ゴンザがとっても美味しそうなアスパラを、
いただいて帰ってきたので.....。
青唐辛子味噌の調理で、手が熱々の痛々だと言ってたら。
今度は包丁で指を切った。
ここのところ、なぜか折れやすくなっている爪を、
一旦すべて切って、新しく伸ばそうと思っていたら。
いつもの感覚と違うせいか、
なんてことはない作業で手元が狂い、
スパッと親指の腹を切ってしまったのだ。
味噌漬けにした豚肉と一緒に焼いてみました♪
香ばしく、ジューシー、おいしー。
考えてみれば、私が爪を一定の長さに保ち始めて、
もう20年以上が経つわけだから、
なるほど、それがそこにない感覚が、
これほど所作のひとつひとつに影響を及ぼすのも、
それは仕方のないことなのだろう。
たかが爪、されど爪。
私は切ってしまった傷から流れる血をしばし見つめると、
まな板の上でぽつねんと待ちぼうけをくっている大根へ視線を移した。
そして、やっぱりイチゴ(笑)
でもさすがにもうそろそろ、収穫も終わりかな?
「早く料理しちゃいたいのになぁ」
出血が落ち着くのを待って、再び作業にとりかかるが。
『料理に菌が入らないように』と、傷口に食材が触れぬよう、
最大限に神経を使えば、それがまたさらに作業を遅らせる。
「んもう~~~~~~!」
ジンジン痛む指先と、歯がゆい動きに悪態をつきながら、
私はようやくけんちん汁を作り上げた。
毎度おなじみ、花の咲く土手では.....
先日の、『ご自由にお持ち下さい』と、
ホテイアオイが置いてあった場所の隣に、小さな立札が。
自転車を停めて、よ~く見てみると。
思えば、『爪を長く伸ばした女は主婦に向いていない』、
『マニキュアを塗った爪でぬかみそをかき混ぜるなんてとんでもない!』と、
そう、世間では言うのではなかったか。
しかし、私は欲張りだから、料理もしたいし、おしゃれもしたい。
何より、爪を美しく保つことは、すなわち、
自分で己の指先に注目することにつながり.....
自然と意識し、美しい所作にもつながってゆく効果もあると思うのだ。
「花は見て楽しみましょう」と。
そういえばときどき、この土手で、明らかにどこかで摘んだと思われる花を
持って歩くおばさんを見たりするが。
あれはここから摘んで持ち去ったものなのだろうか。
まあ、確かに土手は公共の場所で、この花たちも、
『不法耕作』の中に入るのだろうが.....
やっぱり、「通りがかる人みんなに楽しんでほしい」という、
植えた人の善意は、本物なんだと思うんだよね。
そういう意味でも、『花泥棒は、罪になる』と思う...やっぱり。
まあ、その成果がどれほど自分にあるのかと問われれば、
まったく自信はないのだが(笑)
さて。
私の爪が元の長さに戻るまで、
少なくとも、あと1週間強ほどは、見積もらなくてはならないとは思うが。
それまではせいぜい気をつけて、これ以上、
怪我をしないようにと、そう祈るばかりである。
何しろ、不器用な私が、
慣れない爪の上、怪我までかばうとなると、
あっちでガシャーン、こっちでガシャーンは間違いないもんねぇ。