関東地方梅雨入りしてから、当然と言えば当然、くずついたお天気が続いています。
その間、ワクチン接種2回目もあり、ウォーキングはすっかりご無沙汰。
今朝、久しぶりにいつものウォーキングコースを歩きました。
夏至が過ぎたとはいえ、これからやってくる本格的な夏。
早朝しか歩けない蒸し暑さが続きます。が午前5時はまだまだ涼しく、快適なウォーキングです。
2回のワクチン接種を終え、気分は爽快!
油断はできませんが、人の居ないところではマスクを外す勇気がわき、気持ちも楽になりました。
さて久しぶりに読書備忘録を綴りたいと思います。一気に4冊!
ほぼ内容を忘れているものもありますので、簡単な紹介で済ませたいと。すみません。
まずは村上春樹のエッセイ(旅行記)「遠い太鼓」、読了するのにかなり時間がかかりました。
エッセイというのはどこからいつ読んでもとても面白く、読み終わるまで休み休み1ヶ月以上はかかったかな。
途中で小説を読みながら、常に2冊を同時進行です。
1986年から1989年にかけての3年間のヨーロッパ滞在記(主にイタリアとギリシャ)。
この本を読み、村上春樹氏のイメージががらりと変わってしまった私です。
ノーベル文学賞に毎年のようにノミネートされる世界的偉大作家でありながら、
村上春樹氏、なんという気さくなおじさん、庶民的な方でしょう。
奥様もご一緒に旅行されているのですが、お二人の会話がまたとても面白く、
村上氏は恐妻家かしらと、くすっと笑いながら楽しく読むことができました。
村上春樹の小説は苦手な私ですが、エッセイが小説より面白いという評判は本当でした。
気取らない優しい文体で、あのとっつきにくい小説を書く村上氏と同一人物とは思えませんでした。
急に親しみを感じ、今までは敬遠していた村上氏の小説もすすんで読んでみようという気になっています。
「スィート・ホーム」原田マハ著
こちらの本もちょっとビックリ。私の知っている原田マハさんとは文体も内容も少し違い、
今まで読んだ彼女の本との大きなギャップを感じました。
美しい高台の街にある小さな洋菓子店に繰り広げられる愛ある人々の物語。
題名の通り「あま~い」ストーリー。心温まる、幸せがいっぱい詰まった癒しの1冊です。
「ビタミンF」 重松清著
2001年、直木賞をとった古い作品、わたしのとって初めて読む作家です。
新聞に今再ブレイクしているとの書評に魅かれ図書館で借りて読みました。
人生の半ばを迎えた父親の様々な葛藤描いたを愛ある短編集。
栄養素の中にビタミンFは存在しないけれど、これは心の栄養素。
原田マハさんの「スイート・ホーム」と共通するものがあります。
ちょっぴり心が疲れている人には「ビタミンF」を!そんな1冊です。
最後の1冊「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹著
たまたま我が家の本箱に居座っていたので手に取りました。
以前読んだ「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み、面白いと思ったのですが・・・。
こちらはファンタスティックな短編小説で、正直言って感想を書くほどの何も残っていません。
やっぱり村上春樹は私には合わないと思ってしまったのですが、その後読んだのが先に書いた、
「遠い太鼓」!これは村上春樹は苦手という方に絶対お薦めです。
私も本は何冊か読んでいるのですが、お花の投稿が忙しくて
まだ文章にまとめていません。
この分だと、ブログにアップしないうちに、
詳しい内容を忘れてしまいそうです(^_^;)
村上春樹のエッセイですか。
エッセイは気楽に読めて良いですね。
女性作家のエッセイを読むことが多いのですが。
チェックしておきますね
お恥ずかしながら、原田マハさんはテレビを通して
最近知ったばかりの作家です。
アート小説が得意だそうですね。
テレビでは「ゴッホの死」についてのミステリー小説を
紹介していました。
「スィート・ホーム」題名通りの本なのですね。
図書館にあったら借りて読んでみようと思います。
重松清さんの作品はNHKのドラマ「とんび」を見て感激し
原作も読みました。
父と息子の物語で、感動で止まらないほど涙を流し、
癒されました。それ以来重松作品は読んでいませんが、
読んでみたくなりました。
「神の子どもたちはみな踊る」、短編はすぐに読めますが、
その分印象も薄くなりますね。
私は青空文庫で太宰治などの古い作品を読むことが多いですが
こちらもチェックしておきますね(^_^)v
半年ほど前に村上春樹のエッセイで、初めて子供の頃に触れたものを読みました。題名は忘れてしまったけど、読み易かったです。
重松清は時々重厚な作品が読みたくなると手に取ります。泣けるけれど、最終的には温かくて人の琴線に触れてきます
「君の友だち」とか「流星ワゴン」とか。
詳しい事は覚えてないけれど、どの小説も一気に読んでしまってド~ンと。
「とんび」の話をhiroさんが書いてらっしゃいましたが、私も大好きです。
花水木さんの読書感想、参考にさせてもらっています。
>この分だと、ブログにアップしないうちに、
詳しい内容を忘れてしまいそうです(^_^;)
そうなんですよね。もう内容はどんどん忘れて行ってしまいます。
でもそれでもいいのかもしれませんよね。そうでないと次に進めませんもの。
hiroさんがご紹介してくださった「多崎つくる~」を読んでから、村上春樹に興味を持ちました。
それでも少しとっつきにくい作家というイメージは拭えず、そういう人には彼のエッセイがお勧めというのを聞いて、「遠い太鼓」を読みました。
海外旅行のできないコロナ禍の今、海外を旅している気分でなかなか面白かったです。
1980年代後半の時代なので、今とは多少の違いはありますが、1977年から1982年までヨーロッパで暮らしていた私には、うんうんと頷ける記述が多く、
また彼の書き方がユーモアたっぷりで、楽しく読めました。
重松清さんは、お名前こそよく知っていましたが、私にとってはお初の作家です。
皆さん、とても感動して涙が止らなかったと仰っています。
その通りでこの「ビタミンF」も短編ですが、感動ものばかりでした。
いろいろ事件は起こりますが、最後はハッピーに終わり、心温まるお話ばかり。
また彼の作品、読んでみたいです。
原田マハさんは大好きな作家なのですが、この小説はちょっと・・・。
ぜひ読んでみてください。
1980年代後半のヨーロッパ!今とは大分違うところもあるとは思いますが、
その少し前までヨーロッパに住んでいた私に情景も浮かび、うなずける個所が多く楽しく読むことができました。
ややとっつきにくい作家と思っていた村上春樹さんがぐ~んと私に近づいてきたような、いえ私が彼に近づいたのですね。(苦笑)
重松清さん、お初の作家でしたが、これからも読んでみたいと思う作家の一人となりました。
「とんび」読んでみようかしら。
私も苦手な作家さんです
ノルウェイの森や海辺のカフカなど読みましたが春樹ワールドは理解できず以来敬遠中です
でもエッセイは別なようですね
原田マハは私も好きでよく読みますがスイート・ホームは読んでいません
>文体も内容も少し違い
との感想を聞くと私が先ごろ読んだ「普通じゃない」もその系統ではと思いました。
彼女の書くものには2系統があるような気がします
重松清の「とんび」は私もおすすめです。
村上春樹は好き、嫌い、結構両極端に別れる作家ですよね。
でも彼が苦手という読者は是非エッセイから入ってみてくださいとはよく言われています。
小説とはまるで別人のように思える文章と内容です。
とても親しみを感じます。
原田マハさんはビオラさんもよくよんでいらっしゃいますね。
>彼女の書くものには2系統があるような気がします
確かに仰る通り!私もそう感じます。
重松清さんの「とんび」は皆さんとても感動したと。
是非よんでみたいです。