猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

目指すは足し算。

2009年04月23日 23時50分55秒 | つぶやき

引き算の恋愛はツラい。

最初にう~んといいイメージを持たれてしまうと、
それが崩れたときに、徐々にポイントはマイナスされて、
「こんなはずじゃなかった」
「そんな子だとは思わなかった」
.....と。

 

関東地方はそろそろ、チューリップも終わり。
一気に初夏の日差しです。

 

だが、逆に悪い印象から入れば、
「ああ、こんないいところもあるんだ」
「意外に優しいんだね」
と。

だから、最初に頑張って無理するのは、
のちのちのためによくないと思うのだ。

.....相手にいくら、好かれたいからといって。

 

畑の雑草取りをしていたら、勢いあまって、
そばに植えてあった『行者にんにく』の蕾を折ってしまいました(泣)
どんな花が咲くか、見たかったなぁ。

 

さらにいえば、相手に過剰な期待をかけすぎるのもどうかと思う。

若いと、映画やドラマで見るような、
理想のオトコ・オンナ像を、相手に求めてしまうから。

すぐに簡単なことで、相手に「幻滅した」とか、「がっかり」とか。

相手が自分と同じ人間で、
同じようにトイレにも行けば、苦手なこともあるのだ、ということを、
決して忘れてはいけない。

そうでなきゃ、どんな相手だって、幻滅の連続になってしまう。

 

あ、そうそう!少し前の話ですが、TVで、
『ガストの人気メニューを当てて食べつくす』みたいな番組がやってて...
見ていたら、ど~してもそれが食べたくなって、行ってきました(笑)
いや~、安いのに、そこそこ美味いんだねぇ。

 

 「100年の恋も冷めた」

そう言われたことがある。

彼は、私に対して、あまりに理想を求め過ぎて。

見たくない瞬間を見てしまったのだろう。

互いにとても若かったから、まあある程度は仕方なかったろうが.....

私にだって具合が悪い時もあれば、
ちょっと失敗することだってあるのに、
(本当はちょっとじゃなく、かなり失敗をするし、がさつだけど)
彼はそれを、なかなか認められなかったようだ。

.....あの後、彼は理想の女性を見つけられたのだろうか?(笑)

 

このお肉だって1000円もしないのよ。
かといって噛み切れないとかじゃないし、すげぇな、ガスト。

 

そういえば、ある世代に行ったアンケートの結果では、
『結婚当初に比べて、相手にガッカリさらせたれた経験があるか?』
という問いに対し、
「大いにある」「ある程度ある」と答えたのが、
男性が61.9%、女性は78.9%だそうである。

結婚とは、本来ゴールではなく、スタートとは、
よく言われることではあるが。

私としては、足し算のとても上手なゴンザに、
ひたすら感謝の日々である。

 

藤棚の下に立って、見上げるように撮ってみたら、
いろんな色がきれい!

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片想い。

2009年04月22日 21時53分30秒 | ガーデニング

 

そろそろタケノコの季節なので、サンショウの鉢植えを買いました。
なぜか、何度育ててみても枯らしてしまうサンショウ.....
水はけの問題もあると思うけど、今年こそ、枯らさず育てるぞ!

 

とても不思議なことなのだが、
何度育ててみても、枯らしてしまう植物がある。

私がベランダガーデニングをはじめて、
もう7~8年は経つが。

その間、いくらチャレンジしても、
ダメにしてしまうものが、いくつかあるのだ。

 

かと思えばね。
この白い花みたいに、何年も前にまいた種なのに、
毎年どっかの鉢から、元気に顔を出して咲く花もあるし。

 

たとえばそれは、サンショウの葉。

たとえばそれは、クチナシの鉢。

見るからに丈夫そうな、これらのものが、
私には大の苦手で.....。

好きで、長く育てたいと、いつも願うのに、
それは、かなわないまま。

 

こいつなんて、5年ぐらい前に食べた柑橘の種を、
鉢にちょちょいっと埋めただけのヤツだよ。
なのにぐんぐん大きくなって.....
もしかして今年あたり、花咲かせるんじゃないか?(笑)

 

かと思えば、
『生育の若干弱い』『病害虫のつきやすい』
などと言われているものが、ものすごーくうまく育てられたり.....

これはやはり、相性というものか。

または.....

そのものにかける、情熱と執着が、
やはり知らずのうちに、結果として、相手に現れるとか?

 

「生育の少し弱いところがある」といわれているジュリアなのに、
我が家ではなぜか、病気知らずで虫もついたことがない。
花も驚くほど大きいし.....こちらは、昨年の写真だけど。
もうすぐ今年の花も咲くでしょう。

 

そういえば、いつか読んだ誰かの本では、
『男は、相手にかけた金のぶんだけ、その女に執着する』
と、そう書いてあったが.....

さて。

それよりは、いささか平和な、植物相手の私の想いは。

今度こそ、実るだろうか。

 

そういえば今年は、もう7年ぐらい頑張っていたミントが芽を出さず。
仕方なしに新しい苗を買いました。
今度はちょっと変わり種。
ハーブって、そこにあるだけで、なにか心にゆとりができるよね。
いい香り!

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たとえ試すためでも。

2009年04月21日 19時11分06秒 | つぶやき

 

これが本当のことかどうかはわからないが。

ネットによるあるニュースでは、
就職活動中には、ときに、『圧迫面接』というのに出会うのだそうだ。

 

梅雨にはまだ間があるけれど、
今日はしとしと、雨の横浜です。
畑の近所では、もう梅がだいぶふくらんで。

 

圧迫面接とは、つまり、
相手に酷い言葉を浴びせ、それに対する耐性があるかどうか、
見極める行為なのだそうで.....。

とある掲示板では、ある会社を受けた際、

「田舎の秀才に多い自意識過剰の高飛車女だな」とか、
「人格欠落人間だな」

とかいう言葉を、
web性格診断の結果を見ながらの面接官に浴びせられた、と。

 

我が家の畑でも、イチゴが実をつけ始めましたよ。

 

.....で、私自身のかつての面接を思い出した。

圧迫面接というのとは違うけど、
おそらく今なら、即「セクハラ」と言われるだろうそれを。

遥か昔。

美容学校を卒業する予定だった私は、
とある大手の美容室の面接を受けたのだが。

社長自ら、いくつかの質問の中に、
「で?やっぱりキミは水割り作るアルバイトとかしてるの?」と。

 

ちなみに雨の降る中、私が何をしているかというと。
ゴンザ特製サングリアがまだたくさんあるので、
昼間っから飲んでます(笑)
赤白両方あるので、今日は白ね。

 

その時の私は、一応は面接にふさわしい格好もしていたので、
おそらく彼は私の顔立ち等を指して言ったのだと思うが.....

それに対しては非常に憤慨し、静かにきっぱり否定したのを覚えている。

そして、彼が続けざまにいった、
「美容師じゃなくて、うちの受付をやってくれないかなぁ~。
 そのほうが給料もずっといいし、即採用なんだけど」
という言葉を聞いて、
「では結構です。私は美容の仕事と勉強をしたいのであって、
 受付がしたいわけじゃありませんから」と、
そう、その場を辞したことも、しっかり覚えている。

 

あ、そうそう!ホットケーキミックスを使ってパンを焼きました。
グラハム粉と、た~っぷりのたまねぎ入り。

 

だから.....

まあ、私の場合とはちょい違うにしても。

たとえば面接を受ける人間を試すためとしても、
圧迫面接なんてやり方はいかがなものなのかなぁ。

それこそ、仕事だったら何をやってもいい、みたいなさ。

ちなみに、私は、上で述べた面接ののち、
違うところを受けて、とある美容室チェーンに入ったが。

しばらくして、突如先輩に、「あなたは気をつけて」と言われ、
何のことを言ってるのかと思っていたら.....

数日後に、社長に、
「キミさえその気なら、店を数軒任せてもいい」などと、
愛人になるよう迫られ、つきまとわれ.....(笑)

(そういう意味の「気をつけて」だったらしい)

そこを辞めた。

 

ま、そんなもろもろがあって、紆余曲折して、
結果、モデルの仕事に出会えたので、
今となっては、人生何が起こるかわからんなと。
そう思うんだけどねぇ。
そういえばそこの尻尾の短い娘さん!
アンタも私が撮影に行ってる間に我が家にやってきたんだったね。

 

それに関しては、その社長が、
『景気のいいことをいう割に、やけに安物の靴を履いてんなぁ』
と思ったことと(爆)

『事務所の派手なおばちゃんと間違いなくデキている』
雰囲気を醸し出していたことだけを、しっかり覚えている(笑)

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心とおなかを満たすもの。

2009年04月20日 12時25分33秒 | 美味しいもの

 

八重桜の美しい季節。
畑の雑草と格闘したあとは。

 

ゴンザ特製スペアリブで.....
美味しいひととき。

 

お伴は、こちらもゴンザ特製、サングリア。
お徳用カットフルーツと、ジュース、いただきもののワインで、
お手軽お得に、でも最高においしく。

 

デザートは、ノーブランドならぬ、『農ブランドの』ロールケーキで。
余分なものは入っていない、素朴な美味しさが嬉しい。

 

そして、何よりこの寝顔。
ちゃあこが幸せなら、私たちも幸せ。

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大空のサムライ。

2009年04月19日 05時45分02秒 | つぶやき

 

ここのところ、ずっと空を飛んでいた。

飛行機乗りの気持ちになって、
南の空を、零式戦闘機と。

 

はじめに断っておくが、私はここで戦争に関する論争をする気はさらさらない。
戦争を美化する気もまったくない。
ただ、この本について書きたかっただけだ。
だから、主旨を理解されていないコメントがあれば削除させていただく。

 

こういったことを書くと、
『お前は戦争賛美者か』とか、すぐに言い出す人がいそうで怖いけど、
そうではなくって。

ある、飛行機乗りの空戦記録を読みながら、
ただひたすら、一緒に空を飛んでいたのだ。

一度飛ぶたびに死を覚悟した若者たちの。

けれど悲壮感はない、不思議な透明さとともに、
中国大陸から台南へ。

そこからさらに、どんどん南下して.....

ニューギニア、ラバウル、ガダルカナル。

そこで重傷を負い、内地へ帰り、
そして.....

再び飛び立ち、硫黄島まで。

 

『紅の豚』でポルコが言う、「飛ばない豚はただの豚だ」の本当の意味が、
この本を読んで、少しだけわかった気がする。
ちなみにポルコが見せる飛行テクニック『捻り込み』は、
この本の著者、坂井さんの得意技でもあった。

 

筆者が体験した空戦の数々の、克明な記録を読みながら。

そこにただ、何か純粋に引き込まれずにはいられなかった。

もちろん、戦争は悪で、殺し合いには違いないのだが。

そこには、飛行機乗りであった彼らの、
その澄んだ思いというのか.....

それが感じられて。

現代に生きる我々に、
ただ国のためを思って、命をかけて戦った彼らを、
どうこう言うことなど出来ない。

 

私の表現力では、とてもこの本についてうまく書くことが出来ないが。
興味のある方は、こちらの方が書かれたものを読んで下さればと思う。
この方が語る、「ロジェ・カイヨワのいうイリンクス」が、
戦争の記録に対しての言葉に相応しくないのがわかっていても...
この本を表すのに、やはりふさわしいような気がする。
これは、読んだ人にしかわからない。

 

黒いジャングルの上を飛び、
美しい空と海に散ってゆく仲間を見ながら.....

それでも悲しむ間もなく、
明日も出撃しなければならない彼らは。

けれども、悲壮感は背負っておらず、
地上にあれば陽気に笑い、
空戦場にあれば、敵に敵愾心を燃やしながらも、
同じ飛行機乗りとして敬意をはらい.....

運良く地上に戻れれば、束の間の休息をとり、
また、出撃してゆく。

本のタイトルである、『サムライ』とは、
著者である、『撃墜王』坂井氏のことではなく、
味方、敵も含めた、
大空に散っていった勇敢な飛行機乗りたちのことだそうだ。

 

「空中での戦闘では、人はぶじに生還するか、
そうでなければ還ってこないかのいずれかなのだ」
この本を読むことは、還ってこなかった方々を知ることでもあると思う。
それこそ、敵も味方もなく。

 

勝手に戦争を始め、
大した計画も立てずに人を捨て駒のように動かした、
お偉い人たちとはまったく別の。

大空を、
『愛機』と、戦友と共に戦い抜いた、
男たちの記録がそこにはある。

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