お隣さんのSEVDA(セヴダ)とは、濃すぎず薄すぎずいいお付き合い。たまにお互いの家でお茶をしたり、砂糖が足りない、卵がない、フードプロセッサーが壊れたという時には気軽に声をかけて貸しあいます。お菓子やお料理のおすそ分けをしたりレシピの交換をしたりそんな気安いお隣さん。先日もベルが鳴りSEVDAが『玉ねぎ2個貸してくれる?』とやってきました。もちろんお安い御用です。こういうものは借りても返す必要がないというのがお互いの了解。でもエビタイがあるんですね。この日はこの玉ねぎ2個を使って初めて作ってみたという「KIYMALI KAPUSKA(挽肉入りカプスカ)」になって戻ってきました。
早速キャベツを求めてパザルへ。
KAPUSKAというのはロシア語で「キャベツ」の意味があるそうでロシア・スラブ系のお料理が起源のようです。ちなみにキャベツのトルコ語はLAHANA(ラハナ)。私もキャベツが大好きなので鶏肉、玉ねぎ、キャベツをサルチャ(トマトペースト)と塩だけで煮込む「KAPUSKA」は冬のキャベツが美味しい季節に時々作っていますが、サルチャを使わず挽肉と麦を使った「KAPUSKA」は初めての味。そして麦のぷちぷちっとした食感がとても美味しくて気に入りました。
ついでにパザルギャラリー。最後の写真、見えますか?パザルから海が見えるこの場所がお気に入りです。
早速適当なレシピで自分でも作ってみました。簡単でとっても美味しい、冬の定番料理になりそうです。
《作り方》
小さいキャベツ1個(刻んで鍋がいっぱいになるくらい)
挽肉200g
玉ねぎ(中)2個
麦1/2カップ
油
塩、胡椒、キムヨン(クミン)
①麦を柔らかくなるまで茹でて別にしておく。
②キャベツを洗い、1センチ幅くらいに切る。
③玉ねぎをみじん切りにする。
④鍋に油を入れ挽肉の水気が飛ぶまで炒め、そこへ玉ねぎを加えて色が変わるまで炒める。
⑤麦、キャベツ、塩、胡椒、キムヨン、水1カップ弱を加えてキャベツが柔らかくなるまで蓋をして煮る。
Afiyet olsun!
アパートの前の通りを野菜売りの馬車が通っていきました。
☆現在のイズミル☆