福岡伸一著 朝日新聞出版刊
著者が「あとがき」で述べているように、本書は『遺伝子はダメなあなたを愛している』の続編にあたる。読後の第一印象は、著者にしてはなかなか深遠なエスプリの効いたタイトルだったと思った(失礼!)。解説はしない。平易に書いてあるだけに、その印象は深い。というわけで、本書の内容には触れない。
素晴らしいのは、表紙である。池田学氏の挿画だそうだが、これがなにを描いているのかしばらく時間がかかるに違いない。著者同様、子供時代ムシオタクだった私も一瞬首を傾げたくらい。とてもいい。
というわけで、これで終り。