猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

【二人で勝手に観光協会】 お江戸日本橋は旅の拠点~半日でめぐる日本一周

2009年09月26日 00時04分39秒 | 二人で勝手に観光協会

 

今回の【二人で勝手に観光協会】は、地下鉄『三越前』駅で降りて
地上に出たら、常盤橋を渡ってスタート!

そこにあるのは、小さな公園。
【常盤橋公園】は、かつて江戸城の外濠に面した桝形の常盤御門があった場所。
今は石垣のみ、その面影を残す。
このあいだタモリ倶楽部にも出たよね。

公園内からかかる【常磐橋】は、
(上の常盤橋とこの常磐橋は違うもの)
日本最古の洋式石造りアーチ橋(明治10年)
今では、首都高が屋根となるのか、
真ん中がホームレスの住居となっている様子だけれど。
古く、美しい、朽ちかけた橋。

 

お江戸日本橋は旅の起点。

かつて、江戸で一番にぎわったという、
五街道の基点。

商業の町。

 

公園を常磐橋から出たら、今度は道路を渡って【日本銀行本店】(明治29年)へ。
設計は辰野金吾で、この人は確か、
あのジョサイア・コンドルに教えを受けたと、鑑定団で言っていたような。

重厚で堅固。
美しくって、とにかくでかい!
平日は予約すれば、見学も出来るようです。

さすが、銀行の扉!
重そう...(笑)

横をひょいと見ると、そこには【三井本館】(昭和4年)、
そして向こうに【日本橋三越】(大正3年)が。

三越正面に回ったら、建物をじっくり眺め、
中に入って見物もしてみます。
こちら、東京都選定・歴史的建造物でもあります。

「誰にも見られず背に跨ることができたら願いがかなう」
ライオンちゃんを撫でて。
ゴンザが大~好きな『受付のきれいなおねいさん』に、
建物内部の見どころを聞いて、うろうろ。

店内基本撮影禁止ということだけど、
「観光でしたら少しは...」とはおねいさんのお言葉。
エレベーターや、1Fホール天井のステンドグラスの美しさに、
ため息をついて。 

 

現代では、金融の中心街でもあり。

しかし、同時に、
歴史も文化も景観も無視して、高速道路をぶち抜き、
空を塞いだ、愚かさの象徴。

 

で、三越を出たら、今度はお向かいに渡って、
アンテナショップめぐりも同時にスタート!
ここから先、東京駅、有楽町駅に向かって、
たくさんのショップが点在するので、下調べを忘れずに!
まずは【にほんばし島根館】から行ってみましょうか。

こちら島根館ではいきなり「無料のアユをどうぞ」と、
一匹ずつ塩焼きをもらい、びっくり!
いや~、島根、太っ腹!
今まで島根県って、蛙男商会さんと、ネゴシックスくらいしか知らなかったけど...
俄然応援しちゃうわ~(爆)

【奈良まほろば館】では『せんと君』がお出迎え(笑)
中では文化財級の仏像が展示され、僧侶の方がお接待をされていたり。
もちろん特産品も売っています。

さて、いよいよ江戸の中心【日本橋】
見るたび哀しくなる、このぶち抜かれた首都高速だけど...
これも東京のカオスな魅力のうちだろうか?

これをこんな風に挟んで道路を建てることを、
誰も「ひどい」と思わなかったのかな。
そういえばこの光景を「愚かさを象徴する負の遺産として残すべき」
と言ってた人もいたような気がするけど。 

 

それでも.....

見どころはやはり多くあり。

銀行も百貨店も、一味違う。

 

【野村證券本社ビル】は昭和5年竣工。

こちら、【三菱倉庫本社ビル】(旧江戸橋倉庫ビル・昭和5年)は、
解体を待つ身との話も.....もったいない。


【日本橋高島屋】(昭和8年)を横目に見て...。

 

歴史的建造物に老舗の各店。

歩いて探す、
日本全国・アンテナショップのはしごも楽し。

 

【富士の国やまなし館】

【おいでませ山口館】

再びアンテナショップめぐりをしながら、一石橋のたもとにある、
【満よい子の志るべ】を見て。
かつて賑わう江戸で、たづぬる方と、志らする方の貼り紙が、
ここにされたわけね(詳細はこちら過去記事を参照)。

 

北海道ラーメンをすすり、
ちょっと歩いて沖縄ショップで南国フルーツを手にし、
萩・津和野の名産を買い、
各地の山海の珍味にきょろきょろ。

 

東京駅まん前の、【京都館】 

こちら、おとなり、【北海道フーディスト】では、
北海道の特産品が買える(品ぞろえ充実!)他、食事も出来ます♪

【札幌味噌ラーメン】(550円)

【ほたてセイロ膳】(650円)

 

物見遊山の旅人は......

「あれも欲しい、これも欲しい」と、
その、気楽な頭を悩ませる。

【うつくしまふくしま館】(左)と、【銀座わした(沖縄)ショップ】(右)

【おいしい山形プラザ】を出たら、
次は一路、有楽町、『交通会館』を目指します

 

お江戸日本橋は旅の拠点。
往時ほどには賑わわずとも.....。

昔も今も、庶民の楽しみは、
珍しいものを見、美味しいものを食べ、
土産話に花を咲かせる、
そんなささやかなこと。

 

こちら、『交通会館』にはアンテナショップがたくさん。
【むらからまちから館】は、全国の代表的名産品を。

なぜかここ、【北海道どさんこプラザ】は、
ソフトクリームに人気が集まっていました。

        【秋田ふるさと館】

他にも【ザ・博多】なんてのもあったり...(笑)

 

さて。

現代における、日本橋を拠点にした、
半日でめぐれる、日本一周の旅。

よろしければ、あなたも、カメラなど持ち、
試してみては?

 

海鮮弁当や干物等いっぱいな、【いきいき富山館】

梅や果物関連の多い【わかやま喜集館】

いっぱい見て、いっぱい買った半日日本一周旅行でした!
皆さんも一度、いかが?