今年は大雪になった。テレビでは、25年ぶりの大雪だと言う。25年前というと、私が結婚した年。それも、2月1日、真冬のまっさかり。
雪かきした雪が、背の高さまである中を、夢と希望に胸を高鳴らして雪の白さに負けないくらいの真っ白な白無垢に身を包んで、夫のもとへとお嫁にきた。大雪の中、近所も歩いた。
今から、起こりうる苦労も苦しみも何も知らずに、ただ、幸せになることだけを夢見て花嫁衣裳に身をまとった。
確かに、優しく寛大な夫に守られ子供にも授かり、これといって姑にも苦労せず25年が過ぎた。
でも、一口で25年間とは言うものの、年月がたつごとにいろいろありそれを、夫とふたりで乗り越えてきた。
その結果、夫と私は一心同体って思っていた若い頃とは違い、今は、夫は夫、私は私。夫が何を考えてるのかさっぱり、わからない。
だから、話をしてわかりあわなければいけないんだと思う。
息子が亡くなった時、母親の私ばかりが悲しくて、いつものように仕事に行き、飲み会にも行き、サッカーも予定どおりこなしている夫なんか、悲しくないのかな?って、思ってた。
私が爆発して、「父親にはわからないわ。」って言ったら、「子供を亡くした父親の気持ちは母親にはわからない。悲しくても、世の中は回ってるんや、仕事もせんなんのや。あんたみたいに、泣いとる時間ないんや。」
って、言われたことがあった。言われてはじめて、父親である夫の悲しみに気がついた。爆発して話して初めて相手の気持ちがわかりあえる。
だから、今、私がしんどいのも夫にはなしたらわかってくれるかも知れない。だって、25年間、苦労を共にしてきたんやもの。
大雪が少しずつ解けていくように、しんどいのが少しずつ軽くなるかも知れない。
雪かきした雪が、背の高さまである中を、夢と希望に胸を高鳴らして雪の白さに負けないくらいの真っ白な白無垢に身を包んで、夫のもとへとお嫁にきた。大雪の中、近所も歩いた。
今から、起こりうる苦労も苦しみも何も知らずに、ただ、幸せになることだけを夢見て花嫁衣裳に身をまとった。
確かに、優しく寛大な夫に守られ子供にも授かり、これといって姑にも苦労せず25年が過ぎた。
でも、一口で25年間とは言うものの、年月がたつごとにいろいろありそれを、夫とふたりで乗り越えてきた。
その結果、夫と私は一心同体って思っていた若い頃とは違い、今は、夫は夫、私は私。夫が何を考えてるのかさっぱり、わからない。
だから、話をしてわかりあわなければいけないんだと思う。
息子が亡くなった時、母親の私ばかりが悲しくて、いつものように仕事に行き、飲み会にも行き、サッカーも予定どおりこなしている夫なんか、悲しくないのかな?って、思ってた。
私が爆発して、「父親にはわからないわ。」って言ったら、「子供を亡くした父親の気持ちは母親にはわからない。悲しくても、世の中は回ってるんや、仕事もせんなんのや。あんたみたいに、泣いとる時間ないんや。」
って、言われたことがあった。言われてはじめて、父親である夫の悲しみに気がついた。爆発して話して初めて相手の気持ちがわかりあえる。
だから、今、私がしんどいのも夫にはなしたらわかってくれるかも知れない。だって、25年間、苦労を共にしてきたんやもの。
大雪が少しずつ解けていくように、しんどいのが少しずつ軽くなるかも知れない。