日本婦道記   山本周五郎 長編小説全集第四巻

2013-08-28 15:22:21 | 日記

新潮社刊

まず、31編もあるとは知らなかった。確か、文庫本で10何編か読んだと思っていたので、この多さに驚いた。そして、31編を読み通すのは正直言って辛んどかった。なにしろ、殆ど主旨は同じなのである(当たり前だけれど)。
私の印象だが、この連作は女性に対する願望、というか渇望というのが執筆の動機なのではないだろうか? そして、その割には何編かは中途半端というか、筆が先走っていて短編とは言え筋が読めない。
何故、これほど連作したのだろうか?