じゃがいもの花が咲いています。
ゴンザは三歳児で、そのくせ身体が固く、
なおかつぽっちゃりさんである。
ゆえに、自分で背中が掻けない。
だから、車には『まごのて』が常備されているし、
これがないときには、そりゃあもう大騒ぎである。
そういえば先日。
真葛焼で知られる、宮川香山の記念館が出来たと聞いて、
チャリンコでひとっ走り、出かけてきました。
とてもとても小さな記念館で、土・日・祝日のみ営業とのこと。
一見普通の新築民家、及び普通の住宅街にあるので、
行きたい方は事前に地図を調べてからね。
作品の展示数やいろいろ考えて、800円の入場料は、正直ちとお高めだけど、
周辺にはこのような窯跡も(といってもごく僅かだけど)あります。
家の中では私に掻かせ、
そうでなければ、
柱の角に背中を押しつけ、ごりごりこすりつけたり。
もう、どこのカバさんかゾウさんが現れたのかと、
見紛うほどだ。
美しいものを見る前に、腹ごしらえしたのは、
横浜・曙町の【華隆餐館】。
から~くて、うま~い、刀削麺のお店です。
手前はゴンザ注文の牛肉刀削麺。
特に、ここ数日は、
日曜に日焼けした背中の皮がむけてきて、
「痒い~!お背中が痒い~!」と、
三歳児の『背中掻いて』の要求はやむことがなく。
こちらが洗い物をしてても、
「あ~、痒い~、erimaちゃ~ん。うえ~ん」。
静かに寝ているなと思っても、いきなり目をパチッと、
「わあ~ん、背中が痒い~」と。
そのたび、飛んで行かねばならない私が大忙しだ。
お姉さんがこの細腕で、しかし、しっかりこねる麺は、
こうやって「しゅっしゅっ」っと、見事な手つきで削られ、
湯の中に投入されていきます。
この麺がまた、むちむち、しっかり、部分によって細さが違い、
食感に変化をもたらして、実に美味いの♪
おまけに、私に叱られることすら、
イベントのひとつか何かと勘違いしている彼には、
「だから言ったじゃないの!そんなに焼いたらあとで痛くなって、
そのあと痒くなって皮がむけて大変だよって!」
という、お説教までもが、
「背中を掻いてもらえる」にくっついてくるとあって.....
もうおおはしゃぎ。
こちらは私注文の坦々刀削麺。
これがまた、私の好みにビンゴの「うまうまからから」なのよ~♪
ゴ「erimaちゃ~ん、背中痒い~」
e 「あー、はいはい」
ち「にゃ~ん!にゃ~ん(抱っこ~)」
e 「は~い、はいはい。ちゃあこは抱っこね、抱っこ」
こちらは酸っぱくてから~いきくらげの冷菜。
からいけどやめられない。
ヒーハー言いながら食べるのがオツなのです。
ゴ「あ~、今度はお耳が痒い~」
e 「あー、わかったわかった、耳かき持ってきて!」
.....ちなみに、我が家では、ゴンザの耳掃除も私の仕事である。
おまけ。
先日、山下公園のバラ園に一人で写真を撮りに行ったとき。
この札の前で、50代と思しき女性グループが、大声で騒いでいました。
「いやあ~だあ~!!ここまで来て下ネタ~?」
「あ~はっはっはっ♪」「うきゃきゃ♪」「ぎゃははははは~!」
あのー、おばさんたち.....
静かに和やかにバラの観賞をしている人たちに迷惑ですよ。
しかも周囲には小さな子供もいるんですから。
まあ、下品な私に言われたくないかもしれないけど、
話題というのはやはり、時と場所を選ぶべきものだと思うのです。