モサド・ファイル  -イスラエル最強スパイ列伝-

2013-02-08 08:54:02 | 日記

マイケル・・バー=ゾウハー著   早川書房刊

イスラエルの諜報機関「モサド」の誕生から最近までの、組織が関与した諜報活動のスパイを主人公にした実話集である。中には日本で報道された事件もあるが、大半は初めて読む話が多い。おそらく現実の諜報活動はここに書かれたことよりももっと複雑で想像もつかないようなものなのだろうが、なかなかスリリングで面白い。
この本を通読して思うのは、現実の国際政治の中では諜報活動が如何に難しいかということである。とくに失敗した諜報活動が齎す自国への影響は途轍もなく大きい。
そこで、日本。どうなっているのだろうか? つい最近のアルジェリアの人質事件では日本人の被害者が断突だった。しかも、情報は外国頼みだった。素人が知ることは限られているだろうが、ぜひとも知りたいところだ。