イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

MERHABA ONBIR AYIN SULTANI

2008-08-30 18:10:05 | Weblog

今年のimsakiye(イムサキイェ=ラマザン用の暦)は、「オスマン帝国歴代スルタン暦」をゲット!

MERHABA ONBIRINCI AYIN SULTANI(メルハバ=こんにちは、11の月のスルタン)!ここ数日ニュースでも「11の月のスルタン、ラマザンがいよいよやってきます」などと言う言葉がよく聞かれます。トルコ語でRAMAZAN(ラマザン)、イスラム教徒の五行の一つである断食を行う月がやってくるのです。



イスラム歴は陰暦を使っているのでラマザン月も毎年10日くらいずつ早くなり、今年は9月1日から9月29日まで。マーケットでもラマザン中に作るお菓子の材料やイフタルの際に食べるフルマ(ナツメヤシの実)が大量に並べられいやでもラマザンを意識させられます。イスラム教徒ではない私にとってラマザンは楽しみなような来てほしくないような複雑な月なのです。


ALTIN KOYの砂浜。

毎年今年はどうしようかなあなんて一人でぐちぐち考えています。特にここ数年は夏のまだまだ暑い時期に当たるのでお腹がすくのにはそのうち慣れても日中一切水分を取れないというのがなかなかつらい。別に断食をする必要もないし誰かに「しなさい」と言われているわけでもないけれど、まだ朝の暗いうちに起きてサフルの食事を取り、夕方イフタルの時間を告げる大砲の音やジャーミー(モスク)から詠まれるエザーンの声を心待ちにして準備する食事、そして最初に口にするフルマやスープ、ラマザン用に特別焼かれるピデの美味しさ、イフタルにお客さんを呼んだり呼ばれたり、そして皆と一緒に食べるご馳走と皆の笑顔、この喜びはやっぱり一緒に断食をしないと分かち合えないものだと思うのです。きっと今年も頑張っちゃうんだろうな…。


平日だったので人出もぱらぱら。

先日今年最初で最後の海へ出かけました。去年発見した新しい海水浴場。イズミルから70キロ弱、ALTIN KOY(アルトゥンキョイ=金の村)へ。松林が美しい山の道を通り高級別荘地を抜けると小さな入り江があります。白い砂浜に遠浅の海、入り江なので波も少なくごみや海草も見られず目の悪い私でも裸眼で水の中を泳ぐ魚が見えるのです。水もそれほど冷たくなかったので11時から15時くらいまでほとんど水の中で過ごしました。それほど気持ちがよくちっとも水から出たいと思わなかったのです。おかげで肩と背中がよく焼けて、ただいま脱皮中。





もちろん海で泳いだあとはお腹がすきます。もとはと言えばインターネットでこのお店を見つけて「ここへ行かねば!」と思ったのがALTIN KOY発見のきっかけでした。松林の中にある「YORUK AILE EVI(ヨゥルュクアイレエヴィ=遊牧家族の家)」と言う名前のレストラン。大きな木々の間に置かれた椅子に座りそよそよと気持ちのいい風に吹かれながら食べるピデや炒めたお肉、身も心も(?)充実です。



断食の話題だったのに結局最後はつい食い気に走ってしまいました…。






イズミルの有名なショッピング街KEMER ALTI(ケメルアルトゥ)の紹介看板。
各国の国旗とそれぞれの言葉で「いらっしゃいませ」と書いてあります。
日の丸の下を見ると「IRASHAIMASU」・・・ん?
       






☆現在のイズミル☆