貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

Dトラ Power Up の能書き

2007-03-31 18:41:15 | Dトラッカー
XLR250Rに乗っていた頃、当時発表されたばかりの知人のKLX250SRを何度か乗せて貰ったのだが、高回転の伸びが気持ち良く、オフ車らしからぬと感じた記憶が何度もある。

こんな好印象があったのだが、我がDトラの高速巡航時は110km/hまでが実用範囲で周りが120km/hを超えた流れにはとてもついて行けない。第三京浜など一番左しか走れない。
それでも伏せて我慢していれば130km/hを超えていくが、強い向かい風とか上り勾配だとたちまち加速どころか失速する。
低いギアでも高回転の盛り上がりは皆無で、なんとかそこまで回るだけといった印象だ。
まるで牙を抜かれた”戦う4スト”である。
結構期待はずれで知人に何度も確認してみたが、やはりKLX250SRではそんなことは無いと言う。

色々調べてみたが、このパワー不足は排ガス規制+騒音規制強化が原因とされている。
体感的に”キャブが薄過ぎ”という感じが常につきまとうのだ。妙に始動性が悪いのもこれが原因だろう。

四輪は電子制御を駆使して吸気時の理論空燃比を維持し、燃焼後の排ガス組成が大きく変わらないように制御される。
そうしないと触媒の排ガス還元効果が薄れ、触媒自体の寿命も低下する。
ただ、理論空燃比では馬力が出ないため、加速/高負荷/暖気と言った状態では燃料増量を行って対応している。
燃料増量状態では触媒が十分機能せず排ガスは汚いだろうが、10.15モードなど測定条件内では問題がないように調教されている。

Dトラも触媒で排ガスを還元する関係で、キャブセッティングで理論空燃比を目指して絞ったのだろう。
ただ、キャブのため加速増量や負荷増量が出来ず、単に薄くなっただけである。
これが体感上がっくりパワーが落ちた第一の要因だ。

また、10,000回転まで回る高回転型でバルタイ可変機構も付いていないので、中低回転側は未燃焼ガスが吹き抜けてしまうが、これでは触媒で十分還元できないどころかダメージを与えるはず。
吹き抜け対策としてKCA(AI)で新気を送り込んでエキゾースト側で再燃させることにより、触媒を中低回転から活用しようというのが、KLEENの狙いだろう。
KCA(AI)を外しても何らパワー的に変わらないのは、燃焼に直接関係しないことと高回転では作動しないからである。

次は点火タイミングの進角制御(イグナイタ)だ。
空燃比を薄くすると燃料冷却が効かず燃焼温度が上がり、ノッキングが起き易くなる。
ノッキングは諸悪の根源だから、最大進角を遅らせると共にレブリミットを下げたのだろう。
高回転の切れとか、最高出力が落ちるという形で影響が出ているはずだ。

スロットル開度センサ制御(K-TRIC)は加速騒音対策だと思う。
流速の低い状態でスロットを開けると薄くなりがちなので、開け始めに少し進角を遅らせてノッキングを防ぐことが可能だ。これにより加速時のノック音やチェーンのばたつき音が低減される。
CVキャブなので影響は少ないはずだが、こんな事もしないと排ガス+騒音規制がクリアできなかったのだろう。

マフラー、エキパイなどもかなり細いとのこと。
非常に静かで近所に気を使わなくても済むので助かるが、排気効率が悪いのでパワーも無いのだろう。
公称29ps/9,000rpm、レブリミット10,500回転だが、10,000回転どころか9,000rpmまで回っているとは思えない。

通勤任務から解除され遊び仕様になった以上、楽しく乗れるように改造することにする。
財布の事情が有るので費用はかけられないが、中古パーツは豊富だしKLX250SRというちょうど良いベンチマークがあるので何とかなるはず。目標予算は1万円ほどである。

注意:上記理屈はSMやネットで拾った情報などを私なりに考えただけで、真偽の程はカワサキに確認されたし。
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バイク用チャイルドシート

2007-03-30 01:43:39 | 単車雑感
昨年は息子を乗せるのにはシートの前へ座らせ、落ちないようベルトで私にくくり付けて乗っていた。
ただ、不安定だわ、寝るわ、で落ち着いてライディングなど出来やしない。

寝付いた息子がハンドルに頭をぶつけるなどの弊害も出てきたので、何か良い物はないかとググってみたところ・・・
スタマタキスというドイツ製のバイク用チャイルドシートが有る。

ただ、お値段もさることながら、シートバックが低くサイドも少ないので、寝た場合必ず落ちるだろうとの懸念が有り購入には至らず・・・
おんぶ状に私にくくりつければよいのだろうが、それでは体が密着して背中しか見ることが出来ないだろう。
近所のナップスへ行った時に現物を確認してみたが、やはり居眠り対策は必要で、我が息子用には向かないだろう。 

ハイバックの自転車向けチャイルドシートを装着してみることにする。
コメント (1)
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ウッドデッキ 後日談

2007-03-28 23:43:31 | DIY
フェンス、扉の組み立て、ステップと週末毎に作業を進め、5月中に完成した。
秋口にはバーゴラにポリカの波板を貼って現在に至っている。
雨除けとしては気休め程度の役にしか立たないのだが、実用上有った方がよい。

制作時の予想外は以下の通り
・フェンスの枠材が不足。
 SPF 2x4から切り出し、トリマで溝掘りを行って自作して対応。
・扉枠材も不足。 
 これもSPF 2x4で代用。
・塗料が不足。 
 手抜き塗装で対応。見た目は分からんはず。

反省点は以下の通り

・材の見積ミス
 扉やフェンスの寸法誤りもさることながら、現場合わせで変更した部分のツケ、材不良も大きい。
 材不良は計算外であったので、120%以上で見込むべきだった。

・フェンスの枠関係を全て突き合わせで計画したが、見た目が宜しくない。
 ここは留め継ぎにすべきだった。
 材料の関係で扉だけは留め継ぎにしたが。

・好天に恵まれたため、InWoodの揮発が早くかなり無駄にしてしまった。
 また、フェンスは切断面が荒れているため、予想以上に塗料を要する。
 手抜き塗装で間に合わせたが、切断面の塗装は有る程度まとめてやった方が良い。

・手摺の上面は2x6の方が見た目がよい。

・波板を単純にバーゴラの上に張っただけなので、貧相になったこと。
 バーゴラの上部構造を波板下地用に組み替える手間を省いたのが失敗だった。
 もう一度やり直したいのだが、手抜きの割に頑丈なようで壊れる気配はない。

夏場のプールに活躍してくれた他、リビングからの見晴らしも良くなったし、通りからの視線も適度に遮ってくれるので良い。ちょっと外の空気をってのが気楽に出来る。
バイクガレージと2台分の駐車スペース用にベタコンを打ってあるので非常に殺風景だったものが、ウッドデッキが目を引くので少し気にならなくなった。
木を植えたいのだが、ガレージを建ててからなので当分先になるだろう。

近所の方にも好評なようだ。
もっとも驚いたのだと思うが、電気工具の騒音や粉塵など近所迷惑になる部分も多々あるので、悪評が立たずに良かったと思う。
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再開

2007-03-28 02:15:46 | 単車雑感
久しぶりに思い出したので約1年ぶりの更新。
ウッドデッキ製作の後、木工作も趣味したが追々掲載していこうと思う。

まずは転居や何やかやで乗りっぱなし、おまけに不動で放置していたDトラッカーの再生から。

経緯は以下の通り

2006.3月位からバッテリーがお亡くなりになり、乗るたびに補充電していた。
購入から3年持たないのは如何な物かと思うが、ここ2年間は月に2~3回しか動かしていない上、時計でバッテリーは着々と消耗していくので仕方がないかも知れない。
同じ様な境遇の知人は乗るたびにバッテリーが終わっているとクレーム入庫していたが、どうなった事やら・・・。

対策としてGPzに装着し効果が出ている太陽光バッテリーチャージャを仮につなぎ、大船のコーナンでGPz用を新たに購入するも、何かと忙しく夏以降そのまま眠りにつく。(--);
ちなみに終わったバッテリーに太陽光バッテリーチャージャを装着しても無駄なあがきです。orz

2月になってやっと重い腰を上げ、台湾製バッテリーを3000円くらいでネット購入した。
約半年間の放置だったが、オデッセイのバッテリー協力とフロート内のガスを抜いただけで復活し、しばらく乗り回すもどうにも気にいらない点だらけで楽しくない。
ということで本腰を入れてやることにした。ポイントは以下の通りでしばらくこのテーマで続けたい。

(1) バッテリー上がり対策
太陽光バッテリーチャージャ装着

(2)チャイルドシート対策
息子どもをちゃんと乗せねば・・・

(3) パワー不足対策。
通勤快速時代は余計なことはしない方針だったが、趣味8割になった以上納得いくように手を入れよう。

(4) 汚い。
まぁ、これは自分の落ち度だが、せっかく整備できる環境を確保したのだから、ちゃんとやるべしと。
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