イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

YENI YIL KONSERI(ニューイヤーコンサート)

2009-01-07 11:00:48 | Weblog


5日は「小寒」、この日が寒の入りで20日が「大寒」、節分までの期間を「寒」と言い、冬の寒さが一番厳しい時期なのだそうです。温暖なイズミルもさすがに冷えています。しかもこの冬は雨が多く、これでもかと言うくらいに連日雨が降っています。夏の水不足に備えてたくさん溜め込んで欲しいものです。

YENI YIL KONSERI(ニューイヤーコンサート)に行って来ました。と言っても昨年末のことなのですが。今回のコンサートは何度かこのブログでもご紹介したイズミルの国立交響管弦楽団とは別の「KENT ORKESTRASI(市のオーケストラ)」です。このオーケストラは、国立交響管弦楽団や国立オペラ・バレエの団員35人からなるオーケストラでその他に、音大の学生や様々なゲストを招いてコンサートを行っているようです。冬季は室内で、夏季は野外コンサートを開いており、月例のコンサートは無料。今回も無料、ただし事前に会場まで行って招待状をもらわないといけません。

無料のせいか会場は満員。私たちは、ケントオーケストラということで、クラシックのコンサートだと思い込んでいました。そしてニューイヤーコンサートだからちょっとだけウィーンフィルのニューイヤーコンサートをイメージしていましたよ。華やかなワルツとか…。



ところが最初の曲が始まってびっくり!突然「懐かしの歌謡ショー」が始まったようなメロディー。ソロで歌うお姉さんはこんな感じ。ムード満点のステージが始まりました。このムードも悪いものじゃないけれどその気で来たので態勢を立て直すのに少し時間がかかりました。


ゲストと言うことで招待されていたグループ「BLUE NOTE」

指揮者のおじさんもノリノリだし、会場の観客もさすがトルコ人、すぐに手を上に上げて陶酔スタイルで一緒にメロディーを口ずさんでいます。


音大で勉強中の学生さんも。

トルコの懐かしのメロディーからポップス、洋物、映画メロディー、ジャズ、オペラまで幅広いレパートリーで、歌い手さんもソロからグループ、学生までなかなか盛りだくさんのステージでした。それは寒い夜でしたが、会場はみんなの熱気で汗ばむほどでした。



このコンサートは、いつも国立交響管弦楽団がコンサートを行う「イスメットイニョニュ文化センター」で行われましたが、本格的なコンサートホールとしてオープンが待たれていた(私だけに?)「アドナンサユグン文化センター」、私に何の連絡もなくオープンしちゃったそうですよ。今色々検索してそれらしい記事を拾ったのですが、これと言う記事はヒットせず、写真もいまいち、大統領府オーケストラのコンサートも行われたようですが、残念ながら逃しました。遺憾であります。ぜひ近いうちに、アンカラにもイスタンブルにもないトルコ最高と言うコンサートホールをご紹介したいものです。





アドナンサユグン文化センターらしいです。期待できそう?
       







☆現在のイズミル☆