畑でひとしきり遊んで。
帰ろうとしたその時。
ゴンザが側溝で落し物を見つけた。
ところで皆さん、食糧の備蓄は万全ですか?
我が家では一応、2週間ぐらいは大丈夫です。
ちゃあこのぶんもしっかり揃えて。
備えあれば憂いなし、乾物類は昔ながらの非常食ですね。
泥にまみれたそれは、本物か偽物かはわからないが.....
某有名ブランドの財布で。
開いてみると、現金が、定額給付金より少し多めぐらいの額と、
カード類が多数入っている。
その汚れ方からすると、
ここ数日来、横浜は晴れていたことからも、
前回、雨が降る以前に落とされたものだろう。
それにしても、なぜあの深い側溝に落ちたのか.....
その持ち主に何があったのか、
落ちていた場所が場所だけに、非常に気になる。
開港150年祭を開催中ですごい人出の横浜では、
「すわ!新インフルエンザ感染者が!?」という騒ぎで、ひと悶着。
緊張感の足りないお役所仕事と、傲慢な市長の発言に、
市民としては「華やかそうなことだけやってりゃいいんか!?」と疑問。
ところで、このクモ...なんで開港150年でコレ?
「ただのでかいユンボじゃん」とはゴンザの感想(笑)
が。
まあ、これは警察に届ければ、解決する話だろう。
幸い、畑の近くには大きな警察署があるし、
帰り際に届けておけば、手がかりとなるような品も多いことから、
持ち主もすぐに見つかるはずだ。
我々は、畑の収穫物を入れるために持参していたビニール袋に、
そっと、泥だらけの財布をしまうと、車に乗り込み、警察署に乗り付けた。
畑じゃいっぱいイチゴがなり始め。
今年も熟した実をめぐって、ゴンザVS鳥&虫の抗争が勃発(笑)
「あのー、これ、畑の横の側溝で拾ったんですけど」
.....と。
応対してくれた若い女性警察官は、
「あっ、じゃあ今書類を作りますので、中身を確認させてもらいますね~」
と、手なれた様子でコトを進めようとする。
「あっ.....!」
「えっ!?」
無造作に財布を開こうとする彼女だが、
我々にはひとつ、その前に言っておかねばならないことがある。
私とゴンザは、彼女が中身を引っ張り出そうとしたその瞬間、
ひとこと、こう忠告した。
「気をつけて!中には生き物も入っていますから」
「......えっ......へっ!?...なっ...何が?.....えっ.....やだ~」
ところでワタシはなぜこんな格好をさせられているのでしょう。
嫌がる本人に対し、あまりのお似合いっぷりに、
「さすがほっかむり夫婦の子!」とご機嫌のerima♪
おそるおそる財布の中を覗き込む若い女性警官と、
同僚の受け答えに不審を感じ、加わった
年かさの女性警官。
彼女たちは身を引きながらも、慎重に中身を確認する。
私とゴンザはといえば、
「ねっ、なんか、落ちている間にナメクジの巣になっちゃったみたい♪」
「その生き物も、やっぱり拾得物に入るんですかねぇ」
と、素朴な疑問を彼女らに投げかけながら、
コトの推移を見守って.....(笑)
ベランダでは今年も、羽衣ジャスミンが咲いては闇に浮かび......
夢のような香りを。
窓を開けていると、ちょっと酔っ払いそうです。
いや。
何も我々は悪意があったわけではないのだが、
拾ったものはそのまま届けるのが鉄則であろうと、
あえて、『そこを住処に選んだ方々』を排除しなかったのだ。
.....それに。
そもそもあの財布の住人たちが、それが落とされるよりもずっと以前から
そこに住んでいた可能性だってゼロではないはずだ(笑)
財布から、現金その他と共にとりだされ、
身の置き所に困っているナメクジを横目で見ながら、
我々は粛々と、拾い主としての手続きを進めた。
「落とし主さんがお礼を言いたい場合とか、連絡先を教えていいですか~」
という警官の問いに、
「いえ、教えなくていいです!」
きっぱり、そう答えながら.....(笑)
本日の美味しいものは、輸入食品店で買った、
パッションフルーツ・バナナ・パイナップル&クリームアイス(長い)。
パッションの香りが濃くて、パインの果肉が入って美味し~♪
ちなみに落とし主は、中に入っていた免許証から、
若いにーちゃんだということが判明したが。
にーちゃん、財布が戻ってよかったね!
やっぱりあのナメクジも.....
にーちゃんが落したの?
感動の再会が果たせたなら、抱きしめてあげてね!(爆)
こちら、ららぽーとの北海道フェアで手に入れたのは、乾燥しじみ。
味噌汁とかスープに使っても美味い!