東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

東海道快適乗継作戦

2004-12-12 15:00:00 | 列車
復路:12月12日
尼崎 16:24→米原 18:10:新快速長浜行
米原 18:45→大垣 18:45:普通大垣行
大垣 18:55→浜松 20:45:特別快速浜松行
浜松 20:52→熱海 22:04:こだま480号¥4,930 
熱海 22:17→茅ヶ崎23:09:東海道線普通品川行(グリーン料金¥550)
茅ヶ崎23:22→橋本 24:13:相模線普通
橋本 24:15→八王子24:26:横浜線普通
※時刻は2004年12月12日時点のダイヤに基づいています。

月曜日の仕事を考えると、復路は、ムーンライトながらは避けたい。かといって、昼間、青春18きっぷたった1枚で東海道を乗り継ごうなどという無謀なことは、元より眼中にない。

安く、かつ、快適に移動するのがモットーである。えきから時刻表で丹念に調査した結果、夜行バスより安く、かつ大阪にそこそこ遅くまで滞在できるをいくつか見いだした。今回は、その中の1つを実践、検証する。

まず、堺市内の自宅から大阪を経由して、一旦、尼崎まで戻る。これは、良く知られているように、尼崎から新快速に乗車することによって、次の停車駅大阪で確実に着席するための手法である。普通乗車券で実行するのは、恐らく違法行為だろうが、青春18きっぷなら問題はない。実際、乗車した新快速は短い8両編成ということもあって、激しく混雑している。しかし、大阪で、半数以上の乗客が降りたため、真ん中の窓際席に着席できた。

混雑は約1時間続く。空きだして、しばらくすると、米原到着である。

米原で、大垣行き普通に乗り換える。米原での乗り換えは、大垣バトルに匹敵するくらい大変である。乗車目標を間違えないように並ばなくてはならない。また、婆軍団はマナーが非常に悪いので注意したい。間違った乗車位置で並んだふりをして、平気な顔で列に割り込んでくる。騒々しいし、見かけたら避けるのが賢明である。なお、列車待ち時間が長いので、折り畳み椅子が欲しいところである。

ようやく4両編成の列車が到着する。当駅始発であるが、ものの数秒で席が埋まる。冷静かつ機敏な動作が必要である。しかし、乗客と列車の容量とがうまくバランスしているようで、立っている人は、ごくわずかである。この列車で、まず、大垣まで移動する。

大垣で特別快速浜松行きに乗り換える。この列車も4両編成である。幸いにも同じホームでの乗換である。素早く移動し、着席したが、ここでもほぼ全員が着席できたようだ。この列車に乗りさえすれば、浜松まで連れて行ってくれる。行程の半分は終わったようなものである。気持ちが緩み、睡魔に襲われるが、素直に従う。

気が付くと、名古屋手前まで来ていた。そして、車内は既にラッシュアワー並の混雑になっている。名古屋で、乗客は入れ替わるが、乗る人の方がはるかに多いため、混雑はピークに達する。刈谷、岡崎、と東海道を上るも、混雑は解消しない。浜松行きを待っていた人々が豊橋で多数乗り込む。結局、列車は超満員のまま終点浜松に到着する。

ここで、新幹線に乗り換える。乗換時間は7分。急ぎ、自動券売機で切符を購入し、新幹線ホームに駆け上がる。こだま480号はすでに到着しているが、発車まで数分あるので、夕食の弁当を仕入れ、乗り込む。

自宅を立ってから5時間余り、新幹線を移動トイレとして、また、食堂として利用する。この時期、この時間帯のこだまは、悲しいくらい空いている。おかげで落ち着いて食事をとることができた。

こだまと言えども新幹線。食事を終え、タバコを一服し、コーヒーを飲み、読書をしていると、熱海に到着してしまった。ここまで来ると、東京まで戻ったも同然である。既に、22時をまわっている。

熱海で品川行き普通に乗り換える。ホームの中央付近にグリーン席の券売機があった。すこし贅沢をして、茅ヶ崎までのグリーン券を買った。この冬から青春18きっぷでグリーン自由席が乗車可能となり、せっかくの機会なので2階に乗ってみようと思った。しかし、かび臭いシート、揺れる車内に嫌気がさし、結局1階に移る。普通車グリーン席といっても、特急列車普通席とさしたる違いはない。それでも、混雑する通勤時にはありがたい存在なのだろう。

時計は23時をまわった。茅ヶ崎で相模線に乗り換え、橋本で最終の八王子行きに乗換える。眠気と気怠さを満載して定刻の24時26分八王子到着。9時間の長旅が終わった。その夜は爆睡したのは言うまでもない。


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