午後のお茶会は、場所を移動して、ESPACIO RONDA というところで開催された。ここは午前の会場とは違い、セミナーハウスのようなところで、私たちのお茶会は2階の大きなセミナールームで行われた。
午前の会場と比べると、お茶席と観客席が近い!手元の動作も全て見れるし、何といっても一体感のある会場の雰囲気がいいと思った。どこでやるかという場所選びは重要ですね。
午前中は11時半スタートだったのだが、金曜日の夜は夜遊びをすることになっているスペイン人は、土曜日の早起きが苦手らしく、午前はバラバラと人が集まる状態だったのに比べ、午後は5時半の会場時間の30分前には長い行列が出来ていた。
開場が始まると、受付係の私と真由美さんは、教えてもらったスペイン語の「フリーギフト」という言葉と、「お茶と一緒に食べるお菓子と、手拭い(タオル)です」という言葉を、カタカナでメモに書いて、オウム返しのように、繰り返しながら、お菓子と手拭いをお客さんに手渡しした。お客さんはみんな、とっても嬉しそう。
スペインでは「無料」でもらえるものはほとんどないので、「フリーギフト」と言わないと、みんな安心しないらしいのです。日本から持ってきた干菓子も、お菓子と思わずに、食べないお客さんが多かったらしいので、「お菓子ですよ~、食べてくださ~い」と一生懸命アピールしてみた。
さて、午後のメインイベントは、嶋村チームのリーダー、美知子さんのお手前です。根津のお教室で一緒にお稽古に励み、同じ釜の飯ならぬ、お稽古後のビールと焼酎のお湯割りで稽古後の疲れを癒していたのはわずか1年前。それから美知子さんは、速川先生という新しい師匠を得て、出世魚のように階段を登り、とうとうスペインのマドリッドで亭主をするまでになったのです。これには ”あっぱれ”
久しぶりに美知子さんのお手前を見ましたが、これだけの観客の前でも動ぜず、堂々とした流れるようなお手前で、感動しました。
お茶のお稽古で、ゴルフでもなったことのない、腱鞘炎になったらしいです。それだけ練習を重ねた成果は、バッチリ出ていましたよ。
頑張って成長している人の姿を見ると、勇気付けられます。
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私も陰ながら会場で汗だくになり一人でも多くの方にお茶をさしあげたくお運びをしてましたよ。
頑張って成長し続けている皆さん、機内での先生のお話をまた思い出しました。“私はだれにでも厳しいですよ。それはいつか巣立って行く皆さんにどこに出ても恥ずかしくないように、できる限りのことを学んでいただきたいからなのです”とお話しされていました。 なるほど、厳しく愛情を持って育てる。愛情を注ぐから厳しくなるのですね。皆さんの所作に自信がみなぎるのは、師に対する尊敬と感謝、たゆまない努力と前向きな姿勢の現われなのですね。
お茶は日本人のもてなしの文化であり、嗜好品であるお茶を五感だけで味わうのではなく、心で味わい、人と人とが交わる。お茶にこめられたもてなしの心が大切なのです。お点前する側も相客も心して努めるということなのでしょう。 めだかの会で先生にあたたかいご指導いただくたびに私の茶道感が少し変わりだしました。
皆さん流れるようなとても綺麗なお点前でした。
祐子さんまだまだ続きありますか~ 職場復帰と同時に社内監査ありで、余韻に浸る間もなく1週間が過ぎていました。書くことが好きな祐子さん、中野さんのお陰でスペインお茶会の記憶が少しずつ甦ってきましたよ。
ひろみさんのお茶に対する心意気、素晴らしいです。お茶は精神の文化だと思いますし、ひろみさんには、茶人の心得が既に備わっているように思います。いつかひろみさん主催のお茶席で、お茶を頂かせてください。
ブログはまだ続きま~す!
成田で再会してスペインまでご一緒するなんてね。振り返ると出会ったのもお茶会でした。
ひょんなことからお茶会をすることになりご近所さんが友達を誘い、そのまたお友達が友達を誘い・・・あの時も楽しいメンバーでのお茶会でした。その時に出会った方々とこうしてお茶を通して交流できるのはうれしい限りです。
さてさて肝心のスペイン茶会、現地の方々がこんなにも熱心なのかと驚きでした。お道具を抱えはるばる海を越えた甲斐がありましたね。
今回の旅で出会った方々とのご縁も大切にしていきたいと思ってます。そしてたくさん刺激を受けて元気な心の糧にしたいです。だって素敵なおばさま方と行動を共にし、そのパワーには
圧倒されっ放しだったから。学ぶこと多しの充実の旅。こうして皆さんと出会えたことに感謝感謝です。ありがとうございます。
樹麗さんの例のお見合い写真、送ってくれたらさりげなーくブログに載せて、公開募集しますよ。(でも読んでいるのは大半は女性だけど…)