5/21(月)
朝起きてすぐに空を見た。東の地平線近くは晴れていたが、太陽のあるあたりはちょっと雲が厚い。
金環日食の時刻が近づいても時折小雨がぱらついたりするので大丈夫かいなと心配になる。
家の前の道をワイワイと人が通っていく。すぐ近くの高台にみんな向かっているようだ。知り合いの声も聞こえた。
急いで太陽メガネとカメラを持って妻と高台に向かった。娘は早起きして学校で観察するそうだ。
薄雲を通して時折太陽の姿を見ることができた。大分欠けてきたようだ。カウントダウンして待ってその時がやってきた。周りで歓声が上がる。
遮光フィルターを持っていないので写真を撮るつもりはなかったのだが、曇ったお陰で綺麗な写真を撮る事ができた。
太陽メガネだと全く見えないので、本当はいけないのだろうが肉眼でちょっとづつ見た。サングラスにすれば良かったかも。
気が付けば、あっという間に金環日食は終わってしまった。これも素晴らしい形だ。
こういうのをみんなで楽しめる世の中っていいな、と思ったのであった。
「金環蝕」、中島みゆきの変なコンサート、夜会VOL.4のタイトルだ。今から20年も前のことになってしまったのか。
天岩戸を題材にしたストーリーであった。その中でみゆきが天文学者に扮し、金環蝕について語るシーンがあるのだ。
「金環蝕」でテーマ曲として何度も歌われていた「泣かないでアマテラス」そして夜会のテーマ曲「二隻の舟」を聴きながら通勤で使う駅に向かった。
で、晴れたらピンホールで金環蝕を捕まえて撮りたかったのがこれだ。