考える人  特集・海外児童文学ふたたび

2014-04-19 08:56:46 | 日記

2014年春号  新潮社刊

書き漏らしていた。『考える人』春号は、海外児童文学の特集だった。村岡花子を読んだ方は続いて本書を読むことをお勧めします。村岡花子のほかに石井桃子にも言及されているが、その他海外の主要な児童文学が特集されている。『ムーミン』『メアリー・ポピンズ』『鏡の国のアリス』『雪の女王』『モモ』『長くつ下のピッピ』『飛ぶ教室』『さんご島の三少年』、他にも『ノンちゃん雲に乗る』『幻の朱い実』(私は読んでいないけれど)といった児童書が取り上げられている。
読後感として思うことは、意外とこれら児童書に自分がかなり影響を受けているということだった。なにしろ、「そうだった」「そういえば、似たようなことを真似して遊んだっけ」という想い出が次々に浮かんで来るのに、自分自身で驚いた。そして、ここが重要なのだが、多かれ少なかれその後の私の人生に影を落としているのだ。
もう疾うに遅いが、子供には良い本を沢山読ませるべきだと思う。それにしても、良い本を読んでいて良かった。きっと読み返したいと思う人が多いのではないだろうか?