今日という一日

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アラスカへの旅-最終章アラスカ鉄道2

2009-11-01 00:25:39 | アラスカ

アラスカ鉄道は、ゴトンゴトンと音を立てながらゆっくり走り始めた。

          

アラスカ鉄道は元来、石炭輸送のための鉄道だったらしいが、今は観光用の鉄道になっているようだ。平均時速は50kmのスローペースで、その上観光スポットに来ると、突然アナウンスが入り、更にスピードが20kmぐらいに落ちる。新幹線のように、最新鋭のハイテク技術を結集して、秒単位の正確性を競う乗り物ではなく、あくまでもアナログで、自然を眺めながらのんびり行きましょうというスタイルである。

ところでこの列車には、日本ではお目にかかれなくなってしまった食堂車が付いていた。

          

今日は朝からマフィンと、フルーツを少し食べただけなので、食事らしい食事はこれが最初。食堂車の食事なんて大した事ないだろうなと、余り期待していなかったのだが、予想外にこれが美味しかったのです。

1時間ぐらい窓の外を流れていく壮大な自然の景色を見ながら、美味しい食事をして、楽しくおしゃべりして…、よく考えたら、これ以上に贅沢な食事の仕方って他にはないのではないかということに気付いた。食堂車の魅力、再認識。値段はちょっと高いけど、絶対お薦めです。

それでは食事をしながら私達が堪能した、「世界の車窓からアラスカ版」を動画で少しお楽しみください。

http://www.youtube.com/watch?v=nFVmd5lDPZE

この4時間の鉄道の旅は、私の気持ちを少しずつアラスカから遠ざけて、日本に帰る心構えをするのに丁度良かった気がする。あまりにも早く帰ってしまうと、心が置き去りになってしまい、気持ちも体もついてこない経験、ありませんか?

               

電車は夜のアンカレッジに到着!とうとう帰ってきちゃった。とうとう終わっちゃったな。

それにしても、この旅行の密度の濃さと充実感は、今まで経験したことのないものだった。1日24時間、こんな風に使っても同じ24時間であることを、身をもって体験した。 

旅行の楽しさ、喜びを再発見し、旅行にアウトドアを取り入れることで、楽しさが倍増することを経験できた!旅行はどれだけ非日常を作り出すことが出来るかで、その満足度が違ってくると思うけど、今回の旅は、非日常200%!こんな経験が出来て、無事に帰ってくることが出来たことに感謝感謝!

みんな、ありがとう!

2ヶ月に渡って続いたアラスカ旅行はここで終わりです。読んでくれていた読者の皆様、お付き合いいただきありがとうございました!

実はこの後、シアトルで事件が勃発し、めったに出来ない経験を、巴投げ5段チームはするのですが、これはいつかまた番外編で!