イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

もうすぐラマザン

2005-09-28 05:58:53 | イズミル暮らし・イズミル案内
今日CARREFOURへ行ったらすぐに目に飛び込んできた「ギュルラッチ(ライスペーパーと牛乳で作るお菓子)」、これを見て「あーラマザンだあ」と思ったのです。私もトルコ人化してきたのかしら?ラマザンはイスラム暦によるので毎年約10日ほど前倒しになります。今年は10月5日から。
次に目に入ったのが「ラマザン箱(?)」と言って日本の福袋のように、いくつかの値段によって中味が違うお楽しみ箱。CARREFOURでは9.99YTL(約1200円〉~45YTL(約5400円)の5種類がありました。中身は乾物類、缶詰、インスタントスープの素、食用油など。これって買ったことがないけれどお得なのかなあ。

ラマザン期間中は日の出から日没まで一切の飲食が出来ません。その分日没と同時に食べるイフタルの食事は、ふだんの夕飯よりもご馳走で家族や親しい人たちと一緒に楽しく頂きます。イフタル時間は場所によって異なり、その地区のイフタル時間になるとジャーミーでエザーンが詠まれ、場所によっては大砲が鳴るところもあります。その時間までに食卓を整えないといけないので、私は30分前位からパニック状態!となります。家の中で待ちかねた誰かの「エザーン詠まれたよー」「ジャーミーの明かりが灯ったよー」と言う声でまず口にする「フルマ(ナツメヤシの実を干したもの)」やラマザン期間中に焼かれるラマザンピデがまた美味しい。

ラマザン中、各TV局では、東の県から西の県へと次々とイフタル時間をテロップで流し、各地のイフタルの食卓風景、ジャーミーからの実況中継をするなど、私は日本の大晦日の「行く年来る年」を思い出します。
イズミルのイフタル時間がまたトルコで最後から2番目くらいなのです!この時は東部に住む人達がうらやましい!

夜明け前の食事はサフルと言い、私は腹持ちがいいようにスープやゆで卵をいつもの朝食に加えます。サフルの1時間くらい前に、街中をダブルジュ(太鼓叩き)が「ドンドコドンドコ」太鼓をたたいて起こしに来ます。でもその音で目が覚めるのは初日くらいで、全然効果ないんですけどね・・・・。

※写真は我が家御用達のフルン(パン屋)のおじさんにラマザンピデを持たせた図