頑張って生きる。

元気だった主婦がある日突然、障害者になり、余命を宣告された。でも、頑張って生きようと心に決め一日を大切に過ごしてます。

勝ち、負け!

2012-08-02 10:43:34 | Weblog
今、オリンピックの真っ最中。勝つ者もいれば、負ける者もいる。それは、スポーツ、勝負の世界なら当たり前の事。

でも、私は今まで生きてきた人生を振り返るに、厳格だった父の口癖というか、人生の行き方にも勝ち負けを意識してきたように思う。知らず知らずのうちに・・・・

父は、苦労をして若い時から家族を養って来た人だった。学歴がなかった分、努力して学歴のある人に負けまいと頑張ってきた人でもあった。
そんな父に育てられた私は自然に、勝ちの生き方というのを違う意味で叩き込まれた気がする。

父の勝ちの生き方というのは、いいところに就職をし、エリートになって、高収入を得ることだったように思う。貧乏な生活をし、苦労した父が生きていくために一生懸命になった結果なのかも知れない。

私は、そんな父の生き方に反感を持ちながら生きてきたのは確かだったけど、心の奥どこかに父と同じ考えがあったと思う。親戚を見渡せば、公務員、警察官、税理士、教師という職業の人たちの中で育った私は、職業に関しても勝ち、負けのランク付けをしてしまっていたように思う。

自分が結婚する時、旦那さまはプー太郎。父が最もイヤな人物だったと思う。兄が教職の身だったこともあり、いつも、比べられていたのは確かだった。

父の考え方から行くと私の人生は、負けの人生。
今までの4ヶ月、旦那さまは仕事がお休みだった。8月からは、普通の勤務に戻るらしいけど、原発が調子よく稼動しない限りもとのようにはいかないみたい。
長男は、いろいろ苦労しながら今、障害者の授産施設で働いている。次男は、今まで勤めていたところを止め、飲食業のお店でアルバイトから始めることを決めた。
私自身も、障害者でなかなか、自分の思うように動けない。
老後も、年金がしっかりあるわけでなく、どうなることか・・・・・・

でも、古いけど家はある。

父からみたら、負けの人生を私は歩いているかもしれないけど、家族みんなで一生懸命、生きていることには間違いない。お金があっても、いい肩書きがあっても、心が貧しい人ってたくさんいると思う。
私がそういうう人生を送るよう、神様が決めたのは私にそういう、気持ちを持て!と、教えてくれているんだと思う。

人間の価値が、学歴でもなけりゃ、エリートになることでもない!お金持ちになることでもない!

どれだけ、人のことを思う優しい気持ちがあるかだと思う。正直、生活は決して裕福だとは言えない我、家庭ですが、皆、仲良く、一生懸命生きていることは事実。

父が亡くなる前に言った言葉。「人間、年とったら負けや!若いものには、勝たれへん!」
最後まで、勝ち、負けにこだわった父だったけど、そういう、強い気持ちも大切かな?と、思える私は、少し、成長したのかな?

オリンピックの選手も、負けた人でもその試合で得たものは、大きいものがあるのではないかと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿