先週は3日間会社のトレーニングに参加しました。
今回はオーストラリア在住のアイリッシュ系の女性トレーナーによるコーチングを主体としたトレーニングでした。
コーチングというのは、たまねぎの皮をむいていく作業で、状況の把握作業から始まって、本人すらも気づいていないような深層心理まで行き着くところに醍醐味があります。そこにたどり着く手助けをする質問を繰り返し、本人自身が気づき、気づかされ、自分自ら答えを見つけ出し、"Ah, Ha~" という瞬間が訪れれば大成功。適切な質問ができると、"Silence" 状態が現れます。今まで考えたことのないことを質問されると、すぐには答えが出ないので、沈黙状態になりますが、これは鋭いところを指摘されて、考えているといういい兆候。
コーチングのすごいところは、質問で誘導されると、自分の深層心理にある弱いところを案外素直に認めることができたりするところですね。そこまで行かないと、問題の核心に触れることはできません。
「ポイントは何だ?」ということを他人の力を使うことによって、自分の考え方のパターンに陥ることなく、「あ~、問題の本質はここにあったのか」と気づかされます。それが想像もつかなかったことだったりする場合もあって、「えぇぇぇぇぇ~~~~(驚)」ということも、今回経験しました。
ついつい自分の意見ばかりを言ってしまいがちですが、「そうじゃないだろ」と思っても、そこはぐっとこらえて自分の意見を言わず、逆に、質問で考えさせ、答えを誘導する。簡単にはできないけど、自分で納得して答えを出すので、人に言われることの何十倍も説得力があります。
いろいろな気づきがあって、充実した3日間を過ごすことができたのですが、もっと良かったのは、参加者全員がお互いにお互いを助け合う気持ちが生まれたし、前向きに真剣に問題解決に向かおうという気持ちの一体感を味わうことができたことです。
これはすばらしいこと。
教育の重要性を感じた3日間でした。
今料理をするときはシーンとしたひとりの時、ソーっと作っているの。これが先輩の言う深層心理とつながっているかどうかはわからないけど…。それでこの話、続きがあるのウフッ。当然だけど、たまねぎひとつで料理が終わることは少なくて、これに肉とか何かを投入するたびに、うちでは先ほどのような未遂事件がたびたび起きるのよ、こわいでしょう。たったたまねぎひとつで事件ですよ、ねー。
ちなみに餃子の王将なんかは、あのオレンジ色の外側を揚げて香油として使っているのよ。だから、わたしの料理もまだまだだわ。それよりも先輩のこのトレーニング。外国の方もご一緒だったら?と思うとうちの家庭のような事件があったのか興味津々天津飯。