXの時は半年に1回は内容物を捨てる必要が有ったので最初はこまめにチェックしていたが、ここ数年は見る必要すら感じていなかった。

ただ、格好良い(が高価な)アルミ製汎用キャッチタンクは使えない。
茶筒にホースニップルでも付けて塗装でもするか?とコーナンへ捜しに行ったところ、なんとジャストフィットなパーツが見つかった。塗装用ポリタンク \180-。




キタコだかキジマだかの汎用品に穴空け加工したと説明を受けたが、元々汎用ポリタンクに出口部品を組み合わせているのだろう。



耐油、耐圧ホースをm辺り\550円で購入して、リニューアル準備は整った。
ついでにユーザ車検対策として大気解放を止める小細工を加える予定。
前回は見逃して貰えたが、今回も上手く行く保証はない。

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