猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

サクラ・サクラ

2009年04月03日 00時36分10秒 | つぶやき

 

こちら春色、ゴンザ作のソラマメのスープは。
コクのある上の層に対し、下がさっぱりと、
酸味のあるトマトの層になっていて、素晴らしいバランス!

 

毎年思うのだけれど。

日本人の桜好きは異常なほどだと思う。

まあ、ほかの国はどうだかわからないので、
なんとも言えない部分もあるけれど、
これほどその動向を、一国の民みんなが気にし、
こぞって観に出かける花は他にないのではないだろうか。

 

桜は一日の中でも、その表情を大きく変える花。
夕暮れから、夜にかけては妖艶に。
特に、満開の頃の深夜は凄絶ともいえる。

歩いていても、また、走っていても、
桜を見れば。

老いも若きもふと足を止め、
携帯片手に写真をパシャリ。

普段はわき目も振らず歩く人々が、
桜の前ではなぜか.....

ふと表情を緩め、同時に何か、遠くを見る目つきの不思議。

 

夕焼けこやけに猫たたずみ。

 

桜はその咲き方も、散り方も、
日本人の理想に沿うのかもしれない。

人生にも似たそれは、
散り際の鮮やかさが、より一層、
儚き世の美しさを思わせる。

 

ほうれん草のおひたしを海苔巻きにしたものは、
我が家でよく登場するメニュー。
上に紅生姜をあしらっても、美しく、美味しい。

 

私たちの国にある桜の歌は、いったいいくつだろう。

そして、幼い子供ですらが、桜を特別愛するのは.....

環境のせいなのか。

それともそれ以前の、
長きにわたって、遺伝子の記憶に組み込まれた何かがあるのか。

 

しだれ桜も、ちらり、ほらり。

読んでます。
実は海外で、ベストセラーとか。

 

あの淡い色と、薄く繊細な花びらと、
柔らかげに、重げに伸びる枝と.....

何か凄味のある妖艶さと、
力強さと、儚さと。

立ち止まり、見上げる人は、そこに何を映すのだろう。

 

ゴンザと一緒にまた、たくさんつくしを摘んできたので.....
きんぴらを作り。

 

 ~ 咲いた花なら散らねばならぬ 恨むまいぞえ小夜嵐 ~

 

今年も桜の季節がやってきた。

 

そのきんぴらを、ほかの野菜と合わせて、かき揚げにしてみました。
う~ん、美味しい♪
私が季節の行事や味覚を大切にするのは.....
当たり前に見える明日が、当たり前ではないと思うから。

コメント (2)
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