翌朝は7時起床、朝風呂を堪能して朝食をたっぷり食べてというお決まりのパターンだ。
疲れと満腹感で全身が気怠くこのままダラダラ、ゴロゴロしたいとの思いを断ち切って10:00過ぎに出発した。
出発時に100kmを超えていてスタンドが気になるところ。やがて130kmを超えた矢先に予定のスタンドが定休日であることが判明した。
結局、次の休憩所に向かう峠の登りでリザーブになりエコランの単独行に入った。
そしてヘアピンを立ち上がったら立派な角を持った牡鹿が道に飛び出して何を血迷ったか正面から突進してくるというアトラクションに出くわした。こんなのに突かれたらニュースになるとか思いながら取りあえずバーボーアクセルを煽ってやったらようやく気づいたのか再び山の斜面に飛び込んで逃げていった。ガソリン無いから遊ぶ暇ないんだわと・・・
待っていた先行集団に合流し携行缶の手持ち1Lと提供頂いた0.5Lで45kmほど延命できた。
道の駅倉渕と近くのスタンドで人馬ともに燃料補給し復活を遂げた。
このとき約170kmで携行缶と併せて6.1L給油、燃費27.5km/Lで残容量は公称値1.4Lだが、残量すべてが使えるわけでは無いので結構際どかった。
群馬の地蔵峠は通行止めで迂回しながら”行き先は山形”の記憶が残る南牧の道の駅に向かった。
毎回のことだがこの区間は総じてクルマが多く昼下がりということも重なって眠たくなる。そしてGPz1100だとこのダラダラモードと疲労でもう峠道はお腹一杯になるが、Dトラだとまだまだイケマッセだ。何をするにも軽いので体力を使わない。
2年振りのぶどう峠は改良が進んでいるようで工事中の箇所が結構有った。ここは直線が少なく速度が乗らないので今回のルートで一番生き生きと走れる。
峠の頂上で後続を待ったとき冬の空気に包まれていてとても寒かったが、傾きかけた晩秋の日差しがもたらすコントラストがとても美しかった。
南相木村のいつものスタンドまで戻ってくると草津忘年会も終わりだという感じが漂う。
しばしダベった後、信州峠を越えて韮崎まで戻る間にも日が傾いていき、韮崎到着時は暗くなり始めていた。
名残を惜しみながら完全に暗くなった頃に解散となった。
帰途につき隊列走行から分かれてガソリンを補給しにいったら後続メンバーとはぐれた。
どうせ高速は他車と速度レベルが違ってつるめないので仕方が無い。
冷えてきたので小判サメ走法でのんびりと談合坂SAへ向かい、小仏渋滞をすり抜けていたらドスのきいた集合音が後ろから聞こえてきた。追いつかれた以上譲ったら見慣れたGPz1100が・・・
後ろが見えないミラーの真価を発揮して走り去って行った。
談合坂SAでは人の燃料補給を行った。疲労と冷えと空腹を我慢する必要は無い。
中国人でごった返す中、取りあえず腹八分目に止めて戻ってきたら、はぐれたはずのTZR250が佇んでいた。
聞くとはぐれた直後にアトラクションが勃発してこちらが先行したらしい。再発せず無事に帰り着くのを祈るしか無かった。
今回初めてDトラを出したが、改めて見直したのはあれだけスチャラカぶん回して走っても疲れないことだ。痛いのはケツだけだ。
あんな走りを続けたらオーバーレブでエンジンをぶっ壊すのが目に見えてるが、無事だし面白かったので結果オーライ。
また来年が楽しみだ。
総走行距離 686km ガソリン25.17L 燃費27.2km/L