趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

ベネッセアートサイト直島の旅

2012年10月09日 | 旅行記
この連休、久しぶりに旅行してきました。
香川県の直島という、瀬戸内海の小さな島です。

5年前に、岡山から瀬戸内地方を旅したときにも直島は候補に上っていたのです。
断念したのは、ホテルの予約が取れなかったから。

今回、急に行く事が決まったのも、
そのホテル、ベネッセハウスに予約ができたからなのです。
たぶん、キャンセルで空きが出たのだと思うのですが、
これはチャンスと、行く事に決めました。

「ベネッセアートサイト直島」とは、瀬戸内海の直島、豊島、犬島を舞台に
株式会社ベネッセホールディングス、公益財団法人 福武財団が展開している
アート活動の総称だそうです。

私がこの施設を知ったのは、この建物の設計をされた安藤忠雄さん関連の番組からです。
それよりもっと以前、瀬戸内海の‘豊島’は、産業廃棄物で大問題になっていて
安藤忠雄さんたちのオリーブ基金、植樹など注目していました。
安藤さんの作られる建物にもとても興味があり、テレビに出られたり、
本が出版されると、なるべく見たり手に取ったりしていました。
いつかこのホテルに泊まってみたいとずっと憧れていました。

そこから旅行スタートの日まで、本当にあれこれ調べたり決めたりと
あわただしかったです。
一泊目の宿を探す事、新幹線のチケット手配と、予約がいっぱいだと
諦めなくてはなりません。
それらを一つ一つクリアして、細かい旅程を考えてようやく出発です。

初日の6日土曜日、朝5時に家を出て始発に乗って旅行スタートです。

つづきます。。

火曜夜のNHKドラマ

2012年10月05日 | テレビ
NHKの火曜夜にやっているドラマ2本、観ています。
10時からの「つるかめ助産院」と10時55分からの「眠れる森の熟女」です。

「つるかめ助産院」は、小川糸さんの原作を読みました。
面白かった覚えがあるので見始めたのですが、見ながら、
ストーリーをほとんど覚えていない事に気が付いたのです。
あれっ??こんな展開だったっけ??
本当に情けなくなってしまいましたが、お陰で余計な口出ししないで済んでいますが^^;

 主演の仲里依紗さん。   ‘つるかめ’助産師の余貴美子さん。


沖縄の島がとても美しくて、旅行の事も思い出したり、沖縄言葉を楽しんだり。
ゆっくり、ゆったり流れる時間がうらやましく感じられますね~
仲里依紗さん、ふてくされ顔で頑張っています^^
物語の最後は覚えているので、これから楽しみにしています。



「眠れる森の熟女」は、最初見るのを迷ったのです。
でも、主演の草刈民代さんのファンなので、見始めました。

やはり、草刈さんがいいですね~
いい事も悪い事も表情豊かに、正直に表現されていて共感度が高いです。
さすがなのは、その姿勢の良さ。
見習わなくちゃです。

コミカルに描いているのに、所々でこぼれる本音の言葉が鋭くていいですね。
肩肘張らず、気軽に見られるドラマたちだと思いました。。

読書の秋。

2012年10月04日 | つぶやき
どちらかというと、食欲の秋なのですが!

栗をたくさんいただたので、栗ご飯作ったり、
かぼちゃもいただいて、ホクホク煮たり。
ぶどうも美味しくて、どんどん食べちゃいますね~

気候がいいので、スポーツの秋でもありますね。
テニスコートの予約は、いつの季節よりいっぱいで、
なかなか希望の時間に取れません。
大会も目白押しですしね。

そんな中、もちろん読書の秋であるわけです。
秋の夜長、本を読むのもいいかもと云うのは分かるのですが、
この夜長、眠くないですか??
年齢を重ねるごとに、夜の眠気が早まる気がするのです。

最近は、ベッドサイドに本を置いたままというのが珍しくないです。
寝る前の筋トレ&ストレッチからもう既にこっくりこっくり始まっています。
開脚前屈したままぐー、股関節ストレッチしたままぐーぐー。
身体のあちこちがなんだかゆがんで痛いです。

頑張って気を取り直して本を開くのですが、
あっという間に顔に本が降って来る・・・。

でも・・・それは毎度の事。
秋だけ眠気に襲われるわけでは無いのです。
それでも読書は続いています。
本を読むのは生活の一部みたいな物なので、きっとこうして続けていくと思います。

ただ、この所続けて読んだ新刊本がどれも不発で、
記事が書けそうに無いのです。
せっかくだからと、何度か挑戦したのですが、あんまり好きじゃないのかな、
挫折してしまいました。
話題の新刊本といっても、なかなか馴染めなくてどんよりしちゃいます。。

忘れる。

2012年10月03日 | つぶやき
最近私自身と身の回りで、忘れん坊が増えています。
特に夫婦間でそれが顕著で、お互い指摘しあっては嘆いています。

一時期DSの「脳トレ」やっていたのですが、随分ほったらかしています。
最近新しいソフトも出たようで、またチャレンジしないといけないかも、
と思っていたのです。

天声人語を覚えて書き写す、というトレーニングも新聞に載っていました。
やらなくっちゃと、記事を切り抜いておいたのにそのまま放置・・・。
真剣に脳の筋トレしないといけないかも。

職場でもそんな話題に事欠かないのですが、昨日、ちょっと気になることが・・・。
昨晩二胡のレッスンだったのですが、気になったのが二胡の先生なのです。

もともと忘れっぽいな、とは感じていたのですが、
前回のレッスンで確認した事が、すっぽり抜け落ちているのです。
言った内容はもちろんのこと、全く違うことを話しているのです。
これにはちょっとびっくりしてしまい、そして心配になってしまいました。

老親を見ていれば、忘却の彼方へ進む事はよく分かっているつもりですが、
なかなか自分自身の事として自覚は難しいのかもしれませんね。
身体に運動が必要なように、脳にも筋トレ必須なのかもしれません。

さてさて、どの筋トレから始めようかな・・・。。

「魂の行き来する道筋」

2012年10月01日 | 
9月28日の朝刊を開いて、びっくりしたのです。

1面トップに、作家の村上春樹さんの写真が大きく載っていたから。



見出しに、「日中韓文化交流への影響」とあったので、
ああ、領土問題のことについて何か発信されたのだとすぐに思いました。

記事には、村上春樹さんが朝日新聞に寄稿したとありました。
その全文は、3面に掲載されていました。

「魂」という言葉を私は、故・河合隼雄さんから教えてもらったのです。
それまでは、何だかよく分からない、目に見えない精神論のようなもの?
ヒトダマ???なんてぼんやりイメージだけの言葉でした。

それが、河合隼雄さんの著作をたくさん読むようになって、
‘魂を裏切る’ということを知るようになりました。
‘魂を売る’という言葉は昔からありますが、たぶんそれに近い意味なのだと思います。

繰り返し読むうちに、
段々と「魂」というものの持つイメージがつかめるようになってきました。
それにつれて、「魂」を大切にしたいと思うようになったのです。

お陰で、村上さんのメッセージを少しはちゃんと受け止められたかな、と思っています。

 文化の交換は、国境を越えて魂が行き来する道筋なのだ。
 その道筋を作るために、多くの人が長い歳月をかけ、
 血の滲むような努力を重ねてきたのだ。
 そしてそれはこれからも、何があろうと維持し続けなくてはならない大事な道筋なのだ。
                                (本文抜粋)


村上春樹さんは、昨年6月のスペインでの国際賞授賞式のスピーチで、
「非現実的な夢想家として」と題されて、
3月11日の震災と福島原発事故について話されました。(それについての記事

大きな問題について公の場所で意見を発する姿に、
前を行く大人の姿を見せてもらっている気がします。
先を行く大人として、成すべき事が何か、どう進むべきなのか、
後に続く人々の力になるような、背中をぐっと押してもらえるような、
厳しく、温かなメッセージが、胸に届くようです。。