日本にいる時は、豆類が好きではありませんでした。季節の豆ご飯も豆をよけて食べていたし、そら豆のゆでたのは皮が嫌いだったし、さやいんげんはあのきゅっきゅっという噛みごたえになぜか鳥肌がたったものです。
バルブンヤ、鞘の模様がきれいです。トルコのエブルと言うマーブル模様の美術作品の様。
中を取り出すと・・・。やっぱりエブル。
ところがトルコへ来たら夏のパザルの店頭は豆オンパレード、豆天国!ありとあらゆる種類の豆が「食べて、食べて」と言わんばかりに並んでいます。
さやいんげんも3種類くらいあるし、グリーンピースが袋の中でまるで五つ子七つ子のように行儀よく並んでいる様子に思わず微笑んでしまいます。そら豆は小さいうちはそのまま調理しますし、大きくなると袋から出して豆だけを調理したりと過ごした夏の回数が増えるにつれて豆料理のレパートリーも増えてきました。そして・・・好きではなかった豆、ここで食べると美味しいんです。
バルブンヤ6兄弟
今日は、今まで乾物の豆を使っては調理していましたが、生のものを一度も買ったことのなかった金時豆を料理しました。
パザルには普通に屋台を組んで毎週決まった場所で本格的(?)に売っている人たちの他に、屋台もなく地べたに座り込んで太陽の恵みをいっぱい受けた(?)村の女性達が真っ黒な顔をして屈託なくまさに産地直送の野菜たちを売っています。
そのあまりにたくましい様子と態度に恐れをなして今まで彼女達からは一度も買ったことがなかったのですが、いつもパザルへ一緒に行くトルコ人の友達が「彼女達のが一番新鮮なのよ!」と言うのでつられて見ていたら「新鮮だよー、ほら見てごらん!いいでしょう、1キロ?」と欲しいと言っていないのに既に袋を準備しています、それがBARBUNYA(金時豆)でした。一度も買ったことがなかったので「ま、試してみようか」と言うことで1キロ1.5YTL(約120円)で買って来ました。
料理に使ったビベル。当ると辛い!香りがよくてこの匂いをかぐと幸せになります。
レシピは今回もportakal agaci(オレンジの木)と言うトルコのお料理ブログを参考にしました。
材料
バルブンヤ 1キロ
トマト 4個(皮をむいて小さく刻んでおく)
玉ねぎ 2個(みじん切り)
オリーブ油 1チャイバルダク(チャイ用のコップ、約100ℓ)
人参 2本(サイコロ大に刻んでおく)
ビベル 3・4本
熱湯 750ml
塩
①玉ねぎとビベルをオリーブ油で炒め、人参を加える。
②トマトを入れてつぶれるくらいまで煮る。
③バルブンヤを加えて5分間かき混ぜてから熱湯と塩を加え、弱火で豆が柔らかくなるまで煮る。
※乾物の豆を使う場合は一晩水に浸けて柔らかくなるまで煮ておく。
※義妹のアドバイスにより、①の作業の前に生の豆を数分茹でました。煮汁が黒くなるのでそれを防ぐ為だそうです。
※塩のほかに角砂糖を1・2個加えてみました。
※仕上げにパセリを飾りました。
※熱湯の量が750では多そうなので600にしました。
※オリーブ油のお料理なので冷めてから食べます。
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