台風が去り、ようやく気温も下がり、少し過ごしやすくなりました。
しかしまた新しい大型台風10号が発生!どうやら週明け日本に上陸、縦断しそうです。
運の悪いことに、週半ば昨年のリベンジで白馬に行くことになっていました。ダメですね
個人旅行なので出発4日前まではホテルキャンル無料にて、明日キャンルの手続きをします。残念!
9月中旬、10月上旬を予備に抑えてありますが、お天気だけはどうしようもありません。
これでだめならもう縁がなかったものとして白馬は諦めます。
坐骨神経痛もまだ完治とは言えないので、神様の「止めておきなさい」との思し召しかもしれません。
最近、全く読書が進みません。途中で投げ出すことが多く、最後まで読み切れません。
引きこもりの生活ですから時間だけはたっぷりあるのですが・・・・・。
きっと脳味噌も暑さで半分溶けてしまっているのでしょう(苦笑) 集中力がありません。
そんな中、今回一気に読了した本が「六千人の命のビザ 杉原幸子著」。
東洋のシンドラーと言われた杉原千畝氏の奥様の書かれた本です。
読むきっかけとなったのはブログ友ラッシーママさんの8月17日の記事、ユダヤ難民を救った男。
杉原千畝氏の偉業はよく知っていましたが、妻である幸子さんが書かれたということで興味を持ちました。
夫の行動を子供を守らなければならない妻、母としてどのように思っていらしたのでしょうか。
千畝氏のユダヤ難民を救った勇気ある行動もさることながら、どこまでも夫について行く幸子さん!
一見華やかに見える外交官夫人としての生活の明と暗がくっきりと描かれドキドキしながら読み進みました。
多くのユダヤ人は彼の発給するビザで命を救われ、彼はイスラエルの英雄となっています。
が、私はそこでふと考えてしまいました。
今は亡き杉原千畝氏(1986年7月31日永眠)は今のイスラエルのガザ攻撃、ロシアのウクライナ侵攻を
もし生きていらしたらどのようにお感じになるのだろう、どんなに心を痛められるだろう。、
どんな行動を起こされるのだろうと。
ロシアに隣接したバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、そしてポーランド。
大変美しい国と聞いていますし、ナチスの被害を受けた悲しい歴史を持つ国でもあります。
毎年海外旅行の候補地に上がりましたが、コロナ禍に突入、とうとうチャンスを逃しました。
今からでも遅くない?もう海外に出かける気力も体力もありません。
ラッシーママさん、本のご紹介ありがとうございます。
3か国合作で千畝は唐沢さん、奥様は小雪さん。事実に基づいた深くて重たい余韻の残るいい映画でした。
映画では千畝を音読みで「センポ」。千畝さんばかりでなく、彼が発給したビザがウラジオストクで足止めにあったときに、外務省の訓令に抗議して日本行きの船に乗船許可を与えた根井三郎がいたことも知りました。
侵略に突き進んでいた日本に、こんな正義の人が居たことでホットします。
今回、この本を読み他にもユダヤ難民の方々を助けた方が、日本の中に沢山いた事を知りました。
日本の国だけユダヤ難民に対して、人道上の立場から助ける方向に向けていたのです。
この素晴らしい日本に生まれて良かったと、つくづく思いました。
「杉原千畝」が映画化されたとき、見損なってしまいました。唐沢さんと小雪さんでしたね。
どのように描かれているのか是非見てみたいです。
本の方は杉原千畝氏より奥様の幸子さんの苦楽が描かれているという感じでした。
杉原千畝をセンポと名乗ったのは、幸子さんが初めて杉原氏にあった折、センポと呼んだことからだそうです。微笑ましいですね。
今のイスラエル!杉原氏はどう思っているでしょうか。読みながらそればかり考えていました。
杉原千畝氏のことはよく知っていたので、最初樋口季一郎氏の本を読んでみたいと思っていました。
でも図書館にはおいてなくて、それならとこちらをと。
奥様が書かれていることに惹かれるものがありました。
幸子さんも華やかな外交官夫人生活の中で、命の危険を感じるほどの苦労をなさっているのですね。
とても強い女性だと感動しました。
勿論! 返信は「読みました」で十分!にございます(笑)
8/21 NHK-BSで2015年製作の映画「杉原千畝スギハラチウネ」が放送されました。
"シンドラー" と同様 ユダヤ人の多数の命を救った史実が描かれ引きこまれるように視ました。
ユダヤ難民6000人に発給されたビザも、無事亡命できたのは2300人余、
4000人近くは収容所におくられたとは…まことに心ちぎれる思いで視ました。
10年ほど前、旅行社のバルト三国ツァーでリトアニアを旅しました。
バルト三国ではエストニアが人気のようですが、私は「永住するならリトアニア」。
本当に美しい国で 日本からの旅行者は珍しかったのですが、とてもフレンドリーでした。
杉原さんが総領事(代理)だったのは 当時は首都だったカウナス(現首都はビリニュス)。
郊外の閑静な住宅街にあり 僭越ながら実際に執務された椅子にも掛けました。
第二次大戦の死者は世界で推定4千万~5千万人。
その一割超600万人を "戦死"ではなく"虐殺"されたユダヤ人が占めます。
まさに「平和と人道に対する罪」であり、人類史上特筆されますが
それだけに杉原さんの偉業が光り誇りに思いました。
記されたように今 パレスチナの民がユダヤ人の作ったイスラエルに大量殺戮されています。
その殆どが戦闘員ではなく 子ども・病人など文字どおり無辜の人々。
なんたる歴史の皮肉であることか…と胸塞ぐ思いがいたします。
蛇足ながら拙ブログの「旅行記」の項に "バルト三国"の旅を記しています。
お時間がおありの時にでもご覧頂ければ幸いに存じます。
⇒ https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/46cd6880876611cff9d51bdb6e6e2262
NHKBSの放送は知りませんでした。見損ないとても残念です。
ドイツ在住の経験のある私としては、ドイツは第二の故郷、ドイツ人大好きです。
でも、ナチスヒットラーだけは許せません。
かれはドイツ人ではなく確かオーストリ人でしたよね。
ま~そんなことはどうでもよいのですが。
ユダヤ人は頭脳明晰、優秀な民族です。ヒットラーはきっとそれが分かり彼らがいずれ世界を制覇すのではという恐怖があったのかしらなんて、勝手に思ってます。
>ユダヤ難民6000人に発給されたビザも、無事亡命できたのは2300人余、
4000人近くは収容所におくられたとは…まことに心ちぎれる思いで視ました。
最終目的地が決まっていない者にはビザが発行されなかったとも聞いていますし、実際国を脱出亡命するにはかなりの金額が必要だったとも。
貧しい方は最終目的地まで行きつくことができなかったのではないでしょうか。
>記されたように今 パレスチナの民がユダヤ人の作ったイスラエルに大量殺戮されています。
その殆どが戦闘員ではなく 子ども・病人など文字どおり無辜の人々。
なんたる歴史の皮肉であることか…と胸塞ぐ思いがいたします。
全く仰る通り、私も杉原氏が英雄視されているイスラエルの今の行為に、あの世で杉原氏の胸の内はさぞや苦しい思いではないかとい。
一日も早くパレスチナ問題が解決することを祈ってやみません。
バルト三国、行きたかったな~。楽しくブログ拝見させていただきました。ありがとうございます。