イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

POGACA(ポアチャ)

2008-08-10 02:05:37 | 料理

今オリンピック初のメダルをトルコにもたらしたSibel OZKAN選手。ちょっと国旗が裏返しだけど…。
6歳の時から養育園で育ったそうです。写真はHurriyet新聞より拝借。


いよいよ北京オリンピックが始まりましたね。8日の開会式、トルコ時間では午後3時に生中継が始まりました。遊びに来ていた日本人友達と一緒にすばらしい開会式の様子を見ることができました。トルコでは日本に比べてオリンピックはそれ程盛り上がらないし、私も「中国?」と軽く流していましたが、あの開会式を見て目が覚めました。チャンイーモウ監督の演出と言うことですが、まさに壮大なスペクタル映画を見るように引き込まれた4時間あまり、さすが悠久の歴史の国中国!チベット問題や餃子問題、トルコでも氾濫するmade in chinaの粗悪品など、そんな目で見ていたこの頃の中国でしたがあれだけの開会式を、映画ではなく一回限りの本番で成功させた中国はやっぱりすごい、そしてこれまで4年ごとに見てきたどこの国の開会式よりも心に響いたのはやっぱりアジアの心なのでしょうか。残念な事件が早速起きてしまっているようですが開会式で印象に残った『和』、きれいごとかもしれないけれど平和の祭典として会期が無事に終了することを祈っています。

開会式の夜、TVでチャンイーモウ監督の「ALTIN CICEGIN LANETI(金色の花の呪い=邦題は「王妃の紋章」で日本では2008年4月公開)」を放映していました。開会式のシーンを髣髴とするような画面でした。トルコのTVもなかなかしゃれたことをします。

トルコは意外にも(?)早速初日から銀メダルが獲得できたようです。でもあのサッカーのEURO2008のような興奮はどこにもありませんが…。今大会初のメダルをトルコへもたらしたのは、女子重量挙げ(48キロ)のSibel OZKAN(シベルオズカン)選手、20歳でした。


卵黄にヨーグルトを混ぜて塗るととてもいいつやが出ます。

さて前置きが長くなりましたが、今日はPOGACA(ポアチャ)のご紹介です。POGACAと言うのはトルコの菓子パンのようなもの。「人生初のピザ」を作って以来、苦手だったHAMUR ISI(ハムルイシ=小麦粉を使った生地料理)に少し抵抗がなくなってきました。ある日アンネ(義母)の家でPOGACAを一緒に作り「意外と簡単?」と思えたので自分でも作ってみました。生地はピザとほとんど同じ。ヨーグルトを入れると少し生地が軽くなるような気がします。あんなに苦手意識を持っていたのに慣れると生地をさわるのが楽しみになるのが不思議です。




じゃがいもと玉ねぎ、パセリの具。

《POGACAの作り方》

・小麦粉 3カップ程(材料をこねて手につかなくなるくらい)
・ドライイースト 大匙1杯
・砂糖 大匙1杯
・オリーブオイル 1/4カップ
・塩 少々
・ヨーグルト 1/2カップ(アンネは入れませんでした)
・卵(卵黄1個は塗り玉用)
・具はお好みで
   私は3種類①挽肉+玉ねぎをカレー粉で炒めたもの。
          ②溶けるチーズ+パセリみじん切り。
          ③茹でたじゃがいも+パセリ+炒めた玉ねぎ。


餡子を入れたものも作ってみたい…。
    
1.ドライイーストに1/4カップくらいのぬるま湯を加えてかき混ぜる。
2.具以外の材料を混ぜ、手につかなくなるまでかき混ぜる。
  (私のように柔らかい生地がべちゃべちゃ手にくっつくのがいやな人は
   最初にスプーンを使うと楽です。)
3.手につかなくなったらひとまとめにし濡れ布巾をかけて倍くらいの大きさに膨らむまで待つ。
4.待つ間に具を準備する。
5.発酵した生地をクルミの大きさでとりそれを平らなところで餃子の皮くらいの大きさに伸ばし、
真ん中に具を入れて閉じ、とじ目を下にして油を敷いた天板に並べる。
6.卵黄1個にヨーグルト大匙1杯を混ぜたものを刷毛で塗る。
7.180度のオーブンで表面がいい色になるまで焼く。


    Afiyet olsun!





チャンイーモウ監督「王妃の紋章」公式サイト。
           






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