イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

SEFTALI CICEKLERI NEREDE(シェフタリ チチェキレリ ネレデ=桃はどこに)

2008-03-17 10:04:15 | イズミル暮らし・イズミル案内


「桃始笑」のこの頃、先週の日曜日から夢膨らませていた「桃源郷日帰りツアー」、一面に桃畑が広がる山梨県更埴市などの写真を夫にも見せて洗脳を怠らなかった成果か普段は「日曜日くらい家にいたい、夜まで寝ていたい」と言う夫も珍しく週末を待たずに「イズミル近郊の桃」をインターネットで検索していました。でもやっぱりわかったのは「イズミル県ではトルコの桃収穫量の17パーセントを生産している」と言うことくらい。それだけ収穫しているならば桃畑も当然あるんじゃないの?とイズミル市近郊のKEMALPASA(ケマルパシャ)市の街をまずは目指しました。



KEMALPASAはさくらんぼの産地として有名、昨年も「さくらんぼ狩り」に出かけたところです。途中で「桃畑のあるところ知っていますか?」と訪ねても「さくらんぼならあるけどねー」とか「苗屋さんがそこにあるよ」とか「畑の中に一つ二つあるところは知っているけどねー」との返事。



上の写真二つはKEMALPASA市入口にある「オスマン帝国公園」。手にさくらんぼを持った娘さんの像です。後ろに見えるのは通称「KIZ KULESI(娘の搭)。これはビザンス時代にテヘドドロスラスカリス2世によって造られた宮殿跡とも言われており、別名「ラスカリス宮殿」と言う3階建ての建物です(オスマン帝国公園にビサンス時代の宮殿跡?)。

桃の木を探しながら行き着いたところは去年のさくらんぼ狩りの際にも訪れた「KAZAK VADISI(カザフスタンの谷)」。桃がなくてもここの広大な森をお散歩するのもいいんじゃない?





まず目に入るのは放牧されたカザフスタン馬たち、そして生まれたばかりの仔馬が母馬のそばを一時も離れないで尾を振る愛らしい姿です。
松の森の中を2時間ほどウォーキング、桃の花は…でしたが、一面に広がっていたのはPAPATYA(パパティヤ=ナツシロギク)やGELINCIK(ゲリンジッキ=ひなげし)、ANEMON(アネモネ)の花畑でした。







養蜂が行われており、パパティヤの蜜を集める蜂たちの羽音がにぎやかでした。
桜らしき花や梅らしき花(?)もぽつんぽつんと見ることができ春を満喫!KEMALPASA市の街頭で見た温度表示板では28度を示していた初夏のような陽気で2時間も歩くと汗ばむほどでした。







KAZAK VADISIを後にしてTORBALI(トルバル)市に抜けるとありましたありました!桃の畑が!でもまだ花はありません。「桃始笑」だから少し早かったのかもしれませんね。場所を覚えたので次回ぜひ「桃満開」を見に出かけたいと思いました。桃源郷は見れなかったけれど、美味しい空気を吸って真っ青な空の下まぶしい太陽の日差しを浴びてこんなにかわいらしい花たちや馬達を見て私の顔は笑いっぱなしでしたよ。





久々の登場、お隣のデリンちゃんもお出かけ。
           





☆現在のイズミル☆