夏休みで退屈中のビルテンも参加。
そろそろ立秋、日本ではヒグラシの声もそろそろ聞こえてくる頃ではないでしょうか。トルコ語ではせみのことを「8月の虫」と言うのですが、その通りジージーと暑苦しくにぎやかです。
トルコ人は夏休みと言えばほとんどの人が「海へ行こう!海!海っ!!!」なのですが、「日本人としては爽やかな高原で涼みたいよねー」と言うのがジャポンゲリン(日本人嫁)同士での会話、そこで親しいお友達4家族で車を連ねて出かけたのが、BOZDAG(ボズダー)と言う山。
イズミル県の最高峰、市内から約140kmと少し遠いのですが、この暑さから逃げられるならなんのそのです。標高2159m、辺りの平均標高が1150m、夏の高原としてピクニックやトレッキング、ハンググライダーなどをする人に人気の場所です。もちろん冬にはイズミル県にありながらかなり雪が降るのでスキー場もオープンします。
見ているだけで涼しくなります。
140kmと言っても山道なので集合場所から2時間ほど走ったでしょうか。途中にはKIRKOLUK(40の樋)と言う水飲み休憩場所があり、茶店や日曜日だけ立つというパザル(市)でにぎわっていました。「寒いくらい!」と言いたかったのですが、どこまで上っても夏の日差しは暑いですね。でもこのKIRKOLUKから勢いよく流れている水はまさに「BUZ GIBI(ブズ ギビ=氷みたい)!」で顔を洗ったり喉を潤したり。
もちろんマンガル用具一式を車に乗せて来たので、お昼はGOLCUK(ギョルジュク)と言う湖の湖畔でピクニックです。日本人とトルコ人11名の混成チームですから、持参するものもばっちり振り分けて準備万端。マンガル奉行も今回は4人も揃って美味しいお肉が焼けました。
肉が焼けるのを待つ間、湖畔では釣り糸をたれる人がいっぱい。わがチーム(?)最年少、皆のアイドルK君もお父さんが捕まえたミミズを餌に釣り糸だけで魚釣り。一向に釣れる気配のない周りの太公望たちの中で、若干4歳のK君、「とれたよー」とこの通り2回も大物(?)をゲットしました。その度にマンガル(BBQ)の残り火で焼いてもらい新鮮なお魚を食べていました。「もっと大きいのをとろう!皆がお腹いっぱいになるように」とはK君の弁。かわいいなあ・・・。
涼しい~!とはいえませんでしたが、気持ちのよい風が常に吹いて楽しいおしゃべりは尽きず、あっという間に18時。帰りはせっかくここまできたのだからとBIRGI(ビルギ)経由で帰ることにしました。
この写真、楽しかった一日の終わりと言う感じで好きです。
残念ながら「CAKIRAGA KONAGI」は閉まっていましたが、静かな街並みをしばし散策して帰途につきました。BOZDAGからBIRGIへ降りたとたんに全身から汗が噴出してきました。やっぱりこの暑さの中でBOZDAGは涼しかったと言うことでしょう。
美味しいよー!
☆現在のイズミル☆