風になれたら

SUZUKI Bandit1250Sに乗って風になり
中島みゆきや渡辺美里を聴いて風になり
山を歩いて風になる

東北 2010春 3日目

2010-06-19 | 

テントにあたる雨音で目を覚ます。今日は雨の予報だ。田沢湖から猪苗代湖へ向かう予定であったがもう1日ここにとどまることにする。

田沢湖と言えば立つ小僧、もとい辰子像だ。素晴らしい誤変換。辰子は永遠の命と美貌を求めて龍神になったと言い伝えられている。


近づいてみよう。寂しげだ。


辰子像からキャンプ場方面に向かう途中にあった廃校に寄ってみた。良く整備されて今は一般に解放されている。名前は旧生保内小学校潟分校。僕も木造校舎が残る小学校や中学校に通っていた。校舎の色は薄緑であったがが雰囲気はこんな感じだった。


正面玄関から。


そして黒湯に向かう。黒湯は乳頭温泉郷のひとつだ。標高を上げるに連れて雨は激しさを増して霧とともにシールドの視界を塞いでいく。回りを雪に囲まれた穴だらけの道を転倒しないようそろそろと走って行く。

黒湯に到着する頃グローブはぐしょ濡れになっていた。


砂利の駐車場から温泉場へ下っていくと木造の古い建物が建っている。このひなびた感がたまらない。ここは迷わず露天風呂へ。先客が2組、カップルだった。目のやり場に困ってしまい皆に背を向ける。まだまだ修行が足りない。暫くして誰もいなくなり貸し切り状態を満喫する。乳白色の駆け流し温泉、雪景色と茅葺き屋根から滴る雨、最高だ。食堂があったので何か食べよう。朝から何も食べていない。まだ開店前であった。あまりにも時間があるので喫茶コーナーでコーヒーを飲んだ。

おやつに食べた乳頭まんじゅうの包装。温泉饅頭の頭に干しぶどうが乗っていた。駐車場にカメラを置いてきてしまったので現物の写真は無い。


十分ゆっくりして男女別の内湯に向かう。こちらは広々としていて外には露店も付いている。すっかり身体はホコホコになった。そろそろ食堂が開く時間だ。これまた民家のような雰囲気でおばあちゃんちみたいだ。うどん、そば、カレーなど定番のメニューが並ぶ。頼んだのはおにぎり定食。おにぎり2個に味噌汁、温泉卵、いぶりがっこ、おからの煮物が付く。おにぎりはおばちゃんが今握りました!という感じで大き目だ。素朴だが味が身に染みる。

さて、帰りにもう一度露天に入って行こう。ここのお湯は何度入ってもいいね。と、気分は上々、雨の道をピトピトとキャンプ場へ向かった。

キャンプ場に着いたらテントが水たまりの中にあった。おーまいがーっ!!!雨の中、ずりずりとテントを避難させた。急に眠気に襲われてしまい、雨の中眠りについた。まだ14:00だけど。。。

目が覚めると雨は上がっていた。テントの左に見える平な部分が水たまりとなっていた部分だ。


夕焼け空になっていたので湖畔に向かった。


空と湖は表情を変えていく。


何はともあれ乾杯!最高だ。


太陽も隠れてしまったので乾杯だ!黒湯で買った焼酎をお湯で割って飲む。


昨日と同じ今日も鍋。一人分の料理を作るのは難しい。

そして焚き火だ。子供の頃から焚き火が好きだった。家の手伝いでかまどの当番をよくしたものだった。


今日の走行距離は53km、ゆったりとした1日だった。

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修学旅行 2日目 京都編

2010-06-19 | 
夕方近く近鉄で京都へ到着し宿へ向かう。地下街を通ってバス乗り場へ。銀閣寺方面のバスに乗るのだけれど途中の東山五条に行くバスがあったので乗ってしまう。道はけっこう混んでいた。

バス停から宿までは歩いて15分ぐらいか。途中でたいやきを食べて休憩する。せっかくだから京都っぽい景色を見ながら歩こう。八坂の塔。


石塀小路は料亭や旅館もあっていい雰囲気だ。


小路を抜けたら宿に到着だ。泊まった部屋からは高台寺の緑が見える。


暫く休んで外を散歩する。八坂神社に到着。


疲れて宿に戻る家族と別れ京都の街へ向かった。まずはがま口のまつひろ商店へ行ってみた。ここは渡辺美里お気に入りの店なので美里ファンとしては押さえておきたい。店の中は女の人でいっぱいであった。妻と娘に小さながま口をお土産に買った。


京都は長い歴史があるのでどこへ行っても有名スポットがあるのだけれど、今行ってみたいのは龍馬が京都の街を駆け抜けた頃のスポットだ。

超級スポットの池田屋跡。以前はパチンコ屋、今は池田屋と言う居酒屋。ここで多くの血が流れたのがにわかに信じがたい。


龍馬が身を寄せていた酢屋。現在も材木商を続けている。ここは繁華街で若い人がいっぱいいた。


そして近江屋跡。坂本龍馬・中岡慎太郎遭難の地だ。現在はコンビニとなっている。せっかくなのでコンビニの中を一周してみた。ここで死んでしまったのか。


その後、高瀬川沿いを歩いて一杯できるところを探した。なかなかピンと来るところがないが、幕末に志士達がうろうろしていたかと思うと不思議な感じだ。

高瀬川沿いはあきらめて鴨川を渡った。信号が青に変わるのを待っていたら目の前にいい感じのおでんやを発見して中へ入る。おでんはどれも職人の技で作られた上品な味。大根、卵、蛸、葱鮪、湯葉、ベーコン巻き、葱鮪。これらをビールと熱燗で戴いた。静かな時が流れる大人の空間であった。後で知ったが100年以上続く有名店であった。納得。京都に行く機会があったらまた食べてみたい。


これが本日の宿、力弥。うーん、日本の香り漂う宿だ。


お土産のアイスを食べながら別れた後の話を聞いた。美味しそうな鮨弁当と漬け物があったのでそれを買ってきて宿で食べたそうだ。

お父さん、酔っぱらってる?

もちろん、飲んだら酔っぱらわないともったいないよ。

明日は早朝から散歩だから早く寝よう。おやすみ。
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